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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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ネガティブな勘違いから関羽に関銀屏お断りの申し入れをしてしまった徐庶。
酷い話ですが、たぶん現段階で一番辛いのは彼です。銀屏はまだこの事知らないしな。

徐庶「・・・・・・」

ものすごい暗澹として基地を歩くことでしょう。
よせばいいのに新野の一件を思い出したりなんかもするのでしょう。
俺は人に必要とされる人間じゃない・・・君がうらやましいよ孔明・・・
心の中の友人に語りかけてますます深みにはまります。
そんな時に徐庶はどうするか。
これです。

飯を食いに行く。

「辛い時でも食べ物があれば耐えられます」と、料理屋担当時の彼は言っていた。
今がまさにその辛い時だ。ここで食わずしていつ食うんだ。行って来い徐庶!

・・・そしたら今日は料理屋担当が関銀屏だったというベタな展開が待ってるわけですよ。

銀屏「徐庶殿!」
徐庶「・・・あ」
銀屏「お食事ですか?」
徐庶「・・・えっと・・・」
銀屏「たくさん食べてくださいね!お腹が空くと力が出ませんから」

可愛い銀屏。親愛第一段階台詞を「わかったよ」と言われたのだから、当然徐庶はちゃんとわかってくれたのだと思ったに違いない。
こうして自分の当番している施設にも来てくれた。もしかして徐庶殿も私のこと・・・そんな期待から、ちょっとカノジョっぽい気持ちになって徐庶の体を心配してみたりしちゃうんですよ。

一方徐庶はこう考えている。
そうか、俺が嫌われたのは力が無いからだったんだろうな。と。
別に腹が減ってたわけじゃないが・・・銀屏に比べたら、確かに俺は非力な人間だ・・・

いや誰だってそうだよ徐庶。ステージギミックの大岩を素手で破壊したり、地面を根こそぎ引っぺがして敵に叩きつける技を持つ彼女に、力で敵うやつなどいない。
だからそんな考え込まず、普通に返事してやれ。

徐庶「・・・銀屏。関羽殿には伝えておいた。君の護衛は終わりだ。・・・あ、えっと、次から来なくていいという意味で」

言い回し、最悪。

徐庶そういうとこあるよね!言わなくていい事付け加えて墓穴掘るよね無意識に!
ちなみにそれを意識的にやるのが法正なのだが、言い方だけ見ればこの二人は似てるとよく思う。

当たり前だが、銀屏の笑顔は凍りつく。

銀屏「・・・えっと、あの・・・どうして・・・」
徐庶「わかった、って言っただろう?大丈夫、そういうことははっきり言ってくれて構わないよ。必要とされないのは慣れてるから
銀屏「!そ、そんなつもりじゃなかったんです!徐庶殿!徐庶殿!!」

立ち去る徐庶。追う銀屏。
徐庶の服装は肩紐とかベルトとか腰紐とかフードとか、後ろから引っ張れそうなところがたくさんありますが、しかし「俺に触れないでくれ」オーラが凄過ぎて手を出せません。
待って!と銀屏が叫びかけた時でした。

法正「・・・追いかければその分離れていく。ああ、馬鹿者の話です」

法正!!農場担当の法正が一部始終を見ていた!!そして横やりを入れて来た!
徐庶も銀屏もびっくりだ!

法正「銀屏殿。あなたには、戦働きで徐庶が供についていました。ですが、今度はもっと別の形でどうです?」
銀屏「べ、別の形、ですか?一体どういう・・・」
法正「そうですねえ・・・たとえばこの次、俺があなたをたっぷり楽しませる。そういう形で」

ザンっ!!!!

徐庶「・・・すみません、法正殿。銀屏殿は俺が関羽殿から預かった大切な御息女です。あなたに任せるわけには」
法正「ふ・・・そういうなら面倒を見ればいい。途中で放り出したりせずにな」
徐庶「・・・ええ。そうします」

法正ーー!!!!?
どうしたんだお前!なんでこんな気の利いた事を!!
恩も恨みも無い人間には興味無いんじゃなかったのか!?銀屏に何か借りでもあったのか!?


・・・は!もしや!

厩舎当番を代わってもらった礼か!!


そうだよ、弱った顔が素敵だから大分長い間お前を厩舎専属にしていたんだ。
しかし銀屏の台詞を集めるために差し替えて、今度は生き生き働かせてやろうと農場にシフトさせた(手間をかけた分収穫が返ってくるから好きなんだそうだ)。
その時の恩かー!
さすが報恩報復を信条とする男!どんな小さな借りでも必ず返す!見事なまでの倍返しだ!つうかどんだけ厩舎が嫌いなの!?

徐庶は銀屏の手をつかんで法正の見えないところへ・・・つまり料理屋の中へ連れていきます。

銀屏「・・・あの、法正殿ってどんな人なんですか・・・?」
徐庶「軍師としては凄い人だよ。俺も尊敬している。だけど、君が親しくするような人じゃない。俺の言う意味、わかるね?」
銀屏「あ・・・はい。なんとなく」
徐庶「それでいい。・・・えっと・・・成り行きで言ってしまったけれど、良かったかな。俺が面倒をみるなんて」
銀屏「!!」
徐庶「嫌なら・・・」
銀屏「嫌じゃないです!全然嫌じゃないです!あ、あの、ふつつかものですがよろしくお願いします!」
徐庶「ああ。こちらこそよろしく頼む」
銀屏「はい!」
徐庶「何か食べよう。さっきから腹が減ってるんだ」
銀屏「はい!」

インテリヤクザありがとう。
一気に距離が縮まったよ・・・!

これはもう親愛第三までどどっと行くね!行けますね!

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