将来の夢について話す回ではついにホモテイスト出てきた。
~ドラマ概要~
場所はマンションのこざっぱりした台所。
北村一輝に似た濃い青年が、おぼつかない手つきで玉ねぎを切っている。
と、玄関でベルが鳴り、ウエンツ風の青年が入ってくる。
どうやら二人は同居しているらしく、ウエンツは大学かどっかから帰ってきた風である。
おかえり、ただいま、というように二人は軽く挨拶を交わし、北村は料理に戻る。
北村「・・・今何時?」
ウエンツ「(時計を見て)10時だよ」
忙しく外出の上着を脱ぎながらも、なぜか北村を見つめ続けてるウエンツ。
これ買ってきた、と (o・∀・)b な顔しながらシャンパンを持って来るが、北村は「冷蔵庫入れとけよ」とそっけない。
ウエンツ「いつ帰ってきたのさ?」
北村「んー・・・7時半」
言いながら玉ねぎを4つに割ったところでギブアップする北村。
北村「・・・おい。ちょっとこれやってくれない?」
ウエンツ「(くすっと笑いながら)いいよ」
交代し、鮮やかな手つきで玉ねぎをスライスしていくウエンツ。
その手元を見つめる北村。の無意味なアップ。
ウエンツ「知ってるだろ?僕はシェフになりたいんだ」
北村「・・・本気か?」
ウエンツ「僕の夢なんだ」
北村「いつから?」
尋ねる北村の顔はなぜか歓迎する風ではない。
ウエンツ「いつからかはわからないけど・・・料理には味と匂いと色とがあって・・・料理は芸術なんだよ」
北村「(苦笑して)そうかい」
少しの間会話が途切れた。
が、はっとウエンツは気付く。北村の夢は、地球環境に優しい街を建築することだったのだ。
彼は北村を振り向いた。
ウエンツ「もちろん、シェフは街を作るような崇高な仕事とは言えないけどね。・・・誰もが世界を救うってわけにはいかないもんだよ」
それを聞いて北村は微笑む。そして、
北村「お前がシェフになるなら、好きなだけ料理を作れるように、俺が世界を守るさ」
そうだろ?とウエンツの背を優しく叩き、そして二人は堅い握手を交わしたのだった。
なんなんだよこいつら。
妖しいんだよ、おかしいんだよ、この会話やるのにこんなセクシーな北村使う必要があるのかよ。アップ多いんだよ。台所せまいんだよ。
ぜったいヒアリング能力上げるためにわざと妖しくしてる。
これは聞いちゃうわ。二人が何話してるか真剣に聞き取りたくなっちゃうわ。
他にも、オフィスのOLの会話として、
「ねえちょっと聞いてちょうだい。メアリーが結婚したのよ!」
「まあ!!・・・でもちょっと待って、彼女離婚したんじゃなかったの?」
「したわよ。新しい人と再婚するの。あれから2カ月しか経ってないけどね」
「そうね・・・まあでも、おめでたいことだわ」
「どうかしら」
「?どういう意味?」
「彼女、妊娠してるのよ」(ドヤ顔)
「なんですって?それって・・・!」
などという、深く考えると色々やばい人間関係が展開されたりします。
これも聞いちゃうだろ、最初っから女二人が脂ぎった好奇心でギラギラしてるもの。何の話だと思うだろ。
人間心理が計算されつくされてる。恐ろしい教材だ。
前回のサイコな展開はなんだったんだ。あれは何かの間違いでしたと言わんばかりに一瞬で浄化されてた。ドンキはやっぱりいい子だ!
次々に真の愛情を得て幸せになっていく子供たち。その一方で一人だけ報われないにもほどがある施設長。
いや施設長としてはこれ以上ないほど報われてるんだけど。男としては、もうズタボロよ。
ていうか落ち着いて考えろ施設長佐々木。あの弁当屋の女性はそこまでして追いかけるほどのタマかと。視聴者全員思ってるぞ、あの女に施設長はもったいない、あの女と結婚するくらいならロッカーと結婚すりゃあいいのにと。性格の不一致より性別の一致の方が障害にならないだろ、目を覚ませ施設長!
あと、酒井美紀の演技が凄かったです。
彼氏と暮らすために子供を捨てた最低の、あくまで最後まで徹頭徹尾最低な母親の役でしたが、同時にそれは子供以上に愛に飢えた寂しい大人の姿で。ごく短い登場なのに、哀しくて胸に迫るものがありました。
酒井美紀ってこんな良い演技をする女優だったんだなあ。
もうママがいるとかいないとかの次元では無い。
誰か早くあの子をなんとかしないとやばい。
鈴木理央、ホラーいけますね。
急に英語の勉強をしているのは会社でノルマが課せられたからなんですが、この時間分勉強しなさいと言われただけでどんな勉強をしろとは言われなかったから。だから。軍事コースを。
なお、軍事コースの次には「富と名声」というテーマのをやってみました。
米国の教材だし、軍事があれだけマニアックかつ最初から最後まで「私達は戦争を止めるために戦争をする正義の味方です!」という立場を微塵も崩さないアメリカンクオリティだったので、富と名声ならすんごいセレブの話とかあるんじゃないかと思って。
そしたら・・・
第一章 セレブについて(というか9割はパパラッチについて)
第二章 セレブの偽善行為について
第三章 セレブを批判する
第四章 結論
・・・軍隊よりもボロックソに言われてる・・・
内容もえげつない。たかが英語教材と思っていると火傷する。
たとえば、セレブのボランティア活動についての議論がこれだ。
A「マイケル・J・フォックスはパーキンソン病になってから、仕事をぴたりとやめて、精力的に病気の啓蒙活動をしているんだ。素晴らしいじゃないか?」
B「彼だって自分が病気になってなきゃ何もしてないだろうさ」
・・・いいのか。これ。汚すぎるだろBの人間性が。
さらに、会話形式の問題。
ビデオに写っているセレブ嫌いの女の言葉に対し、セレブ擁護派として最も適した相槌・意見を選択せよ。・・・なのだが。
女「あの有名女優が嫌いよ。慈善家だとか言われてるけど、ただのパフォーマンスだわ。聞いた話だけど、彼女、子供を突き飛ばして病院送りにしたことがあるのよ!」
うわー、やな女だな。なんだこいつ。
よし、ここは擁護派として、有名女優がどんな良い事をしているかフォローを・・・
正解の選択肢「何と言おうと彼女は山ほど金を出してるのよ。それが全てよ」
私も最悪だな。
なんなのこいつら。セレブをなんだと思ってるの。
さらに今、警察コースを進めているんですが、しょっぱなの女警察官の演説が、
「更生プログラムも教育も結構だが、私の経験から言わせてもらうと、結局一番有効なのは厳罰だ」
で、なんかもうアメリカ恐い。
凄い教材だなあこれ。カルチャーショックだなあ。
「Charlie Charlie, this is Zero. Send SITREP. Over」
(チャーリーチャーリー、こちらゼロ。状況を報告せよ。どうぞ)
「Zero, this is Charlie Charlie.Roger so far?.Over」
(ゼロ、こちらチャーリーチャーリー。了解したか?どうぞ」
のみ。
チャーリーチャーリーというコードネームが会話の中で目立ち過ぎて、状況がまったくつかめないまま終わった。
アルファベットの軍隊式読み方も、Cはチャーリー。あくまでチャーリー。どこまでもついてくるチャーリー。
それと、ロジャーの汎用性が高い。(Roger so far、Roger out など、用語として使われまくる)
もうチャーリーとロジャーしか頭の中に入ってないよ・・・
強いて他をあげればVIPが来るから床屋に行けと言われたくらいか。
なにを勉強したのだろう。私は。