大河ドラマ風林火山、面白い!面白いよ!野郎どもが馬鹿で清々しくて最高です!これぞ戦国!これぞ歴史ロマン!!!!
最初のうち違和感バリバリだったキャスティングもすっかり慣れました。
お館様のしゃべりと動きがやたら歌舞伎っぽい問題ももうどんとこいです!
諏訪の姫君が絶世の美女に見えない問題もイメージ強化でクリアしました!
上杉謙信がGacktであるという問題も、すみません本日の放送見たら危うくGackt謙信に惚れそうなくらいかっこよかったです!ほんと綺麗だなこの人!
放送開始当時、キャスティングで最大のツッコミどころはこの上杉謙信=Gacktと、今川義元=谷原章介というところだったのを懐かしく思い出します。イケメンの義元なんて初めて見たよ。
本作の主役は武田信玄の軍師・山本勘助です。彼と信玄を中心に話が回ります。
・・・のハズなんですが、たまに「いやもう、武田よりもこいつの人生を語ろうじゃないか!!」というぐらい良い話をかついでくる武将(筆頭・真田さん一家)がいたりして、油断ができません。そのくらい主人公のメインストーリーも脇役のサイドストーリーもとても丁寧に作られています。
幸隆が里に帰ってきたときは泣いたぜー・・・なんだったんだあの破格の扱い・・・・
そして主役含む数多の役者さんの熱演に目がくらみそうです。
舞台役者を多く起用してキャスティングしているため、テレビでの知名度は低く、初めて見る顔の人が多いですが、上手い。みんなやたら上手い。
なんというか、たとえば初回登場時に「・・・あれ~、この役の人、名前知らないけどなんかイメージ違うなあ」と思ったとしても、いつの間にやら「あんたこそが(武将名)だあああああ!!!」と熱狂的に応援してしまう感じです。
井上靖作品の大河ドラマ化は本作が初だそうですが。
こんなに面白くなるならもっとやってもいいのでは。
そんなことを思った日曜でした。
ちょっと話が前後しますが、現代の飛行機には各席にテレビモニターがついていて、音楽聴けたり映画を見たり色々できます。
ルフトハンザでは日本で封切り前の映画やなんか色々取り揃えていました。ポターのドキュメントとか、あとCGアニメの「アーサー」でしたか?帰国してしばらくしてCM始まったようなのが結構ありました。
さて、私がそんな豪華ラインナップの中で何を視聴していたかといいますと。
私は12時間の飛行中、睡眠時間を除いた全てをこの番組に費やしていました。
その名もエアマップ。
エアマップってわかりますか皆さん。
こう世界地図の上に飛行機のマークが出てて現在位置を表示する、あの画面です。
目的地が大連くらいなら飛行機マークがなんとなく動いているのがわかりますが、ユーラシア大陸を越えるとなるとその動きは肉眼で観測不能。しかし確実に動いている証拠に、1時間に1つか2つぐらいは新しい都市名が画面に出てきます。そして時々日本語が間違っています。今回は「シベリア鉄道」が「ミベリア鉄道」になってました。たまらん!
何を隠そう私は北海道行ったときも中国行ったときも飛行中はこの画面のみを表示させていたというエアマップファンです。
映画なんかいいんです、地上にDVDとかあるなら地上で見ればいいんです。エアマップは空飛んでる時しか出ないんですよ。リアルな飛行機の動きを表示なんですよ。マップと入れ替わり立ち代わり表示される高度・速度・機外気温。英語表示になったりドイツ語表示になったり日本語表示になったり。
飛行してきたところが赤い線になっていて、はるばるきぬる旅をしぞ思ったりするのもいいじゃあありませんか。
とりあえず、エアマップと外の景色を見ていれば飛行機が怖いのも忘れられます。
フランクフルト・ミラノ間の小型機にはテレビが搭載されていないのが残念でした。
・・・あと、「エアマップ 同好会」とか「エアマップ 愛好会」とかで検索かけても全くひっかからないのが残念です。
うん、私ずっと待ってる。スキャナプリンタもタブレットもホームページビルダーも、皆あなたを待ってるわ。だから強くなって帰って来て!
ところで。
音楽好きです。音楽だけ聴くことはあんまりしないんですが、BGMとして音楽が存在するのが好きです。
今好きなのはELLE GARDENで、しばらく前に買ったCDをかけようとケースを開けたら中から阿久悠が。
阿久悠作品集のケースを開けたらビバルディオーケストラ集が。
ビバルディのケースを開けたらうしろむきじれっ隊が出てきました。
エルレはどこだあああああ!!!どういう心境の変転だこの軌跡はああああ!!!
このように、出した物を元あった場所に戻さないことによって、部屋はひどい有様と化しています。それを忘れるためにも音楽が必要です。・・・あ、あったあった。ヒロミ郷と一体化してた。CDプレイヤーCDプレイヤー・・・・(MDを知らない人)。。。
イェア!!ダーダダッダダダ・ダーダダッダダダ!!!
という感じで部屋で一人で盛り上がるのが好きです。いや、うん、そんなにあれじゃないけど。そんなにすごい感じじゃないけど。ていうかダダダとか言わないけど。心の問題ね、うん。
しかしですね。今気づいたんですが。
私はどうも音楽を聞きながらじゃタイピングができないらしい。
今このブログを書いてる様子を簡単に説明すると、
曲始まる。聴く。
↓
曲終わる。書く。
↓
次の曲始まる。手止めて聴く。
明らかに邪魔になってんじゃないか音楽。
この調子でCDまわしてたら書いてる時間1%ぐらいじゃないのか。
わかった。こんなことやってっからここ数日、定時で帰るのに寝るのが3時とかになってんだ。おかしいと思ったよ。密度薄いのに時間は経ってるんだもの。
でも音楽がインスピレーションみたいなものを刺激してイメージを運んでくれるのは確かなことです。
だからやっぱりこのまま聴きます。CDも2ターン目に入ったし。
ダーダダッダダダ・ダーダダッダダダ!!
飛行機はルフトハンザで、フランクフルトでの乗り継ぎ便でした。
乗り継ぐ時に入国審査を済ませます。また、乗り継ぐわけですから当然その前に手荷物検査があります。
9.11のテロ以来、手荷物検査はえらい厳しくなってまして、アメリカなんかではトランクに鍵かけるのすら禁止、などという話も聞きます。
EUではそこまでじゃないですが、液体類の持込禁止、刃物類はもちろん厳禁。基本的に日本とかわりはありませんが、チェック体制はより念入りだという印象でした。
で、この手荷物検査で私はひっかかりました。
金属製のデンタルケア用品を持ち歩いていたところ、X線検査で凶器と誤解されたのです。
たしかにモニター画面を見ると、角度が悪かったのかなんなのか、映し出されているのは先の尖ったバールのようなものすげえ凶悪な武器でした。
そこで私は釈明のために、手荷物中身改め窓口にならびます。
私の前に、小柄なおばさんが荷物改めを受けていました。
日本人ではなく、おそらく東南アジア系ではなかろうかと思うのですが、大きなバックパックを背負ったラフな服装で、今まさにそのバックパックを開封されんとしているところでした。
おばさんが係官に何か言います。英語ができるようです。
係官は首を振ります。許してもらえないようです。
おばさんはしぶしぶバックパックを開け、飲料水のペットボトルを取り出しました。
おばさん「オーケー?」
いやいやおばさん、液体類は持ち込み禁止だからさ。
係官「ノー」
係官はペットボトルを没収してしまいまいした。
しかしこれで終わりかと思いきや、若いながらも貫禄のある係官の男性はまだおばさんを許しません。
どうも他にも何か引っかかる物があるようなのです。
問い質され、おばさんはしぶしぶバックパックの奥から、ボトル入り液体洗剤を取り出しました。
おばさん「オーケー?」
いやダメだっておばさん、液体類は持ち込み禁止だって。
係官「ノー!」
係官はボトルを没収してしまいました。
ところがそれでもまだおばさんは解放されません。まだ何か隠し持ってるようなのです。
係官はおばさんに、バッグの別のポケットも開けて全部ちゃんと調べさせろと言います。
おばさんはしぶしぶバックパックの側面ポケットを開けました。
係官はそこから、何やら平たいプラスチック製品を引っ張り出しました。
あれ?え、もしかしてドイツってプラスチックもダメなの?
と、私は一瞬焦ったのですが・・・・・・
係官がその赤いケースを左右に引っ張ると。
中から刃渡り20センチの包丁が!!
おば「オーケー?」
いや最高にだめだろおばさん!!!!
これがオーケーだったら手荷物チェックとか存在しねえよ!!
係官「ノー!!」
係官は包丁を没収してしまいました。当たり前です。
ていうかここまでどうして飛んで来れたんだ。。。
ともあれこれでようやくおばさんは解放され、私の番になりました。
直前の包丁がインパクト激烈だったせいか、私のとりだしたバール(手のひらサイズ)に拍子抜けすらした様子の係官。
係官「オー・・・」
江戸「でんたる」
係官「・・・オーケー」
見逃してもらえました。
小型機に乗り込み、ミラノへ向けてフライトです。
それにしてもフランクフルト空港は迷宮のように縦にも横にも広かった・・・
ありがとうございます!マジで何よりの励みになります。個別のレスは控えますが、皆様の応援に支えられて、あと6時間後にPC修理の引き取りが来るけどせめて一作書いてアップするぜ兄弟みたいな、熱い小宇宙が沸いてきます。そんなわけで蟹話アップしました。
久々に何も考えず流れに身を任せて書いた作品でした。どれくらい考えてなかったかというと、冒頭のやりとりを書いてる段階で何の事件を起こすか未定でした。大丈夫、きっとそのうち心の小宇宙が奇跡を起こすから。そんな先の見えない書き方でした。いい方を変えると、書いてる人間が一番楽しいという奴でした。
話を書くときって、
①ネタや設定が先に決まりすぎて文章で上手く表現できない。
②文章は書く気満々だけどネタが無い。
③発想と書きが同時に進む。
の三パターンがあるように思うんですが、③が一番書いてて楽しいです。
いいのができるのは①だけどな。ちゃんと苦しんだ分そこはやっぱりそうでないとな。
二次創作をする一方で、オリジナルを書きたい気持ちも常にあります。
しかもなんかこう、勇者とか魔王とか最強魔法とか伝説の剣とかそういうベッタベタなのが書きたい。間違って何かに投稿したら設定だけで選考外にされるようなのが書きたい。だって私の青春はあそこら辺の世界と共にあるんだもの。そうだね兄さん。
ところでオリジナルでキャラクターを設定するとき、主人公よりもサブキャラに肩入れしてしまう方っていらっしゃいませんか。主人公は髪の色さえ決まってないのに、サブキャラの一人は過去20年における人生から住んでる街の下水処理法まで決まっている・・・・そんな状態に陥っているのは私だけなんでしょうか。
書けねえよこんな話!主人公決まってないのにどう書き出せっていうんだよ!
なのでとにもかくにも主人公を設定してみるわけですよ。
だけどオリジナルでキャラクターを設定する時、主人公よりもその他サブキャラの方が圧倒的に強くなってしまう方っていらっしゃいませんか。だって常識的に考えて、主人公が強かったらパーティー増やす必要ないじゃないですか。魔道士がいるってことは勇者があんまり魔法使えないってことで、戦士がいるってことは勇者があんまり戦い上手くないってことで、賢者がいるってことは勇者はぶっちゃけ賢くもないってことになるわけですよ。そうした常識に基づいて勇者を構成した場合、できたのはまさに文字通り裸の大将でした。
こんな勇者いらねええええええええ!!!つーか勇者っつーか山下じゃん!清じゃん!!書けねえよもう色んな意味で!!
なので、魔力も戦力も知恵もほどほど、というまったくもって勇者らしい勇者を作ってみたりするわけですよ。
いいんだ・・・攻撃力の不足分は勇者しか使えない伝説の剣とかでカバーできるんだきっと。
でも、「こんなさして実力も無い奴がパーティー内で発言権を持つことなんかできるのか?」「発言権も無い奴がやる気満々で魔王倒しにいっくぜええええ!みたいに張り切るのは正直周りにとって迷惑なのでは??」という当然の疑問が沸いたため、勇者の性格を軌道修正。「僕が魔王を倒すなんてとんでもございません」という極めて奥ゆかしい設定にし、そんな勇者の尻を蹴飛ばす存在として面倒見の良いヒロインを配置しました。そしてこの二人で魔王退治の旅のシミュレーションを(脳内で)スタートさせてみました。
結果・・・・・
勇者は乗ってた飛行船が敵に襲われて揺れるのが恐くて動けなくなった挙句、助けに来たヒロインを巻き添えに墜落。やはり彼を旅に行かせるべきではなかったんだ、町の人は口々に噂をしあうのであった。・・・・・・
・・・・・・・・ふう。
私にファンタジーは無理なんだな。よくわかったよ兄さん。
そんな発見をした晩夏の一日でした。
ちなみに。現在はVAIOを修理に出したので、Dynabookにピンチヒッターをしてもらってます。
スペック低いが良いマシンだダイナ。