2007年1月8日設置
サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
TOKIO山口メンバーの問題について考えてみました。
この問題の本質は、セクハラじゃなくて酒だと思っています。事務次官のあれとは違う。
まず私は、お酒があるから悪い、とは思いません。それは人を殴り殺しておいて右手があるから悪いという類の暴論だと思います。
ただ、今回セクハラに至ったのが飲酒のせいである、とは思います。酒が入っていなかったらこの人はこんな事をしなかったでしょう。
飲酒によりセクハラ化した状態を当人の本性である、とは思いません。理性も含めてその人だと思うので、ドーピングで理性が無くなった状態を本来の状態だとは思いません。
例えば、末期の患者さんに麻薬を投与すると今までと異なる性格になることがあると言いますが、それを本心だとか本性だというのは悲しすぎる。
今まで夫を大切にしてきた奥さんが、我を失ったら夫の悪口をいうようになった、でも正常な時にはそれを口に出さない何らかの理由があったわけでね。悪い感情を抱いていたことより、それを抑えたことの方が本当の愛だったりすると思うんですよ。
理性が無い時の姿は、人の本性じゃないですよ。
しかし、他人に迷惑をかけるとわかっているのに酒を飲む自己本位な考え方はそいつの本性だと思います。素面の時にその決断してるわけですからね。「酒が本性を暴く」というのはこの点だと思います私は。
山口メンバーの場合、あれは完全にアル中という正真正銘の病気だと思うので、これも一概に本性と言い難いんですけど、でもアル中に至るまでに止める機会はいくらでもあったと思うので、もともと自分本位な人ではあったんだろうと思います。
彼自身がきっと、酔っ払いに迷惑かけられても水に流せるタイプの人なんじゃないでしょうか。面倒見が良いと言いますし。
しかし、自分がそうだからって他人もそうだと甘えるのは、やはり自己本人な考え方なんじゃないかと。
被害者の子達には、若さ特有の物知らずと無鉄砲さがあったとしても、何も悪く無かったと思います。16歳ですよ。酒もエロも禁じられている歳の子供に酒や男の恐ろしさを予測しろというのが無茶です。ましてや、自分の父親と同じくらいの人など、自分を守ってくれる「保護者」的な感覚でとらえますよ。子供だもの。
そんな人に襲いかかられて、よっぽど怖かったろうと思いますよ。
デヴィ夫人は「うがいをしてさよならすればいいじゃない」と事もなげに仰ってますが、16の少女がデヴィ夫人と同じ男あしらいする社会は健全って言えねえだろ。逆に問題あるわ。
立派な大人でありながら子供を夜中に呼び出す山口メンバーが悪い。一番悪いとかじゃなく、彼一人が100%悪い。
だから被害者を叩くのは論外です。
そういう人は、なんとかして山口メンバーを赦したいと思うからそうしてしまうのでしょうが、赦しと言うのは究極的には無償な行為で、自己責任で行うものです。
被害者に代償を負わせて赦すような行為は、赦しでも何でもなく、単なる罪のもみ消しに過ぎない。罪の方を無かった事にして赦したつもりになってはいけない。
誰かを赦したいなら、苦しくてもその人の罪を受け入れて、自分の心の中で決着をつけなければいけない。赦すっていうのは、割と大変なことなんですよ。
加害者が被害者に行う「償い」は、最も赦しから遠くて長く深く苦しむ被害者の心を少しでも軽くするための行為であって、「だから赦せ」という取引行為では無いんです。謝ってるから赦せ、反省しているから赦せ、そういう事では無い。
一方で、「こういう事件を起こしたとしても私はこの人を赦す」という人を、間違っているとかも言うべきではないと思います。
赦すも赦さないもあくまで個人の結論であって、Aさんが赦したからみんなもOK、Bさんが赦さないから世界中でNG、そういう物では無いと思います。同調する必要は無い。
で、次に再発防止について考えると・・・・
最善は山口メンバーのアル中が治ることです。
ただ、アル中って、かかったらもう治らないらしいですね。だから生涯酒を断つしかないという。
40歳過ぎた自己本位な人が個人でこれをできる可能性は非常に低いと思います。
誰かが一生監視するとか、他人に助けてもらわなければならない。そんなことできますかね。
酒を断つ事ができないなら、次善の策として、彼が酒を飲んでも被害に遭う人を生じさせないようにしなければならない。
その手段として、当人を影響力のある地位から外す事も行うべきだと思います。
TOKIOの山口だという事で得ている信頼があるわけで、信用できない人間に信用させるような看板を飾るべきではない。
山口メンバーをTOKIOから追放するというのは、そういう段階の事だと思います。
で、謝罪会見で彼はTOKIOに戻りたいような事を言ってましたが、それはあんた次第だと。自分が変わる努力も結果も何一つ出していないのに今何言ってんだと。
自分は何もしません、元に戻りたいです、それは要するに事件を無かった事にしたいですって言ってるようなもんですよ。
自分本位な人って、後悔は散々しても反省はできないから・・・自分を客観視できないから・・・
ただ、「【今は】酒を飲まない」という表現に限っては、反省してないとかの問題ではなく酒を断つと考えるだけで恐怖を覚えるアル中患者特有の症状、という専門家の意見があって、それはとても納得しました。
いくら反省してなくても謝罪の上手い人ならあんな危険な言い回しはするまいに・・・と思ってたんですが、そういう事か。なるほど。
恐怖症って自分じゃどうしようもないとこあるんでね・・・私も、獠と同じ飛行機恐怖症持ちなんで、抗い難いことはよくわかる。獠のあの恐怖状態の表現、それほどオーバーじゃないんだよ・・・マジで・・・。
とにかく、まず治療ですよ。
弁護士ともども泣いてる場合じゃない。被害者を別にすれば今一番泣きたいのは先日まで治療してた肝臓の医者だろ。
ほんとに。
この問題の本質は、セクハラじゃなくて酒だと思っています。事務次官のあれとは違う。
まず私は、お酒があるから悪い、とは思いません。それは人を殴り殺しておいて右手があるから悪いという類の暴論だと思います。
ただ、今回セクハラに至ったのが飲酒のせいである、とは思います。酒が入っていなかったらこの人はこんな事をしなかったでしょう。
飲酒によりセクハラ化した状態を当人の本性である、とは思いません。理性も含めてその人だと思うので、ドーピングで理性が無くなった状態を本来の状態だとは思いません。
例えば、末期の患者さんに麻薬を投与すると今までと異なる性格になることがあると言いますが、それを本心だとか本性だというのは悲しすぎる。
今まで夫を大切にしてきた奥さんが、我を失ったら夫の悪口をいうようになった、でも正常な時にはそれを口に出さない何らかの理由があったわけでね。悪い感情を抱いていたことより、それを抑えたことの方が本当の愛だったりすると思うんですよ。
理性が無い時の姿は、人の本性じゃないですよ。
しかし、他人に迷惑をかけるとわかっているのに酒を飲む自己本位な考え方はそいつの本性だと思います。素面の時にその決断してるわけですからね。「酒が本性を暴く」というのはこの点だと思います私は。
山口メンバーの場合、あれは完全にアル中という正真正銘の病気だと思うので、これも一概に本性と言い難いんですけど、でもアル中に至るまでに止める機会はいくらでもあったと思うので、もともと自分本位な人ではあったんだろうと思います。
彼自身がきっと、酔っ払いに迷惑かけられても水に流せるタイプの人なんじゃないでしょうか。面倒見が良いと言いますし。
しかし、自分がそうだからって他人もそうだと甘えるのは、やはり自己本人な考え方なんじゃないかと。
被害者の子達には、若さ特有の物知らずと無鉄砲さがあったとしても、何も悪く無かったと思います。16歳ですよ。酒もエロも禁じられている歳の子供に酒や男の恐ろしさを予測しろというのが無茶です。ましてや、自分の父親と同じくらいの人など、自分を守ってくれる「保護者」的な感覚でとらえますよ。子供だもの。
そんな人に襲いかかられて、よっぽど怖かったろうと思いますよ。
デヴィ夫人は「うがいをしてさよならすればいいじゃない」と事もなげに仰ってますが、16の少女がデヴィ夫人と同じ男あしらいする社会は健全って言えねえだろ。逆に問題あるわ。
立派な大人でありながら子供を夜中に呼び出す山口メンバーが悪い。一番悪いとかじゃなく、彼一人が100%悪い。
だから被害者を叩くのは論外です。
そういう人は、なんとかして山口メンバーを赦したいと思うからそうしてしまうのでしょうが、赦しと言うのは究極的には無償な行為で、自己責任で行うものです。
被害者に代償を負わせて赦すような行為は、赦しでも何でもなく、単なる罪のもみ消しに過ぎない。罪の方を無かった事にして赦したつもりになってはいけない。
誰かを赦したいなら、苦しくてもその人の罪を受け入れて、自分の心の中で決着をつけなければいけない。赦すっていうのは、割と大変なことなんですよ。
加害者が被害者に行う「償い」は、最も赦しから遠くて長く深く苦しむ被害者の心を少しでも軽くするための行為であって、「だから赦せ」という取引行為では無いんです。謝ってるから赦せ、反省しているから赦せ、そういう事では無い。
一方で、「こういう事件を起こしたとしても私はこの人を赦す」という人を、間違っているとかも言うべきではないと思います。
赦すも赦さないもあくまで個人の結論であって、Aさんが赦したからみんなもOK、Bさんが赦さないから世界中でNG、そういう物では無いと思います。同調する必要は無い。
で、次に再発防止について考えると・・・・
最善は山口メンバーのアル中が治ることです。
ただ、アル中って、かかったらもう治らないらしいですね。だから生涯酒を断つしかないという。
40歳過ぎた自己本位な人が個人でこれをできる可能性は非常に低いと思います。
誰かが一生監視するとか、他人に助けてもらわなければならない。そんなことできますかね。
酒を断つ事ができないなら、次善の策として、彼が酒を飲んでも被害に遭う人を生じさせないようにしなければならない。
その手段として、当人を影響力のある地位から外す事も行うべきだと思います。
TOKIOの山口だという事で得ている信頼があるわけで、信用できない人間に信用させるような看板を飾るべきではない。
山口メンバーをTOKIOから追放するというのは、そういう段階の事だと思います。
で、謝罪会見で彼はTOKIOに戻りたいような事を言ってましたが、それはあんた次第だと。自分が変わる努力も結果も何一つ出していないのに今何言ってんだと。
自分は何もしません、元に戻りたいです、それは要するに事件を無かった事にしたいですって言ってるようなもんですよ。
自分本位な人って、後悔は散々しても反省はできないから・・・自分を客観視できないから・・・
ただ、「【今は】酒を飲まない」という表現に限っては、反省してないとかの問題ではなく酒を断つと考えるだけで恐怖を覚えるアル中患者特有の症状、という専門家の意見があって、それはとても納得しました。
いくら反省してなくても謝罪の上手い人ならあんな危険な言い回しはするまいに・・・と思ってたんですが、そういう事か。なるほど。
恐怖症って自分じゃどうしようもないとこあるんでね・・・私も、獠と同じ飛行機恐怖症持ちなんで、抗い難いことはよくわかる。獠のあの恐怖状態の表現、それほどオーバーじゃないんだよ・・・マジで・・・。
とにかく、まず治療ですよ。
弁護士ともども泣いてる場合じゃない。被害者を別にすれば今一番泣きたいのは先日まで治療してた肝臓の医者だろ。
ほんとに。
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