2007年1月8日設置
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慕う相手によってシャカの性格が変化するとした場合。
人の営み全てを愛するまでに目覚めた彼は、まさに女神の慈愛を体現する真の聖闘士となったんだと思います。
同時に、その境地に導いてくれたアテナは、彼にとって唯一無二の存在だったでしょう。
そう考えると、彼が嘆きの壁の前に一人取り残された時の絶望は察するに余りある。
神にもっとも近いと謳われながら「神しか通れない」壁を超えることはできなかった。
アテナを奪われ、後続が来るか来ないかわからない以上、彼は死ぬ事もできない。
「嘆きの壁を破壊するには太陽の光が必要」という話を咄嗟に思い出すことができなかったほどですから、普段のシャカからは想像つかないほど憔悴しきっていたんじゃないかと思います。
星矢達が追いついた事によって、彼はようやく「死ぬ事が許された」わけで・・・
星矢を押さえ、自分の命を捨てて壁を破壊しようとしたのは、後輩を信じて後を託すと同時に、アテナを守り切れなかった自分に見切りをつけたからのような気もします。
泣けてくるわ。なんか。
せめて、消滅する前にアテナの無事な姿を見せてあげたかった。
そう思いました。
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