忍者ブログ
2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
[2431]  [2430]  [2429]  [2428]  [2427]  [2426
山本由伸27歳。2連続完投勝利からのブルペン入りからの6回1失点勝利からの中0日で2.2回無失点勝利でWSを制した男。

一方そのころ、私の部署にはそのほぼほぼ同年やや年上という若者が「ちょっと胃腸の調子が悪くてお休みさせて下さい」で3日間、さらにその一回り上くらいのオッサン(精神年齢20代)「愛犬が亡くなって心が乱れており今週は会社にいけませんそのあともどうなるかわかりません」として一週間、それぞれ欠勤していたわけなんですが、なんともいえない悲哀を覚えましたよね。


別にこっちはどうぞどうぞですよ。
私は常に優しく、大丈夫ですよ、気にしないでね、無理しないでいつでも有休とっていいからね、って言ってます。嘘偽りなく心から言えます。体と心は大事にしてね。

でもそれが心から言えるのはなぜかというと、彼らがいてもいなくてもどうでもいいからなんですよ。

それでいいのかな。彼らは。自分の人生。
いなくても困らないような程度の仕事だけ与えられて、えらいね、すごいね、助かります、と言われた言葉を鵜呑みにして自分を肯定したまま、実態は踏み台担当として優秀な人の引き立て役にのみ活用される。

そんなんで良いんですかね。
非常に優秀な大学を出ていても、あるいはそういう大学を出ているからこそなんでしょうか、気づかないですよね。自分の客観的現実に。

片仮名本・因果物語の中に「生きながら地獄に落つること」という話がありましてね。前にもここに書いたことがありますが。

旅の僧侶が地獄(温泉地の熱湯が湧いている場所)を通りかかった際にたわむれに指を入れてみたら「大して熱くない」。
しかし指をそこから抜いたら猛烈に熱い。痛い。なので慌ててまた地獄に突っ込む。
しばらくして痛みも治まったので抜いたらまた熱くて戻さずにいられない。
そうして抜いては戻し抜いては戻しを繰り返すうちに、指が手になり手が腕になり、最後は全身が地獄に漬かって抜け出せなくなったまま、目だけ出してぽろぽろと泣く。

彼らに優しくするたびに、私がやっているのは彼らを生きながら地獄に落とすようなことなのかもなあと思ったりします。
私は別にいいですけどね。どうでも。
本人本当にそれでいいのかなあ。

PR
[2431]  [2430]  [2429]  [2428]  [2427]  [2426

Copyright © 『日記』 All Rights Reserved

Template by ゆうじ

忍者ブログ [PR]