忍者ブログ
2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
[306]  [305]  [304]  [303]  [302]  [301]  [300]  [299]  [298]  [297]  [296

春麗が好きです。
つややかな黒髪に大きな瞳。たおやかな姿はまさに五老峰の花。
と見せかけつつ、いざとなれば瀕死の星矢をたたき起こしてもう一発全力で殴れと要請する鋼の女。

紫龍が死んだことで動転し、感情的になっているようにも見えますが、言ってる内容は至極冷静ですからね。
4分以内とか言ってますからね。すぐに!とかでなく数値で表す具体性。できるよこの子は。
実際は5分でも間に合うのにバッファ設けて4分って言ってる可能性すら見えてきたよ。4分って中途半端な数字だと思っていたが、そう考えればつじつまが合う。

ともかく、感情を爆発させながら言いたいことを全部言う、そういう春麗が好きです。
とても女性らしいと思う。
だから、五老峰では遅かれ早かれこういう修羅場があるに違いないと思ってます。


春麗「紫龍」
紫龍「春麗・・・・」
春麗「行くのね?また・・・戦いに」
紫龍「・・・・・・・」
春麗「どうして?どうしてそこまでしなければならないの?どうしてあなたがそんなに傷つかなくてはならないの?」
紫龍「・・・・・・・」
春麗「お願い、紫龍!行かないで!もう戦いになんて行かないで、ここに居て紫龍!!」
紫龍「・・・・・すまない、春麗。俺は・・・」
春麗「いつもそうよあなたって!!すまないって何!?前にもそう言って出て行って、結局また同じことを繰り返すんじゃないの!なんのためにすまないって言ってるの!?適当に謝っておけば許してもらえるって、そう思ってるわけ!?」
紫龍「!?ち、ちが・・・・!」
春麗「絶対そうよ!!私のことなんて、どうせ都合のいい飯炊き女ぐらいにしか思ってないのよ!!そうでなければこんなに年がら年中留守にして、平気でいられるはず無いじゃない!!何がアテナよ!!他人の家庭ひっかきまわして、あなたのお友達の星矢さんも、一体どういう人なのよ!!」
紫龍「し、春麗、落ち着いてくれ、俺たちは世界のために・・・」
春麗「世界が何よ!!あなたは世界を救ってるつもりかもしれないけど、この家を支えてるのは私だわ!!!ご飯作ってお掃除してお洗濯して、またご飯作ってお掃除してお洗濯して・・・そんなこと誰でもできることだって思ってる!?だったらあなたも少しはやったらどう!?一度だってまともに老師の面倒見たこと無いじゃないの!!!トイレから何から全部私に押しつけて・・・あなたの師匠なのよ!?私のじゃないわ!!」
紫龍「う・・・・・・」
春麗「どうしてもあなたがいかなきゃならないっていうなら、一度相手の人も全部うちに連れてきてちょうだい!!本当にそうか聞いてみるわ!!」
紫龍「春麗、それは君が危険に・・・」
春麗「私は全然構いません!だからちゃんと連れてきてちょうだい。それを約束してくれないんだったら絶対戦いには行かせない!!わかった!?」
紫龍「・・・・・・・」
春麗「返事は!!!」
紫龍「わ、わかった。次は連れてくる」
春麗「約束よ!」
紫龍「あ、ああ・・・・・・・・・。・・・・・・・・・」
春麗「・・・・・・・・・」
紫龍「・・・・・・春麗。それでその・・・・今回のことなんだが」
春麗「・・・・・いいわよ、行っても」
紫龍「そ、そうか。すまない」
春麗「・・・・・寄り道しないで早く帰ってきてね」
紫龍「も、もちろんだ。終わったらすぐ帰ってくる!」

中身よりも外見が老けているのが基本である聖闘士星矢において、めずらしくその逆である紫龍の性格は、こうした環境から造られて行くのでした。

・・・・とかだったらいいと思います。
 

PR
[306]  [305]  [304]  [303]  [302]  [301]  [300]  [299]  [298]  [297]  [296

Copyright © 『日記』 All Rights Reserved

Template by ゆうじ

忍者ブログ [PR]