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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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ミスタのお薦めシーンを語っていきたい。
最初から順に。

まず初登場のジョルノが紹介される回。アバ茶の回と言う方が圧倒的に伝わり易いんですけれども、ミスタはイチゴケーキが食いたいのに4つなので焦れています。
もうこの段階からジョジョを読まなければ意味がわからない文章になってしまった・・・

しかし、まずここの焦れ方がミスタの性格の良さを醸しだしていると私は思うんですよ。

ケーキは4つです。
テーブルにいるのはミスタ、アバッキオ、ナランチャ、フーゴの4人なので店が4つ持ってくるのは当たり前なんですが、4が嫌いなミスタは気に入らない。店が気を利かして数を変えるべきだと怒っています。

ミスタ「こーゆー場合はレストランが気をきかして3コにすべきなんだ……!!」

5個にすべきと言わない硬派なギャングスタ・ミスタ。
カタギにタカるつもりはない。ただ本当に4を避けたいだけなんだ。
難癖つけてるようにしか見えないシーンですが、彼なりの店への配慮は確かにあるのです。

荒木先生も凄いですよね、5じゃなくて3にすることで、ミスタという人は下心も何もなく骨の髄からわけのわからない何かにとりつかれているんだなってわかりますからねここ。

で、そのあとジョルノが紹介されてアバ茶をどうぞという流れになり、ひるむジョルノにミスタが意地悪を言います。

ミスタ「仲間になりたくねーから、飲みたくねーんじゃねーの?」

…アバッキオもミスタも、なんでいきなりこんなに排他的なのか。一目で反感持たれるような何をジョルノがしたというのか。自分らよりずっと年下の少年に意地の悪い真似をするなんて、恥ずかしくないのかいい歳して…

って思ったんですけど、待て
自分らよりずっと年下の、さして人生に傷ついている風でもなく、見た目も人好きのする15歳の少年が「ギャングになりたいです」って入ってきたら、それはまずいったん追い返すわな本人のために。いい年した大人だからこそだよ。アバッキオ、あんたはやっぱり警官だ。

ミスタがそこまで考えてるかはわからない。あいつはギャングを悪い職業だと全然思って無さそう。
しかしアバッキオはそこまで考えてくれる人な気がする。だからこそ二十歳にもなってあんなしょうもない体の張り方をしたんだという気がする。

ジョルノを仲間入りさせることは事前にブチャラティが話をしていたみたいですけど、この様子見るとまず間違いなくアバッキオは反対しましたよね。
だってナランチャよりも2つも年下だぜ?ナランチャだってギャングにするの傷ましいのに、それより下のガキ増やしてどうすんだ。入る前から堂々と3人殺して反省してないミスタとは違うだろう。未来ある少年なんだろう。
なのにブチャラティが連れて来てしまったと。
だったらもう、やるしかないと。

そういう事だったのかもしれない・・・深いなーあのお茶。
ミスタはなんの深みもなくノッただけそうだけども。

けれどもアバッキオのそんな深い思慮があったかもしれないお茶を、ジョルノはクリアしてしまいます。このためだけにこの世に生を受けたクラゲに幸あれ。

驚きでどん引き気味に盛り上がる一同。その中で爆笑しつつ、

ミスタ「本当に飲んだのかッ!教えてくれよ、オレにだけ、な!教えろよ」

と身を乗り出すここのミスタが超好き。
それを言いたかった。今回は。

あんな意地悪言っといて、見事に掌返して自分だけ仲良くなろうとするお調子者っぷりよ。可愛すぎる。
「オレにだけ」って、意味わからなくてすごく良いわ。なんでだよ。
逆に、誰に教えたくないのか?
ミスタだけ知ってて他知らない、その場合にミスタが優位に立てる相手って、アバッキオだと思うんですけども。仕掛けた本人が一番気になるはずだもんな。
なんだ。ミスタはアバッキオに何か含むところでもあったのか。

なお、仲間の名前呼びカウントではミスタ⇔アバッキオ間も異常値が出てまして、
ミスタ→アバッキオ 5回
アバッキオ→ミスタ 2回
となっております。
ミスタは他の仲間は全員2桁回数呼んでるのにアバッキオだけ5回しかない。そしてアバッキオもトリッシュ以外は2桁、トリッシュでさえ7回呼んでるのに「ミスタ」は2回。
見えない溝でもあるのかこの二人。
食事中のミスタのデリカシーの無い話をちゃんと聞いて相手になってくれるアバッキオなのにな…

「オレにだけ」。色々考えさせられる台詞ですが、とりあえず、好きです。

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