2007年1月8日設置
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アルデバランの評価を決定づけてしまったニオベ戦なんですけどね。
あれは仕方ないと思うんですよ。
なんで仕方ないかって、だってあの時、アルデバランは耳が聞こえてないはずですからね。
ポセイドン編のソレントとの戦いで自ら鼓膜をぶち抜き、そこから冥界編まで十二宮守護のために一歩も金牛宮を動けなかったはずなので、まともな手当ても受けてないと思います。
聞こえてないんですよ。
そう思って見直せば、文庫10巻、ポセイドン編クライマックス。いがみ合うアイオリアとムウを「黄金聖闘士同士で争いを始めてどうなるというんだ!!」と止めるミロの後ろに、何かの間違いでソレントに殺されていなかったアルデバランがいますが、すごく聞こえてなさそうな顔をしています。皆騒いでるけど何だろう聞けないみたいな顔してますよ確かに。
耳が聞こえない、ということは、気配を察知できないということでもあります。
私がそれを実感したのは昨日、できたてホヤホヤの新築に引っ越して荷解きしてたら、中からゴキブリが出て来たあの時でした。今までの人生で三本の指に入る。この絶望感は。
あれから一日、カサッと言う音にどれだけ人は反応するかと。
やっつけたけど!あの一匹はやっつけたけど!でももう何も信じられない!全神経が耳に集中してしまう!
アルデバランも耳が聞こえてたら絶対ニオベに後れをとったりなんかしませんよ。丸めた新聞紙で一発ですよ。当然でしょう、住みついたら大変じゃないですか。
あのニオベ戦で牛を計ってはいけない。と思います。
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