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2007年1月8日設置
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■シロキクラゲ(白木耳)
通称「銀爺」。(中国名「銀耳(インアイ)」)
中肉中背で白髪、全体的に薄い老人。(中型で白く透き通っていて皺くちゃ)
医者。(漢方薬に用いられる)
二十四時間営業。(通年で発生する)



ピーポーピーポーピーポー

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・  ・  ・

カエ「・・・・・随分かかりやがるな」
ツマ「かかりすぎよーぅ!手術室に入ってからもう5時間よーぅ!?アタシもう耐えらん無いわよーぅッ!」
カエ「騒ぐんじゃねえ。一番堪えてんのはお前ぇじゃねえだろう」
シロ「・・・・・・・」
ツマ「シロちゃん・・・大丈夫よッ!ここのお医者さんはとっても良いお医者さんなのよッ!」
シロ「・・・・・・・」
ツマ「銀耳先生って言ってねッ、ちょっと昔までは不老不死のお薬にまでされてたキノコなのよッ!そうねカエンタケちゃんッ!?」
カエ「うるせえって」
ツマ「大体ドクツルちゃんがシロちゃん置いていくなんてコトあるわけないわッッ!そうでしょシロちゃんッ!?」
シロ「・・・わた、しの・・・」
ツマ「シロちゃんっ?」
シロ「わたしの、せいだ・・・わたしが・・・ドクツルタケ、待ってたら・・・・」
ツマ「!」
シロ「わたしが、ちゃんと家に帰ってたら・・・・そしたらこんなこと・・・・ならなかったのに・・・・」
ツマ「ち、違うわよッ、シロちゃん!そうじゃないわよッ!」
シロ「ほんとは・・・っ、刺されてたのは私のはずだったんだ・・・・!私だったらよかったんだっ・・・!」
ツマ「シロちゃ・・・!」
シロ「私が刺されてたら良かったんだぁっ!」
カエ「良いわけねえだろう、馬鹿タケが」
ツマ「!カエンタケちゃんッ!?」
シロ「ううっ、ひっく、う、うぇぇっ!」
カエ「取り消しな。命張って守った女にだけは言われたくねえ台詞だ。ドクツルタケの傘に泥塗る気か」
シロ「うっく・・・・ひっく・・・・っ」
ツマ「し、シロちゃんッ、大丈夫よーぅ。ドクツルちゃんは大丈夫よぅ、ねぇっ?」
シロ「・・・・・・う・・・・ふ、っく・・・・・」

カチャ。

銀爺「・・・・・・・・」
ツマ「!!先生ぇぇぇぇぇえええええええッッッ!!!どうなのどうなのドクツルちゃんはどうなったのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぅッッ!!!」
銀爺「・・・さっきっから外でギャンギャンうるさいのがおると思ったらお前さんかい。ここは病院じゃぞ。松の皮ひっぱがすような声で騒ぐなら出てってくれ」
ツマ「ドクツルちゃんが先よぉぉぉぉぉぉぉッッ!!どうなったのよぉぉぉぉぉぉぉぉッッ!!」
カエ「おい、黙れ・・・・」
銀爺「んん?カエンタケ?これは珍しいのう、何の用じゃ?」
カエ「久方ぶりだな銀爺よ。俺もドクツルタケに用さ、あいつどうなったぃ」
銀爺「そのクソやかましいツマミタケをつまんで捨ててきてくれ。そしたら話してやろう」
カエ「冗談言えるってことは心配するなってことかねぇ。シロフクロタケ、どうやら安心して良さそうだぜ」
シロ「!・・・・・」
ツマ「ほんとなのッッ!!?ほんとにドクツルちゃん助かったのッッ!!?」
銀爺「助かったもなんもあるかい。傷も浅いし菌糸もどっこも傷ついとらん。ヒポミケスキンの感染の心配も無い。なんも無いくせに杉の欠けら取るのだけはやたら手間がかかりおった。あんな急患はもう二度とごめんじゃな」
ツマ「っ!!先生ええええええ!!!!愛してるわよぉぉぉぉぉおぉぉぉうッッ!!!」
銀爺「!!よさんか気色の悪いっっ!!」
カエ「ハッハッ、爺さんすまねえな、大袈裟に騒ぎすぎたか」
銀爺「フン、患者ってのは大概騒ぎ過ぎるもんじゃ。慣れとる!」
カエ「だとよ、シロフクロタケ。良かっ・・・・ん?」
シロ「・・・・・・・・ドクツルタケ・・・・」
カエ「おい」
シロ「ドクツルタケ・・・・!」
銀爺「!?こりゃっ!そっちは手術室じゃっ!入るなーっ!!」
シロ「ドクツルタケっ!!」

・・・・・・・

カエ「聞いちゃいねえようだねぇ・・・」
ツマ「愛だわねぇ・・・・」



シロ「ドクツルタケ!ドクツルタケ!」
ドク「・・・・・・・・・・シロ?」
シロ「!ドクツルタケ・・・・・!よかっ・・・・・よかった・・・・っ!よかったぁっ!」
ドク「・・・・・・・・・・シロ・・・・お前・・・・」
シロ「良かったぁぁ・・・・・う、うっく、ふぇ、えええぇっ」
ドク「・・・・・・・・・泣くな」
シロ「うええええっ、ドクツルタケ・・・・ひっく、うわああああんっ」
ドク「・・・・泣くなっつってんのに・・・・・」
シロ「うわああああん!」
ドク「・・・・・・・バカだな・・・・・・・・・・・・」
シロ「うわああああん!」
ドク「・・・・・・・・・・・シロ」
シロ「う、うっく、ふ、うっく」
ドク「・・・・・シロ、俺・・・・・・・・・」
銀爺「こりゃああっ!!!」
シロ「!っく!」
銀爺「わしの手術室からさっさと出て行けっ!!患者も外に出すからとっとと出て行くんじゃ白いのっっ!!」
シロ「ご、ごめんなさい・・・・!」
ドク「シロ・・・・・・」
シロ「せ、先生っ!銀先生っ!!」
銀爺「なんじゃっ!」
シロ「ありがとうねぇっ!!ううっ、大好きだよ先生ぇーっっ!!!」
銀爺「!!こ、こりゃっ!!抱きつくなーっっ!!」
ドク「・・・・・・・・・・・・・・・・」

ツマ「傘色悪いわぁ、ドクツルちゃん。やっぱり怪我が痛むのねぇ」
カエ「まあ、ゆっくり休めば治るだろうさ。・・・やれやれだ」
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