忍者ブログ
2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
[982]  [981]  [980]  [979]  [978]  [976]  [977]  [975]  [974]  [973]  [972

第十一章 石亭の戦い。

呉は蜀と再び同盟を結び、残す敵は曹魏のみとなりました。
夷陵の戦いから6年、魏が南進を開始し、国境付近の呉軍は苦戦。敵に投降する者まで現れ始めます。
この危機を打開すべく、周魴が考案した策を持って魏軍を撃退する、それが今回のステージです。

どんな策かというと、
・周魴が呉の悪口を書いた書状をもって投降したフリをし、魏軍に潜り込む。
・内側から誘導して敵将曹休をいい地点までおびき出し、燃やす。
という策です。孫呉らしいですね。

書状は周魴と陸遜が協力して書いたそうで、内容は「呉が滅ぶ理由」の羅列だとか。
それを知った孫権が、陣中会話で陸遜に尋ねていました。

孫権「投降の偽書だが・・・何やら孫呉が滅ぶ理由を列記したらしいな?どのような理由か、私にも聞かせてくれ」(胡散臭いほど優しい笑顔)

晩年のやばさの片鱗がここに。

あれは方便だと大慌てで弁明する陸遜、しかし「ほう?それならばいいのだが?」と言った孫権の顔に、もはや笑みは無かった。おいおいおいおい。
彼の酒癖の悪さも兵士の噂に上ってるし、ちょっと待て待て。風向きおかしいよ。
ここまで呉の史実ルートは犠牲を出しながらも極めて前向きに来てたから、IFルートいらないんじゃね?って思いもしたけどさ、え、なに、晩年の孫権の暗愚っぷりを露呈させることでIFの必要性を認識させる感じ
孫策が生きてればこんなことにはならなかった・・・というところからのIFなの?
じゃあ史実ルートこのまま行ったら、エンディングで陸遜が憤死するとか?

バッドエンドすぎる。

いくら史実ったって孫呉が内部崩壊するのをムービーで見たくは無いぞ!まさかやらないよなコーエー!
・・・くそっ、董卓の股間で全てを始めるゲーム会社に「まさか」が通用する気がしない・・・!

嫌な予感に怯えつつ、とりあえず出陣です。
指揮は陸遜がとります。
プレイキャラは、選択肢に初登場した丁奉でいきます。

丁奉。見た目はものすごくゴツく、牛1頭を骨まで喰いそうな顔をしているが、中身は故郷の風景と詩を愛する風雅な人。外見と内面のギャップキャラですね。
そうすると、第二武器は久々にあれで行きましょうか。旋風の恋心双杖。蜀の最終章で劉備に持たせて後悔した、ハート形のアレです。劉備はハラタツ感じになったけど、丁奉は心に乙女飼ってそうだし、割と行けるんじゃないか。
よし、レッツ戦闘!

まずは敵に進軍のきっかけを与えるため、南の拠点を落とします。
すると曹休が動き出し、周魴が計略地点へ誘導するので、こちらは撤退を装って西へ一時退却します。
この間、敵に見つからないように気をつけろというミッションが出ています。
・・・わかった。こっそりやる。大丈夫、今回もう呂蒙も甘寧もいないから。

得意武器の断月刃は、でっかい環状の刃を振り回して攻撃する、迫力のある武器です。
これでやられるのは相当痛いと思うよ・・・怖ぇー・・・
しかし無双乱舞ではその武器がいきなり消失し、歌舞伎ポーズの見得でふっとばすという荒業にチェンジ。どういうキャラなんだお前。
あと、C1からのEX攻撃が、相手を掴み上げて至近距離から睨んだ後に放り投げるというものなんですが、これもやられる方は相当怖いと思います。

そんなことを試しているうちに、曹休が火計にかかりました。
よーし、とどめを刺しに行くぞー!

曹休「騙されたとて、わしも魏軍を率いる将!せめて一太刀報いてやる!」

その根性を蜀伝の定軍山で見せて欲しかったぜ。
あの時、お前が何度やっても法正に撃破され続けてくれたおかげで、全IF回避ができなかった・・・

ここで第二武器に切り替えてみます。発動しろ旋風の恋心よ!見た目の怖さを和らげるんだ!

が。

すごい!丁奉!ハート型をもってしても、何一つ和らいだ感じがしない!!
大喬の動きだと全く思えない、引き続き怪物が暴れてるようにしか見えない!!
「ウガア!」「ガァア!」「ウゴァアアア!!」と聞こえるこの図太い掛け声がいけないのか!?確かにこれだけ聞いてると詩どころか人語を解するとも思えないくらいだ!!それとも単にもうこのドでかい体がいけないのか!?
外見が動きの印象を凌駕するって中々無いぞ。恐るべし丁奉!

司馬懿「敵の策に翻弄されるとは・・・。曹休め、とんだ愚物よ」

あ、曹休倒したら司馬懿が来た。怒ってる怒ってる。
なんか嬉しい、司馬懿が登場するとわくわくする。
ミッション変更で、ラスボスが曹休→司馬懿に変わります。

もうあらかた敵も倒しているし、すぐに司馬懿を目指して突撃できるので、このステージはあっさり目ですね。

司馬昭「まあまあ、そんな怖い顔するなよ。気楽にやろうぜ!」

・・・司馬懿の二人の息子は、どっちに遭遇してもイケメンで、司馬懿の隙のない優秀さを毎度見せつけてくれます。

丁奉「おぬしは気を抜き過ぎていよう。戦場に立つならば相応の覚悟をせよ!」

いや、油断するな丁奉。司馬昭こう見えても・・・

司馬昭「受け取ってくれよな!」(無双乱舞)

ほら来たああああああ!!気のせいかもしれないけど、この人が乱舞発動する率高くね!?
逃げて丁奉、超逃げて!!こいつの乱舞は範囲激広・・・・・・ああ、食らった・・・
やっぱ旋風の恋心は封印しよう。丁奉の動きが遅いのと背中がガラ空きになるので、結構なハンデになってる。雑魚兵も多いし、ナメてかかれる相手じゃないよ。
断月刃に切り替えて、司馬昭撃破。
あとはお父様だけです。

司馬懿「貴様が丁奉か。ずいぶんといかめしい奴よ。噂では風流人と聞いていたのだがな」

・・・自分が美形だからって言ってくれるやないけ。
なんですか、顔がきれいじゃなきゃ風流になれないんですか。そんな理屈はおかしいだろー。

丁奉「む・・・?風流と外見に何の関係が?某はただ、愛しき風景のため、ぬしを討つのみだ

待てよその理屈もおかしい。

愛しい風景のためにぶっ殺すって、それも何の関係があってのことなんだ。
変だぞ、丁奉は本当に風流な人なのか?
ちなみに正史ではけっこう汚い手を使って孫リンを殺している上に、晩年になるほど奢り昂って他人の恨みを買い、死後に一族を左遷されている。ひゃっほう!風流どころか超淀んでる!

丁奉「全力で行く!!」

覚醒無双のドアップも怖いね・・・しかしこの迫力が良い。イケメンキャラもいいけれど、やはりこういうゴツゴツ武将がいなきゃね。
全力で断月刃を振り回して司馬懿を撃破!

司馬懿「今は退こう・・・最後に勝利するためにな」

・・・くそ、ゴツゴツ武将がいなきゃとか言っておきながら、司馬懿の「哀しい」の表情はめっちゃ可愛いなあと思っている自分がいる。ごめん、ごめん丁奉・・・!
でも恋心双杖を装備しながら一ミリも可愛さを出さなかったお前も悪いよ・・・!!

ステージ終了。
この後にナレーションと、孫権が迷いを振り切って帝を名乗る決意をするムービーが入り、第十一章が終了します。
とりあえず、このムービーでは孫権は立派だった。暗愚ではなかった。良かった・・・。

余談ですが、途中の「敵に見つかるな」ミッションを失敗した場合、そこからは策を放棄して総力戦に突入。曹休の退場を待たずに上機嫌の司馬懿も出てきて全軍で襲い掛かってくるので、暴れる爽快感はこっちの方が上かもしれません。
ていうか、司馬懿の策が拝めて高笑いも聞ける。むしろこれが本命じゃないか。周魴には悪いが。

次回第十二章が史実最終章。
呉伝の最後はどう終わるのか、ちょっと想像つかないです。楽しみだ。

PR
[982]  [981]  [980]  [979]  [978]  [976]  [977]  [975]  [974]  [973]  [972

Copyright © 『日記』 All Rights Reserved

Template by ゆうじ

忍者ブログ [PR]