2007年1月8日設置
サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
趙雲を新たな仲間に加え、関羽とも再会して無事に逃げのびた劉備は、その後7年を平和に暮らします。
が、勢力を拡大した曹操が南下を開始。劉備の居る新野へと進軍してきたため、またしても両者は対決することになりました。
曹操に対抗するには最早武だけでは足りません。どうしても知者が必要です。
ボケしかいないこの集団をなんとかしなければ。
劉備のもとに徐庶と名乗る一人の男が訪ねて来たのは、そんな時でした。
やったー!キャラ選択でついに新顔が選べる!
徐庶徐庶~。
魏のストーリーでは面接落とされて転職失敗して、そのせいか史実でもIFでも終始暗かった彼だけど、本分である蜀ストーリーではさすがにもっと明るいと思う。
曹操はあの時賈クがいたし、郭嘉を亡くした後で気が立ってたからね。劉備は軍師なんて迎えたことも無いんだから、きっと大事にしてくれるはず。魏みたいに可哀想なことにならないはず。就職成功するはず!
良かったね、徐庶。
導入はイベントムービーから。
新野に奇妙な陣を作って構える曹仁に狼狽している蜀(仮)チーム。
そこへ、あれは八門金鎖の陣であり、うかつに近づくと命は無い、と忠告をしながら徐庶が現れます。
何者だ!?驚く面々に名を告げて、ただの通りすがりだと言います。
張飛「なんだぁ?怪しい野郎だぜ!」
徐庶「はは。怪しいか。確かに」
おお!徐庶笑ってる!表情も明るいよ、やっぱり本筋では生き生きしてるよ!良かった!
これは面接も受かるよ!
徐庶「でも、あなたに足りないものは教えられますよ、劉備殿」
劉備に足りないもの。ツッコミだろ。
てのは置いといて、徐庶ほんと優しい良い顔してるな~。笑顔似合うね。うん、こっちの徐庶の方が好きだよやっぱり。
劉備「私に足りぬもの、とは?」
徐庶「知略。つまりは策を練り、戦の大局を操る、軍師」
関羽「ふん、おぬし、己が知略を売り込みに来た者か」
徐庶「あ、あー、いや、そういうわけでは・・・」
関羽の嫌味に虚を突かれ、慌てて口ごもって俯いて一歩下がる徐庶。
いやいやいやいやいいんだよ、徐庶。関羽もともと性格に問題あるからさ。気にしないで。
遠慮しないで売り込んでいけばいいよ、圧迫面接に負けるな。
御社に就職したいって言っていいよ、ほら。
劉備「!そういえば、小耳にはさんだ事がある。この地には、臥龍と称される賢人がおられると。そなたが、その臥龍か!」
徐庶「いや、そうでもなくて・・・・・・・・・」
おい、徐庶が目を見て話せなくなってきたよ。大丈夫か。
劉備「もったいつけないでくれ!今の私には、そなたの言うとおり軍師が必要なのだ!」
・・・・・・
徐庶「・・・・・・ええと、臥龍に会いたいんですか?」
徐庶の目が死んだ。
おいいいいい!劉備、お前なんとかフォローしろ!臥龍もいいけどそなたもねって言ってやれ!
劉備「ああ、ぜひとも!」
徐庶「‥‥‥では、ここは俺に従って下さい。この陣を破り、あなたを臥龍のもとへお連れしましょう」
・・・・・・(イベント終了)
就職、失敗。
面接がどうとか言うレベルじゃねええええええ!エントリーシートすらもらえなかったよ!!
魏ストーリーやってた時に新野にいた徐庶は蜀の正社員じゃなかったの!?バイトだったの!?マジかよ!
なんで蜀のキャラクターが蜀のストーリーで魏よりも可哀想な扱い受けてんですか!
八門金鎖の説明しながらこれ以上無いほど軍師っぽく登場したのに、話してる途中から彼は一体何者になったんですか、劉備の中で!
さすがに陣内会話ではもう少し徐庶を見て何か言ってくれんじゃないのか、ここはお前に頼らせてくれみたいな台詞があるんじゃないのか、そう思って劉備に声をかけたらこれだ。
劉備「軍師がいれば曹操に翻弄されずに済む。是非とも臥龍にお会いしなければ」
軍師はいる。お前の目の前に。
さらに張飛にガンつけられる。
張飛「軍師か何か知らねえが調子に乗るなよ!」
今の彼のどこをどう見て調子に乗っていると思ったのか逆に聞きたい。
でも軍師って言ってくれてありがとう。
ひとかけらの慰めをくれたのは趙雲でした。
趙雲「八門僅差は堅固にして変幻の陣という。だが、あなたはその陣を知っているのだな?」
ちゃんと徐庶を見ていてくれた人が一人だけいた・・・!嬉しくて泣きそうなんですけど!
徐庶「ああ。あの陣については俺に任せて欲しい」
趙雲「ならばいざ!劉備殿の道、我らの武と知で切り開かん!」
我らのって言ってくれた・・・!
趙雲が好きだあああああああ!!ありがとう!うわああああん!!
まじほんと、趙雲がいてくれなかったら徐庶はどうなっていたかわかりません。まっすぐ走れなかったんじゃないかな、涙で。
開門してからも徐庶ほんと涙ぐましいほど一生懸命献策してたよ。
まずは手前の拠点を落とします、橋を通って向こう岸へ渡ります、八門金鎖には生門から入りましょう、ええと南東の門のことです・・・って、わかりやすくわかりやすく気をつけて指示してくれてたよ。
その間劉備が言ったのはこれだけだ。
劉備「徐庶、臥龍とはどのような人物なのだ?それになぜお前は私に協力してくれる?」
後半完全についでだろうが。今ちょっと気になったから聞いた感じだろうが。
徐庶「いや、まあ・・・色々あります。とりあえず俺についてきて下さい」
もう駄目だ。徐庶の死んだ目は二度と生き返らない。
酷過ぎる・・・(涙)
それでも徐庶は健気です。陣に入ってからは曹仁の動きを陽動と看破し、惑わされず迂回路を指定。陣の効果により敵武将が強化されていますが、一つ一つ撃破していきます。
・・・八門金鎖の陣って本当になんなんだ・・・
撃剣アクションも見事です。郭嘉の第二武器になっていたので剣自体もかなり強化してあるしな。
フードずっとかぶったままなのが残念だなあ。顔出してほしいなあ。
曹仁「我が陣を破るとは・・・貴公、ただものではないな」
徐庶「・・・いや、俺は何者でもない。ただの通りすがりの無頼だ」
彼を何者でもなくしたのは劉備なんだが。
ねえ徐庶、もう魏に行こう・・・?
曹仁は只者では無いって認めてくれてるよ?
ちなみに魏ストーリーだと、この時曹操も賈クもお前に興味深々で、IFでは郭嘉がわくわくしながら曹仁後回しにしてお前に会いに行くからね・・・?
ねえ。劉備なんかほっとこうよもう。
・・・しかし徐庶は死んだ目のまま曹仁を撃破しました。
徐庶「これで八門金鎖の陣は破れました。後は曹操軍がいなくなれば、山門も開くはずです」
静かに報告して。
徐庶「(独白)・・・劉玄徳。噂どおりの御仁だ。あの人こそ、天下を治めるにふさわしい」
どの辺がだ。
騙されてる騙されてる!圧迫面接に飲まれて正しい判断力まで死んだか徐庶!
徐庶「けど・・・あの人を支えるのは俺じゃ駄目だ。臥龍・・・諸葛亮の力でなくては」
劉備よお!!(激怒)
徐庶が可哀想すぎて涙出てくるわ!お前が臥龍臥龍言うから完全に自信喪失してんだろうが!お前のやったことはなあ、勇気を振り絞って告白しにきた幼馴染の前でクラスのマドンナべた褒めするような鬼畜行為なんだよ!!
謝れ!ぶっちゃけ臥龍って言いたかっただけだって、ちゃんと白状して謝れええええ!!
・・・この戦いは曹操軍との戦いなので、曹仁の他にも敵将として于禁や張コウや李典や楽進が出て来たんですが、上司に力を認められ頼りにされ生き生きと活躍している彼らを撃破することに、今回ばかりは罪悪感を覚えませんでした。
李典も楽進も・・・いいよね。楽しそうだよね正社員生活。
撃破撃破撃破ァ!!
くそっ、徐庶の「敵将、討ち取った!」が悲しい・・・そして虚しい・・・
あー劉備殿。そこにいましたか。あと一人片づければ山門は開きます。少々お待ちを・・・
劉備「知略の重要さを思い知らされた。我々に必要なのは、彼のような軍師だな」
彼が必要だって言ってやれよ!!
なんで言わないの!?どうしてかたくなに徐庶を迎えようとしないの!?何が嫌なのこの人の!?
今でこそお前のせいで死んだ目の暗い奴になっちゃったけど、最初会った時はすごい印象良かったじゃん!笑顔が優しくて誠実そうで落ちついていて、背が高くてイケメンで知的で!戦えば撃剣の扱いも美しいし、知略はこの通りだし!
ここまで完璧な人材を登用しないって、逆に色々考えちゃうだろうが!キャラクターが口に出せずプレイヤーが知ることのできない重要な欠点、たとえば匂いが猛烈にキツイなどの何らかの問題があるのかと勘ぐっちゃうだろうが!やめてよ!!
・・・まあ確かに、徐庶のこのストレス溜めこむ性格は体臭に影響しそうではある・・・それにあの洗濯してなさそうなフードも・・・
いやいやいやいやいや!いや!やめろ!それ以上考えるな!徐庶は何も悪くない!
ほら!曹操軍いなくなって山門開いたよ!
月英「止まりなさい!ここから先へ通すわけには参りません!」
徐庶「俺はあなたの夫君の友だ。通してくれないか?」
月英「孔明様に会おうと知己を騙る者もいます。その言葉が本当か、試させてもらいましょう」
断られたぞ。
やはり、主婦が家の中に招きたくない何らかの問題、たとえば匂い(略)などがあるのでは・・・
いやいやいや!そんなことない!撃破!
月英「曇りなきお心、この月英にも伝わりました」
敢えて心を誉める・・・ということは外側には誉められないような何らかの問題がある、たとえば匂(略)・・・
いやいやいやいやいやいや!!
あ、最後の門開いた。
徐庶「さあ、行きましょう。この先に臥龍・・・諸葛孔明が待っています」
なんかもう臥龍よりもお前に直に会いたいけどな、徐庶。
こればっかりは会ってみないとわからない。匂いは。
山道を駆けあがると、そこが孔明の庵でした。
月明かりの下に、静かな佇まいの男が一人。
諸葛亮。
劉備「そなたが臥龍、諸葛亮殿か」
並ぶ義兄弟三人。の後ろでピンボケしている徐庶。
・・・あんまりだろ・・・
劉備「私は・・・」
孔明「ええ、存じ上げております。劉備殿」
はっ、と言葉を飲む劉備。既に私の名を知っているのか、と感嘆した様子。
いや徐庶も言ったよね、最初に。名乗らないうちに「劉備殿」って。その時はお前の隣のヒゲがものすごい警戒してガンつけて来ましたが、なんですか。あの時と何が違うんですか。
劉備「そなたに会うために、私はこの地へ導かれたのだろう」
偶然じゃないよ?徐庶がやむをえず導いてあげたんだよ?なんか自然に導かれたとか思ってない?大丈夫?
劉備「ぜひ軍師として、我が大願成就に力を貸して下され!」
・・・・・・
諸葛亮はあっさりと劉備を受け入れ、彼の軍師になることを承諾しました。
三顧しなくて済んだのは絶対に徐庶のおかげだと思うんですが、劉備が気付くはずもありません。
彼は諸葛亮の言うとおり、仁をかかげて乱世を歩むことを決意するのです。(たぶん)
その後。
孔明「これでいいのですか?元直」
山門にて、二人きりで話をする諸葛亮と徐庶の姿が。
徐庶「・・・ああ・・・今の劉備殿に必要なのは、俺じゃない」
君がうらやましいよ孔明。けど、俺は君にはなれない。
徐庶「劉備殿を頼む」
寂しく笑って、徐庶は去って行きました。
・・・可哀想すぎる(涙)
何が仁じゃああああああああああ!!!!!こんなに不幸な人を生み出しといて天下も大願も無いわ!!
徐庶、お前北に行け北に!いやもう、いっそ東に行け!孫呉ならたぶん明るく迎えてくれると思う!あいつらめっちゃいい奴らだから!きっと面接とか無いから!
徐庶が可哀想だよ!なんとかしてあげてよ!(大泣)
が、勢力を拡大した曹操が南下を開始。劉備の居る新野へと進軍してきたため、またしても両者は対決することになりました。
曹操に対抗するには最早武だけでは足りません。どうしても知者が必要です。
ボケしかいないこの集団をなんとかしなければ。
劉備のもとに徐庶と名乗る一人の男が訪ねて来たのは、そんな時でした。
やったー!キャラ選択でついに新顔が選べる!
徐庶徐庶~。
魏のストーリーでは面接落とされて転職失敗して、そのせいか史実でもIFでも終始暗かった彼だけど、本分である蜀ストーリーではさすがにもっと明るいと思う。
曹操はあの時賈クがいたし、郭嘉を亡くした後で気が立ってたからね。劉備は軍師なんて迎えたことも無いんだから、きっと大事にしてくれるはず。魏みたいに可哀想なことにならないはず。就職成功するはず!
良かったね、徐庶。
導入はイベントムービーから。
新野に奇妙な陣を作って構える曹仁に狼狽している蜀(仮)チーム。
そこへ、あれは八門金鎖の陣であり、うかつに近づくと命は無い、と忠告をしながら徐庶が現れます。
何者だ!?驚く面々に名を告げて、ただの通りすがりだと言います。
張飛「なんだぁ?怪しい野郎だぜ!」
徐庶「はは。怪しいか。確かに」
おお!徐庶笑ってる!表情も明るいよ、やっぱり本筋では生き生きしてるよ!良かった!
これは面接も受かるよ!
徐庶「でも、あなたに足りないものは教えられますよ、劉備殿」
劉備に足りないもの。ツッコミだろ。
てのは置いといて、徐庶ほんと優しい良い顔してるな~。笑顔似合うね。うん、こっちの徐庶の方が好きだよやっぱり。
劉備「私に足りぬもの、とは?」
徐庶「知略。つまりは策を練り、戦の大局を操る、軍師」
関羽「ふん、おぬし、己が知略を売り込みに来た者か」
徐庶「あ、あー、いや、そういうわけでは・・・」
関羽の嫌味に虚を突かれ、慌てて口ごもって俯いて一歩下がる徐庶。
いやいやいやいやいいんだよ、徐庶。関羽もともと性格に問題あるからさ。気にしないで。
遠慮しないで売り込んでいけばいいよ、圧迫面接に負けるな。
御社に就職したいって言っていいよ、ほら。
劉備「!そういえば、小耳にはさんだ事がある。この地には、臥龍と称される賢人がおられると。そなたが、その臥龍か!」
徐庶「いや、そうでもなくて・・・・・・・・・」
おい、徐庶が目を見て話せなくなってきたよ。大丈夫か。
劉備「もったいつけないでくれ!今の私には、そなたの言うとおり軍師が必要なのだ!」
・・・・・・
徐庶「・・・・・・ええと、臥龍に会いたいんですか?」
徐庶の目が死んだ。
おいいいいい!劉備、お前なんとかフォローしろ!臥龍もいいけどそなたもねって言ってやれ!
劉備「ああ、ぜひとも!」
徐庶「‥‥‥では、ここは俺に従って下さい。この陣を破り、あなたを臥龍のもとへお連れしましょう」
・・・・・・(イベント終了)
就職、失敗。
面接がどうとか言うレベルじゃねええええええ!エントリーシートすらもらえなかったよ!!
魏ストーリーやってた時に新野にいた徐庶は蜀の正社員じゃなかったの!?バイトだったの!?マジかよ!
なんで蜀のキャラクターが蜀のストーリーで魏よりも可哀想な扱い受けてんですか!
八門金鎖の説明しながらこれ以上無いほど軍師っぽく登場したのに、話してる途中から彼は一体何者になったんですか、劉備の中で!
さすがに陣内会話ではもう少し徐庶を見て何か言ってくれんじゃないのか、ここはお前に頼らせてくれみたいな台詞があるんじゃないのか、そう思って劉備に声をかけたらこれだ。
劉備「軍師がいれば曹操に翻弄されずに済む。是非とも臥龍にお会いしなければ」
軍師はいる。お前の目の前に。
さらに張飛にガンつけられる。
張飛「軍師か何か知らねえが調子に乗るなよ!」
今の彼のどこをどう見て調子に乗っていると思ったのか逆に聞きたい。
でも軍師って言ってくれてありがとう。
ひとかけらの慰めをくれたのは趙雲でした。
趙雲「八門僅差は堅固にして変幻の陣という。だが、あなたはその陣を知っているのだな?」
ちゃんと徐庶を見ていてくれた人が一人だけいた・・・!嬉しくて泣きそうなんですけど!
徐庶「ああ。あの陣については俺に任せて欲しい」
趙雲「ならばいざ!劉備殿の道、我らの武と知で切り開かん!」
我らのって言ってくれた・・・!
趙雲が好きだあああああああ!!ありがとう!うわああああん!!
まじほんと、趙雲がいてくれなかったら徐庶はどうなっていたかわかりません。まっすぐ走れなかったんじゃないかな、涙で。
開門してからも徐庶ほんと涙ぐましいほど一生懸命献策してたよ。
まずは手前の拠点を落とします、橋を通って向こう岸へ渡ります、八門金鎖には生門から入りましょう、ええと南東の門のことです・・・って、わかりやすくわかりやすく気をつけて指示してくれてたよ。
その間劉備が言ったのはこれだけだ。
劉備「徐庶、臥龍とはどのような人物なのだ?それになぜお前は私に協力してくれる?」
後半完全についでだろうが。今ちょっと気になったから聞いた感じだろうが。
徐庶「いや、まあ・・・色々あります。とりあえず俺についてきて下さい」
もう駄目だ。徐庶の死んだ目は二度と生き返らない。
酷過ぎる・・・(涙)
それでも徐庶は健気です。陣に入ってからは曹仁の動きを陽動と看破し、惑わされず迂回路を指定。陣の効果により敵武将が強化されていますが、一つ一つ撃破していきます。
・・・八門金鎖の陣って本当になんなんだ・・・
撃剣アクションも見事です。郭嘉の第二武器になっていたので剣自体もかなり強化してあるしな。
フードずっとかぶったままなのが残念だなあ。顔出してほしいなあ。
曹仁「我が陣を破るとは・・・貴公、ただものではないな」
徐庶「・・・いや、俺は何者でもない。ただの通りすがりの無頼だ」
彼を何者でもなくしたのは劉備なんだが。
ねえ徐庶、もう魏に行こう・・・?
曹仁は只者では無いって認めてくれてるよ?
ちなみに魏ストーリーだと、この時曹操も賈クもお前に興味深々で、IFでは郭嘉がわくわくしながら曹仁後回しにしてお前に会いに行くからね・・・?
ねえ。劉備なんかほっとこうよもう。
・・・しかし徐庶は死んだ目のまま曹仁を撃破しました。
徐庶「これで八門金鎖の陣は破れました。後は曹操軍がいなくなれば、山門も開くはずです」
静かに報告して。
徐庶「(独白)・・・劉玄徳。噂どおりの御仁だ。あの人こそ、天下を治めるにふさわしい」
どの辺がだ。
騙されてる騙されてる!圧迫面接に飲まれて正しい判断力まで死んだか徐庶!
徐庶「けど・・・あの人を支えるのは俺じゃ駄目だ。臥龍・・・諸葛亮の力でなくては」
劉備よお!!(激怒)
徐庶が可哀想すぎて涙出てくるわ!お前が臥龍臥龍言うから完全に自信喪失してんだろうが!お前のやったことはなあ、勇気を振り絞って告白しにきた幼馴染の前でクラスのマドンナべた褒めするような鬼畜行為なんだよ!!
謝れ!ぶっちゃけ臥龍って言いたかっただけだって、ちゃんと白状して謝れええええ!!
・・・この戦いは曹操軍との戦いなので、曹仁の他にも敵将として于禁や張コウや李典や楽進が出て来たんですが、上司に力を認められ頼りにされ生き生きと活躍している彼らを撃破することに、今回ばかりは罪悪感を覚えませんでした。
李典も楽進も・・・いいよね。楽しそうだよね正社員生活。
撃破撃破撃破ァ!!
くそっ、徐庶の「敵将、討ち取った!」が悲しい・・・そして虚しい・・・
あー劉備殿。そこにいましたか。あと一人片づければ山門は開きます。少々お待ちを・・・
劉備「知略の重要さを思い知らされた。我々に必要なのは、彼のような軍師だな」
彼が必要だって言ってやれよ!!
なんで言わないの!?どうしてかたくなに徐庶を迎えようとしないの!?何が嫌なのこの人の!?
今でこそお前のせいで死んだ目の暗い奴になっちゃったけど、最初会った時はすごい印象良かったじゃん!笑顔が優しくて誠実そうで落ちついていて、背が高くてイケメンで知的で!戦えば撃剣の扱いも美しいし、知略はこの通りだし!
ここまで完璧な人材を登用しないって、逆に色々考えちゃうだろうが!キャラクターが口に出せずプレイヤーが知ることのできない重要な欠点、たとえば匂いが猛烈にキツイなどの何らかの問題があるのかと勘ぐっちゃうだろうが!やめてよ!!
・・・まあ確かに、徐庶のこのストレス溜めこむ性格は体臭に影響しそうではある・・・それにあの洗濯してなさそうなフードも・・・
いやいやいやいやいや!いや!やめろ!それ以上考えるな!徐庶は何も悪くない!
ほら!曹操軍いなくなって山門開いたよ!
月英「止まりなさい!ここから先へ通すわけには参りません!」
徐庶「俺はあなたの夫君の友だ。通してくれないか?」
月英「孔明様に会おうと知己を騙る者もいます。その言葉が本当か、試させてもらいましょう」
断られたぞ。
やはり、主婦が家の中に招きたくない何らかの問題、たとえば匂い(略)などがあるのでは・・・
いやいやいや!そんなことない!撃破!
月英「曇りなきお心、この月英にも伝わりました」
敢えて心を誉める・・・ということは外側には誉められないような何らかの問題がある、たとえば匂(略)・・・
いやいやいやいやいやいや!!
あ、最後の門開いた。
徐庶「さあ、行きましょう。この先に臥龍・・・諸葛孔明が待っています」
なんかもう臥龍よりもお前に直に会いたいけどな、徐庶。
こればっかりは会ってみないとわからない。匂いは。
山道を駆けあがると、そこが孔明の庵でした。
月明かりの下に、静かな佇まいの男が一人。
諸葛亮。
劉備「そなたが臥龍、諸葛亮殿か」
並ぶ義兄弟三人。の後ろでピンボケしている徐庶。
・・・あんまりだろ・・・
劉備「私は・・・」
孔明「ええ、存じ上げております。劉備殿」
はっ、と言葉を飲む劉備。既に私の名を知っているのか、と感嘆した様子。
いや徐庶も言ったよね、最初に。名乗らないうちに「劉備殿」って。その時はお前の隣のヒゲがものすごい警戒してガンつけて来ましたが、なんですか。あの時と何が違うんですか。
劉備「そなたに会うために、私はこの地へ導かれたのだろう」
偶然じゃないよ?徐庶がやむをえず導いてあげたんだよ?なんか自然に導かれたとか思ってない?大丈夫?
劉備「ぜひ軍師として、我が大願成就に力を貸して下され!」
・・・・・・
諸葛亮はあっさりと劉備を受け入れ、彼の軍師になることを承諾しました。
三顧しなくて済んだのは絶対に徐庶のおかげだと思うんですが、劉備が気付くはずもありません。
彼は諸葛亮の言うとおり、仁をかかげて乱世を歩むことを決意するのです。(たぶん)
その後。
孔明「これでいいのですか?元直」
山門にて、二人きりで話をする諸葛亮と徐庶の姿が。
徐庶「・・・ああ・・・今の劉備殿に必要なのは、俺じゃない」
君がうらやましいよ孔明。けど、俺は君にはなれない。
徐庶「劉備殿を頼む」
寂しく笑って、徐庶は去って行きました。
・・・可哀想すぎる(涙)
何が仁じゃああああああああああ!!!!!こんなに不幸な人を生み出しといて天下も大願も無いわ!!
徐庶、お前北に行け北に!いやもう、いっそ東に行け!孫呉ならたぶん明るく迎えてくれると思う!あいつらめっちゃいい奴らだから!きっと面接とか無いから!
徐庶が可哀想だよ!なんとかしてあげてよ!(大泣)
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