第九章・・・また涙の展開だったんだけども、書いてる途中でもう眠すぎて力尽きr・・・
悲しみのあまり、帰りの車内で「中国 料理 歴史」などと検索をかけて喜び始める。
つまり、嫁入修行である。(断言)
法正は米より麦の麺類文化圏の出身か・・・やばい、麺食ってる法正ぜったい格好いい。
あとは郭嘉のために酒についても調べなければ・・・
劉備。
無双4の頃まではヒゲの生えた品のある優しい男だったが、5からデザインを刷新されて、見た目は拠点兵長・中身は迷惑というほとんど新キャラに生まれ変わった。
なんでこんなハラタツ若造になってしまったんだ。そう思っていた時期が私にもありました。
7をやってて認めざるを得ない。
このデザイン変更は大成功だと。
圧倒的に面白くなったと思う。蜀が。
大した力はないが若さとやる気で突き進む、設定だけならスクウェア・エニックスの出身かとみまごうほどのこの主人公力。
むしろFFキャラが軒並みホスト化する現代にあって、イケメンには違いないがちょっと古い顔なのでたぶんモテはしないという絶妙ラインを引いてきた劉備は、ある意味真の正統派主人公と言えるだろう。
悔しかったら人気投票二回目で首位から陥落しそうな雰囲気を出してみろ、FF主人公よ。
新生劉備、いいと思います。
好きな人と二人っきりでいたいのに、空気を読めないおば・・・お姉さんがついてくる。
しかも実質、そのおばさ・・・お姉さんと二人っきりで過ごすはめになる。
こんなデートが楽しいはずはありません。
ですが、すぐ近くにいるのにほとんど話せないというジレンマが、恋の炎をますます燃え立たせるのも事実。
たぶん三者面談3回目あたりで徐庶が言ったりするんですよ、
徐庶「銀屏。えっと・・・最近元気が無いな。どうしたんだい?」
とかな。
どうしたんだい?の前でちょっと微笑んだりするんだよ、こいつは無意識でそういう言い方する。
銀屏「・・・・・・」
月英「確かに、顔色が悪いようですね」
誰のせいだと思ってんだ。
月英「徐庶殿、今日はこの辺で切り上げましょう。私は帰って薬が無いか探してみます。あなたは彼女を・・・」
徐庶「ああ。家まで送るよ」
こうして久々に、帰り道だけ、二人きりになれました。
徐庶「大丈夫かい、銀屏」
銀屏「・・・徐庶殿」
徐庶「ん?」
銀屏「あなたの前だと、胸が苦しい・・・。きつい鍛錬をしたわけじゃないのに・・・」
親愛イベント第二段階発生です。
こんな悲しい発生があっていいのか。何一つ距離縮まってねーけど。
でももう我慢できなくなっちゃったんだね、銀屏。そりゃこんな無神経な扱い受け続けた挙句にいきなり優しくされたりしたらな。拷問だよな。
銀屏「だんだん顔もほてってきた・・・!どうしよう・・・風邪引いちゃったかも・・・」
・・・
徐庶「だと思うよ。銀屏、俺が言っていいのかわからないけど、君はもう少し何か着た方がいいんじゃないかな。・・・待って。俺の上着を貸すよ」
伝わらない上にひでえなオイ。
確かに銀屏は薄着だけど!肩も脇も足も丸出しだけど!
寒いと痛いは女のお洒落には禁句なんだよ!そういう世界なんだよ女は!
全くわかってくれない徐庶に半分涙目の銀屏。
だがしかし、涙の奥ではなおも徐庶の姿に見惚れている。
なぜなら、彼の服は着た後で袖の部分を頑丈にベルト留めする仕様になっており、上着を脱ぐにはまずそこを外さなければならないのだが、その外す仕草が絶対格好いいからだ。
時々ちょっと噛んで引っ張ってみたりするんだろ!わかってんだよ!
で、脱いだのを着せてあげました。
徐庶「・・・えっと、少しはマシになったと思うけど」
体感温度の事だよな。見た目の事じゃないよな徐庶。そこをはっきりさせておけよ一応。
徐庶「じゃあ、行こうか」
ここでちょっと待ってほしい。さすがにひとつくらいは奇跡が起きてもいいと思う。銀屏のために。
いいだろうか、徐庶の上着は丈が長い。二人を並ばせてみれば一目瞭然だ。銀屏の背丈よりも長い。
ということは、銀屏が着れば思いっきり裾を引きずるということだ。
ということは、銀屏が歩けば思いっきりつまづいて倒れると言う事だ徐庶の方に。
そのくらいはあってもいいだろ!
徐庶「!」
銀屏「!あの、ごめんなさい・・・!」
徐庶「えっと・・・そうか、君には大きすぎたね。このままじゃ歩けないな」
銀屏「だ、大丈夫です!気を付けて歩きま・・・きゃ!」
徐庶「俺に運ばせてくれ。危なっかしくて見てられない」
よし。
実に違和感のないごく自然な流れで御姫様抱っこができた!
今度は違う意味で涙目になりながら、銀屏は家まで運ばれて行くのでした。
・・・なお、双頭錘はいったん放置。大丈夫。誰も盗めやしないから。