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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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孫堅の生存によって解放された呉伝の第一章外伝 涼州の戦い。
第一章から六年前に遡るという孫堅の回想のような外伝です。
加えて、董卓の味方として戦うというのも新しい展開です。
蜀でも魏でも董卓は敵で始まって敵で終わってましたからね。味方総大将董卓。面白そうです。

ただ、董卓と一緒に戦いたいかどうかという点では、孫家軍の誰ひとりとして一緒に戦いたくないらしく、

孫貢「董卓が惜しまんのは自分の食事だけか!兵も食料もケチりおって!」
兵士「董卓はろくに戦ってもいない。それで我らに出動要請がきたのだ。迷惑な話だが・・・」
兵士「皆さまの憤りはごもっともです。私だって董卓を助けるなんて嫌ですよ」
孫策「親父ィ!この戦何なんだ?あの董卓なんて奴を手伝うのかよ!」

このザマです。
董卓は自分の兵を出し渋っていて、戦う気なんてこれっぽっちもありゃしねえ!と孫策始め将兵一同が激おこです。
そして肝心の董卓が、

董卓「何をぐずぐずしておる!さっさと出陣せんかぁ!!」

このザマです。
やな奴っぷり全開よ。
そんな中、堂々と笑い飛ばして、この戦は帝から命じられたことであり、孫家は漢室の武門として戦うのみだと息子を宥める孫堅は、さすがに一家の長たる風格がありました。

出陣しても、孫権は大柄でとりわけマントが美しいので、後ろから見てて華があります。
あと得意武器の九環刀!!甘寧の第二武器でちょっと使ったけど、この武器ほんと好き!
敵に斬りつけながら、刀についた環をシャーンシャーン!と打ち鳴らして音波でも攻撃するという新型の武器で、とても楽しい!音が綺麗ですっごくいい!!

戦闘中も、本陣ででっぷり構えて何もしない董卓に代わり、どんどん指揮をとって敵を翻弄します。
・・・いいんだよ、総大将ってのはできるだけ安全な場所で余計な事しないでくれるのが一番だ。
こっちは裏道も何も完全に頭に入ってるしな。この土地、魏伝では「白狼山の戦い」として郭嘉のIF回収ステージだった。任せてもらおう。

終始優勢なので、尚香の初陣に目を細めたり、黄蓋と一緒に息子達の成長を喜んだり、韓当をからかったりする余裕もあります。
途中で敵軍に馬超達が参戦して、一斉攻撃で本陣が狙われるという危機もありましたが、「何をしておる!さっさとわしを助けに来んか!」と董卓がわかりやすく騒いでくれたおかげで、大事になる前に撃破できました。

・・・つうか馬岱、今の台詞(「君みたいな子と戦わなきゃいけないなんて云々」)は尚香へのソフトナンパか?許さんぞ。娘はまだ誰にもやらん。

さて、その董卓ですが、味方が龐徳や韓遂といった名だたる武将も倒し、勝利が決定的になると、ついに動きます。

董卓「全軍、敵本陣へ進めぇぇええ!!!」

と叫び、馬にも乗らずに両手に爆弾抱えて全力疾走。
待て待て待て待てどんな雑魚兵よりも鉄砲玉っぽいぞちょっと待て大将。
この董卓の姿は一見の価値がある。めっちゃ面白い。
 
そして気のせいかもしれないが、割とほとんど誰もついていってない!

途中で辺章の不意打ち食らってピンチになっても、完全無視だ!
おいおい孫策そして皆!董卓殿にやる気が無いなどと言うのはお前たちの誤解だ!
やる気無いどころか積極的に自爆テロしそうなほどやる気満々だっただろうが、不向きな体型で全力疾走している姿をちゃんと見ろ!助けに行ってやれ!

・・・助けに行ってやったのは黄蓋と韓当だけでした。
偉いよ、さすが伊達に歳くってない。仕事に私情をはさんじゃいけないと心得ている。
息子達にも見習わせないと・・・立派に育ったと思ったけど、あいつらまだまだヒヨコだったよ。色々教育すべきだよ。
あ、でも尚香だけは現場に向かってる。
どうしよう。家督は娘に譲るか。

そんなこんなで何とも楽しい外伝でした。
最後は辺章を撃破して終了。
孫策、喜んでる場合じゃないぞ。お前にはもう少し大人になってもらわないとな。
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