忍者ブログ
2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
[943]  [942]  [941]  [940]  [939]  [938]  [937]  [936]  [935]  [934]  [933


関羽「銀屏よ。徐庶殿に、お前の事を頼んでおいた」
銀屏「!!!?」
関羽「共に素材探しに行くがよい。武運を祈る」

なんで!?なんで父上がそんなことするの!?
動揺のあまり双頭錘をふりかぶりかけた銀屏でしたが、ううんまさか父上が知ってるはずない、これはきっと偶然!とムリヤリ自分を洗脳させて落ちつきます。
偶然としたらこんなに素敵な偶然はありません。徐庶殿と一緒におでかけ・・・
どっきどっきしながら、彼の担当している派兵所へやってきました。顔を赤くして髪の毛の先をいじったりなんかしたりしながら、勇気を出して話しかけてみました。
すると。

徐庶「頼み事は遠慮しないでほしい。言ってくれれば、どこに行っても構わないよ」



徐庶の天然女殺しっぷりにサンドバッグ1発。


派兵所の目下への台詞なんじゃこれえええええええええ!!!
良くも悪くもクッソ口下手で、お前今のは嫌味かという台詞およびお前の人生大丈夫かと思う台詞がやたら多いのに!たまぁぁぁぁああにドツボついて優しい事言ってくるよねこの人!!

つうか厩舎でも学問所でも陰鬱に呟いていたお前がなぜ派兵所で余裕を見せるのか。軍師だからか。格好良いんじゃボケ!

銀屏はもう心臓ばっくばっくですよ。

銀屏「あの、その、じゃ、じゃあ素材探しとか!で、私を、護衛武将にしてくれませんか・・・?」
徐庶「ああ、関羽殿が言っていた・・・。えっと、俺でいいのかな。まだ統率力が低いんだ。たぶん君しか連れていけない。二人きりで行く事になるけどいいかい?」


サンドバッグ10発!!


おいこいつ何なんだよ!私の妄想も何なんだよ!!
またうじうじする気かと思わせといていきなり大胆に切り込んできやがった!

銀屏ははいとしか言えないだろうよ!真っ赤になってコクコクするのが精一杯だ!

徐庶「じゃあ、行こうか」

・・・二人を並べて思う。遠目には徐庶、すごい格好良い彼氏に見える。
背が高いから丈長の上着がえらい似合うし、立ち姿は堂々としてるからな。すごい格好良い彼氏に見えるのに残念ながら徐庶だというオチよ。

でも銀屏は残念だなんて思わないわけですよ。惚れてるからね。それが既に残念だけどね。
銀屏ほど可愛いけりゃ他にいくらでも男はいるだろうに・・・趙雲とかじゃ駄目だったのか・・・?

二人は素材探しに行きました。
戦場での銀屏の第一声。

銀屏「呼んでくださって嬉しいです!ふつつかものですが、よろしくお願いします!」

銀屏・・・(涙)
一生懸命だよ、くっそ可愛い・・・!
システム仕様にしても何と言うタイミングの良さ・・・!
だがたぶん徐庶はちゃんと聞いてない。

徐庶「えっと・・・まずは策を実行しよう。銀屏、この場所に伏兵を仕掛けて欲しい。できるかい?」

とかなんとか言うんだ。こいつは戦闘始まったら軍師モードに切り替わる男だからな。
銀屏の誕生日は七度聞いても忘れるだろうが、銀屏の固有技能ならば完全チェック済みだ。
仕事のできる朴念仁・徐庶。

銀屏「あ、あれ、策ってこれでいいのかな?」

銀屏は一生懸命です。慣れないながらも策を実行、成功させてくれました。
そんな彼女の周りの敵将を片っ端から始末する徐庶。
こういう時に限って撃剣アクションがやたら上手く繋がる。上下左右に自由自在だ、格好良すぎる。お前本当に徐庶か。ますます銀屏が惚れてしまうだろうが。
あっという間に拠点を制圧。

さあここで銀屏に次の指示を出すタイミングなわけです。
護衛とかいいですね。二人で一緒に進めますよ。
遊撃も、素材集めステージは敵が少ないから護衛とほぼ同じ意味になるでしょう。

でも、私は思った。徐庶はどっちも選ばなそうだなと。
徐庶ならこれ選びそうだなと。


『拠点確保』


徐庶「銀屏、君はここを守っていてくれ!残りの敵は俺が倒してくるよ!」

(パカラッパカラッパカラッ・・・)←馬に乗って去っていく音


銀屏「・・・。ここは、じっと我慢の軍神の子!」


銀屏・・・(涙)


拠点に一人立ちつくす彼女の後姿が不憫過ぎる・・・!
徐庶、お前何しにここに来たの!?本気の素材集めだと思ってんじゃないだろうな、武器素材なんかもう腐るほど持ってんだからぶっちゃけどうでもいいんだよ!!

・・・いや、もしかしてこいつ、自分の統率力上げたいだけなのでは・・・
伏兵成功すれば銀屏はもう用済み、みたいな・・・一緒に来られても困るなとか思ってないか・・・?

ひょっとして、こないだの関羽との会話が原因じゃないか。統率力がLv1だって徐庶がうっかり言ったじゃん、あの時関羽が呆れた顔でもしたんじゃないかな。
思い返してほしい、徐庶は曹操に小役人と言われて切れた男だ。自己評価は低くても他人に低評価つけられるのは大嫌い。たぶんそういうタイプ。めんどくせー!
新野で仲間にならなかったのもそのせいじゃないの。あれ別に謙遜して言い出せなかったわけじゃなくて、臥龍臥龍うるさい劉備に内心ムカついたからだったんじゃないの。どんどんめんどくせぇー!!

つまり、統率力が無いことを呆れられたが為に、今は若干意地になって統率力を上げてるわけだ。そのダシに銀屏を使うあたり、さすが法正をして「お前も大概いい性格」と言わしめただけのことはある。

銀屏が!銀屏が可哀想過ぎるんですけど!!

いや、しかしちょっと待ってほしい。さすがに徐庶がそこまで性格悪かったら嫌すぎる。やめてやめて、なんかもっと別の解釈があるはずだよ!
大体、ダシに使うほどどうでもいい女の為に、拠点の周りの敵を全部駆逐しておいてあげたりしないだろ!!
それに徐庶の統率力は確かにあの時Lv1だったけど、関羽なんか未だにLv1だからね!
呆れた顔なんかするはずなかった!

OK、今の推論は根底から崩れた。
良かった・・・性格悪くなかった・・・もう一度考え直すぞ。

・・・うむ、おそらく・・・
「銀屏を連れて行ってほしい」という話を関羽が持ってきた事。
自分に話しかけて来た時の銀屏の目をそらして物を言う態度。
そして、彼特有の自己否定の精神。
その3つの要素が重なった結果、銀屏のことを、望んでもいない護衛武将を父親に言われてむりやり勤めさせられている女の子だと思ってしまったのではなかろうか。
なぜ関羽がそんなことをするのか?

樊城の礼だよ。

命を助けてもらった礼に、可愛い末娘を護衛武将として差しだした、そう解釈してしまったのだろう。やばい。性格悪いよりもなんか色々やばい。

そんな娘を連れまわせるはずもない。
しかし連れて行かなければ銀屏の立場と言うものがなくなる。
なので一応連れて行ってやり、策を成功させて手柄を作ってやり、あとはそっと休ませておくということになったのだろう。

お前いい奴だけど何もかもが間違ってるよ徐庶。

ああ、敵大将倒した。撃剣は本当に格好良いね。
さあ銀屏拾って基地に帰ろう。

徐庶「終わったよ。待ったかい?できるだけ急いだつもりだけど・・・」
銀屏「ぜ、全然!今来たところです!

あんたも間違ってるよ銀屏。

徐庶、帰り道で手ぐらいつないであげないかな。
・・・あげないだろうな。銀屏が嫌々来てると思ってんだもんな。
嗚呼・・・・・
PR
[943]  [942]  [941]  [940]  [939]  [938]  [937]  [936]  [935]  [934]  [933

Copyright © 『日記』 All Rights Reserved

Template by ゆうじ

忍者ブログ [PR]