2007年1月8日設置
サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
準備話で終わってたイタリア旅行記の続きです。
飛行機はルフトハンザで、フランクフルトでの乗り継ぎ便でした。
乗り継ぐ時に入国審査を済ませます。また、乗り継ぐわけですから当然その前に手荷物検査があります。
9.11のテロ以来、手荷物検査はえらい厳しくなってまして、アメリカなんかではトランクに鍵かけるのすら禁止、などという話も聞きます。
EUではそこまでじゃないですが、液体類の持込禁止、刃物類はもちろん厳禁。基本的に日本とかわりはありませんが、チェック体制はより念入りだという印象でした。
で、この手荷物検査で私はひっかかりました。
金属製のデンタルケア用品を持ち歩いていたところ、X線検査で凶器と誤解されたのです。
たしかにモニター画面を見ると、角度が悪かったのかなんなのか、映し出されているのは先の尖ったバールのようなものすげえ凶悪な武器でした。
そこで私は釈明のために、手荷物中身改め窓口にならびます。
私の前に、小柄なおばさんが荷物改めを受けていました。
日本人ではなく、おそらく東南アジア系ではなかろうかと思うのですが、大きなバックパックを背負ったラフな服装で、今まさにそのバックパックを開封されんとしているところでした。
おばさんが係官に何か言います。英語ができるようです。
係官は首を振ります。許してもらえないようです。
おばさんはしぶしぶバックパックを開け、飲料水のペットボトルを取り出しました。
おばさん「オーケー?」
いやいやおばさん、液体類は持ち込み禁止だからさ。
係官「ノー」
係官はペットボトルを没収してしまいまいした。
しかしこれで終わりかと思いきや、若いながらも貫禄のある係官の男性はまだおばさんを許しません。
どうも他にも何か引っかかる物があるようなのです。
問い質され、おばさんはしぶしぶバックパックの奥から、ボトル入り液体洗剤を取り出しました。
おばさん「オーケー?」
いやダメだっておばさん、液体類は持ち込み禁止だって。
係官「ノー!」
係官はボトルを没収してしまいました。
ところがそれでもまだおばさんは解放されません。まだ何か隠し持ってるようなのです。
係官はおばさんに、バッグの別のポケットも開けて全部ちゃんと調べさせろと言います。
おばさんはしぶしぶバックパックの側面ポケットを開けました。
係官はそこから、何やら平たいプラスチック製品を引っ張り出しました。
あれ?え、もしかしてドイツってプラスチックもダメなの?
と、私は一瞬焦ったのですが・・・・・・
係官がその赤いケースを左右に引っ張ると。
中から刃渡り20センチの包丁が!!
おば「オーケー?」
いや最高にだめだろおばさん!!!!
これがオーケーだったら手荷物チェックとか存在しねえよ!!
係官「ノー!!」
係官は包丁を没収してしまいました。当たり前です。
ていうかここまでどうして飛んで来れたんだ。。。
ともあれこれでようやくおばさんは解放され、私の番になりました。
直前の包丁がインパクト激烈だったせいか、私のとりだしたバール(手のひらサイズ)に拍子抜けすらした様子の係官。
係官「オー・・・」
江戸「でんたる」
係官「・・・オーケー」
見逃してもらえました。
小型機に乗り込み、ミラノへ向けてフライトです。
それにしてもフランクフルト空港は迷宮のように縦にも横にも広かった・・・
飛行機はルフトハンザで、フランクフルトでの乗り継ぎ便でした。
乗り継ぐ時に入国審査を済ませます。また、乗り継ぐわけですから当然その前に手荷物検査があります。
9.11のテロ以来、手荷物検査はえらい厳しくなってまして、アメリカなんかではトランクに鍵かけるのすら禁止、などという話も聞きます。
EUではそこまでじゃないですが、液体類の持込禁止、刃物類はもちろん厳禁。基本的に日本とかわりはありませんが、チェック体制はより念入りだという印象でした。
で、この手荷物検査で私はひっかかりました。
金属製のデンタルケア用品を持ち歩いていたところ、X線検査で凶器と誤解されたのです。
たしかにモニター画面を見ると、角度が悪かったのかなんなのか、映し出されているのは先の尖ったバールのようなものすげえ凶悪な武器でした。
そこで私は釈明のために、手荷物中身改め窓口にならびます。
私の前に、小柄なおばさんが荷物改めを受けていました。
日本人ではなく、おそらく東南アジア系ではなかろうかと思うのですが、大きなバックパックを背負ったラフな服装で、今まさにそのバックパックを開封されんとしているところでした。
おばさんが係官に何か言います。英語ができるようです。
係官は首を振ります。許してもらえないようです。
おばさんはしぶしぶバックパックを開け、飲料水のペットボトルを取り出しました。
おばさん「オーケー?」
いやいやおばさん、液体類は持ち込み禁止だからさ。
係官「ノー」
係官はペットボトルを没収してしまいまいした。
しかしこれで終わりかと思いきや、若いながらも貫禄のある係官の男性はまだおばさんを許しません。
どうも他にも何か引っかかる物があるようなのです。
問い質され、おばさんはしぶしぶバックパックの奥から、ボトル入り液体洗剤を取り出しました。
おばさん「オーケー?」
いやダメだっておばさん、液体類は持ち込み禁止だって。
係官「ノー!」
係官はボトルを没収してしまいました。
ところがそれでもまだおばさんは解放されません。まだ何か隠し持ってるようなのです。
係官はおばさんに、バッグの別のポケットも開けて全部ちゃんと調べさせろと言います。
おばさんはしぶしぶバックパックの側面ポケットを開けました。
係官はそこから、何やら平たいプラスチック製品を引っ張り出しました。
あれ?え、もしかしてドイツってプラスチックもダメなの?
と、私は一瞬焦ったのですが・・・・・・
係官がその赤いケースを左右に引っ張ると。
中から刃渡り20センチの包丁が!!
おば「オーケー?」
いや最高にだめだろおばさん!!!!
これがオーケーだったら手荷物チェックとか存在しねえよ!!
係官「ノー!!」
係官は包丁を没収してしまいました。当たり前です。
ていうかここまでどうして飛んで来れたんだ。。。
ともあれこれでようやくおばさんは解放され、私の番になりました。
直前の包丁がインパクト激烈だったせいか、私のとりだしたバール(手のひらサイズ)に拍子抜けすらした様子の係官。
係官「オー・・・」
江戸「でんたる」
係官「・・・オーケー」
見逃してもらえました。
小型機に乗り込み、ミラノへ向けてフライトです。
それにしてもフランクフルト空港は迷宮のように縦にも横にも広かった・・・
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