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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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監督・広報・コーチときて、新たに司会者という薪を背負った新キャラ登場。
どんだけ薪キャラ増やす気なんだよ。日大はカチカチ山か何か?


内田監督と井上コーチの記者会見をずっと見ていました。
私個人の意見です。

彼らは、彼らの目から見た事実をちゃんと話している。

と、感じました。
彼らなりに最大限の努力はしていたと思います。本当に。
当事者でない第三者である私達は、できる限り公平に見聞きしなければいけないです。自分が期待していた答えと違ったとしても、だからと言って嘘だと判断してはいけないし、その為に怒ったりもしてはいけない。
宮川選手の言い分を事実だと思ったのなら、内田監督と井上コーチの言い分もまずは事実として聞く努力をしなきゃいけないと思います。

例えば、私が昼に書いた憶測は、事実よりもずっと意地の悪い考え方をしていたのだろうと思って、自分の考えを改めねばならないと思ってます。申し訳ありません。

まず1つ重要な事は、記者会見を拝見する限り、監督もコーチも圧倒的に語彙力が足りない人間である。これは認めなければならない事実だと思います。
出だしからこの人たちは「申し訳ありません」しか言えなくなったんじゃないかと思いました。
その後は「思いっきり」何回言うねんと思いました。

宮川選手の証言と乖離する「言った言わない問題」は、これで大体説明がつくと私は思ってます。

語彙が少ない人間は、1つの言葉に多くの意味を持たせます。
「やばいオススメの店で一番やばいメニュー頼んだら超やばくって超食べ過ぎてお会計超やばかった」みたいな。
彼らは相手に伝わってると思っても、実はあんまり伝わっておらず、聞いた何人かで「あの人があのタイミングで言ったのだからおそらくこの意味だろう」みたいな読解をすることもよくあることです。
このせいで彼らの意図した事が宮川選手に正しく伝わらなかった、井上コーチはまさにこれを説明してましたが、私は事実だったと思います。

タックル問題では「潰せ」という言葉がそれでした。
私は、井上コーチがはっぱをかける意味で言ったのだと信じられますし、しかしそういう意味に取らなかった宮川選手ももちろん信じられるわけで、要するに両者の心の深刻度に差がある場合は両者の「妥当な捉え方」にも差があるということです。

このすれ違いはどっちが悪いとは言えません。
ただ、宮川選手をちゃんと理解してあげていなかったという点で、指導者側により非はあるかと思います。特に、重大な結果につながってしまった場合は、少なくともいったんは指導者が全責任を引き受けるべきだとは思います。

次に、宮川選手が聞いたはずの言葉について監督・コーチが「言わなかった」と言っている件。
これもですね、語彙力の不足によるものだったと思えます。私には。

例えばですね、昼になっても「おはよう」と挨拶する語彙力の無いAさんがいたとします。Aさんはある日真昼間にBさんに「おはよう」といいました。
するとその後、BさんはCさんに、「さっきAさんにこんにちはって言われたわ~」と話しました。Bさんは「Aさんに挨拶された」と言う事を伝えたかったので、自分が昼に言う挨拶の言葉に置き換えて話したわけです。
さて翌日、CさんはAさんにあったので、「昨日Bさんにこんにちはって言ったんですって?」と聞きました。
Aさんはびっくりしました。自分は「こんにちは」なんて言ってない!
なので「言ってない!」と否定しました。

語彙力の無い人と言うのは、同義語を見分けられません。自分が普段言わない言い回しに置き換えられると、それが全体としてどういう意味かはっきりわからず、自分の言葉につなげる事ができないため、「言ってない」と言います。

宮川選手が聞いた以上、言葉はあったのだと思います。
ただ、宮川選手も別に録音してたわけではないので、一言一句完璧に再現しているわけではないと思います。
今回の事件は「言葉」が重要な意味を持つ為、質問をする記者が「○○と言ったんですか?」と強調して尋ねます。しかしそれが自分たちの言い方と違う台詞だった場合、語彙力の低い監督とコーチは自分たちの言葉に置き換えられず、「言ってない」と回答してしまいます。かつ、置き換えられないので「でも△△という言葉で言いました」という補足ができません。

彼らの「言ってない」は、決して宮川選手を否定したいわけではなく、そういう意味で「言ってない」しか言いようがなかったのだと思います。
何かは言っているんですよ。でも、前述したとおり彼らの意図した事と宮川選手の受け取り方は違っていた可能性がありますから、宮川選手が自分の言葉に置き換えた場合、彼らの意図とかけ離れた言葉になっていた可能性も当然ありえます。
なので、私は彼らは気の毒なほど語彙力が無いだけで、抵抗したいとかそういう気持ちは無いのだと感じました。

それから、内田監督が責任を井上コーチに押し付けている説が出てますが、私は懐疑的です。

なぜかというと、宮川選手は「そもそも内田監督とはほとんど話した事がない」と言っていました。ほとんど話したことの無い選手について監督が細かい指示を出すとは、確かにちょっと思えないです。
また、「ほとんど話した事がない」というのはつまり内田監督が「忙しくて現場にあまりいない」という報道を裏付ける言葉でもあり、そんな多忙な監督にコーチが逐一報告に行って指示を仰ぐかというと、それも疑問です。

どちらかというと、「監督に聞いてやる!」「監督がOKって言ったぞ!」と先に選手に伝えて、後から監督にOKでいいですよね?と事後報告兼承認を得る、こうした運用の方がありうると思います。
また、この勇み足的な運用は、会見に見る井上コーチのキャラに矛盾しない気もしました。
勢いだけで言っちゃう人なんだろうなと思ったので。

なので、彼らは本当に彼らとしての事実を話している。
そして、事があまりに大きくなりすぎて先の事考える余裕が無い為、自分たちがそれを主張すると宮川選手がどうなるかにはまだ考えが及んでいない。のだと思います。
彼らには時間を与えなければいけないと思います。

ただ、現時点でもまだ、監督とコーチは認識の浅いところがあるとも思いました。
それは、「宮川選手に会ったら何と声をかけたいか?」という質問に対し、「アメフトに戻って来て欲しい」と答えた事です。
アメフトよりなによりまず、謝ることが先だろうと思うのですが、それが咄嗟に出てこない。まだまだ選手の事を思いやれていない。自分の価値観だけを押しつけに行ってます。

問題の根本的な原因は、監督とコーチの自己本位な考え方の押しつけだと思いました。
彼らはよかれと思ってやっていたのかもしれませんが、目上の人間から言われた時にそれがどういう影響を与えるか、もっと良く考えるべきです。
まず謝罪をして、身を低くして、宮川選手とできる限り同じ目線に立ってあげた上で、話し合った方がいい。話せばわかるというのは甘い。話し方によるんです。今回は特に。

内田監督と井上コーチは決して、邪悪な指導者とかそういうのでは無かったと、会見を見ていて私は思いました。むしろ熱心な一生懸命な人だったんでしょう。
ただ、長期にわたって指導をする人は、長期にわたって成長しなければならない。
「今の子」を理解しなければならないし、「今の社会」も知らなければいけない。
それが後手に回って対応できなかったということは、指導者から退く潮時なのだと思います。
なんか、私は、宮川選手よりもこっちの方が悲しい気がしましたね。
彼らのことを慕っていた選手もきっといたと思いますし、そういう子達が恩師の弁護もできず、縮こまっているのかもしれない。100人いて100人全員から嫌われる人っていうのはいませんからね。
母校や恩師が炎上するのは辛い事です。私の母校は本件以上の大炎上した大学なので、実感持って言えます。

私はこの会見で、監督とコーチに対しては悪印象を覚えませんでした。
だから、私が勝手に思い込んでいたように、日大が何から何までおかしい大学というのではきっとないのだとも思いました。


ただ、司会は。何しに来たのあの人。

この問題をここまで大きくしたのは広報部の失態も相当あると思うんですよ。あの司会はたぶん広報部ですよね。あの場にいるんだから。
広報部は内田理事の言いなり説出てましたけど、なんか違うと思いました。少なくとも広報は勝手にクソ迷惑な形で誰も何も言ってないのに言いなりになってんじゃないだろうか。
内田理事関係無く内部にへいこらして外部に傲慢と言う、そういう体質の部署なんじゃないのか。

違ったらほんと申し訳ない、でもちょっと試しに、内田理事より井上コーチより、まず広報部を更迭してみて欲しい。そうしたら全てがまともに見えてくるのかもしれない。いや真面目に。
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