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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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荀攸。字は公達。三国志正史において賈詡と共に荀彧に次ぐ位置に伝が置かれている男。
打つ手に失策が無く、常に謙虚で、曹操に「表面は愚鈍に見えて内実は英知を有し、表面は臆病そうで内実は勇気あふれ、表面はひ弱であって内実は剛気である」と大絶賛された男。本当に絶賛かこれ。中身褒めるためにどんだけ外見ボロクソ言ってんだ。
無双で彼が小柄かつボソボソした風貌にされたのは大体このせいですね。

無双8はキャラクターの台詞が少ないです。少ないと言うか、足りないです。街で立ってるだけの時とかも、話しかける事ができません。今作最大に残念な点。

なので新キャラの人となりを知るためには、多少恐ろしくても隠れ処に呼び出すしかない。

夏侯惇は荀攸に手紙を出してみました。
荀攸はもっさりした平服でやってきました。
おお…もう…戦場ではかっちりした衣装着てたからまだ見られたものを…なんかそこらの浪人生と変わんないぐらいの垢抜け無さっていうか魏のイニエスタって言っていいくらいなんだけどお前本当にそれでいいのか筆頭軍師…

荀攸「失礼。火急の用ではありませんが、近くまで来たもので」

そうだな。確かにそんな格好だものな。
夏侯惇はあたたかく彼を迎え入れました。

荀攸「ここに来ると普段より饒舌になります。二人で話せる機会を嬉しく思うのでしょうか」

まあ普段が普段だからな。
聞かれるまで策を出さないって典韋にも絡まれていたしな。軍議の時も一番後ろに立ってて自分から入って来ないよな。

でも、聞かれたらびしっと答えるのが荀攸さんの格好良いところですよ。無口だけど通常範囲の無口ですよ。無口過ぎてイベントが成り立たないとついにファンが切れたどこかの周泰とは訳が違いますよ。

郭嘉の話によれば、荀攸は過去に他人に策を漏らされて投獄された事があるので用心深いのだそうです。
正史の内容で言い直すと、「荀攸は過去に董卓を暗殺しようとして露見して捕まって処刑待ちだったが、たまたま董卓が死んだので助かった」。用心深くならなかったら頭おかしいですね。

しかしそんな人を饒舌にさせるとは、さすが夏侯惇。やはり彼の兄貴分的な懐の深さが物を言ったのでしょう。勝手に想像して私は大変満足しました。
さ、もっと仲良くなってみよう。隠れ処を替えて、友情を深めよう。荀攸さん、いっぱい喋れー…

友好第二段階の荀攸「先日の席では…失礼しました。声が枯れるまで一方的にしゃべり倒すなど…」


待てや。

そんなんなってたの!?ゲームに映らないところで!?
饒舌どころじゃないだろ、大迷惑だろ、畑違いの人の話そこまで聞いてやった夏侯惇が偉すぎる!
何そんなにしゃべったんだよ!

荀攸「今度こそは、俺が聞き役に徹します」

いや普通に会話しようよ。
発表会やってんじゃないんだよ。夏侯惇にも声が枯れるまでしゃべらせる気か。将軍そんなにしゃべりたい事ないわ。普通に言葉のキャッチボール的な感じで話をしよう。頭いい奴に黙って聞かれてるのも居心地悪い。な。

まともな会話を目指して、夏侯惇は再度隠れ処を移動します。
さあ来い荀攸。友として普通に話をするぞ。

第三段階の荀攸「気兼ねなく言葉を重ねることができる…そんな相手はあなただけです」

お。ちゃんと黙らず会話をしているようだ。
まあな。お前も色々大変な思いをしたと言うしな。実は無口じゃ無さそうだし、我慢して黙っているのも辛かろう。俺でよければいつでも話相手に…

荀攸「話の種はまだまだ…お付き合い願えますか?」


お前黙る気無いだろ。

絶対聞き役に徹して無かったわ!絶対最初っから最後まで夏侯惇が一方的に聞かされてたわ!可哀想に!

決して誰にも策は洩らさなかったと正史に書き残されている荀攸ですからね。これだけ喋っても策の話はしないで全部無駄話なんだろうなと思うとマジで夏侯惇が気の毒でならない。
そして何より、ようやく法正から逃れて荀攸という普通の人を好きになれると思ったらこいつも普通じゃ無かったことが判明してどうしよう。こういう面白い欠点が出れば出るほど間違いなく嵌る。どうする。

荀攸さん大好きです。
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