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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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そしてついにラストの一戦。魏の心臓、許昌へ。

IF第十三章 魏攻略戦。

最終戦はやはり劉備でやらないとな。劉備で始まった蜀ストーリー、この長い時の中で成長したはずの劉備で締める!成長したはずの劉備!成長したはずの劉備です!

劉備の第二武器何にしようかなー。さすがに最終戦で笛はちょっとね。難易度「普通」でも、ここまでくると敵も強いから、できるだけ相性の良い武器を装備したいもんです。
劉備は長物類全般苦手。意外と呪符や布も苦手。代わりに、遠距離類は概ね得意。鈍器類も悪くない。さすが逃げの劉備と言える。離れたところから見守りつついざとなったら殴って逃げるということか。確かに、呂布の蹴りですっ飛んだ姿とか夷陵の暴走とかを思い出せば、頼むからそのくらいの距離でいてほしい。
なるほどな。いいよ、この地味なこだわりがいいよ。

よし!第二武器は双杖(大喬武器)にします!武器名は「旋風の恋心双杖」。
若干攻撃力は弱いが、乙女に戦ってこい劉備!

最初はイベントムービーから。
義兄弟三人が感慨深く、ここまでの道程を思います。

関羽「最後に敵するは、やはり曹操殿でござったな・・・」
劉備「ああ、雲長。奴こそが、乱世の元凶であったのだ」

いやどっちかっていうとトラブルメーカーはお前・・・

劉備「嬉しく思う、雲長、翼徳。我ら三人、揃ってこの時を迎えられているのだ。あの日の誓い、果たせたな」

ここぐっと来ますね。史実ルートの三人の最期を考えると、万感の思いがこみ上げてくる。

張飛「へっ、そういうことは、戦に勝ってから言うもんだぜ!」
劉備「うむ。行こう、新たな時代へと!」

そして戦前の最後の会話は諸葛亮と。

劉備「諸葛亮。この戦、策は?」
諸葛亮「いくつかの手は打ってあります。ですが、この戦を決するのは策ではなく、思い。劉備殿の大志と、それを支える将兵の闘志」

これでは軍師失格ですね、と微笑む孔明。

諸葛亮「勝ちましょう、劉備殿」
劉備「ああ。よし、行くぞ!皆、共に新たな世を!」

戦闘開始!

目的は曹操を倒すこと。
諸葛亮の指示が飛び、彼と劉備は城の攻略へ、趙雲と劉禅は敵援軍の阻止に向かいます。
さあ、市街地を抜けて許昌に行くぞ!というところで、劉備が孔明に話しかけました。
何だ、策の話か?

劉備「諸葛亮、そなたのおかげでここまで来た。共に仁の世を成し遂げよう!

今いうな。

陣中で済ませておけよそういう話は!戦始まったら諸葛亮は指揮執るのに集中しなきゃいけないんだよ!お前もそうしなきゃいけないはずなんだが!

諸葛亮「ええ・・・この戦、必ず勝利しましょう」

見ろ、さすがの諸葛亮も今いきなりそんなこと言われて、さっき出陣前に言った言葉を繰り返すくらいしかできない。困ってんだよ!それでもとっさに言い回しを変えてあげたよ!さすが孔明、劉備に対する気配りと脳回転の速さを感じる!

しかも言いながら武器がハート形の双杖って戦ナメてんのかお前は!!
すみません、装備させたはいいけど想像以上に絵面がふざけてました!!ハラタツわああああああ!!いちいち上見て「ぱっ!」みたいなポーズ取るなああああお前がやってもなんにも可愛くないんだよ!!
戻せ!第一武器に戻せええええ!!

夏侯覇「面白い奴だな。一人で何してんだ?」

ほっとけよ!

知りません!劉備に聞いてください!劉備に双杖最悪だったよ!アホにしか見えない!
だがこういう時に限って第一武器が劣勢になりがちだというマーフィーの法則!!
アホのまま戦えってかああああ!!最終戦がグダグダに!!

郭淮「ああ・・・・・・やっと・・・ラクに・・・」

ひいいい最終戦の洗礼「撃破した敵は死ぬ」!
微笑みながら死んでいく郭淮が怖いいいいいい!!

夏侯覇「臆病だから・・・こんな鎧着てたんだ・・・」

やめろおおおおお!本当は戦場で戦うの怖かった、みたいなのを童顔キャラが言うのは辛すぎるからやめろ!!

諸葛亮「城門は開きませんね。兵器で壊しましょう」

出た、衝車守れミッション!
無双7はこういう兵器類の登場が多いですね。これが動いてるのを見ると、一人の戦闘じゃなくて皆で戦ってるんだと言う感じがすごくする。赤壁の船での移動とか、風景見てたら感動すら覚えた。うおおお!動いてる動いてる!って。

衝車を破壊に来ていたモブ将・文ペイを倒します。

文ペイ「お前なんかに・・・やられちまうかよ・・・!」

すみません。劉備なんかですみません。
ふざけた武器でマジすみません!

諸葛亮「見事な戦ぶり、感服いたしました」

見え透いたお世辞はいらないよ孔明!こっちは見ないで早く城門壊して下さい!
そうだ、別動隊の趙雲達はどうしてる!?無事かな!?
・・・于禁を含む武将8匹を撃破済みか。すみません、余計な心配しました。
こっちも頑張ります。劉備も今から張コウ倒します。

張コウ「あなたお一人とは・・・少々華に欠けますね?」

野郎、気にしている事を。

黙れ黙れ!劉備が地味なのは今に始まった事じゃ無い!それでも尚香殿は好きだと言ってくれるからいいんだよ!!
「欠けますね?」の「ね」が語尾下がりじゃなくて上がってるのがより嫌だ!ご自分でもわかってますよねみたいな言い方すんなあああああ!!
このっ!このこのこのっ!

張コウ「私としたことが・・・この散り様は、少々無粋・・・ですね・・・」

くっそ、華のある奴は最後まで華がある。
張コウ身長高くて配色明るいから群衆にも埋もれずに散りやがる・・・!

さらに「やむをえません」と蔡文姫が登場。つ、次から次に美しい系が・・・!!(劣等感)
ハート形の武器なんか持ってる自分が恥ずかしい!!

一方、別動隊の方では。

李典「あんた。暗愚なんて言われてるらしいな。けど、俺の勘だと意外と強そうだぜ」
劉禅「私が強いだなんて、面白い事を言う人だな。その勘とやらは本当に当たるのだろうか」

息子の方が認められてる・・・
ショックだ・・・あの劉禅より下なのだろうか劉備のオーラは・・・

楽進「軍神・関羽殿の御子息とお見受けしました。お手合わせできて光栄です
関興「私と勝負を望むのか・・・分かった。受けて立とう」

いいなあ・・・
華が無いとかお前なんかとかやむを得ないとか言われてないよ向こう。望まれて戦ってるよ。
いいなあ。最終戦らしくていいなあ。
・・・関興は関羽の息子だもんなあ。楽進という立派な武将と一騎打ちして、これで名を上げて、次代を背負う立派な武将になっていくんだろうなあ・・・


『趙雲、楽進を撃破!』


待てコラ。

会話終わってから一秒しか経ってねええええええええ!!!!もしかして不意討ちじゃね!?後ろから叩き斬ったんじゃね!?
空気を読めよ趙雲!!お前もう十分華があって格好良いのになんでそういうことすんの!?


『関興、李典を撃破!』


ほらああああああ!!行き場をなくした関興が李典に流れた!変な玉突き事故が発生してんじゃん!!
いや、でも待て。李典の相手って劉禅だろ。あの頼りない我が息子が、そもそも李典に敵うはずが無かった。玉突きのおかげで戦わずして済んだんだ。うんうん。結果オーライ・・・
 
 
 『劉禅、張遼を撃破!』


頼りない息子ぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!!;
なにが起こってんだ別動隊よ!暗愚な世継ぎに張遼任せた奴は誰だよ!!つーかどんな玉突き!!!?ちょっとした信号無視から始まってラプター戦闘機撃墜で終わってんですけど!!
討死後だけど褒めさせてほしい、李典の勘すげえええええ!!!!

・・・その後も、火炎兵器の登場報告の直後に劉禅が、

劉禅「おや、あれはなんだろう。銅像のようなものから火が出ている」

と言い、言うや否や『兵器、すべて破壊!』の報告が出るなど、暗愚の闇はとどまるところを知りません。
別動なのでこちらからは事情が一切見えない。

ホウ統「やれやれ。ようやく諸葛亮達と合流できそうだねえ」
劉禅「父上もその辺にいらっしゃるのか。ご無事ならよいのだが」

怖い。息子が怖い。正直、今はあんまり来ないでほしい。本当にあいつは私の息子なのか。長坂橋のあの時に何かとんでもない化け物を掴まされたんじゃあないのか趙雲よ。
大体、おかしいじゃないか。あの時、女官は燃え盛る村から赤子を抱いて出て来たが・・・常識で考えて、あんな炎の中に人間がとどまっていられたはずは無い。しかもあの女官、火傷はおろか煤一つ無いきれい過ぎる身なりで・・・

ひいいいいいいいいい!!!とんでもない事に思いいたってしまった!!!
へ、平静をたもて劉玄徳!今勘づいた事を知られたら、このどさくさにまぎれて息子()に殺されるかもしれん!!
恐るべし最終戦・・・真の敵は曹操なのかどうかももう怪しい。私の中で。

別動隊が来た・・・!

趙雲「劉備殿!なんと鮮やかな戦ぶり!」

・・・考えてみればこの男も怪しい・・・長坂橋の前と後とで何かにすり替わっているのかも知れん・・・こんなイケメンなのに浮いた噂のひとつも無いなんて本当に人間か・・・?
くそっ、こうなってみると武器の得手不得手が憎い!遠距離武器や鈍器ではなく呪符が得意であれば敵の化けの皮をはがす事もできたかもしれないのに・・・!つうかもしかして化け物に付け込まれたのも劉備が呪符不得意だったせいじゃ・・・

賈ク「俺は賈文和。ここで会ったがあんたの不運だ」

賈クぅぅぅぅぅ!!ちょっと攻め込んでる身分で言えた義理じゃないが、凌ぎ合いながら私の背後を見てもらえるだろうか!劉禅と趙雲どうよ!?こっちの見てないところで尻尾とか出てない!?影が化け物とかになってない!?

賈ク「終わりは・・・こうもあっけないか・・・」

待ってー!待ってー!いかないでー!!一人にしないで、もう誰も信じられないんです!!

劉禅「父上、さすがです」

りゅ、劉禅・・・まさか、お前が何かしたというのか・・・?それで賈クが死・・・
ひいいいいいい!!!

城内に逃げ込む劉備。敵の罠で扉が閉まり、中に一人で閉じ込められますが、この流れなら逆に安心です。

夏侯惇「ほう、お前が相手か。いいだろう」

夏侯惇!話を聞いてくれ!息子がたぶん息子じゃ無かった!

夏侯惇「貴様に敗れるか・・・まあいい・・・悔いは、無い・・・」

いやああああああ!死なないでー!そして扉を開けないでー!!

劉備「諸葛亮。乱世の終わりはすぐそこだ。共に新たな世を築こう!」

・・・まだ扉が開いてないにも関わらず、誰もいない部屋で一人語りかける劉備。
これは・・・

諸葛亮「はい、劉備殿。来る仁の世のため、必ずや勝利しましょう」

どこからともなく聞こえる諸葛亮の声。

もう完全に取りつかれてるよ・・・手遅れだよ劉備・・・
諸葛亮も人間では無かったというのか・・・そうだよな、ビーム出したり空中に浮いたりする人が人間だったはずがねえわ。
・・・てか、待って。長坂の戦いは確か、新野の戦いの直後だったよな。そう、諸葛亮が仲間になった、そのすぐ後の・・・

全部こいつが黒幕か。 


何と言うことだ。・・・何と言うことだ。
徐庶もホウ統も間違いなく彼の仲間だ。劉備はただひたすら彼らに踊らされていたというのか。
もはやこの戦の果てに実現できるものが本当に仁の世なのかも疑わしい。
もう・・・お終いだ・・・

・・・

・・・・・・ああ。関羽が戦っている。張飛も、あそこにいる。

まだ・・・終わっていない。

そうだ、他の何が信用できなかろうと、義兄弟だけは!生まれた場所は違えど、死ぬ時は必ず共にと誓った雲長と翼徳だけは、信じられるはず!!
彼らが既に死んで異形の物と成り変わっているのなら、他でもない、あの誓いのもと、この劉玄徳もまた死んでいるはずではないか!!
私が本当に生きているということは、彼らも本当に生きているということだ!!

奮い立て劉玄徳、今こそ義兄弟のために、この乱世を終わらせん!!


・・・そこからの劉備は強かったですね。ふざけた武器を投げ捨て、両手の剣で許昌を埋める敵を撫で切りに斬り倒し。
司馬懿、曹丕、甄姫を相手に一歩も譲らぬ立ち回りを見せながら、千人斬りを達成します。

諸葛亮「これが真の三国無双の力・・・凄まじいですね」

見たか諸葛亮よ!この劉玄徳あるかぎり、蜀を思い通りにはさせん!!

甄姫「ああ・・・いいようにされてしまうなんて・・・」

誤解を招く言い方はやめてくれないか、曹丕の奥方よ。
今いいとこだから!格好良く決めたとこだから!

司馬懿「おのれ・・・貴様ごときに・・・我が大計が・・・!」

・・・司馬懿の中の人が上手すぎて涙出る・・・なんで、なんで・・・なんで死んじゃったの・・・

曹丕「この私にも・・・死は、乗り越えられんか・・・」

すまない、魏の若者よ。しかし私も最早後には引けん!
あとは曹操!お前だけだ!!
劉備は玉座に駆けこんでいきます。

曹操「最後に我が前に立つのが貴様とはな・・・。劉備よ、世に英雄たるは、わしとおぬしか」

最後に我が前に立つ・・・すでに己の死を予期している言葉だ。
曹操、お前もまた、私にとって数少ない信じられる者の一人だった・・・!

劉備「曹操。私は英雄などでなくともよい。ただ天下の民のため、乱世を終えるのだ!」

ここでうっかりヴァリアブルカウンター。
ふざけた武器再登場で雰囲気台無し。

誰だあああああああこんなハート形装備させたのはあああああああ!!
戻して!第一武器に戻して!劣勢でもいいから戻せえええええ!!!

曹操の無双乱舞を食らい、こっちの乱舞を浴びせ返し、そして最後は、

劉備「我が大志、果たしてみせる!!」

乱舞2で締め!!
良かった!最後はめっちゃ格好良く決めたあああああ!!

曹操「貴様の・・・勝ちか、劉備・・・」
劉備「ああ。曹操」

膝をついた曹操と、その前にかがんだ劉備の間で、最後のやりとりが始まります。

曹操「つくづく、邪魔な男よ・・・。仁などで、人を導けるか」
劉備「・・・・・・」

劉備の顔が何とも言えない。曹操を憐れんでいるようであり、わかりあえないのを悲しんでいるようであり・・・あるいは、

劉備「・・・そうかも知れぬ」

もしかしたらこの長い時の中で、劉備も曹操の言葉に共感するところがあったのかもしれない。
人は仁だけでは導けない。実際、目の前にそれで導かれない男がいる。ここまで、戦わなければならなかった人たちがいる。
しかし、それでも・・・

劉備「だがそれでも・・・私は、人を信じたいのだ」

劉備は曹操の手を握って言って・・・

・・・ここから曹操が息絶えるまでが感動的で・・・息絶えた瞬間の両者の顔がもう・・・



くそっ(涙)



劉備もやっぱりちょっと涙ぐんでるしよおおおおお!!!
PS4まじいい仕事しやがるぜちきしょう!!!!!


つうかここのイベントも感動的なんだけども!!
それ以上にその後のエンディングムービーが反則だろ!!!!


蜀と呉が仲良く両立してほのぼのハッピーで締めかと思ったら!!
手ええええええええええ!!!!!

泣かずにいられるかあんなの!!


三国無双が好きだ!!
蜀、完走です!!
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