情熱(の赴くままプレイレポを書き続ける)大陸横断中。
ブログってこういう使い方するもんだったっけか・・・・
それにしても、あれです。皆様からこのレポに関して寄せられる「私も幻想水滸伝大好きです!」っていうコメントの多さにびっくりします。そして誰か一人ぐらいはPSPを買うのを止めてくれる人がいるんじゃないかと思ってたけど誰も止めてくれなったという現実が、このゲームの人気の高さを知らしめている気がしてなりません。わかるよ。PSPにイヤホンと防護カバープラスで買ってもこのゲームはやる価値があるよ。返品なんてとんでもないよ。
でもイヤホンが品切れでさああああ!!いつになったらポータブれるようになりますかこのPSPは!!
星矢ファンの方(そりゃいらして下さる方の100%がそうだろうよ)、知らないゲームレポでブログつまんねーと思われていたら申し訳ありません。
ですが会社では誰一人ゲーマーがいなくて話にならず、叫ぶところがここしかない孤独な管理人にどうか哀れみを・・・見逃してやってください。。。
そして幻想水滸伝をご存知の方でしたら、私がこの先レナンカンプに入ってから出るまでの間どれだけ大変な状態であったか想像がつくと思います。
まあ聞いてください・・・・
坊ちゃん一行はレナンカンプへやってきました。
そこは小さな町でした。ビクトールの言う「会わせたい人」がどこかにいるらしいのですが、彼はその人と話をしてくると言って一人で行ってしまいました。
仕方がないので、残された3人は町を散策します。店を一通り見て回り、民家に侵入し、
「うちの娘、メグっていうんだけど、どこかで見たらよろしくね」
みたいなことを気軽に言われたりします。聞けばメグさんは「冒険が私を呼んでるの!」と言ったまま家を飛び出し行方をくらませたという不思議っ子。どうしよう、押し付けられたよこれ。
まあメグさんについてはそのうち会ったらその時の感じでみたいに終わらせまして、ビクトールが戻ってこないので宿屋に行きます。
泊まります。
するとやってくる大量の兵士。
ひいいいい!!!ビクトール!!会わせたいやつらってこれか!?全員同じ顔で判別不能なんですけど!!どいつに会えばいいんですか!?生きて帰れますか!?っつーかまたタレコミですか!!こんどはビクトールですか!!オヤジは信用するなっていう、そういうこと!?そういう世界!?
坊ちゃんは大慌てです。
しかしグレミオはもっと焦っています。
「やっぱりあんな奴信用しちゃいけなかったんですよ坊ちゃん!」
・・・いや、そういう考え方はよくないよグレミオ。これはビクトールさんのせいじゃないよ。誰のせいでもなくただピンチなだけさ。彼は悪い人じゃない。
なぜかグレミオが焦ると落ち着きますね、こっちは。うん。
兵士達は部屋のすぐ外まで迫ってきました。
ビクトール!どうすりゃいいんですかこの状況!!
・・・あ、そうだ賄賂!賄賂渡せばいいんじゃん!?門番もあれで騙せたし帝国腐ってるってビクトールも言ってた!グレミオ、財布をよこせ!!
・・・と思いましたが、しかしそんなコマンドは出ません。
切羽詰ったその時・・・・
「こっちよ!」
澄んだ声が部屋に響きました。
誰!?・・・はっ!すごく邪魔な位置に置いてあった不自然な大時計の後ろに人影が!
見ればそれは厳しい眼差しをした一人の少女でした。
亜麻色の長い髪に白磁の肌の・・・・
「急いで!」
そうだな。見とれてる場合じゃねえやな。
彼女が時計を動かすと、その下からはあら不思議、隠し階段が。坊ちゃんとグレミオとクレオは促されるまま中へ飛び込みます。
長い階段を下りてゆくと・・・・
・・・そこは地下の秘密基地のようでした。
下水道か何かの空間を利用しているのでしょうか、闇の中を暗い水が川のように流れていて、横道の部屋に人が集まっていました。
ってビクトール!!てめえこんなところに居やがったか!!
「ビクトールの言ってた新しい仲間というのはあなたたちでしょう?」
はい!?
少女の言葉にうろたえる坊ちゃん一行。
初耳なんすけど!!仲間って何の!?聞いてないよ聞かせてよ!!
・・・・・
・・・・話を聞きますと。
なんとここは解放軍のアジトなのでした。
少女の名はオデッサ・シルバーバーグ。解放軍のリーダーで、ビクトールはその仲間。オデッサの隣に並んでいる、フリック、サンチェス、ハンフリーもやはり解放軍の首脳陣だというのです。
そしていつのまにか坊ちゃんも仲間にされかけているらしいのです。
待てや。
「・・・あなたもビクトールに騙されて連れてこられたのね。彼、気に入った人を見ると無理やり連れてくるのよ」
誘拐それええええええ!!!!
困ります!帝国五大将軍の息子が解放軍と内通って、そんなの知られたら親父の死亡フラグが全開で発動してしまう!!放してください!聞いてないです!
抗議する坊ちゃん達(主にグレミオ)に向かって、しかしオデッサは淡々と言いました。
とりあえず今出て行ったら捕まってしまう、そんなことはできないでしょう、と。
・・・・そりゃそうだけどさ。
ほとぼりが冷めるまではここにいなさい、それから後はあなた達の自由よ、と。
・・・・う・・・・クールな子だなこの子・・・・
仕方ない。しばらくはここで様子を見よう。
オデッサのもっともな言い分にあきらめたセオは、話を終えて基地内をぶらぶらしてみます。
すると入り口の所に人が倒れていました。
「オデッサ様に・・・伝えなければならない・・・ことが・・・・」
ちょ・・・!オデッサ!誰か来てる!あんた宛に!ちょっと!
あわてて助け起こし、奥へ運び込みます。
それはロックランドから逃げてきた盗賊の三下でした。
意識を回復した彼が言うには。
「ロックランドの悪代官グレィディが、俺達の親分のバルカスとシドニアを磔にして飢え死にさせようとしている」・・・・
・・・・・バルカス?シドニア?
それって・・・・
「坊ちゃん!バルカスとシドニアってまさか・・・」
「私達がロックランドで捕まえた盗賊じゃないか!?」
そうだよ!ロックランドで悪代官に騙されて明らかに無罪の人をとっ捕まえた、あれがバルカスとシドニアだった!!って・・・
だから言っただろうが坊ちゃん!!
お前ら全員騙されてると!!眼を覚ませと!!カナンを崖から蹴落としてこの仕事を終わらせろとあれほど画面のこっちから言ったじゃないかあああああ!!!!どうすんの二人が日干しになったら!!これ全部うちらのせいだよこれ!!
はいオデッサ!!これ全部僕らのせいです!!
「どういうこと・・・?」
かくかくしかじかのいきさつでグレィディに騙されました!!
そんなわけですからあの二人は僕らが助けます!助太刀は無用!ん?ビクトールもついてきたい?じゃあ来い!!
・・・こうして。
坊ちゃんはなし崩し的に解放軍の助っ人の第一歩を踏み出したのでした。
ロックランドにやってきますと、町の人は相変わらずグレィディ死ね!!ぐらいの勢いで荒んでいました。こんなにガラの悪い町もなかなか無い。
あと、ここの墓場には気になるお墓が一つあります。行き倒れた女性のもので、
「クライブ。お前の手にかかることなく死んでいく私を許してほしい」
と刻まれています。
クライブとこの女性の間に一体何が・・・・いや今はそんなこと気にしてる場合じゃない。こうしている間にもバルカスとシドニアの水分が抜けていっているんだ。
二人はこれでもか!というほど大々的に貼り付けられていました。磔っていうか、貼り付けでした。
磔刑場の周りは柵で囲まれており、猫でも杓子でも入れそうな感じでしたが、坊ちゃんは育ちが良いので柵を乗り越えたりはできません。でも玄関は警備が厳重で入れません。
なので、ビクトールが屋敷に火をつけることにしました。
犯罪ぃぃぃ!!!!
犯罪に対抗するためにさらに上を行く犯罪したよこいつ!!いくら悪代官が悪でも家に火つけたらこっちがより悪じゃね!?水戸黄門が越後屋に火ぃつけたらファンでも疑問を感じるだろさすがに!!その着火した壁の後ろはグレィディの私室だし家族の写真とか飾ってあったら可哀想です!ビクトール!放火はよくないです!
しかしまあつけてしまったものは仕方ないので、警備が大慌てで消火にあたってる隙に屋敷に忍び込みました。宝箱も漁ります。もういいよ。ここまできたらとことんやるしかねえよ。ビクトール、あんたは俺の心にも火をつけたぜ!(キラーン)
こうして坊ちゃんの良心が炎に飲まれたところで磔刑場に到着です。
てめえら俺を笑いに来たのか!?とまだまだ生きの良いバルカスのおっちゃんを開放し、さて次はシドニアを、と隣で磔になってる青年の方に行きましたら。
シュイン!!
一瞬のうちに青年の姿がかききえて、すぐそこに自由な姿で現れました。テレポーテーション。
こっ・・・・!!!
「てめえシドニア!!そんなことできるんだったらなんでもっと早くやんねえんだ!!」
全員の気持ちを代表して怒鳴ったのはバルカスでした。
そのとおりだおっさん!!バカとかアホとかもっと言ってやれ!!
シドニアはニヒルにふっと笑って言います。
「俺があんたを見殺しにできるわけないだろ・・・?」
「シドニア・・・おめえ・・・・!」
うおおおおい!!!感動してるとこ悪いが実は感動するとこじゃねえよそこちょっと待てよ!!順を追って説明しますよ!まずシドニアが縄から抜ける!それからバルカスを助ける!そして二人で脱出する!!それだけのことがどうしてできない!!見張りの問題ならシドニアが家に火でもつければ問題ないだろついさっき実験済みだ!!
しかしそんな坊ちゃんのイーターなソウルは二人にちっとも届きません。
代わりに空気の読めないグレィディが現れたので八つ当たり気味に脅しつけ、バルカスやシドニアも目玉をくりぬくとか恐ろしいことを吹っかけ、結果、悪代官はほうほうの体で逃げ出していきました。
屋敷から出た後。
「呼ばれたらいつでも飛んでくぜってオデッサに伝えてくれ!」と礼を言う二人に別れを告げ、レナンカンプへ戻ります。
・・・道中、ビクトールはもう少し解放軍につきあってみないか、と誘ってきました。
グレミオは不安そうな顔。このまま坊ちゃんが解放軍に引き込まれれば、二度と帝国には戻れません。
クレオはレナンカンプについたら考えればいい、と余裕です。彼女は解放軍につくのも悪くないと思ってる様子。
うん・・・解放軍につくのも悪くない・・・っていうか帝国軍につきたくないよね。ロクなもんじゃないじゃん。今まで見てきた限り。
複雑な坊ちゃんの旅は続きます。