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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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第六話 宛城の戦い

宛城が炎上という無双界きってのネタフレーズで有名な宛城。今回もやはり炎上していた。

帝をいただき許昌を都とした曹操は、降伏してきた張繍に招かれて典韋と共に宛城へ。
宴のイベントムービーから開始。

女官が酒注いで無かったら会社の圧迫面接みたいな雰囲気です。曹操も典韋も恐い。
にこやかに二人のご機嫌をとる張繍の目が光り過ぎてすごい恐い。

宴は罠です。追加の酒を運んでくると見せかけて、張繍が向かったのは外に控えた軍師・賈クの元でした。

「こ、これで良いのだな賈クよ?」
「まずまずといったところですね・・・では、こちらも宴といきましょう」

彼がパチンと指を弾くと、刺客がずらりと闇に浮かびました。

この時の賈クの両腕を開いたポーズは、ムービーのサムネイルとしてギャラリーに表示されてるんですが、とても格好良い。
私が無双好きなのはこれよ。男キャラの体が常に格好いいのよ。マッチョだけじゃない、痩せ形キャラでも肩や胸はあくまでしっかりしてて男らしい。胸筋てほんと大事よ。

典韋「殿!」
曹操「やはり小賢しい策であったか。典韋、わしの命預けるぞ!」

ゲーム開始。プレイキャラは曹操か典韋の二者択一。もちろん典韋でしょう。ここは典韋のためのステージと言っても過言ではない。
早くも炎上している宛城から、まずは脱出を目指します。

行く手を遮るのは群がる兵士と敵の罠。罠。罠!

・・・罠多すぎんだろ。

「れんど」はおなじみとして、口から火を吹く竜の銅像で埋め尽くされた広間とか、城主が病んでるとしか思えないレイアウトだよ。
巨大扇風機による暴風も、こっちよりむしろ向こうの兵士がくらって全員池に落ちてくれたしな。大丈夫かいろんな意味でこの城。

曹操「むう、ナントカとカントカとははぐれてしまったか・・・」
典韋「何とかしてあいつらも助けてやらねえと!」

炎に巻かれて味方武将とはぐれた模様。
助けてやりたいのは山々だけど門がちっとも開かないから無理だ。ごめん。
たぶんどっかから回らないといけないんだと思う。そして回ってるうちに二人ともやられちゃうんだと思う。ほら、もう敗走情報入った。な?

申し訳ないけれど二人のことはあきらめて、曹操と一緒に城外へ脱出。
すかさずムービー。

夏侯惇「孟徳!!」

馬をかっとばしてくる惇兄!アンド郭嘉!


典韋(キュン


・・・いや、ほら、徐州のこともあるし、典韋のために駆けつけてくれた感がすごい。
なんか知らないけど郭嘉、典韋への思いやりにあふれてない?酒豪繋がりで仲いいんじゃない?この二人。

しかし仲間と合流しようとしたその時でした。頭上から槍が!そして雨のように矢が!

典韋「殿ォー!!」

曹操を庇って全身に矢を浴びる典韋。
さらに兵士に切りつけられ、ぐはぁ!と呻きます。
ひいいいい典韋が死んじゃう!典韋!典韋!

典韋は兵士を薙ぎ払い、背中の矢を自ら引き抜いて、「こんなことはなんでもねえでさぁ!」と言い放ちます。

典韋「それより、旦那達が来てくれたなら今度はこっちの番ですぜ!」
曹操「無理をするな典韋!その傷では・・・!」
典韋「殿の進む道、邪魔されるわけにはまいりませんや。かかって来やがれ!こっからは御大将には指一本触れさせねえぞぉ!!」


ここ最高格好いい。


いかん、格好良すぎて涙出て来た。典韋が仲間になった時から見てるから、余計に泣ける。
初登場の時には呂布の凶刃を受け止めて曹操を守ってくれて、今またこうして考えるより先に体を張って、本当に典韋は曹操のために一生懸命なんだなって・・・もう典韋の表情とかひとつひとつが綺麗でリアルで胸を打つ。
ありがとうPS4!ありがとう無双!ありがとうハゲ設定!
うああああ典韋ぃぃぃぃ!!お前ほんと漢の中の漢ぉぉぉぉ!!!

ゲーム続行。今度は反撃です。

郭嘉「その傷・・・!一刻も早く手当てをしなければいけなさそうだ。早急に片をつけよう」

ああ郭嘉、いつも典韋の心配をしてくれてありがと・・・!

郭嘉「兵の位置から見て、おそらく張繍は西のどこかに隠れているね。ひとまず、辺りの敵を一掃しようか


早急に、とか言ったか・・・?


空耳だったようだな。それとも何か、軍師界では早急=敵の一掃を意味するのか・・・?
おい、上は何もわかっちゃいないよ。会議室と現場の温度差がすげえよ。

で、でもまあ・・・徐州も、あれ実は隠し通路があって挟撃看破ができるってついさっき知ったし・・・
今回も、アバウトな軍師の指示に典韋の頭が追いついてないだけかもしれない。ごめん、典韋考えないで動くタイプだから。あくまで武闘派だから。

きっと敵を一掃したらすぐに戦線離脱して介抱してくれるんだろう。
頑張るよ。倒すよ。敵を。
せい!やあ!でやぁ!

郭嘉「張繍の籠城には何か意図があるはず。不用意な突入は避け、様子を見ながら進もう」

・・・
し、慎重だね軍師殿。
え、突入っていうか、あくまで張繍倒すの?典韋死にそうなのに?
瀕死の仲間の容体以上に見なきゃいけない様子ってなにかね?

郭嘉「!隆表の斥候・・・!ああなるほど、張繍と連動してこちらを叩く算段か。ということは、じきに隆表の援軍が来るね」

は、はあ。そうなの?

郭嘉「では、こちらも罠をしかけてみようか。伏兵を使って、張繍と隆表を一網打尽にするために」

ミッション:敵の砦(3つある)を制圧せよ!


おい。郭嘉よ。


おかしい。おかしいよ何かがおかしい。
すごい楽しそうな顔してるとこ悪いけど、典韋もう死にそう。肉まん食べてもゲージが半分までしか回復しない。伏兵とかやってる時間が人生に無い。
なあ軍師殿、心配してくれてると思ってたけど、「典韋に何しても大丈夫」と思ってるの実は誰よりお前じゃね・・・?

典韋は死にかけながらも砦を3つ落としました。
兵を伏せます。

直後に現れた隆表の援軍は、鮮やかにその罠に引っ掛かりました。

郭嘉「敵はこちらの罠にかかった。さあ一気に押しつぶすとしようか」


・・・・・・。


・・・そう。あくまで潰しに行くと・・・
もういいや、郭嘉楽しそうだし・・・


これでようやく張繍を撃破し、ラスボス賈クも撃破。
賈クの生け捕りムービーが入り、そして。

曹操「それにしても見事な武勇よ典韋。おぬしは古の英雄、悪来に匹敵するやもしれぬな」
典韋「いやあ、へへ・・・なんだかちとこそばゆいでさぁ」

曹操に褒められてテレテレする典韋。可愛い。
と、その視線がふっと遠くなって。
足元から崩れ落ちて。

曹操「!典韋!」
典韋「・・・すいやせん、殿。俺ぁ、ここまでみてえでさぁ」
曹操「!!バカなことを言うな典韋!わしにはお前が必要なのだ!!」

曹操のこんな悲しそうな顔初めて見た。
夏侯惇に抱えられ、曹操にすがられながら、典韋は笑います。

典韋「へへ・・・ありがてえ・・・お言葉でさぁ・・・」

この言葉を最後に、絶命。
曹操の慟哭を残して、第六話は終了です。


・・・典韋でこんなに泣く日が来るとは思わなかったぜ・・・
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