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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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サトリの法の奥深さよ。

考えれば考えるほど、これは面白い技ですよ。
漠然としたイメージで、心の声が聞こえるものだと思っていたんですが、読み直すと「読む」って言ってるから聞こえるわけではなさそうで。
聴覚じゃなくて視覚が物を言う技なのかなと思いました。

また、興味深いのは原作で魔鈴を逆さに吊った後のアステリオンのこの台詞。

「以前うわさできいたことがある。
日本人でありながら、魔鈴がおさない頃ギリシアまできたわけは(後略)」

読めよ。と思うじゃないですか。
お前さっきまで5ページもかけてサトリの法やってたのに噂で聞いたってなんだよと。

つまり、サトリの法は今この瞬間の考えを読むだけで、記憶まで引き出して読むようなものではないと。そういうことなのか?
そうすると、魔鈴は心を無にすることでアステリオンに勝ちましたが、もしかして浜辺に一冊エロ本置いて雑念で心を満たしたら、割と同じくらい勝てるんじゃないかとも思うわけです。

さらに、遡って青銅4人と誤認したまま暗黒聖闘士たちの墓を並べたシーン。
「富士からテレポーティションしたのはこの四人だけ」という魔鈴に、ミスティが「フッ、どうかな」と返します。
この時真っ先に「なに!?」と驚いているのが他でもないアステリオンなので、彼はたぶん、普段はやたら心読んだりする人では無いんだろうという気がしました。

サトリの法というのは、要するに相手を物凄く観察して心を推察する、メンタリズムのすんごい奴みたいな感じなんではないでしょうか。
人の心が勝手に見えるというものでもなく、自分がその気にならないとそれほど読めないみたいな。

ということで、サトリの法とはいっても、信頼関係さえあればその使い手とは警戒せずにつきあえるのでしょうし、事実つきあってきたのが魔鈴なのかなと思います。
(次回に続く)

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