2007年1月8日設置
サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
ブログカテゴリーにCITY HUNTERを新設したことですし、ここで一発、冴羽獠の左手について語りましょうか。
このポケットにつっこんでる事が多い左手が、時々神がかった仕事するんですよこの漫画・・・!
まず完全版9巻、映画のヒロイン選考会のガード(兼おさんどん)をする話。マドンナのえっちゃんが監督に親子だと名乗りそうで名乗らないまま終わる話と言うと通りが良いでしょうか。
事件が解決し、ヒロイン候補たちが全て帰ってしまった後で。
デートのチャンスが潰れて腐っている獠と、優しく見守る香の会話があります。
「み~んな帰っちまってさびしいなぁ~」
「バカね・・・自分からデートのチャンスをつぶすなんて」
「ほっとけ!!」
「でも・・・そこがあんたのステキなとこかもね!!」
「バーーーーカ」
「そんな憎まれ口たたいてるとなぐさめてやんないぞ!!今夜はふたりっきりなんだぜ・・・」
この後。
見つめ合う二人のコマの隅で。
黙って香りを抱き寄せようとしている獠の左手ええええ!!!!!
くっそ萌えた!床に転がってジタバタジタバタダンダンダンッ!!!!って感じだったわ!
獠が穏やかな顔のままなのよ。スケベ面じゃないのよ。無欲に抱きたいのよ香を。
そしてその左手に香が気づいてないのが最高に良い。
結局邪魔が入って触れもしなかったけど、マジあれは神の手だったわ。
あと、前回もちょっと書いた、香の実の姉・さゆりが彼女を引き取りに来る話ですよね。
この話では、香にはさゆりが何者なのか教えてないんですよ。さゆりはただの依頼人として、一週間シティーハンター宅に滞在し、香にとって何が幸せなのかを判断する、そういう約束を獠とする。
獠と一緒に裏の世界にいるのが幸せなのか、肉親として普通の女の子の世界に連れ戻すのが幸せなのか・・・
そんなことなんだから獠も香を少しは大事にすりゃあいいのに、初っ端から料理の腕にケチをつけるわ(ただし完食)、コーヒーを豆からひいてリビングにもってこい、風呂沸いてるか風呂、ちゃんと沸かしとけよコーヒーのあとに入るからな!、ぬるめにな!お前が沸かすとやたら熱いからなぁ、とダメ野郎全開で香をこきつかいます。
初読した時私は不思議でしたよ。なんで獠は今さゆりの前で香にそんな態度取るのか。何か狙いがあってやってるのか、単にこれが日常なのか。
今の私は思ってます、これはある程度は二人の日常なのだろうが、香がこなせず言い返しているところを見ると、日常の中でも特に酷い部類であろうと。
そしてそんなところをどうして獠がさゆりの前で見せてるのかと言えば、香は俺のもんですというバカで不器用な男のアピールじゃないのかこれ。
馬鹿だよ!男だけがいい関係だと思い込んだままいずれ女の不満が爆発するやつだよ!!
当然、さゆりは獠を最低の男と断じ、ガチで香を取りに来ます。
で。翌朝。
のぞきがばれて窓から叩き落とされたまま一夜を明かしボロボロの状態の獠が朝刊片手に起きてきます。香~コーヒ~うーんと濃いやつ・・・とか言いながら。香に甘え過ぎだお前。
そしたら、キッチンで香がさゆりと朝食を作ってる。幸せそうに笑いながら。
ごく普通の、表の世界の家庭のような風景。
そのコマの右上に、影になって、朝刊を情けなく持った獠の左手がある。
これが惨めなんですよ。もう、朝刊ほとんど落としそうなほど力がなくて、ほんと情けない手なんですよ。幸せな風景に割って入る資格のない、香を幸せにできるわけがない手が、胸に突き刺さる。
この刺さった状態で獠が黙って廊下に出て天を仰ぐ姿を見たりするから、読者は冴羽獠に惚れてしまうんだと思うんだ。
だってさああああ!香は獠と一緒にいたら普通の幸せを失う程度で済むかもしれないけど、獠は香と一緒にいなかったら生活崩れに崩れて寿命失うだろこの左手の様子だと!
ほっとけねええええええ!!!!
あとそれから、犬探しの回な。あの中でも左手がえらい想像力をかきたてる仕事をしている。
中盤、獠と香が公園の自販機でコーラ買って飲むシーンがあるんですよ。
まずコーラのプルトップをプシュッと引きぬくアップのコマから始まるんですが、缶持ってる手とプルトップ抜いてる手がどっちも左手。
これについて私は丸1日真剣に考えましたよね。・・・
(次回へ続く)
このポケットにつっこんでる事が多い左手が、時々神がかった仕事するんですよこの漫画・・・!
まず完全版9巻、映画のヒロイン選考会のガード(兼おさんどん)をする話。マドンナのえっちゃんが監督に親子だと名乗りそうで名乗らないまま終わる話と言うと通りが良いでしょうか。
事件が解決し、ヒロイン候補たちが全て帰ってしまった後で。
デートのチャンスが潰れて腐っている獠と、優しく見守る香の会話があります。
「み~んな帰っちまってさびしいなぁ~」
「バカね・・・自分からデートのチャンスをつぶすなんて」
「ほっとけ!!」
「でも・・・そこがあんたのステキなとこかもね!!」
「バーーーーカ」
「そんな憎まれ口たたいてるとなぐさめてやんないぞ!!今夜はふたりっきりなんだぜ・・・」
この後。
見つめ合う二人のコマの隅で。
黙って香りを抱き寄せようとしている獠の左手ええええ!!!!!
くっそ萌えた!床に転がってジタバタジタバタダンダンダンッ!!!!って感じだったわ!
獠が穏やかな顔のままなのよ。スケベ面じゃないのよ。無欲に抱きたいのよ香を。
そしてその左手に香が気づいてないのが最高に良い。
結局邪魔が入って触れもしなかったけど、マジあれは神の手だったわ。
あと、前回もちょっと書いた、香の実の姉・さゆりが彼女を引き取りに来る話ですよね。
この話では、香にはさゆりが何者なのか教えてないんですよ。さゆりはただの依頼人として、一週間シティーハンター宅に滞在し、香にとって何が幸せなのかを判断する、そういう約束を獠とする。
獠と一緒に裏の世界にいるのが幸せなのか、肉親として普通の女の子の世界に連れ戻すのが幸せなのか・・・
そんなことなんだから獠も香を少しは大事にすりゃあいいのに、初っ端から料理の腕にケチをつけるわ(ただし完食)、コーヒーを豆からひいてリビングにもってこい、風呂沸いてるか風呂、ちゃんと沸かしとけよコーヒーのあとに入るからな!、ぬるめにな!お前が沸かすとやたら熱いからなぁ、とダメ野郎全開で香をこきつかいます。
初読した時私は不思議でしたよ。なんで獠は今さゆりの前で香にそんな態度取るのか。何か狙いがあってやってるのか、単にこれが日常なのか。
今の私は思ってます、これはある程度は二人の日常なのだろうが、香がこなせず言い返しているところを見ると、日常の中でも特に酷い部類であろうと。
そしてそんなところをどうして獠がさゆりの前で見せてるのかと言えば、香は俺のもんですというバカで不器用な男のアピールじゃないのかこれ。
馬鹿だよ!男だけがいい関係だと思い込んだままいずれ女の不満が爆発するやつだよ!!
当然、さゆりは獠を最低の男と断じ、ガチで香を取りに来ます。
で。翌朝。
のぞきがばれて窓から叩き落とされたまま一夜を明かしボロボロの状態の獠が朝刊片手に起きてきます。香~コーヒ~うーんと濃いやつ・・・とか言いながら。香に甘え過ぎだお前。
そしたら、キッチンで香がさゆりと朝食を作ってる。幸せそうに笑いながら。
ごく普通の、表の世界の家庭のような風景。
そのコマの右上に、影になって、朝刊を情けなく持った獠の左手がある。
これが惨めなんですよ。もう、朝刊ほとんど落としそうなほど力がなくて、ほんと情けない手なんですよ。幸せな風景に割って入る資格のない、香を幸せにできるわけがない手が、胸に突き刺さる。
この刺さった状態で獠が黙って廊下に出て天を仰ぐ姿を見たりするから、読者は冴羽獠に惚れてしまうんだと思うんだ。
だってさああああ!香は獠と一緒にいたら普通の幸せを失う程度で済むかもしれないけど、獠は香と一緒にいなかったら生活崩れに崩れて寿命失うだろこの左手の様子だと!
ほっとけねええええええ!!!!
あとそれから、犬探しの回な。あの中でも左手がえらい想像力をかきたてる仕事をしている。
中盤、獠と香が公園の自販機でコーラ買って飲むシーンがあるんですよ。
まずコーラのプルトップをプシュッと引きぬくアップのコマから始まるんですが、缶持ってる手とプルトップ抜いてる手がどっちも左手。
これについて私は丸1日真剣に考えましたよね。・・・
(次回へ続く)
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