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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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黄金聖闘士な夫たち。江戸女は彼の存在を忘れてんじゃないかと思われた方もいらっしゃったでしょう、しかし忘れてはいない、むしろこのランキングをワーストから始めたのは全てこの瞬間のためだった。というわけで第2位、カレーを作って妻を待つ夫・シャカ。
待って!いま説明するから!

私もまさかと思いましたよ。まさかなんですけどそのまさかですよ。
過去やってきた様々な考察において不動の電波枠だったシャカですが、こと「夫」となると最適任者に覚醒します。残りはあの方なんで、現役十二宮だったらもう1位ですよ。なんということだ。

まず。
とにかくシャカは我慢強い。
十二宮編でいきなり星矢たちをボコボコにしたインパクトから触ったら祟る人だというイメージがありましたが、実際は原作随所で誰より争いを避けようとしていた人だった。
デスクイーン島での一輝しかり、サガ教皇しかり、冥界編での対黄泉返り組しかり、シャカは出来る限り他人を善意に解釈して闘わないように努力しています。
葛藤している人がいたら、その人が善に目覚めるまで、黙って守りながら待っててくれる度量があるのではないでしょうか。

なので、妻の失敗に怒ったりしないと思います。
例えば、妻が黒焦げの唐揚げを晩飯に出した場合はこうです。

ごめんなさい、あなた。ちょっと失敗してしまって・・・
シャカ「・・・。この料理がもし全て焦げていたら食べるのをやめようと思ったが・・・不思議な事に中の方には一点の焦げも無い」
ごめんなさい、中は生だったのねごめんなさい。
 カッ!!
シャカ君は今、料理を失敗したことは全て忘れる・・・作った事も、材料を買った事も、全て記憶から消え失せるのだ」
・・・・
・・・はっ!あ、あら?私どうしたのかしら?晩御飯は?
シャカ「気がついたかね。今は事情を説明している暇は無い。外食するから支度を急ぎたまえ」

・・・やり方は多少非常識ですが、無かった事にしてくれますよ。シャカなりの優しさですよ。頑張ってるんですよ彼も。

さらに。
シャカは可愛い事に、慕う相手によって若干性格も変わる人です。
黒サガについていた時は弱者に対する慈悲など無いスタンスでしたが、上がアテナに代わった後の冥界編では、死んでいく冥闘士に対して残酷な事実を告げつつも「このシャカが悟り切れていないせいなのかな」と比較的マイルドな口調に押さえていますし、最終的には慈悲というか慈愛の権化のようになって散っています。
我慢強さの副作用でしょうか、慕う人に価値観を合わせていってる気がします。

その上、この人は気に入った人には尽くすタイプです。
サガに殴りこみをかけたアイオリアを体を張って止め、アテナのために死んで冥界へ単身乗り込む。一輝の時なんか、一輝本人の為には特に何もすることが無かったせいかその弟の聖衣を修復してますからね。気に入った人の身内にまで尽くすんですよ。妻の親族との関係めっちゃ良好ですよ、間違いない。

というところを考えて行くと、例えば妻がよく働く人だった場合、シャカも感化された挙句甲斐甲斐しくカレーを作って待ってる展開は普通に有りうると思います。
家事はできる。聖闘士は全員最低限の自炊ぐらいはしてるはずだ。シャカなんかあれだけの庭を世話してるんだからきっと普通以上にできるに違いない。

妻は、シャカに飯作らせてる女として聖域の伝説になるのではないでしょうか。
シャカのこうした良さは結婚しないとわからない。傍からはなんであのシャカと上手くやっていけてんだろうと思われている。
そんな誤解されやすい男なので、悪い女は組みしづらいと見てもともと寄ってきません。仮に寄って来てうっかり結婚してしまっても、シャカが悪妻に合わせてブラック化するだけでそれはそれで仲良くやっていけるんじゃないか。

あと、細かいところでは、ミロやアイオリアがうっかり忘れそうな「今日は遅くなるから晩飯はいらない」連絡も、シャカなら欠かさない気がします。
死にながら阿頼耶識かいて寄越した男です、仕事の間に「晩飯不要」送ってよこすぐらい何でもないですよ。

というわけで、シャカ。第2位。
今まで電波枠だったのは不倫とかそういう人道に外れたネタだったから祟られただけですよ。
普通の幸せを求める人には祟ったりしない。シャカ、良い夫です。
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