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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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周瑜は南郡での傷がもとで亡くなりますが、その前に孫尚香と劉備のい縁談をまとめるなど、蜀との緊密化に努めていきました。
ここで蜀を敵に回せば魏・蜀の二方向に敵を抱えるので仕方なかったようです。とりあえず荊州は貸してあげることにしたのです。劉備・・・(激怒)
数年後、劉備は益州を手に入れ、一大勢力に成り上がりました。
じゃあ荊州返せよという話じゃないですか。しかし関羽がこれを拒否。
さすがにふざけんなよということで、出陣です。

第六章 荊州の戦い

うーむ、魯粛・呂蒙・韓当か。
よし。韓当を使ってやろう。第一話からずっといてくれてるんだし、何より正史(完訳版)でたったの1ページにまとめられた挙句、「そうこうするうちに病気のため死去した」の一言で終わらされたのが気の毒だった。そうこうするうちにって。結構すごいことしてるよ。連戦連勝で功績上げてるよこの人。

陣内会話では、劉備軍に対する幻滅と、あと「最近抜け毛が激しい」という話を聞けます。韓当を見たら思い出したようです。存在するだけで兵士の士気を下げる初の将・韓当。
あと、魯粛が最近よく物をくれる、とか。
・・・おい。それはもしかして・・・

練師の噂話も進展。孫尚香付きの侍女だった彼女は、主の腰入れに際してはついていかず、呉に残ったというのです。

兵士「きっと気付いたんでしょう。姫様より、孫権様の方がご自分を必要とされていると!」

マジか。赤壁に勝ったら振られかけたのに、荊州取られたら逆に放っておけなくなったか。
女心って難しい!この荊州は本当に取り返していいんですか!

なお、劉備と尚香の結婚については朱然が切れています。
「劉備は不義理過ぎる!姫様もあんな男には愛想を尽かすべきだ!」
おう、まったくそう思うぜ朱然。気が合うな。
やっぱ取り返そう、荊州。

呂蒙「問題はやはり関羽でしょうかな。あやつは独断で荊州を返さぬ構えですぞ」
魯粛「うむ。まずは奴をなんとかせねばな。まったく。時間がないというのに・・・
呂蒙「時間?」
魯粛「いや、すまん。こちらの話だ。さあ早々に片をつけるとしよう」

今度は魯粛ですね。
魯粛が逝ってしまうんですね。

ここまで二話に一人のペースだったから、この章は大丈夫だと思ってた。甘かった。スピードアップしたんだね。ひゃっほーい(泣)
戦闘開始です。

魯粛「韓当は西方から回り、敵の背後をつけ!」

奇襲攻撃を任されました。
呂蒙は中央から進軍して敵の注意を引きつけ、魯粛は東から荊州城を目指します。
・・・一番目立つ役が呂蒙か。仕方ないな。南郡であれだけ目立てばな。忍んで奇襲はあいつには無理と判断されたに違いない。
つーことは何か?韓当なら誰もきづかないから安心みたいな、そういう感じ?
酷いや!

だがおかしい。戦闘が始まってるのに韓当が一言もしゃべらない。
「孫権様のために奮戦しますぞ!」などと熱く叫んでいるモブ将・程普の方が目立ってんですけど。
何とか言えよ韓当!あれだけ目立ちたい目立ちたい言ってたくせに、お前実はシャイか!?
ほら、朱然も孫権様の役に立ちたいとか言って目立ってるぞ。これから裏道入るから目立つなら今しかないぞ!いいの!?何か言っとかなくていいの!?

・・・いいようです。韓当は何も言いません。
あっそ。じゃあいいよ、先に進もう(憤慨)

西の道は敵が大変多いです。こんなに敵が出てきて奇襲もクソもあるかと思いますが、無双的には楽しいので良し!
韓当の武器は戟です。片手で振りまわして攻撃します。極めてオーソドックス。言っちゃ悪いが地味だ。しかし、使い勝手は悪くないです。

時折入る戦場情報では、魯粛の前に伏兵が現れたり、呂蒙が拠点を落として次に進んだり、何か華々しいことになっているようです。
・・・いいなあ。目立ってるなあ。
でも構わないもんね。奇襲が格好良く決まれば、一番目立つのはこっちだもんね。

『程普、関平を撃破!』

うおおおおモブ将が大物倒してやがる!目立ってやがる!!くそう!!
・・・い、いいもんね。うらやましくなんかないね。こっちは奇襲なんだから、静かに進んでることが華だね!
だ、大体、関平なんて所詮関平だしー?会えて嬉しい人ってわけじゃないしー?羨ましくなんか全然・・・

法正「法孝直の策、たっぷり味わうといい」

!!!
ほ・・・・

魯粛「く・・・俺としたことが、敵に翻弄されるとはな・・・!」

『法正により、魯粛が閉じ込められた模様!』


クッソ羨ましい!!


魯粛その役目私に代われええええええええええええ!!!!!!
閉じ込められたい閉じ込められたい法正に閉じ込められたい!!!!!
奇襲なんかもういいどうでも!!
「よし、ここから飛び降りろ!」ってようやく韓当がしゃべったけど、ごめん、ほんとどうでも良いわ!!
法正のとこに行きたい!法正の遭遇台詞聞いて、撃破して、思いっきり睨みつけられたい!怨まれたい!法正の怒りの形相が見たいいいいいいい!!!

しかし奇襲を成功させた韓当の次のミッションは「関興を撃破せよ」。法正のところへは行けません。
・・・しかも関興以外にもやたら敵将がいるよ。瞬殺して法正に急行ができないよ。う・・・(泣)

と思ったら!
全員倒したら、出た!『法正を撃破し、魯粛の進軍を援護せよ!』が!
っしゃあああああああ!!!
今いく今いく今いく!!なんか途中にやたら敵将たごまさってるけど無視して直行・・・

朱然「助けてください!俺、もう駄目かもしれないです!」


・・・ちきしょう。


ボコられてたのはお前だったか朱然・・・そうだな、お前の武器遠距離系だもの、そこまで囲まれたらもう駄目だろうな・・・
ていうか、何、朱然てこんなに素直に言ってくるキャラだったの?助けざるをえないじゃないかよ!(涙)

『呂蒙、法正を撃破!』

あああああああああ!!!;
間に合わなかったあああああああああ!!!呂蒙のバカ野郎ー!!!

・・・そこから先の韓当はヤケでした。盗んだ鉄舟で走り回り、敵将ならびに関銀屏を次々撃破。
第二武器は派手なのにしてあげたんだ、良かったね韓当(投げやり)

城についたのに法正いないね。そりゃそうだけどね。会いたかったね。
未練がましく、法正の設置した連弩を見に行きます。
わあ、これが法正の策かー。なるほど、山を登ってきた敵に、上から道幅いっぱいの連弩射撃をぶち込む仕掛けなんだね。あはは、性格最悪ー。

・・・寂しいからそろそろ終わりにしようか。

関羽と、復活した息子達を撃破して、ステージクリア。

関羽「くぅっ・・・!孫呉の知勇、見事なり!」

戦に負けながら、なおも立ちあがる関羽。

関羽「しかし某も兄者からこの地を預かった身。ここで終わるわけにはゆかぬ!」

その一歩も引かない構えに、魯粛はしばし考えます。
そして、

魯粛「よかろう。これ以上争っても笑うのは曹操だけだ」

彼は関羽に誓わせます。関羽もまた同盟の下にあること。荊州の地を利し、曹操に対すること。
それだけ飲ませると、互いに兵を引く決着を選びました。

帰路、呂蒙は魯粛に問います。あそこで関羽を斬る事もできたはずなのに、なぜ?と。
魯粛は笑って、あんな化け物と立ち合わせて俺を殺す気かといなします。
・・・魯粛かっこいいー。

魯粛「呂蒙。関羽を斬ると言ったお前は間違ってはいない。だが、引いて見せて相手を動かす事を覚えろ」

日々に学べよ、と教え諭す魯粛。
語るその顔は、どこか達観したような、穏やかな表情で・・・

呂蒙「魯粛殿・・・まさか」

魯粛の先はもう永くない。
呂蒙がその事に気づいて、第六章終了です。

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赤壁の戦い(祈祷所付近の図)。
何も嘘はついていない。こういう戦いだった。
黄蓋の衣装は救命胴着なのではないかと本気で思う。

どう見てもただの舟に見える「鉄舟」だが、舟ではなくあくまで武器であった。
その証拠に水上では使えない。
魏伝の史実樊城の水没地帯で試した私を信じろ。
足のつかない水位でまで来ると、黄蓋は舟を捨てて泳いだ。

鉄舟は舟ではない。絶対に。絶対にだ。

誤解が消えた徐庶と関銀屏は平和に飯を食ってるわけですが、その誤解に巻き込まれたままの関羽は気の毒です。
一体どういうことなのか。銀屏は徐庶を好いてると聞いたはずだが、実はそうでは無かったのか。
彼にできるのはそもそもの話の出所に確認しに行くことのみ。

関羽「関平よ。先ほど徐庶が来たのだが」
関平「徐庶殿が?」

関平だって驚きです。銀屏は徐庶殿を好きでは無かった?では拙者が双頭錘で殴られたのは何だったのだ?

関平「そ、そんな、拙者は確かに・・・」
関羽「だがわざわざ言いに来るほどの事だ。全てそなたの思い込みではなかったのか?」

関平の立場が。ますます微妙に。
誰か彼を助けてあげて・・・

関興「・・・兄上の思い込みでは無い、と思う」

関興!いたのか!

関興「以前農場当番の徐庶殿からもらった武器素材を、銀屏は今でも大切に持っている。甘寧殿からもらった鈴は無くしたのに」

甘寧ー!!何気にお前も銀屏いいなと思ったか!だよな!呉がいくら女多いっていったって、全員お手付きならいないも同然だもんな!

関羽「なんと、銀屏が!」
関興「だからきっと・・・ああ。帰って来た」
関平「!銀屏!」

この辺で銀屏が帰宅するんですよ。そして徐庶も一緒なんですよ。
銀屏は家まで送ってくれたんだと思って幸せですが、たぶん徐庶は関羽の誤解を解く義務があったから来ただけと思われる。

徐庶「関羽殿。えっと・・・申し訳ありません。先ほどの話、やはり撤回させてください。俺の勘違いでした。銀屏殿は、これからも俺が責任を持ってお連れします」
関羽「う、うむ・・・」

何が何だかわからないが、とりあえず髭を撫でながら頷いておく関羽。
たぶん、銀屏が徐庶の隣で、光輝かんばかりに「いいでしょ?父上!」という笑顔をしている。
ここで一言でも疑問や反論を口にすれば一生嫌われる。
お父さんの辛いところです。
結局、なんだかんだで誤解は全て解消され、今後も徐庶と銀屏がお出かけできることになったのでした。

徐庶「じゃあ銀屏殿、また明日」
銀屏「はい!」

・・・関家のその夜は、通常衣装1と2を並べて「ねえ父上兄上、どっちが可愛いかな!」とやる銀屏に振り回されて更けます。

そして翌朝。

行ってきまーす!とウッキウキ状態で銀屏は待ち合わせ場所(基地入り口)にかけて行くのでしょう。時間も大分前で走る必要なんか無いのにね。可愛いもんだぜまったく。
徐庶を待ってる間に髪の毛を直したりスカートの丈を気にしたりするんですよ。
なお、その様子を門番担当・郭嘉に観察されている。やべえ。なぜかエロい。

やがて徐庶が来ます。

徐庶「おはよう。早いね、銀屏」
銀屏「!徐庶ど・・・の・・・」
月英「おはようございます、銀屏殿」

なぜか月英同伴の徐庶。

銀屏「・・・あの・・・」
徐庶「あ、えっと、月英殿は知っているよね?孔明・・・諸葛亮の奥方なんだけど」
銀屏「はい。お会いしたことは何度か。でもなんで・・・」
徐庶「やっぱり、俺だけだと不安だろう。女性が一緒の方が君も気楽かと思ったんだ。俺も統率力が上がったから、二人ぐらいは連れていけるよ」

銀屏のおかげで上がった統率力を他の女につかう朴念仁・徐庶。

彼は頭のいい軍師だが、策を読むタイプであって人を読むタイプでは無かった。
昨日の「よろしく頼む」も「面倒をみる」も、普通によろしく頼んで面倒見る以外の何物でもなかった。それ以上でも以下でもなかった。酷過ぎる。

徐庶「月英殿、急に無理を言ってすまなかった。孔明には事情を話して許しを得たんだけど」
月英「いいえ、お役に立てるなら喜んで」

役に立つっていうかむしろ逆。
諸葛亮気づけよと思ったけど、そういえばあいつも人を読むのだけは苦手だったよ・・・!

銀屏「・・・・・・・・」
月英「よろしくお願いします、銀屏殿。何かお困りのことがあれば私にご相談くださいね」

あんたの存在が一番困る。
・・・とは言えない銀屏。いかん、またしても可哀想すぎる。
おい、誰かツッこみを!誰でもいいからこの状況にツッこんでください!

・・・は!郭嘉!
人を読むタイプの代表格がすぐそこにいるじゃないか!あいつは何してんだ!こっちを見ていないのか!?

郭嘉「(おや、これは面白い)」

楽しんで見ている!!

最悪だよお前!嬉しそうな顔してる場合か!法正ですら気を利かせたのになんで・・・
・・・って・・・もしかしてこれは・・・正史においてお前が袁紹の息子たちを討伐する際にとった策・・・

すぐに攻め込めば彼らを団結させてしまうが、逆に放っておけば勝手に仲間割れを始めるので、それから各個撃破すればよいという奴か!!

おいいいいいい!!仲間割れさせてから銀屏口説くつもりだこいつ!!
さすがエロ軍師!そうだよな!こんな可愛い子をお前が見逃すはずがなかった!!

徐庶「じゃあ行こうか」

待って!ちょっと待って!このまま行ったらだめだー!!

赤壁の大勝利により魏と呉による天下二分が形成されました。
この大勢をさらに盤石なものとし、曹魏を追い詰めるべく、孫呉は荊州に向けて侵攻を開始します。
しかし魏の将・曹仁の前に呉軍は苦戦。南郡にて孤立した甘寧を救うため、周瑜は主軍を展開するのでした。

第五章 南郡の戦い

周瑜・魯粛・呂蒙の中から呂蒙を選択。格好良くなったお前を見たい。
まずは陣内を走り回って、「呂蒙殿は昔は頭がアレだった」という噂を流している兵士を一喝。アレとか言われるほど馬鹿ではなかったぞたぶん!
それから・・・あ!凌統いたー!

凌統「まったく、一人で突っ込んで孤立とは・・・。猪でももう少し、頭を使うでしょうに!」

甘寧に激おこ。
仲が良いゆえの呆れかと思ったら、奴は親父の仇ですと言い出したので、この時点ではまだ仲直りはしてないようです。本気の怒りだったか。すまん。

気になる情報もありました。

兵「私には分かるんです。孫権様が赤壁の後、練師様に何を言ったか・・・」

この兵士は孫権と練師の関係の進捗報告入れてくれる人です。実は第一章から毎回いる。
無双7ではどのストーリーでも毎回必ずこういう人がいて、魏では「曹操の噂話コレクション」、蜀では「劉備を慕ってついてきた男の人生物語」が聞けます。
呉は孫権の恋物語か。一番戦と関係無いな。だが告白したというのは朗報。赤壁で勝利して昂ってつい言っちゃった感が無きにしもあらずだが、上手くいくに越したことは無い。

兵「でも、返事はぼかされたと踏んでいます。今は、それどころじゃありませんからね」

上手くいって無かった。

えええええええ!?なんで!?練師の心にも孫権様がいるって、お前第一章で言ってたよね!?
赤壁大勝利という甲子園逆転優勝みたいなイベントの後になんで振られるの!?しかも「今はそれどころじゃない」という哀し過ぎる理由で!
確かにあの戦の直後からこの荊州侵攻始まったよ!?勝利に浮かれてる余裕は無かったよ!?
でもそれを理由に振る女ってどうよ!振られる君主もどうよ!逆だろ普通!!

つうか今回めずらしく孫権来てないね。
・・・やべーよ。振られた噂が立って指揮とか取りづらくなったに違いねーよ。
大丈夫か孫呉・・・

不吉な事に、陣内には諸葛亮と劉備の姿もありました。

諸葛亮「劉備殿の雄飛の地は荊州ではありません。ですが、ここに足場が欲しいのも事実。孫呉との盟に反せず、劉備殿の理を得る。そのように動かなければ・・・」

おいダダ漏れてんぞ、軍師の黒い内面が。
こっち呂蒙だから!反劉備思想の代表格にそんなもの見せちゃだめだから!
かなり悩んでるようだが回りはちゃんと見ろよ!

一方劉備は孫尚香とお話中。

尚香「ふふっ。また一緒に戦えるわね、劉玄徳様」
劉備「うむ、尚香殿。再会できたこと、嬉しく思う。だが、次はもっと・・・穏やかな中でお会いしたいものだ」
尚香「あ、なーに?そんな気の利いたこと、言ってくれるんだ」
劉備「いや、何を言っているのだ、私は・・・・・・(照笑)」


誰か。何か殴る物を。


お前ええええええええええええ!!!!
すぐ目の前で諸葛亮が真剣に悩んでんのに、主のお前が何やってんの!?つうか何しに来たのこの南郡に!?
劉備、蜀ストーリーでは孫尚香ガン無視してたよね!?今そんな暇ないみたいな感じだったよね!?他人のストーリーなら空気無視して遊んでいいのか!!どんだけ手前勝手!?笑顔がくっそハラタツわああああああ!!!!!
そして思うんだけど、こいつら来たから孫権はますます来づらくなったんじゃないでしょうか!

もういい、周瑜殿、出陣しましょう!

周瑜「今、見るべきは曹操だけではない。分かるか?呂蒙」
呂蒙「曹操の他に・・・劉備、ですか」

わかります!マジであいつのハラタツ度は曹操を上回ります!

魯粛「おお呂蒙、目覚ましい成長ぶりだな。まさに刮目すべし、だ!・・・しかし周瑜殿、俺は劉備を生かすほうが得策だと思うのですが」

はァ!?得策!?どの辺が!?(怒)

周瑜「お前は劉備を買っているのだったな。分かった。少しは様子を見るとしよう」

見なくていいわあんなもん!!
奴の周りの兵士もどん引いてたからね!「あの二人見てられないですよ・・・」って!!

周瑜「さあ!孫呉の戦、見せてやるのだ!」

出陣です。
見失いそうになってる目的ですが、甘寧の救出と曹操軍の掃討です。
念のため。

まずは甘寧の孤立している夷陵城を目指します。

周瑜「最近の孫権殿は成長が目覚ましい。いずれ孫策を越えるやもしれんな」
魯粛「赤壁での勝利が大きいのでしょう。ご自分の道に自信を得たようですな」
呂蒙「なるほど。勝利も人を育てるか。俺も、戦に学んでいかねば」

いや。失恋だと思う。成長させたの。

どうでもいいがこのステージ、呂蒙が魯粛と周瑜に対して後輩ポジションで物を言うのが新鮮だ。お二人から学んでいかねば!と頑張るオッサン。新しい。
・・・まあでもオッサンキャラ確立してるけど、何気に甘寧よりも年下なんだよね、呂蒙。

劉備「我らは盟を交わた同志!これからも、共に乱世を戦いましょうぞ!」
魯粛「うむ。そうですな。共に、新たなる時代を目指しましょうぞ」

おい、騙されるな魯粛。そいつたぶん絶対裏切る。そのうち。

諸葛亮「この拠点、敵が拠っては面倒です。私達が確保しておきましょう」

本陣に一番近くて安全な拠点を確保し、進軍をやめる劉備達。
諸葛亮め・・・何を企んでいる・・・

夷陵城に駆けつけてみると、甘寧は徐晃ら敵将数匹を相手に奮戦中でした。よく持ったなー。
手間をかけたと周瑜に謝る甘寧、孫呉は仲間を見捨てる事はしないと微笑む周瑜。
その姿に感銘を受けて奮い立つ徐晃。
・・・いや、あんたにやる気になられてもだな・・・

徐晃を倒して一息つきます。
さあ、これで夷陵は制した!

周瑜「あとは・・・」

言いかけた周瑜を、一筋の矢が貫いたのはその時でした。

周瑜「!!」

崩れる周瑜。
ええええええええええええええ;

呂蒙「周瑜殿!!」
周瑜「うろたえるな呂蒙・・・!将帥とは、どんな苦境も策へと転じるものだ・・・っ」

自ら矢を引きぬいて、

周瑜「この周公瑾の命を的とする・・・!おびき出された敵兵を迎撃せよ!」

大都督ーーー!!!

かっこいいいいいいい!!!けど、無理するなああああああ!!!

彼と魯粛が瞬時に合意した策はこうです。
周瑜負傷の噂を流し、敵軍が彼を狙うよう仕向ける。
その隙に崖上から、魯粛と呂蒙で奇襲をかけるのです。

呂蒙「承知!魯粛殿の策、学ばせていただく!」

よし、崖を目指せ呂蒙!!・・・

敵兵「あん!?なんだお前ら!何か企んでやがるな!」

速攻で敵に発見される呂蒙。

「ピンと来た!周瑜の動きは罠だ!」

あっというまに看破される策。
強襲作戦、失敗!

呂蒙「策は、敵に気取られてしまったか・・・!周瑜殿に無理をさせたというのに!」

まじすみません。

呂蒙ちっとも成長してなかった!頭がアレのままだった!刮目すべきとこなんて一つもなかった!
つうかなんでえええええええ!?砦からちょっと出ただけで見つかったよ!どうしろと!?

魯粛「呂蒙、目覚ましい活躍だな。お前の成長を最後まで見届けたいものだ」

魯粛の賞賛が怒りの裏返しにしか聞こえない!

魯粛「周瑜殿。もう一度囮をお願いできますか。俺が、奴らの背後に回り込みます」

呂蒙外されたー!

周瑜「ああ。私の命、存分に使ってくれ」

周瑜!周瑜!ごめんなさい!
も、もう、余計な事しません!こっちに来る敵を迎撃するだけにします!魯粛殿の通った道しか通らないことにします!
・・・と思ったのに魯粛が止まったあああああ。

魯粛「あまり時間はかけられん。急ぐぞ!決して敵に見つかるなよ!」

え、なに!?ここから呂蒙一人で行くの!?自分がやるって言ったじゃん!?
道がすごい難しくてどこ通れば見つからないかわかんないんですけど!
こ、こっちか?こっちでいいのか?

敵兵「お前ら!孫呉のやつらか!なんでここにいるんだ!」

ぎゃああああああああああ!!!!!

呂蒙「見つかってしまったか。騒がれる前に倒さねば!」

え!?まだセーフ!?殺せばセーフなのね!?
どいつだ、俺を見た奴はどいつだあああああ!!
目に映る全ての敵を殲滅する呂蒙。

だが。

『見張りに気付かれた模様!』
『見張りに気付かれた模様!』
『見張りに気付かれた模様!』

・・・もう駄目だ。

ごめんなさい、ごめんなさい大都督・・・俺は本当にダメなやつです・・・

結局何もかも敵に気づかれ、挟撃は失敗。正面突破を余儀なくされる呉軍。
・・・それは得意分野だからやるけど。勝つけど。
でも、周瑜の体力はもう・・・

曹仁を撃破し、戦には勝利。
馬を呼ぶ曹仁の姿がなんか美しい。無双映像スタッフ、曹仁好きだよね。なぜかはわからんが・・・

呂蒙「勝ちましたな」
周瑜「ああ。これで荊州も・・・」

ほっと息をつきかけた、その時でした。

伝令「伝令!襄陽が、劉備軍の関羽に奪われました!」

!!!?

周瑜「なにっ!?・・・ぁうっ!!!」

ああああああああ周瑜が倒れたあああああああああ!!!

周瑜「傷に焦り、眼前の敵に目を奪われたか・・・!周公瑾、一生の不覚!」

こ、この期に及んで自分を責めるか周瑜・・・!
あなたは悪くない!悪くないよ!
つうか悪いのは・・・悪いのは・・・!

完 全 に 劉 備 。

あの野郎おおおおおおおおおお!!!
入り口に陣取ったのはそのためか!!すぐに逃げられるようにしてたのかあああああ!!
あ、あの・・・あの野郎おおおおおおおおおおお!!!!

苦しい息の中で、周瑜は魯粛に頼みます。天下二分、あとはお前が描いてくれ、と。
そして、

周瑜「孫策の気持ちがわかった・・・。後を託せる者がいることが、こんなにも心強いとは」

う、うわあああああああああ!
呂蒙の方にも優しく振返ってくれた! こんなに失敗したのに!アホなのに!

周瑜「孫呉に・・・天下を・・・!」
魯粛・呂蒙「周瑜殿!!」

近い!近いよオッサン達!周瑜が空気吸えなさそう!!
もうちょっと間をあけてあげて!!
ああああああ周瑜!無理させてごめんなさいいいいいいい!!!!

力尽きる姿に心の底から詫びつつ、第五章終了です。


ゲームやりながらもしかして一番格好良いのこの人なんじゃと思う回数No1。賈ク。
格好いい。この格好よさは実際無双のステージで会ってみなければわからないかもしれないが、軽妙かつ渋いという本当いい男。

呉の赤壁の戦いでも、火計船で突っ込んでった先に彼がいるとなんか嬉しい。
「手の内は読めたんだがね。策を潰すまでにはいたらなかったか」と、あーあ、みたいな感じでぼやくのがとても格好良い。賈ク大好き。
 
正史三国志においては、徹底してもめごとを避けて人の命を救うことに策を費やしているように思える。
救った相手が最悪で、結果として裴松之にボロクソ書かれることになってはいるけれど、でもさ、それがどんなにどうしょうもない奴でも、実際に生きて目の前にいたら人間そう簡単に見捨てられないんだと思うよ。あの時こいつらが死んでれば・・・っていうのは後でこそ言える話でさ。

そういう意味ではきわめて普通の、現代的な感覚を持った人だったのではないかと思う。
褒賞を固辞して「あれは命を救う策でした。功績などありません」と言い切る私欲の無さと、善も悪も優秀も無能も区別せずに助ける公平さは、もっと評価してもよいと思うんだよ裴松之。

ダメな人間が助けてって言ってもちゃんと助けてくれる人。
稀有な人物だと思います。
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