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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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テッドと腸の引きちぎれるような別れをして脱出したセオはグレッグミンスターの街をさまよいます。
外は雨。どこの店も家もがっちり閉まっており、城へ殴りこみをかけようにも兵士に見つかればダッシュで逃げざるを得ない状況。街の外にもいけない。どこにもいけない。
そんな中で一軒だけ、ドアをあけてくれたのがマリーさんの宿屋でした。

ふくよかであったかい、いかにもおふくろさん的な匂いのするマリーさんは、どうしたんだい!?と驚きながらも一行を中に入れて2階にかくまってくれました。
セオと、グレミオと、クレオ。
皆で竜にぎゅうぎゅう詰めで乗って落っこちそうになってたのがつい数時間前(プレイヤー時間)だというのに今は3人しかいないなんて・・・・・・いかん、また涙出てきた・・・・

これからどうしよう。途方にくれる3人。とにかく街を出て北方に向かいましょう、とクレオが発案します。
北へ行けば大将軍である父、テオ・マクドールがいます。親父に助けてもらって人権を取り戻そうというのです。
でもどうだろう・・・親父は助けてくれるかな・・・
このあいださ、城内で聞き込み調査してたときにさ、「マクドール将軍が北方の守りに行った」っていうのは建前で、本当は解放軍の討伐に行ったらしいっていう話を耳に挟んだんだよね、実は。
それでさ、子供を殴ったり、馬鹿高い税金を巻き上げたり、無実の人間に罪を着せたり、テッドをボコボコにしたりしてる帝国軍って明らかに悪じゃん?反乱してる解放軍てむしろ正義じゃん?それを討伐に行ってる親父ってかなりやばくね?ぶっちゃけあいつも悪じゃね?

パーンに裏切られ、もはや何も信じられない主人公。2D画面でははっきりしませんが、今の彼の瞳は間違いなく死んでいます。

やさぐれながらも時間ばかりが経過するので階下に下りてみました。グレミオが「坊ちゃん、あんまりうろうろしない方が・・・」と心配してくれました。無視

宿屋の一階は食堂になっており、兵士や旅人が食事をしていました。
その中の一人が「・・・やべーなぁ・・・どうすっかなぁ・・・」とぶつぶつ言っています。
顔が童虎そっくりな彼の名前はビクトール。どうも次の展開のキーマンのようです。キーマンのようですが何度話しかけてもやべーやべー繰り返すばかりなので、そんなやべー人は置いときまして、マリーさんに話しかけてみますと。

とたんにドアをぶち破って兵士がなだれ込んで来ました。

ひいいい急展開!マリーさん逃げて!俺はもうだめです!今なだれ込まれた拍子に兵士の一人にぶつかっちゃってすごいインネンつけられてます!お前らマクドールの息子を探してるんじゃないのか!?ガキの一人にぶつかったぐらいでグダグダ言ってっから出世できねえんだよこの束売り兵士!!

幸いなことに彼らはセオの顔を知らない様子です。
低姿勢で謝って切り抜ければこれ以上大事には至らないで済む・・・・かと思ったところに上からグレミオとクレオが駆け下りてきました。

「坊ちゃん!!」
「大丈夫ですか坊ちゃん!!

空気読め貴様ら。
大事な坊ちゃんを守りたいのかピンチに陥れたいのかどっちだコラアアアア!!!!
ほら見ろ!バカ兵士が「坊ちゃん?はっ!もしかしてそいつは!!」って流れになってんじゃねえか!!もう自分大人ですから!!もさもさだって一人で倒せますから!!だからこれ以上坊ちゃんとか言わないでください!!ちゃんとセオって名前で呼んで下さい!!しかし現状ではそれもNG!!!!

混乱する現場。仕事を思い出す兵士。全部バラしたくせに「これは・・・まずいですね」などと不吉な台詞をのたまうグレミオとクレオ。カウンターの向こうから市原悦子ばりに状況を見守っているマリーさん
あらゆる意味でやばい展開になってきたところに、ようやくキーマンが登場してくれました。

「まあまあ皆さん落ち着きなさいって」

軽いノリで、さっきまで片隅でぶつぶつ言ってたビクトールが割って入ってきたのです。
彼は兵士に言います。考えても見てくださいよ、お尋ね者になってるってのに未だにこの辺うろうろしてるマヌケなんているわけないでしょ?

いるけどね。ここにね。

こいつらは俺がつまみだしといてやりますよ。ほらお前ら!こっち来た来た!!
・・・という流れで無事に修羅場を脱出することができました。
ありがとう、ビクトールさん。しかしあんたほんとに童虎にそっくりだね

ビクトールさんは金もないのにマリーさんの店で夕飯を食っていて勘定をどうしようか困っていたところだったそうです。で、どさくさにまぎれて食い逃げしたんだそうです
・・・かくまってくれた恩を仇で返してしまった・・・すみませんマリーさん、いつかきっと、宝払いで返すんで待っててください・・・

セオがマクドールの息子だと見抜き、街から連れ出してくれるというビクトール。
その代わり条件があり、なんでも誰かにセオを会わせたいらしいのです。
まあ・・・うん。仕方ない。乗りかかった船だ、最後まで行くしかないよ。確かにこの人は怪しいけど、悪い人じゃないと思うよ、もう脱皮もしないよ。いいから落ち着けグレミオ。行くったら行くんだよ坊ちゃんの命令だっつーの聞けや。

こうして主人公はグレッグミンスターから脱出します。
門番はビクトールが賄賂で買収してくれました。その賄賂はグレミオの財布から出ました

目指すはグレッグミンスターの、レナンカンプの街。
当初の目的・北の親父とは真反対の方向に一行は向かうのでした。
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