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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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ツマ「本当なのぉーー!!?ツチグリちゃん!!!」
ツチ「ひぃぃぃぃぃーーーーー!!!」


■ツマミタケ(右)
オカマスナック赤い籠のママ。(アカカゴタケ科)
チークもアイシャドーも赤。着物も赤いが裾は白っぽく、白足袋着用。(色が赤色で下に行くほど薄くなり、白いツボがある)
小柄だが筋肉質で腹筋は割れている。(小型で角柱形、表面に横皺と凹凸がある)
しかし内面は繊細。(肉はもろく泡状)
黒髪を頭頂部で結う芸者の鉄板・つぶし島田。(先が尖がっており頭頂部表面には暗褐色の粘液がついていて黒く見える)
・・・を結うための髪油が臭う。(その粘液が悪臭を放つ)


■ツチグリ(左)
行き場を失いつつある中年サラリーマン。(団地の公園とかにもよく落ちてる)
職場に溶け込む地味なスーツ。(土色)
頭は丸く禿げており、横の髪でも隠しきれなくなってきた。(若い内は黒褐色の菌糸で覆われた外皮が外から包んでいるが、やがて星型に裂開して丸い基部が現れる)
日ごろのうさは酒を飲んで発奮。(雨が降ると水分を吸収して外皮が膨張、外側へ反転)
酔いが冷めると小心な中年リーマンに戻る。(乾燥すると収縮して閉じる)
妻と子供のなすがまま。(よく公園で子供が踏んで遊ぶ)


・・・・今までの絵で一番力込めて書いたかも知れん。っていうか、ドラマ自体も超ノリノリで書いた。パソコンの前でツマミタケに成り切って台詞全部声に出しながら書いた。
そしてスナックの客を誰にするか図鑑を見て、ツチグリしかいねえと思った。

ツチグリは私も踏んで遊びましたね。クヌギの丸っこい実によく似てます。踏むとケムリが出るあのキノコの幼菌がまさか食えるとは思わなかった・・・・ツチグリ御飯にするんだそうな。びっくり。
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■これまでのあらすじ
ドクツルタケの誤食を防ぐべく悩むシロフクロタケは、オニフスベに頼まれて同じ悩みを持つベニナギナタタケの元へ行く。しかしベニナギナタタケは誤食されるカエンタケのため、身も心も捧げる覚悟だった。
「あなたはドクツルタケを守ってあげて」
彼女の最期の言葉にショックを受けるシロフクロタケ。
彼女の心には、忍び寄る夕暮れと共に、先の見えない迷いの闇が訪れようとしていた・・・・


シロ「ベニナギナタタケ・・・・わからないよ。私は・・・・一体どうすれば・・・・」
ツマ「!いたぁーっ!!ちょっとぉーっ、シロちゃんったらぁっ!こんなとこで何やってんのよーぅ!!」
シロ「あっ!あなたは、スナック『赤い籠』のツマミタケママ()!!ど、どうしたんですかこんなところで。今はもうお店の時間じゃ・・・」
ツマ「お店とか言ってる場合じゃないわよーぅっ!!ドクツルちゃんが大変なのよーぅっ!!!」
シロ「えっ!?ドクツルタケが!?」
ツマ「アタシのお店にねぇっ、さっきまでツチグリがいたのよぅ、あの禿げオヤジ!あいつが言ってたのよぅ・・・・」

~以下回想~

ツマ「んもーぅ、ツチグリちゃんたらぁ、こんな時間から飲みすぎよぅ?ほどほどにしないとぉ」
ツチ「いいのぉ!今日はママと一緒に飲むって決めたのぉ~!」
ツマ「お仕事どうしたのよぅ。半ドンだったのぅ?」
ツチ「いんだよぉ~。会社に俺の仕事なんかなーんもねーんだもん。なーんもねーんだよぉ。俺なんかぼーっと座ってるだけなんだよぉ~。時代はフレックスとか言ってさぁ~、俺以外に使う奴なんかいねーんだよぉ。せめて俺が使ってやんなきゃフレックスがカワイソーだろぉ?ママぁ~」
ツマ「んもーぅ、だったら早くおうちに帰って奥さん子供喜ばせてあげなさいよぅー」
ツチ「俺なんか帰ったって誰もよろこばねーっつーの!俺帰ったら女房も娘もあからさまに嫌そうな顔するの!亭主元気で留守がいい!これ鉄則デス!」
ツマ「はいはいはい、わかったから。ちゃんと座ってー」
ツチ「ママぁ~もう一杯!」
ツマ「んもーぅ。仕方ないツチグリちゃんねぇ。これで最後よーぅ?お水多くしとくわねぇ?」
ツチ「うぅ~っ・・・俺だってさぁ、ちゃんと真面目に生きてきたわけよ~?幼菌の時なんか食べれるからね~俺ぇ?ぜんっぜん知られてないけどさぁ~。地味に頑張って来たわけよぉ?」
ツマ「はいはい、わかってますよぅ。ツチグリちゃんは頑張ってるわよぅ毎日ぃ」
ツチ「なのにさぁ、腹菌類だってだけで出世できないわけよ~。おいしいとこは全部ハラタケ類で占めてるわけぇ~」
ツマ「そうなのーぅ?そんなことないわよーぅ」
ツチ「そうなってんの~。それが社会って奴なのぉ~。俺なんて特に見た目悪いからさぁ~。最近目だってきたキノコのうちじゃハラタケじゃなくても美形とかそういうのがいるらしいけどぉ~。カエンタケとかさぁ」
ツマ「ちょっとぉー、ツチグリちゃんカエンタケなんかに憧れてんのぅ?だめよぅ、あいつ猛毒よぅ」
ツチ「毒でもいいよぉー。毒でもかっこよけりゃいいじゃん、いっそ俺もう毒になりてぇーよぉ」
ツマ「何言ってんのぅ!だめよぅそんなの!」
ツチ「今日だってさぁー、会社帰りにカエンタケとドクツルタケがいてさぁ~、昼間ッから女の話しててさぁ~」
ツマ「・・・・え?」
ツチ「そういうの聞いてるとさぁ~、俺みたいのが馬鹿バカしくなってくるわけよぉー、毎日毎日働いてさぁー、毎日まいにち・・・・・」
ツマ「ちょっと!!」
ツチ「!?」
ツマ「どういうこと!?ドクツルちゃんがカエンタケと一緒にいたってどういうことぉ!?」
ツチ「ちょっ・・・ママ・・・・ぐえっ・・・・!」

~回想終了~

ツマ「っていうわけなのよぅ!」
シロ「え、ええ・・・・と・・・・?」
ツマ「ドクツルちゃんは毒だけどとってもいい子だしぃ!お店の子たちにも人気だからぁ、何かあっちゃ大変だと思ったのよぅ!それにシロちゃんのイイキノコでしょぅ?絶対守ってあげなきゃと思ってぇ!」
シロ「べ、別にイイキノコってわけじゃ・・・」
ツマ「だからアタシ聞いたのよぅ!ツチグリのやつ、クヌギのドングリのフリして盗み聞きしてたらしいからぁ!肝のちっちゃい男よねぇ!!アタシ、あいつ締め上げて全部吐かせてやったわよーぅ!!」
シロ「吐かせた・・・って何を?」
ツマ「スギヒラタケよーぅ!」
シロ「スギヒラタケ?」
ツマ「カエンタケのやつ、ドクツルちゃんをそそのかしてスギヒラタケのところに行かせようとしてたらしいのよぅ!」
シロ「ドクツルタケをスギヒラタケのところに?どうしてそんな・・・・」
ツマ「わっかんないけどぉ、でも駄目よ!危険よ!スギヒラタケちゃんって、アタシ絶対ダメだと思うわ!あの子危険な匂いがぷんっぷんしてるわよーぅ!」
シロ「そ、そうなの・・・?」
ツマ「そうよーぅ!!シロちゃんみたいな心の綺麗な子にはわかんないのよぅ!ドクツルちゃんを行かせちゃダメ!止めてあげなきゃダメよぅ!!」
シロ「・・・・けど、私は・・・・ドクツルタケと・・・」
ツマ「?何かあったの?」
シロ「・・・・・・・・何かってほどでもないけど・・・・」
ツマ「だったらなおさら行かせちゃダメ!何があったのかは今度ゆっくり聞いたげるわ!とにかく今は彼を引き止めるのが先決よぅ!」
シロ「引き止める・・・だけど理由が・・・」
ツマ「んもーぅ、理由なんかいらないわよぅ!女の子のワガママには理由なんかいらないの!あとで笑ってありがとって言えばそれで済むの!女の子ってぇ、理由なんかなくても笑って泣けば許される、世界で唯一のイキモノなのよぅ!!」
シロ「そ、そうか、な・・・?」
ツマ「そうよーぅ!!」
シロ「・・・・うん、わかった、ツマミタケママ。とにかくドクツルタケを止めてくる!」
ツマ「それでこそシロちゃんよーぅ!頑張ってねぇ!!」
シロ「うん!!ありがとう、ママ!!」



・・・・・シロフクロタケの交友関係はどうなってんだ。
オカマキャラ大好き。

拍手ありがとうございます。キノコドラマ面白いでしょうか。書いてる本人はやたら楽しい。
「都会のキノコ図鑑」
に続いて「都会のキノコ~身近な公園ウォッチングのすすめ~」も買ってしまい、私のキノコボルテージはもう(以下略)
図鑑買ったときに会社の後輩に、電車の中でキノコ図鑑読んでる人がいたら怪しいですよ!って止められたんだけど、今度のは図鑑じゃないからいいですよね。帯の文字が「会いにおいで、と、キノコたちが呼んでいる!」だけど大丈夫だよね。カバーはよほどアレな漫画でないかぎりかけない派です。この美しいキノコの写真を隠すというのか!

それはそうとキノコドラマです。
シロフクロタケの性別設定は女の子です。


カエ「よう、ドクツルタケ」
ドク「?・・・ああ、カエンタケか。何か用か」
カエ「ご挨拶だねえ。シロフクロタケに袖にされて寂しかろうと思って寄ってやったのに」
ドク「あいつに会ったのか?」
カエ「ついさっき見かけたのさ。向こうはこっちに気づいてなかったようだが。オニフスベに泣きつかれてたから、どうせあのホコリタケ崩れのためにベニナギナタの面倒見にでも行ったんだろうよ」
ドク「へえ。・・・・あいつにゃ感心するよ。よくあんなに他キノコの事まで首つっこむ気になるもんだ」
カエ「シロフクロタケと何かあったかい?」
ドク「別に」
カエ「お互い苦労するねえ、誤食には。見極めもできねえ人間どもが勝手に食ってるだけなのに、悪者役の鉢ぁ常に俺達に回ってくる。特にドクツルタケ、お前さんは難儀だろう」
ドク「・・・・・別に」
カエ「毒なら俺の方が上だが、俺ぁこの通り奇態な格好してる。ベニナギナタと似てるにしてもちっとやそっとの素人じゃ両方手を出しゃしねえ。そこいくと、ドクツルタケよ、お前はキノコの典型ハラタケ類のいい面構えだ。人間を殺った数じゃあ俺も到底敵いやしないだろうねえ」
ドク「・・・・・・・・」
カエ「因果なもんさ。シロフクロタケに似ちまうとは。奇態っていやあこれも奇態かね。何つっても、お前さんの血筋はれっきとした・・・・」
ドク「やめろよ。家の話はしたくない」
カエ「・・・・・ふふ」
ドク「言いたいことがあるならもったいぶらずにさっさと言ったらどうだ。それとも、ここに来たのは単に俺を不愉快にさせるためか?」
カエ「向こうの林にスギヒラタケがいるぜ」
ドク「・・・なに・・・?」
カエ「お前も知ってるだろう?あいつの変異は。いい話が聞けるんじゃ無いか?」
ドク「・・・・・・・・・」
カエ「シロフクロタケを変えてやりゃあいい。お前が食用になれないんなら、あいつを毒性にすればいいんだ。そうすりゃ誤食は無くなるさ。シロフクロタケが人にとられることも無い」
ドク「・・・・・・・・・話はそれだけか」
カエ「それだけさ。十分だろう。まあどちらにしろ、一度スギヒラタケには会いに行ってやれ。お前さんに会いたがってたぜ。猛毒菌の先輩にお会いしたい、ってわけでな」
ドク「・・・・・・・・・」
カエ「邪魔したな」



・・・・・ドクツルタケに過酷な過去設定があるかのような展開に。
キノコの世界は深淵だぜ・・・・
     

上図:在りし日のカエンタケとベニナギナタタケ


ベニ「うっ・・・・うっ・・・・」
シロ「ベニナギナタタケ・・・・」
ベニ「!・・・・シロフクロタケさん・・・・」
シロ「オニフスベから聞いたよ。カエンタケに脅されてるって」
ベニ「・・・・・・・・」
シロ「逃げよう、ベニナギナタタケ。カエンタケは最悪のキノコだ。彼の傍にいたら、君まで危険なキノコとして人間に敬遠されてしまう。汁物に入れたり、マヨネーズで和えたり、君はとっても美味しいキノコなのに」
ベニ「・・・・・・・・」
シロ「逃げるんだ、ベニナギナタタケ。あいつがいない、今のうちに!」
ベニ「・・・・・・・・私は、行けない」
シロ「ベニナギナタタケ!」
ベニ「ごめんなさい、シロフクロタケさん。だけど・・・だけど私は行けません!私はカエンタケの傍にいたい!」
シロ「ベニナギナタタケ!カエンタケは危険なんだ!あいつは猛毒菌で、人間を殺す為に君を利用しているんだ!」
ベニ「違う!カエンタケは何も悪くない!悪いのは私!みんな私が悪いんです・・・!うっ・・・ううっ・・・・」
シロ「君が悪い、だって?」
ベニ「・・・・・・・・・」
シロ「どういうこと?教えて!話してベニナギナタタケ!」
ベニ「・・・・カエンタケは・・・カエンタケは、己を毒だと知らなかったのです」
シロ「・・・え?」
ベニ「カエンタケも昔は優しかったのです。・・・森育ちで都会のことなど何も知らない私に、どこに菌糸を伸ばせば良いか、どう養分を取ればいいか、街での暮らし方を教えてくれたのは、カエンタケなんです。彼は頼もしくて、あの焔のような紅が美しくて、私、カエンタケの様になりたかった・・・カエンタケに憧れて、彼に寄り添っていたのは私の方なんです」
シロ「そんな・・・だって、だってカエンタケは猛毒の・・・!」
ベニ「カエンタケが猛毒だと知られたのはほんの10年ほど前のこと。それ以前、彼は食毒不明のキノコでした」
シロ「ええ!?あいつが、食毒不明キノコ!?」
ベニ「江戸時代の本草図譜には毒キノコらしいと記されているだけで、きちんと証明されてはいませんでした。彼自身もわかっていなかったのです。それが1990年代に入り、中毒事故が頻繁に起こったため、人間達は彼を猛毒菌として警戒し始めたのです。本来であれば、彼の様な美しいキノコは観賞用として十分に愛され得たはず・・・それが毒キノコの烙印を押されてしまったのは、私という存在が食用として知られてしまったため。そして私が彼と共に生きようとしてしまったため。カエンタケは何も悪くは無いのです。この私こそが、彼を狂わせてしまった張本菌なのです・・・!」
シロ「・・・・・・・・」
ベニ「己を毒だと知り、人間を無残な死に至らしめてしまったと知ったカエンタケは、まるで菌が変わったかのように残酷な性格へ変じて行きました。私はどうすることもできずに・・・今年も多くの犠牲者を・・・・っ」
シロ「ベニナギナタタケ・・・・今からでもあいつと袂を分かったらどうなんだ?君らが一緒にいるから誤食が生まれるんだ。住むところを違えれば間違われることも・・・・」
ベニ「いいえ、いいえ、シロフクロタケさん。それは違います。人間は比べてみなければ理解しないもの。私とカエンタケが別の場所に生えていては、永遠に区別ができず被害が増すばかりでしょう。それならばいっそ、私はこの世の果てまでもカエンタケに添い遂げ、共に危険なキノコとして人の世に知られましょう」
シロ「そんな!そんなことをしたら、君は誰にも食べられないじゃないか!」
ベニ「構いません」
シロ「!」
ベニ「秋の山で、私を見つけて喜ぶ人の顔が好きだった・・・・。お吸い物の彩として季節を味わってもらうのが楽しかった・・・・。それでも、カエンタケの為なら、そんなことを犠牲にしても惜しくは無いと、私は思ってしまっている。きっとあの燃えるような紅に魅せられてしまったのでしょう。・・・初めて、出逢った時から」
シロ「ベニナギナタタケ・・・・・」
ベニ「私はスギヒラタケのように毒に転じるキノコにはなれない。もはや望みはただ一つ。食にも毒にもならず、今一度キノコの歴史に埋もれ、食毒不明の奇妙な焔として山に咲くことだけなのです」
シロ「・・・・・・・・」
ベニ「心配してくれてありがとう、シロフクロタケさん。そして・・・・あなたはドクツルタケさんを守ってあげて。私のように、カエンタケのようにならないで」
シロ「・・・・・・・・・・・っ!」
ベニ「さようなら・・・・あなた達の幸せを、祈っています」
シロ「!ベニナギナタタケ・・・・ベニナギナタタケーっ!!」

取りすがろうとしたシロフクロタケのその前で、ベニナギナタタケは淡いろうそくの炎のごとく、風に崩れ去っていったのであった。。。。


・・・・まあ、キノコなんで、またそのうち出てくるんですがね。
      


■これまでのあらすじ
自分と間違い猛毒菌ドクツルタケを人間が誤食することについて悩むシロフクロタケ。
ドクツルタケに毒キノコを辞めるように言うがドクツルタケは聞き入れない。
それどころか彼の毒は自分を乱獲から守る為のものだった。
思いがけないドクツルタケの優しさに戸惑うシロフクロタケは、一人、林に佇むのだった。


シロ「ドクツルタケの毒が私を守っていたなんて・・・・そんな・・・・」
オニ「シロフクロタケーっ!」
シロ「!オニフスベ!」
オニ「ううう、うわあああ!」
シロ「ど、どうしたんだオニフスベ!?いたっ!痛い!しがみつくなっ!お前は全長50cmにもなる巨大キノコなんだぞ!力加減って物を・・・」
オニ「シロフクロタケ!おいどんは、おいどんは駄目な男でごわす!キノコ一本守れなかったでごわす!」
シロ「何があったんだ・・・?」
オニ「かくかくしかじかでごわす!ベニナギナタタケさんは、カエンタケに脅されて、逃げられずにいるんでごわす!」
シロ「カエンタケが!?あいつ、誤食を誘発するだけじゃあきたらず、ベニナギナタタケにそんなことまで・・・・!」
オニ「おいどんはベニナギナタタケさんが不憫で・・・・あん人はカエンタケなんかとは全然違うでごわす。カエンタケはニクザキン科だけっども、ベニナギナタタケさんはシロソウメンタケ科でごわす!語感もなんも全然違うでごわす!じゃっどん、人間達は間違って食って・・・・!」
シロ「人間にはわからないんだ。ベニナギナタタケは細くて柔らかくて先が尖ってる。カエンタケは硬くて先が丸くて成長すれば枝分かれもする。だけど・・・・大部分の人間には、紅くて変な形をしたキノコは全部一緒に見えるんだ」
オニ「変な形じゃないでごわす!ベニナギナタタケさんは細くて綺麗なキノコでごわす!腹菌類ホコリタケ科のおいどんにしてみればあんな綺麗な形はないでごわす!そりゃあシロフクロタケは天下のヒラタケ類で傘も柄もある綺麗なキノコだけっども・・・」
シロ「悪かった悪かった。変な形は取り消す。ベニナギナタタケはイソギンチャクみたいで確かに綺麗だ。カエンタケは・・・あいつも見た目だけなら珊瑚みたいで綺麗だけど・・・」
オニ「じゃっどんあいつはああ見えてチャワンタケ類でごわす!キクラゲ以下でごわす!」
シロ「オニフスベ。菌種差別はいけない。カエンタケの問題は、あいつが何類かってことじゃない、あいつが毒だってことなんだ。よし、オニフスベ。私が行って来る。行って、ベニナギナタタケと話をしてくるよ」
オニ「ほんとでごわすか!?」
シロ「ああ。カエンタケなんか恐くない。私だってドクツルタケと長年つきあってきたんだ」
オニ「シロフクロタケ・・・・!恩に着るでごわす!カエンタケを忘れることができたら、きっと、きっとベニナギナタさんはおいどんのところに!」
シロ「・・・・・それは保証しないけど・・・・・。まあ、それじゃ行って来るよ!」
オニ「気ぃつけて!」

かくしてシロフクロタケはベニナギナタタケの元へと赴くのであった。



・・・どういう関係なんでしょうね、こいつら。キノコなのに行ったり来たりしてますしね。

それはそうと、キノコは名前も美しいです。
白袋茸、毒鶴茸、紅薙刀茸、火炎茸、鬼贅。

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