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2007年1月8日設置
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忘れられない懐かしのキャラクター第2弾。
コナミの看板商品「ときめきメモリアル2」より、陽ノ下光(ひのもと・ひかり)です。

一度は男性向けゲームってのをやってみようじゃないか、というノリで友人と盛り上がり、購入したゲームでした。さすがに女の子相手に本気で恋愛はできませんでしたが、同性なだけにヒロインがやたら切なく思えるところもあり、結構楽しくプレイしてました。
主人公(自分)がまたいい奴だしね・・・甘酸っぱくて微笑ましいよね。微笑ましかったよ。微笑んでたよ。あのときの私は確かに微笑んでたんだよ

彼女は幼馴染でした。小さい頃には近くの公園の砂場でトンネルを作ったりして、二人で遊んでいました。ときどきはぐれて迷子になって泣いてたり、近所のお姉さんにやきもちを妬いて怒って帰っちゃったりしたけど、でも大抵はにこにこ笑ってる元気な子。
縁日ではガラスの指輪を見つけて喜んでたので、おこづかいはたいてそれを買ってあげました。すごく嬉しそうだった。
近所のお姉さんと三人で遊園地に行ったこともありました。観覧車に乗ってメリーゴーランドに乗って、そして一緒に記念写真を撮って・・・
すごく楽しかったのに、その翌日に突然うちが引っ越すことになってしまい、彼女ともお別れしたのです。
走る車の後ろを、眼に一杯涙をためた小さな彼女が必死に追いかけてきてる。その光景をまだ忘れることができません。最後にはとうとう転んじゃって、泣きながら何か叫んでたけど、もう聞こえなかった。。。

そして時は過ぎ・・・

高校入学を機会にまたこの街に戻ってきた自分。
その入学式で彼女に再会しました。
成長した少女は、さすがにぶつかって転んだくらいじゃ泣かなくなってたけど、でも明るさも元気も笑顔もあの頃のままで。彼女がいてくれたおかげで高校に溶け込むこともできて。
何より、小さい頃のことを覚えていて、ずっとずっと大切に思っていてくれたのが嬉しかった。
休みの日は二人でまた遊びに行く日々。公園、美術館、遊園地、プールに海に花火大会。
修学旅行では一緒に熊に襲われ、彼女を守って戦ったもののあえなく敗退、通りすがりのマタギのおっさんが助けてくれなければ本当に死んでたところですが、傷だらけのかっこ悪い幼馴染にも「守ってくれてありがとう・・・」と顔をくしゃくしゃにして言ってくれました。

いつからか、二人で出かけるときの彼女の服装がなんとなく可愛くなっていました。
いつからか、二人で話すときの彼女の台詞に「・・・」が増えていました。
いつからか、二人でいるときの彼女の視線が上目遣いになって、はにかんだ表情をするようになっていました。
たぶん、彼女から見た自分もなんかそういう変化が出てたのかもしれません。通販で怪しげな男の子用品色々買ってましたから。コナミは芸が細かいぜ・・・・

お互いの気持ちはきっとわかりきっているはずでした。けれどなんとなく友達の殻が破れない、そんな日々が続きました。
彼女は可愛いし明るいから、時には噂も聞きました。情報提供屋の我が友人・タクミと一緒に街歩いてたとか。でもそんなのをホイホイ信じるような浅い絆では無いんですからね、こっちはね。
その証拠に・・・・
文化祭のバザーに出す品を探すため彼女の部屋にお邪魔したとき、そこであるものを見つけました。
ガラスの指輪。
小さなときの縁日で買ってあげたのを、ずっと大事に持ってたんです。彼女は。
こっちはすっかり忘れていたので「いいじゃんいいじゃん」みたいなノリでそれをバザーに出品してしまい、思い出して慌てて買い取って彼女に返し、事なきをえました
指輪が帰ってきたときの彼女は、泣きそうになってて、嬉しそうで、指輪を胸の前で握り締めて、ありがとうって・・・もちろんこっちは平謝りに謝ったが・・・でもそんなものをまだ大切に持っていたなんて。

もう、自分には彼女しかいない、と思いました。卒業と同時に友達ではなく恋人になろうと。告白して、彼女とずっと一緒にいたいと。きっと彼女も同じ気持ちだったと思います。
街のどこへ行っても、彼女との思い出がある。この3年間でなくしてた時間を全部取り戻せた。

卒業を目前に控えたある日、情報提供屋のタクミから呼び出されました。
光をかけて決闘しろというのです。
笑止千万だよお前。俺と光の間に割って入ろうってか。女と見れば片っ端から声かけまくってるお前なんかに光の何がわかる!!あいつは俺が守る!!!

・・・ですが、この卑怯な野郎は自分が追い詰められると校長を召喚しましてね・・・
このオヤジがめっぽう強く・・・なんたって、火山の大爆発で襲ってくるからね。岩石が降り注いで、完全にメテオの効果だったからね。勝てるかよ。負けましたよ。

「やったー!じゃ、俺は陽ノ下さんに告白してこよーっと!」
地面に倒れ付した自分の目の前を駆けていくタクミ。っっの野郎・・・っ!!!
でも大丈夫。彼女のことを信じてる。きっと熊の時にそうだったように、助け起こしにきてくれる。今来なくても、次にタクミに会うときには野郎は振られて落ち込んでるに違いあるまい。馬鹿めが。
そう思って、そんなことより卒業式で自分はどんな告白しようかと考えてました。

数日後。
タクミから「ちょっと話があるんだ」と校舎裏に呼び出しかけられました。
間違いない。この男振られたよ。光を幸せにできるのはお前しかいない、俺は身を引くよ、とか言われるんだきっと。ふっ。勝負に勝つとはこのことよ。俺達には3年間築き上げてきた思い出があるんだ。いや、子供の頃から大切に守ってきた思いがあるんだ。

校舎裏にはタクミと、そして彼女がいました。はにかんだ笑顔で頬を染めている、陽ノ下光が。
タクミが言いました。

「俺達、つきあうことになったんだ」













・・・・・・・・・・は?

「お前には言っておこうと思ってさ」

え・・・・・・・?

「まあそういうことだから。じゃあな。行こうぜ、光」

いや・・・・行かないよな光?ひか・・・・・・

「うん!じゃあね、(主人公)くん!」


後にも先にもこれほど


ひどい裏切りにあった


ことはない。


もうあなた、頭が真っ白ですよ。完全にショートですよ。それでも脳髄の隅で、卒業式に何かあるんじゃないかと思ってた。まだ信じてた彼女を。
しかし卒業式は何事もなく終了し、私は自宅へ帰って真っ暗な部屋にこもって一人淋しくテレビを見るのでした、っていうところでさすがに電源ぶち切ったね。このままこの話を続けさせたら、間違いなく主人公は凶器を持って白昼の池袋に及ぶ。そう思ったね。マジで思ったね。あの三年間はなんだったの?指輪を抱きしめて上の絵みたいに泣き笑いしてたお前はなんだったんだあああああああっ!!!!
必死こいて指輪を買い戻した俺を、お前は影で笑っていたのか!?あの男と一緒に笑ってたんだろうそうだろう!!!!うわあああああああああああああああっっっっ!!!!!


・・・・初回プレイがこのザマだったんで、あとはもう何も信じられませんでした。所詮女はそんなものかと。惨めな負け犬なんかにゃ見向きもしねえんだと。私の心は世界中のモテない男性と完全にシンクロしていたと思います。

そんなわけで、究極に忘れがたい最凶の女、陽ノ下光ちゃんです。懐かしいトラウマだ。


・・・もちろん次のプレイからはタクミと女が被ってもギタギタに返り討ちできるよう体力だけは上げときました。
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