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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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■カラカサタケ
長身。髪は暗褐色。目は淡褐色。(大型。傘は暗褐色で傘の裏は淡褐色)
痩せ型で見た目より軽い。(細くて中空)
メガネキャラ。(リング状のツバがある)
食用。


カラ「風邪引くよ?どうしたのこんなところで」
シロ「あなたは・・・」
カラ「僕はカラカサタケ。君、どこの子?ここから家、近いのかい?」
シロ「いや、そんなに近く無いんですけど、ちょっと色々あって・・・」
カラ「あ!もしかして、家出!?」
シロ「えっ?」
カラ「だめだよー、おうちの人心配するよ。お父さんとケンカでもしたの?今頃きっと探してるよ?」
シロ「いや・・・」
カラ「帰ろ。僕送ってくから。大丈夫、色々あっても親子ってのはちゃんと分かり合えるもんだよ。それに君、家出ったって何にも荷物持ってきてないじゃない?」
シロ「え?あ、いや、だから・・・」
カラ「あー、さてはケンカの勢いに任せてそのまま飛び出したな?だめだめそんなの。ほら、帰ろ。家はどっち・・・・」

 ぐぅ~。

シロ「!・・・・・」
カラ「・・・・・もしかして、お腹空いてる?」
シロ「う・・・・」
カラ「財布も持たないで出てきたんだな?なってないなあ、もっかいイチから家出を勉強しなおさないとね!今日はほとんど何にも食べてないんだろ。この雨じゃ菌糸に毒だよ」
シロ「いや、その・・・」
カラ「僕んちに来る?すぐそこの竹林。今ちょうど友達来てて、これから鍋やるんだ。材料買出しに行ってたんだよね、ほら、腐葉土にチップに樫クズ、松もあるよ。どう?」
シロ「・・・・。い、いいの?」
カラ「いいさぁ!大丈夫たくさん買ってあるから。鍋は人数多いほうが楽しいしね!さ、いこ。風邪引いちゃう。あ、ご両親にはうちから連絡しようね。もう暗いから迎えに来てもらおうね」
シロ「・・・えっと・・・家出じゃないんだけどな・・・」


カラ「ただいまー」
シロ「お、おじゃまします」
カエ「遅ぇぞカラカサあ。酒の用意はもうとっくに出来て・・・って、お?」
シロ「!!!!か、か、か、・・・・」
カエ「シロフクロタケじゃねえか」
シロ「カエンタケーーー!!!?」
カラ「あれ?知り合い?」
カエ「親しかねえがな。お前ぇも色気のねえの引っ掛けて来やがったなカラカサ」
カラ「またそういうこと・・・。女の子だったらこんな時間に家に連れて来れるわけないだろ。ねえ?」
シロ「!?」
カラ「君、シロフクロタケっていうんだね。シロくんって呼んでいいかな」
シロ「・・・・・・・」
カエ「・・・・・・あらら」
カラ「ん?どうかした?」


カラ「え、ええええーっ!?し、シロく・・・いや、シロちゃんって女の子だったの!?」
カエ「そこまで驚いちゃあ失礼だろ。なあシロフクロタケ」
カラ「ごっ、ごめ・・・!!」
シロ「・・・いいんです。慣れてますから。・・・知り合いの男ともよく間違われますから」
カラ「ごめんね、俺ね、ほんっっとそういうの気づかなくて、ほんっっと鈍感で、ほんとっ!!ねえ!?カエンタケ!?」
カエ「あー、女には疎いわ、柄の外がついてこれねえくらい成長しまくってひび割れるわ、外皮膜ちゃんと落とさねえで傘の上フケだらけになるわ、お前はよくよく鈍い男だよ」
カラ「そ、そこまで言うなよぉ女の子の前で」
カエ「今さら何言ってんだ」
カラ「参ったな、こんな時間に男の家連れて来ちゃったらほんとご両親心配させちゃうよ。シロちゃん、お家どこ?送ってくからすぐ帰ろう!」
カエ「落ち着けって阿呆が。こいつだって子供じゃねえんだ、自分のことぐらい自分で面倒見れらぁな。なあシロいの」
シロ「・・・シロフクロタケ、だ」
カエ「いつまでも不貞腐れてんじゃねえよ。お前の柄が寸胴なのが悪ぃんだろう」
シロ「!!」
カラ「カエンタケ!!君はなんでそう口が悪いんだ、そんなだからベニちゃんとケンカするんだぞ!」
カエ「そいつとこいつは関係ねえだろ。おい、鍋やるならさっさと作れよ。俺ぁ先に始めてるぜ。酒が茹っちまう」
カラ「あ、ちょ、ちょっと待てよ今材料用意するから・・・!」
シロ「・・・・手伝います」
カラ「え!?あ、そうかい?手伝ってくれる?あは、やっぱり女の子だなあシロちゃん!」
シロ「・・・・・・・・・」
カラ「うんうん、包丁持つ手つきもいいし!慣れてるって感じがするよ、やっぱ女の子・・・」
シロ「あたっ!」
カラ「!!・・・・・・・」
シロ「・・・・いった~・・・・」
カラ「・・・・ほ、包丁、手に合わなかったのかなぁ!・・・なんて・・・その・・・・大丈夫?」
カエ「お前ぇもう黙った方がいいんじゃねえかカラカサ」



・・・・・・・・カラカサタケの髪型は、「都会のキノコ図鑑」に載ってるカラカサタケの幼菌の傘がまさにこういう形をしていたために、上図のような丸い感じなったわけなんですが、これでメガネかけて人の良さそうな顔してると、すまん、私にはもう成長したのび太にしか見えない。
大学院生のお兄さん、みたいな感じです、カラカサ。
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