2007年1月8日設置
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鹿島悦子。えっちゃん。実の父である映画監督に会いたかったあの子です。
18歳以下完全対象外の獠が唯一女性として口説いた16歳。そう考えると凄い。
まず、いい子ですよね。そして自立して他人に流されない。
他の女優達が文句付けて手も触れなかった獠の料理をぱくぱく食べて、「おかわり、いい?おいしいからいくらでも入っちゃう」。天使だよ。
彼女も良い子だし、それに感激する獠も良かった。
ていうか、他の子がおかしくないか。冴羽獠の料理の腕はもしかしたら銃より凄いぞ。絶対食べたいだろ。食事制限しててもすこしは食べるぞ普通。
さらに、他の女優達が散々獠をないがしろにする中、
悦子「ありがとう冴羽さん」
獠 「え?」
悦子「だってオーディション中止にならずにすんだもの」
獠 「ハ・・・それはオレじゃないよ。礼を言うなら香に言いな」
悦子「でも・・・精一杯、あたしのために努力してくれたもの!!」
天使だよ。
掃き溜めに鶴とはこの事だ。不貞腐れてた獠が反省するくらいですからね、精神年齢は彼より高いぐらいなんですよ、たぶん。
この子は自立してるし、そしてあきらめも知っている。
普通の子供のようにがむしゃらに物を欲しがったり要求を通そうとはしないで、欲しい物はそっと自分一人で、手に入れられる範囲でささやかに満足する。
そういうところが、獠をして子供扱いさせなかったんじゃないかと言う気がします。子供の遠慮じゃないものな。
なんで彼女がそういう女の子になったのかも、考えてみると切ないですよ。
最後の最後、彼女が本当に知りたかった事を口にしますが・・・
ずっと、自分が望まれて生まれた子ではないかもしれないという不安があったということですよね、これ。
それで彼女は、子供らしく我がままに望む事ができない子に育ったのでは。
獠にだけ少し甘えられたのは、彼がえっちゃんえっちゃんと迫っていって、「君の恋人になりたい人さ」とまで言ってくれる、自分の存在が望まれていると思わせてくれる人だったからじゃないでしょうか。
話がCITY HUNTERでも序盤ですから、連載終盤ではもう二十歳くらいにはなっているはずですよね。
素敵な女優になって、今度こそ監督の映画に出ていたらいいなあ。えっちゃん大好き。
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