飛ばすねー呉伝。
第四章 赤壁の戦い。
キャラ選択は、ちょっと魯粛に心が動きかけましたが、いや、魏伝やった時から私は、呉で赤壁するなら黄蓋と決めていた。
「やらいでかあ!!」って火計船で突撃するのをやりたいんじゃー!あれ格好良かったんじゃー!!
それに、黄蓋の武器も気になってた。無双4の時は鉄ヤスリみたいな棒だったように思うけど、今回たまに戦場で見かけたときには何かでっかいのを担いでた。
あれは一体何だ。
選択して速攻で得意武器チェック。「鉄舟」。おお!これ黄蓋の武器だったのか!
鉄舟って私はどんな武器だか知らないけれど、中国四千年だし、そういう武器があるんだろうね。
ま、使ってみたらわかるだろう。楽しみだー。
ステージ導入はイベントから。
蜀伝の赤壁では諸葛亮と周瑜、魯粛の軍議のムービーがありましたが、あれの直後の呉の様子といった感じで、周瑜と魯粛が話をしています。
劉備達を評価している魯粛と、彼らを評価している魯粛を信じるという周瑜。
ダンディなオッサン魯粛の隣にいると、周瑜が美しいだけでなくちょっと可愛くも見えますね。彼の高圧的な口調が、魯粛の大らかな笑みの前では、初々しい若さの象徴のようにも聞こえます。
陣内では周瑜による作戦指示。
周瑜「黄蓋。例の策、採用する。辛い任務だが、頼んだぞ」
任せておけええええ!!この老骨、孫呉のためなら命も惜しまぬ!
孫尚香は祈祷所の劉備達の援護、存在を忘れられかけていた韓当は黄蓋の援護を命令されます。
・・・韓当、顔も性格も濃いキャラだから、最初のうちは印象的だったんだけどね。ゲームやってるうちに自然に忘れがちになっていくよね。不思議なことだ。
尚香「権兄様と練師、最近ちょっといい感じなのよ。あーあ、いいなあ練師。私にもそんな人が欲しいなあ」
恋に恋する孫尚香。
おい、やべーよ。赤壁の戦いといったら、魏では覇道の志を思いっきり挫かれる分岐点であり、呉でも国の命運がかかる一大決戦なはずなのに、このままだと劉玄徳様に初めてお会いした思い出のイベントになる。友達の結婚式と同列に分類されるよこの子の中で。
曹操の大船団を見た兵士達は、本当に勝てるのだろうかと不安がっています。無理も無い。戦力差が圧倒的だからな。
一方で、水上戦には絶対の自信を持っている兵もいます。南の水軍は強いのだと。頼もしい!
そして劉備ってほんとに頼りになんのかよと言ってる兵士もいました。すごいね!炯眼だね!
周瑜「この時期、確かに東南からの風は吹く。諸葛亮め、それを祈祷で起こすなどと・・・大袈裟な祭壇まで作らせて。風がふけば奴の神通力と見られるだろう。小賢しいことだ」
バッサリ。
思いっきりネタばらししたなあ・・・
無双も脱・演義というか、より正史の空気を取り入れる方向なんでしょうね。
現代の風潮に合わせて、現実的な表現を強くしているんだろうなあ。
おかげで諸葛亮がペテン師みたいな扱いになっちゃって、呉の兵士には「あんな得体の知れない奴」とかヒソヒソ言われている始末ですが、そうだよなあ、正史を強くしたら諸葛亮は軍師というより政治家だから、無双での立場は悪くなるわ。
でも孔明はやっぱり孔明として大きな存在であってほしいなあ。
複雑な思いにかられましたが、まあそれは置いといて。
せっかくの赤壁、せっかくの黄蓋、楽しみましょう。
行くぞ!黄公覆、一世一代の大舞台よ!
さあ、鉄舟の威力はどうだ。ていうかどう使うんだ。右腕に担いでるこれは、まんま舟にしか見えないが。
とりあえず手近の敵を攻撃してみる。
黄蓋は舟を振りかざし・・・
殴る!殴る!ぶん殴る!
舟である意味はどこに。
これ・・・もしかして本当にただの舟じゃね?ただの舟で殴ってるだけじゃね?
いや馬鹿な、そんな舟の使い方があってたまるか。腐っても中国四千年だぞ、何らかの事情があって舟の形をしている鈍器のはずだ。
古の猛将がさる合戦で敵に追い詰められ、切れなくなった刀の代わりに歪んだ盾を組み合わせて迎撃したところ奇跡の勝利を収めた、人はそれを鉄舟と呼んだ、みたいなそういう由来があるに違いない。
もっと武器の意味がわかる攻撃は無いのか。チャージ攻撃してみろ黄蓋。
□ □ △ !
波乗りで敵をなぎ倒す黄蓋。
ただの舟だこれ。
どういう武器だああああああ!!!意味がわからない!意味がわからない!!
つうかこの波はどこから出たの!!?すんごいビッグウェーブ来たけど!!
何が現実的な表現だよ!!何が火計だよ!!
こんな奴に火計させたらつけるそばから消えるわ火!!
さらに無双演舞。
○ボタン押した瞬間に舟が消えた。
黄蓋「生涯現役!!」
敵を担ぎあげて、星になるかと思うほど高く跳び上がり、
黄蓋「やらいでか!!!!」
バックドロップで地面に激突。
もう何一つ意味がわからない。
本当に舟が必要なのかも危うい。
私がやりたかったやらいでか!はそういうのじゃねええええええ!!!
黄蓋お前は一体無双4から7までの間でどんな解釈されたんだよ!
つうかやばい、夏侯惇がバックドロッブで逝った。
だめだ、笑い過ぎて腹が痛い・・・!!
馬の代わりに波を起こしまくって移動する黄蓋。
押し寄せる雑魚をザッパンザッパン洗い流し、敵将はバックドロップで落として次々にミッションを達成します。
あー!魯粛が司馬懿を倒しちゃった!あいつこそバックドロップにかけたかったのに!
黄蓋「やらいでかあ!!魏の将兵よ、我らが闘志の炎を見よ!!」
そうそうこれこれ、この突入がやりたかったんだけど、なんかもういい。どうでも。
賈クにバックドロップ!
曹丕にバックドロップ!!
于禁にバックドロップ!!!
くっそ楽しい黄蓋・・・!!
担ぎあげるときの、やられる方も空気読んでこっちの肩に腕まわしてくれる感がたまらない。
そうだよね、相手の協力がなきゃこの技はかからないよね!お前らそんな仲が良いなら戦なんてやめちまえ!
最後のとどめに曹操様にバックドロップをぶちかまし、赤壁の戦いは終わりました。
怒涛の・・・まさに怒涛の波乗りプロレスでした。
火計とは何だったのか。そして周瑜の言ってた「辛い任務」とは何だったのか。
黄蓋は最初っから最後まで楽しく暴れてただけで、苦肉の策みたいなのは一切無かったぞ・・・
見えないところでやってるとも思えないぞ、なんつってもバックドロップかませるくらい終始元気一杯だったんだし・・・まあいいや。
終了後は、皆で燃え上がる長江を眺めて満足感に浸るイベント。
孫尚香と劉備に至っては完全に、花火大会見に来たカップルになってる。
やっぱりだよ。危惧していた通りだよ。ロマンスの1ページになってしまったよ赤壁が。
魯粛「勝ちましたな」
周瑜「ああ」
魯粛「天下二分、でしたな。周瑜殿の策は。そこにあの男たち、どう組み込まれます?」
周瑜「・・・お前ならばどうする?魯粛」
振り向く周瑜の顔が美形過ぎる。目いっぱいオヤジを見続けて来た後だけに、視力が回復しそうな幸福感を覚える。
魯粛「劉備は惜しいと思います。ですが、諸葛亮、あの男は恐ろしい」
周瑜「諸葛亮か・・・油断はできんな。奴の知謀、いずれ孫呉に仇なすやもしれん」
いや本当に美しい・・・周瑜ー・・・!
魯粛「まあ、そんな話、今のところはやめておきましょうか」
周瑜「うむ。この勝利、我ら孫呉にとっても大きな一歩となったな!」
輝く長江の壮大な眺めを堪能して。
第四章終了です。
ほとんど黄蓋のレビューにしかなってねえ・・・!
ネガティブな勘違いから関羽に関銀屏お断りの申し入れをしてしまった徐庶。
酷い話ですが、たぶん現段階で一番辛いのは彼です。銀屏はまだこの事知らないしな。
徐庶「・・・・・・」
ものすごい暗澹として基地を歩くことでしょう。
よせばいいのに新野の一件を思い出したりなんかもするのでしょう。
俺は人に必要とされる人間じゃない・・・君がうらやましいよ孔明・・・
心の中の友人に語りかけてますます深みにはまります。
そんな時に徐庶はどうするか。
これです。
飯を食いに行く。
「辛い時でも食べ物があれば耐えられます」と、料理屋担当時の彼は言っていた。
今がまさにその辛い時だ。ここで食わずしていつ食うんだ。行って来い徐庶!
・・・そしたら今日は料理屋担当が関銀屏だったというベタな展開が待ってるわけですよ。
銀屏「徐庶殿!」
徐庶「・・・あ」
銀屏「お食事ですか?」
徐庶「・・・えっと・・・」
銀屏「たくさん食べてくださいね!お腹が空くと力が出ませんから」
可愛い銀屏。親愛第一段階台詞を「わかったよ」と言われたのだから、当然徐庶はちゃんとわかってくれたのだと思ったに違いない。
こうして自分の当番している施設にも来てくれた。もしかして徐庶殿も私のこと・・・そんな期待から、ちょっとカノジョっぽい気持ちになって徐庶の体を心配してみたりしちゃうんですよ。
一方徐庶はこう考えている。
そうか、俺が嫌われたのは力が無いからだったんだろうな。と。
別に腹が減ってたわけじゃないが・・・銀屏に比べたら、確かに俺は非力な人間だ・・・
いや誰だってそうだよ徐庶。ステージギミックの大岩を素手で破壊したり、地面を根こそぎ引っぺがして敵に叩きつける技を持つ彼女に、力で敵うやつなどいない。
だからそんな考え込まず、普通に返事してやれ。
徐庶「・・・銀屏。関羽殿には伝えておいた。君の護衛は終わりだ。・・・あ、えっと、次から来なくていいという意味で」
言い回し、最悪。
徐庶そういうとこあるよね!言わなくていい事付け加えて墓穴掘るよね無意識に!
ちなみにそれを意識的にやるのが法正なのだが、言い方だけ見ればこの二人は似てるとよく思う。
当たり前だが、銀屏の笑顔は凍りつく。
銀屏「・・・えっと、あの・・・どうして・・・」
徐庶「わかった、って言っただろう?大丈夫、そういうことははっきり言ってくれて構わないよ。必要とされないのは慣れてるから」
銀屏「!そ、そんなつもりじゃなかったんです!徐庶殿!徐庶殿!!」
立ち去る徐庶。追う銀屏。
徐庶の服装は肩紐とかベルトとか腰紐とかフードとか、後ろから引っ張れそうなところがたくさんありますが、しかし「俺に触れないでくれ」オーラが凄過ぎて手を出せません。
待って!と銀屏が叫びかけた時でした。
法正「・・・追いかければその分離れていく。ああ、馬鹿者の話です」
法正!!農場担当の法正が一部始終を見ていた!!そして横やりを入れて来た!
徐庶も銀屏もびっくりだ!
法正「銀屏殿。あなたには、戦働きで徐庶が供についていました。ですが、今度はもっと別の形でどうです?」
銀屏「べ、別の形、ですか?一体どういう・・・」
法正「そうですねえ・・・たとえばこの次、俺があなたをたっぷり楽しませる。そういう形で」
ザンっ!!!!
徐庶「・・・すみません、法正殿。銀屏殿は俺が関羽殿から預かった大切な御息女です。あなたに任せるわけには」
法正「ふ・・・そういうなら面倒を見ればいい。途中で放り出したりせずにな」
徐庶「・・・ええ。そうします」
法正ーー!!!!?
どうしたんだお前!なんでこんな気の利いた事を!!
恩も恨みも無い人間には興味無いんじゃなかったのか!?銀屏に何か借りでもあったのか!?
・・・は!もしや!
厩舎当番を代わってもらった礼か!!
そうだよ、弱った顔が素敵だから大分長い間お前を厩舎専属にしていたんだ。
しかし銀屏の台詞を集めるために差し替えて、今度は生き生き働かせてやろうと農場にシフトさせた(手間をかけた分収穫が返ってくるから好きなんだそうだ)。
その時の恩かー!
さすが報恩報復を信条とする男!どんな小さな借りでも必ず返す!見事なまでの倍返しだ!つうかどんだけ厩舎が嫌いなの!?
徐庶は銀屏の手をつかんで法正の見えないところへ・・・つまり料理屋の中へ連れていきます。
銀屏「・・・あの、法正殿ってどんな人なんですか・・・?」
徐庶「軍師としては凄い人だよ。俺も尊敬している。だけど、君が親しくするような人じゃない。俺の言う意味、わかるね?」
銀屏「あ・・・はい。なんとなく」
徐庶「それでいい。・・・えっと・・・成り行きで言ってしまったけれど、良かったかな。俺が面倒をみるなんて」
銀屏「!!」
徐庶「嫌なら・・・」
銀屏「嫌じゃないです!全然嫌じゃないです!あ、あの、ふつつかものですがよろしくお願いします!」
徐庶「ああ。こちらこそよろしく頼む」
銀屏「はい!」
徐庶「何か食べよう。さっきから腹が減ってるんだ」
銀屏「はい!」
インテリヤクザありがとう。
一気に距離が縮まったよ・・・!
これはもう親愛第三までどどっと行くね!行けますね!
呉郡を制し、江東でまたたくまに勢力を拡大していく孫策。いつしか「小覇王」とまで呼ばれるようになり、その前途は輝きに満ちているかのように思われました。
ところが・・・
第三章 小覇王惨禍。
孫策「あっちゃー逃げられちまったか・・・・・・今夜は肉無しだぜ周瑜」
森の中、鹿を仕留め損ねてがっかりする孫策のイベントからそれは始ります。
・・・なぜ小覇王がそんな余裕のない食生活を送っているのか。孫策のワイルドさを強調しようとして無人島に流れ着いたみたいな演出になってるぞ・・・間違ってるぞ・・・
しかし呼びかけた先に周瑜の姿はありません。
孫策「・・・って、あれ?周瑜?・・・権!周泰!」
辺りを見回しても、森は明るい光に彩られながらしんと静まり返っています。
孫策「どこに行っちまったんだ・・・」
途方に暮れる孫策。
そんな彼の前に、どこからともなくモブ将・許貢と于吉が現れるのです。
・・・そう、これは無双4でも異彩を放っていた于吉の不気味ステージ。道士・于吉の呪いに孫策が翻弄され、最後は死に至るという怖い一話だ。そうか孫策、ここでお別れか・・・(哀)
だが、戦闘に入る前に投げておきたい疑問がある。
他でもない。今まさに孫策に術をかけ、意識を失わせ、彼が気づいた時には薄暗い霧の漂う不気味な森の中にいる、というホラーな状況を作り出した于吉についてだ。
彼は爺である。それはよいだろう、道士としての威厳を出すためだ。
彼は黒ずんだ顔色である。それもよいだろう、キャラ的にダークな配色にしたと思われる。
だが、彼の胸から腹にかけての筋肉が凄い、これは一体何のためなのか。
つうかなんで于吉が郭嘉や法正以上に開襟セクシー!?誰向けのサービス!?
奴の鍛え抜かれた大胸筋に目が行って、術どころじゃないんですけど!
私の記憶にある于吉は決してこんな肉体美で押してくるタイプじゃ無かった。「呪い」なんて陰険な真似してくる奴が現役ラグビー部員みたいな体していていいのか。駄目だろ。
孫権「兄上!」
周瑜「すまない孫策、何者かのまやかしにあっていたようだ!」
あ、皆来た。
孫策「・・・ああ。俺んとこにも来たぜ。(許貢と度を越してマッチョな爺がな)よくわかんねえけど、とにかく今はここを抜けるぜ!」
孫策、周瑜、孫権、周泰。呪いの森を抜けるため、四者一斉に走り出してステージ開始です。
プレイキャラは孫策で!
于吉の作りだした森は暗く、霧が立ち込めていて、敵兵が沸き上がるように現れては襲ってきます。
これは許貢の兵、と気づく周瑜。「孫策、君を狙って来たのは許貢なのか?」「ああ、俺は相当恨まれていたみてえだな」、苦い顔の孫策。
孫策「許貢の側に妙な爺さんもいたな。あいつ、妙な術を使ってきやがって・・・」
言ってるそばから幻影兵が出てきます。
無双7の幻影兵は、着色前のターミネーターを想像いただければ大体合ってます。
倒す方法はただ一つ、術者の撃破。しかし、通常のステージと違ってマップにも武将表示がありません。術者がどこにいるかわからん;
孫権「一体、この森はどうしたというのだ。怪しい気配に満ちている・・・」
周泰「・・・孫権様は、俺が守ります・・・」
え、俺は?(by孫策)
このステージのタイトルよく見て周泰!「小覇王惨禍」だよ!孫策が危ないっていうそういう章だよ!事実これ以上ないほど孫策が狙われているのにド直球でスルーか!『弓兵隊、孫策に向けて一斉射撃!』って表示されているのにか!この章の選択キャラにお前が出て来た意味がわからない!
孫策「!あの砦!見覚えがあるぜ、あそこまでいけば森を抜けられるはずだ!」
自分の身は自分で守るしかない孫策。幻影兵も弓兵も振り切り、仲間を連れて森を脱出!
さぁっと視界が晴れ、再び明るい日の光の中へ・・・
許貢「お前は江東を乱す存在・・・ここで止めておかねばならんのだ!」
許貢が再登場。襲い掛かってくるのでやむをえず撃破します。
すると。
許貢「私を殺すか孫策・・・・・・うおおおおお!!」
膝をつくとみせかけて、最後の力を振り絞り、孫策に抱きつき!
貴様も連れて行く!と叫び!
その背後に兵士が現れて孫策に刃を突きたて!
この間、仲間たち一歩も動かず!!
止めろよおおおおおおおお!!!!
まず抱きついた時点で斬り倒せよ!
貴様も連れて行くとか言ってる間にはがせよ!
兵士が現れて走ってくる間を遮れよ!
こんなにも阻止するタイミングがあったのになぜ誰も何もしなかったのかー!
「孫策!」「兄上!」って叫ぶ暇あったら動けええええええ!!
そしてここに至ってもまだ放置されているしがみついた許貢。
許貢「貴様の道はやがて覇道となり曹操殿とぶつかる・・・云々」
孫策「うるせぇ!!なら俺が全部ぶっとばしてやるぜ!!」
許貢を押しのける孫策。やはり自分の身は自分で何とかするしかなかった。
地に倒れた男は、愚か者め・・・と呟きながら死んでいきました。
最後に遺した言葉は、「于吉よ・・・後は頼んだ・・・!」
于吉「よかろう、許貢。乱世を憎むその願い、このわしが聞き届けた」
開襟セクシー再び!
彼が両手をゆっくり広げると・・・
夏侯惇「勝利は目前だ!敵を駆逐しろ!!」
MAP一杯に魏軍登場。
えええええええ!!!
これもまやかしじゃないの!?本物なの!?
ダメだ、孫策の怪我が深すぎる!ゲージが半分しか無い!そして馬にすら乗れない!
とにかく安全な場所に逃げ、孫策を治療するのが先決だと周瑜が言います。
孫権と周泰が敵の目を引き付ける役目をかってでたので、彼と孫策はその隙に東の間道から逃げることに。
孫策「すまねえ、周瑜・・・面倒かけちまうな・・・」
周瑜「何を言う孫策。私と君の間に、そのような言葉は不要だ」
孫策むっちゃ苦しそう・・
周瑜はさすがに周瑜です。どこかの隠れドS軍師とは違って、早急に片をつけようまずはこのあたりの敵を一掃してくれるかなとかはいいません。逃げます。とにかく逃げてよいのです。
しかし・・・
うおおおお、楽進出て来た!李典出て来た!逃げる先に猛将が潜んでいるぞ!
この間道は本当に安全なのか周瑜!
周瑜「奇襲だと!?くっ、この道は敵に読まれていたのか!」
オイ。
お前ええええええええ!!もう引き返せないとこまで来て言うなああああああ!!
孫策「やべぇぜ・・・力が入らねえ・・・っ」
体力ゲージさらに低下。ひいいいいいい;
とにかく敵を殴り倒して進むしかない。あの砦を抜ければ脱出地点は目前・・・
于禁「やはりここへ来たか!」
ぎゃー!于禁来た!とどめにこの人出てくると絶望感凄いわ!負けたら絶対助からない気がするわ!
しかも体力また減った!
ゲージが黄色くなりながらなんとか撃破。敵はハイパー状態の優勢から無双を繰り出してくるので大変危険です。
よし!もう脱出地点にたどり着く!
郭嘉「ああ・・・ようやく来てくれたんだね。待っていたよ」
ドS来た!
郭嘉ああああああ!!お前が大トリかああああああ!!
普通なら大喜びしているところだけど、この不気味な流れの締めに聞くお前の口調は、正直かなりぞっとした!!
ダメだ、一刻も早く倒さなければ!ぐずぐずして「受け取ってほしいな」をやられたら条件反射で全部食らって死ぬ!
楽しそうなところ悪いが、郭嘉撃破!
脱出地点の砦をこじあけて逃げ込みます。
孫権「もう大丈夫のようだな・・・」
周瑜「ああ。・・・しかし許貢。あの男が曹操に通じていたとはな」
周泰「・・・孫策様の道を覇道などと・・・」
孫権「ふざけたことを言う!あのような術師まで使うとは!」
いやその話今しなくていいんじゃないか。
周泰も孫権も、憤慨してくれてるとこ悪いんだけど、取り急ぎ孫策に必要なのはそれじゃない。
早く傷の治療をだな。
孫策「于吉、とか言ったか・・・」
呟いて。
「ぐっ!」とその場に崩れ落ちる孫策。
周瑜「孫策!」
孫策!じゃねえよ、だから言ってるのに!ああああああ!;
孫策は孫権に後を託し、還らぬ人となりました。
この人が生きていたら、本当に呉はどんな風になっていたんだろう。
惜しい。
第三章、終了です。
しかし、いくらなんでも彼らが最少ではあるまい、「目上」の人の数。
彼らよりもっと「目上」が少ない人物がいるはずだ。
最も多くの人を見下ろし、言うなれば77武将の頂点に立つキャラは誰なのか。
調べてみました。
まず、蜀の人間に対目上トークをさせるための要員・劉禅ですが、高貴そうな見た目と裏腹に、割と曹丕なんかにも「目上」台詞を出しました。
一方曹丕は劉禅を「目下」と見ている様子。ですが彼もまた、袁紹には「目上」対応をしていますし、もちろん曹操に対しても姿勢を低くします。曹丕にとっての「目上」は四人でした。
おい郭嘉、法正。お前ら禅譲受けた皇帝と同レベルの態度ってどういうことよ。
しかし、やはりその上はいました。
他でもない、曹操。そして孫堅。さらに袁紹!
彼らの「目上」は三人です。
おおー。さすが三国の黎明を支えた男たち。ある意味これも三国無双。
ここが頂点か?
と思ったら。
上には上がいた。
それがこの人。
逆臣・董卓。
「目上」たったの二名で頂点に立つ!
まじかああああああああ!!
でも言われてみれば目上が二人いるだけでも意外かああああああ!!
ちなみに上位の目上内訳は次の通り。
曹操 →袁紹、孫堅、董卓。
袁紹 →曹操、孫堅、董卓。
孫堅 →曹操、袁紹、董卓。
董卓 →曹操、袁紹。
なんで孫堅ナメられてんだ。
孫堅は董卓を目上対象にしてるのに!董卓にとって孫堅は雑魚と同じ扱いだった!
なんということだ・・・!
というわけで、目上合戦は董卓の勝利でした。
が、董卓は何気に、特別雑談の出来でも全キャラ中1、2を争ってるのではないかと思う。李儒との会話ね。あれ面白くて完成度高くてたまらん!
色々楽しめるなー無双7。
名族袁紹。
この人に対する接し方で、そのキャラの人間性がわかる気がした。
覚醒無双でこんな決めポーズを取らされている彼ですが、一時は曹操と覇権を争うほどの勢力だったわけで、決してただのマヌケでは無いわけです。
また、年齢的にもかなり上なので、将星モードにおいては多くのキャラが彼を「目上」として扱います。
若輩の劉備や司馬懿はもちろん、なんと孫堅や曹操まで「目上」の対応を取る。関羽や夏侯惇など気難しい武人、周瑜や賈クなどのしっかり者軍師、徐庶や孫策など勝手に無礼講しそうな奴ら、みな彼のことは「目上」として認識している。
では逆に、彼を「目下」扱いするのは誰だろうか。
それはこいつらです。
郭嘉「ここの料理には困ってしまうんだ。絶妙な味に、ついつい杯が進んでしまうからね」
名族にタメグチ!
法正「背中がぞくぞくしませんか?それたぶん、俺のせいですよ」
名族を脅迫!
お前らさぁ・・・。
自分が目上だと思ってない人間は誰が何と言おうと目上ではない。たとえ曹操殿が目上だと言っても劉備殿が敬語を使ってても関係ない。あいつは格下。
そんな不良軍師どものぶれない態度が愛しいです。
そりゃ陳羣も切れるわ。法正を要職から外せという直訴も起こるわ。
胸の開き方とか髪の分け目とかエロさとか、何かと共通点があるこの二人ですが、目上対応を取る相手の数も同じでした。四人。全勢力でたったの四人だけが彼らから「目上」として見てもらえる。内訳はこうです。
郭嘉 → 曹操、曹丕、甄姫、于禁。
法正 → 劉備、劉禅、関羽、張飛。
最小限で押さえるところは完全に押さえている二人。
特に郭嘉。陳羣は怒らせても大丈夫なカタブツだけど于禁は怒らせたらやばいカタブツというのを的確に見抜いている。恐ろしい、恐ろしいよ天才軍師。
そしてどちらも、敵対勢力の人間は絶対に認めない。
好きに勝手に生き過ぎだろこいつら・・・
なお、郭嘉は目下相手にタメグチをききますが、法正は目下相手でも丁寧語です。
丁寧な物言いをしながらほとんどすべての人間を下に見ているというこの性格の悪さよ。
面白いなあほんと・・・