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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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わかった。一番の薬は萌えだ萌え。人間はなあ、必要元素が満たされていれば免疫力だってアップするんだよ。
今私に足りてないものは萌えだよ。
一刻も早く風邪を治すために片っ端から萌えることにしました。

黄金聖闘士を全員総当りで二人組にしていった場合、つべこべ考えず真っ先に思い浮かぶシチュエーションと会話をただ書き連ねて行こうと思います。
タイミングは勉強したくない時。期限は病が治るまで。
ただし十二宮順に総当りしていくので、普通にムウ祭で終わる可能性もある。


ともあれ第一回。~ムウとアルデバラン~

この二人が一緒にいるところを想像しようとすると、わけも無くほのぼのした状況が真っ先に思い浮かびます。
天気は晴れ・・・・
ムウは何の憂いも無く心から楽しそうにうれしそうに微笑んでいて・・・・
もちろんアルデバランもいつもの豪快な感じの笑顔で・・・・彼は・・・・そう・・・・
角材を担いで白羊宮の雨漏りを直しに来ているところなのです・・・

なんかね、どうしてもそういうイメージなんですよ。むしろムウがアルデバランの角を直してやんなきゃならない立場なんだけどね。まだ直してないのかよ。

つうかムウもね。雨漏りぐらい直そうと思えばいくらでも自分で直せるはずなんだが。それこそ彼なら別に屋根に上らないでも直せるんだが。
なのにどうしてかアルデバランに頼む。というか、

ムウ「先日の雨には参りました。白羊宮が水浸しで。やはり住むには不便なところですね、聖域は」
バラン「お前は長く留守にしていたからな。宮の手入れをするなら手伝うぞ」
ムウ「ありがとう。助かります」

ってな感じで、アルデバランが言ってくれたのを素直に受け止める。
これが他の聖闘士だったら「ありがたいですが、たぶんあなたより私の方が上手く直せます」ぐらい言うんだけども、アルデバランにはそうは言わない。
本音は、一緒になんでもない話がしたいだけなんですよ。ムウは別居してたおかげで聖域に親しい友人がおらず、かつ年齢よりもしっかりした人間に成長してしまい、今から聖域で友達作るには皆個性的すぎる上にバカすぎる上に自己主張激しすぎるみたいな。
老師ぐらい達観してれば許容できるんでしょうが、ムウはやっぱりまだ20歳なところもあるわけです。
誰とは言わないけれど自分より年上なのにバカな蟹の人とか見てるとイラっとすることもあると思うよ。職場ってそういう物よ。

バラン「これで大丈夫だと思うが・・・」
ムウ「ありがとうございます」
バラン「俺もそうそう大工仕事などしたことはないからな。不都合があったら言ってくれ」
ムウ「ふふ、信用していますよ、アルデバラン」

貴鬼「ムウ様ぁ。さっき来てた人、アルデバランっていう人でしょう?」
ムウ「そうですよ」
貴鬼「ムウ様はどうしてアルデバランと仲が良いんですか?アイオリアとは悪いのに」
ムウ「別に悪いわけでは・・・・不思議ですか?」
貴鬼「だってアイオリアの方が強いし・・・やっぱりかっこいいと思うな、オイラ」
ムウ「アルデバランは弱いと思うのか?」
貴鬼「う・・・・・・だ、だって、ここに来たばっかの星矢に角を折られて負けた人でしょう?」
ムウ「そうですよ。だから私はアルデバランが好きなんです」
貴鬼「負けたのに?」
ムウ「大事なのは勝ち負けではない。あの人の守った物の大きさを、お前はまだわからないようですね」
貴鬼「???」
ムウ「確かにあの人は星矢に角を折られました。金牛宮編は序盤であり、特に感動的なエピソードもなければ死者が出るわけでもなく、十二宮編全体から見たら地味な試合かも知れません。ですが、彼がいなければどうなっていたか。双児宮のサガはどこから見ても黒幕、巨蟹宮のデスマスクは最悪なうえ、獅子宮のアイオリアは錯乱状態で、処女宮のシャカは完全にアレ。ミロが氷河の応急処置をするまで、読者の誰一人として黄金聖闘士が正義だとは思わなかったでしょう。よく考えて見てください。アルデバランのあの潔い敗戦こそが、私たちの理想とする黄金聖闘士の姿だったのはありませんか」

13年間、聖域に絶望し、黄金聖闘士というものを信じられなくなっていたであろうムウにとって、彼の敗戦は本当に特別な、それこそ人生を変えるぐらい大きな意味を持った出来事だったと思います。
あれがあったから彼はもう一度仲間を信じられたんじゃ無いでしょうか。

ムウ「アルデバランは誇りを守り通しましたよ。いつだって、そういう人ですよ」
貴鬼「・・・・・ごめんなさい、ムウ様」
ムウ「謝ることではありません。あなたも立派な、本当に強い聖闘士になりなさい」
貴鬼「はい!」

ムウがアルデバランの角を直してあげない理由。
それはきっと、あの折れた状態が気に入っているからでしょう。
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