2007年1月8日設置
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アポロ13における管制室の魅力はヤバい。
この映画を宇宙映画だと思った事はない。管制室映画だから好きなんだ。
まず、フライトディレクター二人が抜群に格好良いよね。
ジーン・クランツは当たり前として、彼のサポートに入ったグリン・ラニーも超格好良い。
事故発生した後、ジーンが対策に集中するためにグリンに現場指揮引きつぐ一瞬のシーンのツーカーっぷりとかたまらないものがあります。
ジーンがフライト席にいるのも格好良いけど、グリンがフライト席にいるのも格好良いんだよ。
そして二人が揃ってる時は画面に格好良いものしかいない。
いいよねこの職場・・・大変そうだけど。
それからEECOMの三人。
ハゲでチビで眼鏡で出っ歯のぱっとしない外見のEECOM Whiteことサイ・リーバゴッド。
髪の毛ぴったり撫でつけて眼鏡かけて委員長の権化のような外見のEECOM Gold、推定チャールズ・デュミス。
そして、理想のNASA眼鏡みたいな外見のEECOM Arthurことジョン・アーロン。
天才の典型パターン3種類揃えましたみたいなEECOMトリオ大好き。
特にジョン・アーロンはただただ格好良い。危機的状況下にあっても即座にコーヒーメーカーの消費電力を思い出せるあたり、彼もきっとエレクトリカルパレード見ながら恋人に電力の解説をしてしまうタイプの人間なんだろうなと察するが、格好良いですよ。管制室の中では。
アポロ13は何も知らずに一度観ただけでも十分面白いですが、コントローラー達の座席位置を把握して誰が何の役割なのかを押さえると、台詞がちゃんと各自の任務に即しているのがわかって数倍楽しめる映画です。
だからエンドクレジットも人名ではなく職務名で記載しているんだと思う。
繰り返し舐めるように見れば見るほど面白い映画よ。うん。
この映画を宇宙映画だと思った事はない。管制室映画だから好きなんだ。
まず、フライトディレクター二人が抜群に格好良いよね。
ジーン・クランツは当たり前として、彼のサポートに入ったグリン・ラニーも超格好良い。
事故発生した後、ジーンが対策に集中するためにグリンに現場指揮引きつぐ一瞬のシーンのツーカーっぷりとかたまらないものがあります。
ジーンがフライト席にいるのも格好良いけど、グリンがフライト席にいるのも格好良いんだよ。
そして二人が揃ってる時は画面に格好良いものしかいない。
いいよねこの職場・・・大変そうだけど。
それからEECOMの三人。
ハゲでチビで眼鏡で出っ歯のぱっとしない外見のEECOM Whiteことサイ・リーバゴッド。
髪の毛ぴったり撫でつけて眼鏡かけて委員長の権化のような外見のEECOM Gold、推定チャールズ・デュミス。
そして、理想のNASA眼鏡みたいな外見のEECOM Arthurことジョン・アーロン。
天才の典型パターン3種類揃えましたみたいなEECOMトリオ大好き。
特にジョン・アーロンはただただ格好良い。危機的状況下にあっても即座にコーヒーメーカーの消費電力を思い出せるあたり、彼もきっとエレクトリカルパレード見ながら恋人に電力の解説をしてしまうタイプの人間なんだろうなと察するが、格好良いですよ。管制室の中では。
アポロ13は何も知らずに一度観ただけでも十分面白いですが、コントローラー達の座席位置を把握して誰が何の役割なのかを押さえると、台詞がちゃんと各自の任務に即しているのがわかって数倍楽しめる映画です。
だからエンドクレジットも人名ではなく職務名で記載しているんだと思う。
繰り返し舐めるように見れば見るほど面白い映画よ。うん。
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先日、どこだかのチャンネルで放送していたので久しぶりに見たアポロ13。
何年経っても色褪せない傑作だという事を再確認し、アマプラでレンタルして8回見直し、まだ足りないからもうこれ買うしかないのかなって。
この作品は前半と後半、事故前と事故後で雰囲気ががらっと変わります。
特に打ち上げ前までの期間を盛り上がりに欠けて長く感じる人もいるようですが、いや改めて見ると前半めっちゃ大事だし面白いんですよ。
何が面白いって、主人公ジム・ラヴェルな。
宇宙と月の事しか頭に無い。
それが変に誇張されることなくひしひしと伝わってくる。こいつぁ間違いなく理系。
あんなに素晴らしい宇宙と月なんだから、妻も当然それらが大好きだと信じて疑ってなさそうなところが理系極まっている。
しかしおそらくマリリンは、宇宙がそんなに好きでもない・・・っていうかむしろどっちかっていったら嫌い寄りなんじゃないかと思う。そりゃそうだ、彼女にとったら夫を危険な目に合わせる場所でしかないんだから。
彼女は夫を深く愛しているので、そんな事は口には出しません。
でも、子供の用事を口実に、今回の打ち上げは見に行かないと言います。
今までジムが宇宙へ行くのを3回も見送ってきた。そのたびに途方もない心配と恐怖を感じてきた。4回目はとても見られない。視聴者はマリリンの気持ちもわかります。
しかしジムはわかりません。
「楽しいショーなのに・・・」
がっかりする彼は、自分を見送ってくれない事ではなく、自分の乗る素晴らしい宇宙船の打ち上げを見ないなんてもったいないみたいな、なんかそんな方向でがっかりしていると見ました。
バカなんだよ。NASAの宇宙飛行士だけどバカなんだよ。
そして打ちあげ当日。
来ないと言っていたけど、マリリンは来るんですね。水色の可愛いワンピースでお洒落して。
もう彼女が小走りしてくるシーンが本当に愛しい。なんていい妻なんだ。
全く見たくもないものを、夫を喜ばせたいという無償の愛だけで見に来たんですよ。
わかるかジム。お前の妻の想いが。
嬉しいだろう。そうだろう。嬉しくてたまらないだろうそりゃそ・・・
「来ると思ったよ!」
・・・この「来ると思ったよ!」が、僕のためにとかそういうんじゃなくて、ほらやっぱり君も打ち上げ好きだろ!?感溢れてて、トム・ハンクスは希代の名優だと思いました。
バカだよ。理系のバカだよ。多分、NASAの宇宙飛行士だからこそのバカ。
お前月に行く前に勉強し直すことあるだろと思いつつ、しかしマリリンはこの人のこういうところに惚れたんだというのもよくわかるのです。
本当に嬉しそうだからね。無邪気にすんごい喜びながら言ってるからね。否定できないよね。違ってても。
前半のこの夫婦のこういうところですよ。夢にしか向かってない夫を包み込む妻の愛、地味でも丁寧なシーンの積み重ねが、後半をただのパニック映画にせず、この映画全体の品格を上げていると思います。
ジムはほんと、全体通して月の山にマリリンの名前つけてるぐらいしか愛情表現が無いんですよ。いや彼としては最高のプレゼントなんだろうけどもね?
この映画の凄いところの一つはそれよ。ジムは宇宙に行ってもマリリンを恋しがるシーンなど皆無。死ぬ気で帰ってくる間は家族のことなど考える余裕もない。最後のモノローグですら家族の事言ってない。まだ月のことしか考えてねえ。
それなのに、マリリンの表情だけで夫婦と家族の絆を表現しきってますからね。彼女の片思いだとも全く感じません。夫を愛していると同時に、夫には自分が必要だという自信を持ってる自立した妻なんですよ。
宇宙パニック映画であれだけの登場人物出しながらよくこんな丁寧に自然に夫婦愛盛り込めたなと思います。
見直すたびに色々気づかされる映画です。
何年経っても色褪せない傑作だという事を再確認し、アマプラでレンタルして8回見直し、まだ足りないからもうこれ買うしかないのかなって。
この作品は前半と後半、事故前と事故後で雰囲気ががらっと変わります。
特に打ち上げ前までの期間を盛り上がりに欠けて長く感じる人もいるようですが、いや改めて見ると前半めっちゃ大事だし面白いんですよ。
何が面白いって、主人公ジム・ラヴェルな。
宇宙と月の事しか頭に無い。
それが変に誇張されることなくひしひしと伝わってくる。こいつぁ間違いなく理系。
あんなに素晴らしい宇宙と月なんだから、妻も当然それらが大好きだと信じて疑ってなさそうなところが理系極まっている。
しかしおそらくマリリンは、宇宙がそんなに好きでもない・・・っていうかむしろどっちかっていったら嫌い寄りなんじゃないかと思う。そりゃそうだ、彼女にとったら夫を危険な目に合わせる場所でしかないんだから。
彼女は夫を深く愛しているので、そんな事は口には出しません。
でも、子供の用事を口実に、今回の打ち上げは見に行かないと言います。
今までジムが宇宙へ行くのを3回も見送ってきた。そのたびに途方もない心配と恐怖を感じてきた。4回目はとても見られない。視聴者はマリリンの気持ちもわかります。
しかしジムはわかりません。
「楽しいショーなのに・・・」
がっかりする彼は、自分を見送ってくれない事ではなく、自分の乗る素晴らしい宇宙船の打ち上げを見ないなんてもったいないみたいな、なんかそんな方向でがっかりしていると見ました。
バカなんだよ。NASAの宇宙飛行士だけどバカなんだよ。
そして打ちあげ当日。
来ないと言っていたけど、マリリンは来るんですね。水色の可愛いワンピースでお洒落して。
もう彼女が小走りしてくるシーンが本当に愛しい。なんていい妻なんだ。
全く見たくもないものを、夫を喜ばせたいという無償の愛だけで見に来たんですよ。
わかるかジム。お前の妻の想いが。
嬉しいだろう。そうだろう。嬉しくてたまらないだろうそりゃそ・・・
「来ると思ったよ!」
・・・この「来ると思ったよ!」が、僕のためにとかそういうんじゃなくて、ほらやっぱり君も打ち上げ好きだろ!?感溢れてて、トム・ハンクスは希代の名優だと思いました。
バカだよ。理系のバカだよ。多分、NASAの宇宙飛行士だからこそのバカ。
お前月に行く前に勉強し直すことあるだろと思いつつ、しかしマリリンはこの人のこういうところに惚れたんだというのもよくわかるのです。
本当に嬉しそうだからね。無邪気にすんごい喜びながら言ってるからね。否定できないよね。違ってても。
前半のこの夫婦のこういうところですよ。夢にしか向かってない夫を包み込む妻の愛、地味でも丁寧なシーンの積み重ねが、後半をただのパニック映画にせず、この映画全体の品格を上げていると思います。
ジムはほんと、全体通して月の山にマリリンの名前つけてるぐらいしか愛情表現が無いんですよ。いや彼としては最高のプレゼントなんだろうけどもね?
この映画の凄いところの一つはそれよ。ジムは宇宙に行ってもマリリンを恋しがるシーンなど皆無。死ぬ気で帰ってくる間は家族のことなど考える余裕もない。最後のモノローグですら家族の事言ってない。まだ月のことしか考えてねえ。
それなのに、マリリンの表情だけで夫婦と家族の絆を表現しきってますからね。彼女の片思いだとも全く感じません。夫を愛していると同時に、夫には自分が必要だという自信を持ってる自立した妻なんですよ。
宇宙パニック映画であれだけの登場人物出しながらよくこんな丁寧に自然に夫婦愛盛り込めたなと思います。
見直すたびに色々気づかされる映画です。
今、近所の書店で、17,226円使ってきました。
書店のお姉さんが「ちょっと長いですけど」という謎の詫びと共にレシートくれました。
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