2007年1月8日設置
サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
男前度で冴羽獠を食いかけたまさかのヒロイン・天野翔子。
泣く場所はコックピット。気晴らしは飛ぶ事。トムキャットの夢で眠り、戦闘機のサウンドで朝を迎える。格好良すぎだろ。
飛行機回はもう皆大好きでしょう。あの回、最初っから最後まで獠はあらゆる意味で香を守っていたのに、どうしてあんな酷い目にあわされ続けて終わったのか。
翔子さんはほんと良い仕事してました。
冒頭からセスナで突っ込み冴羽宅を見開きで破壊。
獠と香が同衾せざるを得ない状況を作りあげる、獠の弱点を引きずり出す、獠に香への想いを吐かせる。まさに天から舞い降りたアシストの神。
話全体が楽しくて清々しいのは、彼女のさっぱりした性格のおかげかなあと思います。
飛行機乗りはこうあって欲しいという美しさが話全体を包んでるような。
肝の据わりっぷりも見事ですしね。
命が狙われてる事がわかっても動じない。
自分の飛行機を密輸に使われた事に激怒する方に忙しい。
麻薬による収益よりも彼女がぶっ壊してきた機体の損害の方がでかいんじゃないのかという気がしないでもないが、そのくらいガバガバな方が勢いあっていい。
クライマックス、獠に助けてもらわなければ自爆か墜落という状況で、
「冴羽さん、ムリしないで~~~~~!!」
漢だよ。
この回、飛行機に乗っただけでちびる獠、見るからにねちねちしてる蝙蝠と野郎どもはてんでなってなかった、それに対して爆弾抱えて飛ばされながらこれ言ってやれる彼女の男前っぷりよ。輝いてたよあんた。
獠への惚れっぷりもあきらめっぷりもさっぱりしていて、素敵なヒロインでした。
完全版では表紙がわかりやすいのも良い。飛行機回がどれか一発でわかります。
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拍手コメにて、「ヒロインで話を思い出せないのは意外です」、というご意見をいただいていたんですが、そろそろ3~4回読み直した事だし、確かに私もヒロインの見分けがつくようになってきました。名前も把握し始めた。
なので少し、シティーハンターのマドンナたち、ゲストヒロインについて語ってみたいと思います。
好きなヒロインも好かないヒロインも、思い出したのから順に行きます。飽きたとこで終わりで。
というわけでまずはやはりこの子、浦上回のキューピッド・浦上まゆ子。
みんなていうかか私が誤解しかけてたけど、浦上回の浦上はブス専の浦上の浦上じゃなくて浦上まゆちゃんの浦上だからね。彼女がメインだからこの回。
獠を言い負かすほど口が達者でおませな女の子。彼女の誤解が獠と香を振り回し、精神的にも追い詰める結果となる。
正直、獠も香も彼女にガチ切れ3秒前なんじゃあないかと思うコマがあった。
よく耐えた二人とも。
そんなハタ迷惑なお子様だったまゆちゃんなんですが、ただねえ、この子の立場で考えると、涙出てくるくらい良い子でさあ・・・
事故で視力と母を同時に失っているまゆちゃん。と言う事は、彼女はお葬式で最後にお母さんの顔を見ることもできなかったんですよね。賢い子だけに辛かったろう。
そんな状況で彼女の明るさはどこから生まれたのかって話ですよ。
絶対パパのために頑張ったんだと思うわ。あのクソ鈍いパパ野郎は妻を亡くした悲しさをまゆちゃんに頼って癒した気がして仕方ねえよ。
パパにも新しい奥さんが必要だわ!と獠を引っ張りまわしたまゆちゃんが、最後に泣きながら「本当は私がママを欲しかったの」と本音をぶちまけたとして、誰がそれを責められようか。当たり前だよこの子はまだ子供だ。
しかもこれだって、香と獠の仲が壊れる事を心配するあまり泣いるわけだからな。
手術前の子供がそんなに人の事ばっかりに一生懸命にならないでいいんだよ、悪いのはこれしきのことでガタガタしてる獠と香の大人どもだよ、泣かないでまゆちゃんー!
結局、自分の期待と違う人が母になると言われて。
短い間に自分の心にケリをつけて喜んで見せる彼女が、一瞬前に見せた静かな表情が切ないです。
もしあれが誤解じゃなくて、浦上氏と香の結婚話が本当に進んだとしても、この子は獠と香のために、直前で思い直して泣いて止めてくれたんじゃないかな。
「香さんがママになるなんて嫌!」とか、泣きながら心にもない事を言ってくれたんじゃないかしら。
いい子ですよ、本当に。
「さっきおまえたちが帰ってくるのここでずっと見てたけど」
第290話、冴子と麗香の妹・唯香が冴羽宅に押し掛けて居坐っている話で。
新宿駅から唯香と一緒に帰って来て、晩御飯の支度をしようとしている香に獠が言った台詞です。
唯香の言った通り確かにおまえらをつけていたヤツがいたぜ、という内容に続くんですけど。
私が問い質したいのは、そいつに気づく前からお前はなぜベランダでずっと二人を見ていたのか、っていうことなんですよ。
唯香は獠の範疇外の高校生ですからね。
おまえたちって言ってるけど、要するに香だよね。お前が見てたのは。
もしかして割と毎日こんな感じ?
掲示板見に行ったり買物行ってきたりする香をベランダから眺めては、あ・帰って来たってホッとしてるの?可愛すぎるだろNo1スイーパーさんよ。
ていうか、この時の二人、獠の服といい香のエプロンといい会話の内容といい、完全に夫婦ですよね。
そりゃ唯香も誤解するわ。こんな状態で表も裏もクソも無いもんだ。
まったく。
第290話、冴子と麗香の妹・唯香が冴羽宅に押し掛けて居坐っている話で。
新宿駅から唯香と一緒に帰って来て、晩御飯の支度をしようとしている香に獠が言った台詞です。
唯香の言った通り確かにおまえらをつけていたヤツがいたぜ、という内容に続くんですけど。
私が問い質したいのは、そいつに気づく前からお前はなぜベランダでずっと二人を見ていたのか、っていうことなんですよ。
唯香は獠の範疇外の高校生ですからね。
おまえたちって言ってるけど、要するに香だよね。お前が見てたのは。
もしかして割と毎日こんな感じ?
掲示板見に行ったり買物行ってきたりする香をベランダから眺めては、あ・帰って来たってホッとしてるの?可愛すぎるだろNo1スイーパーさんよ。
ていうか、この時の二人、獠の服といい香のエプロンといい会話の内容といい、完全に夫婦ですよね。
そりゃ唯香も誤解するわ。こんな状態で表も裏もクソも無いもんだ。
まったく。
獠にとってなぜ香はオンリーワンの存在なのか。
香がほかの女性と決定的に違うのは、獠に対する考え方ですよね。
他の女性が「冴羽さんは素晴らしい人。私にはあなたが必要なんです!」と惚れて行くのに対して、香だけは最初っから「獠には私が必要!」と思っている。
これは「あんたには新しい相棒が必要でしょ!」からずっとそう。しかも口先だけじゃなく、掲示板めぐりとか依頼人の応対とかもっこりの撃退とかその為に寝場所を移すとか、自分にできる事を自分で見つけて頑張っている。獠に突き放されると泣いて逃げるのではなく、必死になって獠の為に自分が役に立てる事を探して実行する。
これが凄く違うんだと思うなあ。獠にとっては。
獠は家族を知らない人じゃないですか。誰かに甘やかされるって、無かったと思うんですよ。
ずっと頼られっぱなしで、しかも優しいからそれで不満も見せずに来たわけですよ。どんな突飛な状況でも女性が抱きついてきたら嫌な顔しないで「わぁお♡」って喜んであげる獠はクソ優しいと思う。
香だけが打算の無い無償の愛を注いでくれる人なんですよ。
だって考えてみてくださいよ。
1依頼大体5日程度で解決させるとして、3~4話とすると月1件。年12件ということは約60日間が本気の仕事。
ということは、365日のうち残り300日程度は飲んでエロ本見てナンパと下着ドロやってる男ってことですよ。
第265話の冴羽獠「こんなおれに5年もつきあってくれた・・・」
全くだよ。心から。
香は天使か何か!?よくつきあった本当に!
表の世界の女友達が全くいなかったのが幸いしたのかもしれませんね。いたら絶対そんな男もうやめなさいよ言われてるはずだからな。
そして「獠には私が必要!」は、結局、真実だったんだと思います。
獠もそれがわかってたから、絶対香を手放せなかった。
香が消えたら獠は、黙って壊れて死んでいく気がするんですよ。エンジェルハート読めねええええ!!怖い!怖すぎる!!想像するだけで心臓が痛い!
一方で香は、香自身が思ってるほど獠がいなければ生きていけない人間では無いんじゃないかと私は思う・・・
孤独の後に香と出逢った獠と違って、香はアニキから獠に保護者がスライドしただけで、幸薄いとはいえ天涯孤独にはなった事がないじゃないですか。
獠が殺されかけると動転するのは、一人になるという未知の状況への恐怖が一番強いのではないか。香は人に好かれて面倒を見てもらえる子だし、獠がいなくてもぶっちゃけ生きていけると思います。
そんなところも獠はわかってたから、香を表の世界へ返すという選択肢を捨てる事ができなかったんじゃないのか・・・
それがミックの一件で、獠が死んだら自分も死ぬと言われ、初めて泣いて訴えられ、獠はようやく、香にも自分が必要だと思う事ができたんじゃないでしょうか。
香に叫ばれた後の獠の顔は素晴らしかった。あのコマ絶対忘れない。
そう考えると、香にいい感じの告白する時にいつも「これからも俺と一緒にいたいなら」とか「おまえがずっとおれのもとにいたいと思うなら」ってつけるのは、冴羽獠にできる最大限の自信無さの吐露なんだと思った。
誕生日プレゼントも、香が先に「来年も再来年も一緒にいたい」と言ってなかったら、獠は言えなかっただろう。あの獠の返事は、香がいてくれる限り一緒にいたい、ってことなんだろう。同じように見えて二人の意味は微妙に違ったんじゃね?切ねええええ・・・
第265話の冴羽獠「家族のひとりになってほしい・・・」
これの2コマ後の獠の目、俺なんかが香にそんな事を言って良かったのか的な後悔してる目に見えてきたわ。
ここまで言っときながら貴様なんでその後茶ァ濁したと思ってたけど、そうか、そういうことだったのか・・・・
香がパートナー的に活躍してる時、獠はほんと嬉しそうですもんね。
そりゃ、愛した女が自分のために頑張ってるわけだからな。嬉しいんだろうなあ心底。
香がほかの女性と決定的に違うのは、獠に対する考え方ですよね。
他の女性が「冴羽さんは素晴らしい人。私にはあなたが必要なんです!」と惚れて行くのに対して、香だけは最初っから「獠には私が必要!」と思っている。
これは「あんたには新しい相棒が必要でしょ!」からずっとそう。しかも口先だけじゃなく、掲示板めぐりとか依頼人の応対とかもっこりの撃退とかその為に寝場所を移すとか、自分にできる事を自分で見つけて頑張っている。獠に突き放されると泣いて逃げるのではなく、必死になって獠の為に自分が役に立てる事を探して実行する。
これが凄く違うんだと思うなあ。獠にとっては。
獠は家族を知らない人じゃないですか。誰かに甘やかされるって、無かったと思うんですよ。
ずっと頼られっぱなしで、しかも優しいからそれで不満も見せずに来たわけですよ。どんな突飛な状況でも女性が抱きついてきたら嫌な顔しないで「わぁお♡」って喜んであげる獠はクソ優しいと思う。
香だけが打算の無い無償の愛を注いでくれる人なんですよ。
だって考えてみてくださいよ。
1依頼大体5日程度で解決させるとして、3~4話とすると月1件。年12件ということは約60日間が本気の仕事。
ということは、365日のうち残り300日程度は飲んでエロ本見てナンパと下着ドロやってる男ってことですよ。
第265話の冴羽獠「こんなおれに5年もつきあってくれた・・・」
全くだよ。心から。
香は天使か何か!?よくつきあった本当に!
表の世界の女友達が全くいなかったのが幸いしたのかもしれませんね。いたら絶対そんな男もうやめなさいよ言われてるはずだからな。
そして「獠には私が必要!」は、結局、真実だったんだと思います。
獠もそれがわかってたから、絶対香を手放せなかった。
香が消えたら獠は、黙って壊れて死んでいく気がするんですよ。エンジェルハート読めねええええ!!怖い!怖すぎる!!想像するだけで心臓が痛い!
一方で香は、香自身が思ってるほど獠がいなければ生きていけない人間では無いんじゃないかと私は思う・・・
孤独の後に香と出逢った獠と違って、香はアニキから獠に保護者がスライドしただけで、幸薄いとはいえ天涯孤独にはなった事がないじゃないですか。
獠が殺されかけると動転するのは、一人になるという未知の状況への恐怖が一番強いのではないか。香は人に好かれて面倒を見てもらえる子だし、獠がいなくてもぶっちゃけ生きていけると思います。
そんなところも獠はわかってたから、香を表の世界へ返すという選択肢を捨てる事ができなかったんじゃないのか・・・
それがミックの一件で、獠が死んだら自分も死ぬと言われ、初めて泣いて訴えられ、獠はようやく、香にも自分が必要だと思う事ができたんじゃないでしょうか。
香に叫ばれた後の獠の顔は素晴らしかった。あのコマ絶対忘れない。
そう考えると、香にいい感じの告白する時にいつも「これからも俺と一緒にいたいなら」とか「おまえがずっとおれのもとにいたいと思うなら」ってつけるのは、冴羽獠にできる最大限の自信無さの吐露なんだと思った。
誕生日プレゼントも、香が先に「来年も再来年も一緒にいたい」と言ってなかったら、獠は言えなかっただろう。あの獠の返事は、香がいてくれる限り一緒にいたい、ってことなんだろう。同じように見えて二人の意味は微妙に違ったんじゃね?切ねええええ・・・
第265話の冴羽獠「家族のひとりになってほしい・・・」
これの2コマ後の獠の目、俺なんかが香にそんな事を言って良かったのか的な後悔してる目に見えてきたわ。
ここまで言っときながら貴様なんでその後茶ァ濁したと思ってたけど、そうか、そういうことだったのか・・・・
香がパートナー的に活躍してる時、獠はほんと嬉しそうですもんね。
そりゃ、愛した女が自分のために頑張ってるわけだからな。嬉しいんだろうなあ心底。
冴羽獠が6年も香を生殺しにしてきた問題について考えました。
それで気付いたことは。
「愛してる」だけならもっと早くにいくらでも言えただろう。
だが。
「死なせやしないよ」
これを言えるまでにはどうしても6年かかんだよ!冴羽獠でも!
むしろわずか6年でこれ言える方が凄くね!?
ジャンプの非情さが無ければもっとかかってても全然おかしくないわ!
「何が何でも愛する者を守り抜く」んだから、これが言えなきゃ愛してるってことにできないだろ!冴羽獠的には!
獠一人の努力じゃ限界がありますよ。赤外線スコープにきづけない時代の香じゃ、死なせないとはとても言えない。獠だって完璧じゃなかった、実際、目の前の女性死なせたこともありますからね、初期の冴羽獠は。
二人が一緒に成長して、呼吸がぴったり合って、完全に二人で一つというふうになれて、それでようやく獠も、自分の体を守るように、香を守ると言い切る事ができたんじゃないでしょうか。
獠は結果から見るとそりゃもうずるい男ですよ。
しかしですね、ただずるいだけだったらこんな格好良くなりはしないと思うんですよ。
20代を蟹で棒に振ったせいで30過ぎてからの私の男を見る目は確かだよ。信じていただきたい。
あと、微妙に誤解を招いている気がするので言っておく、私が好きなのは浦上回であって浦上氏そのものではない。どうやって好きになれと!?あの人何っっっもしてないぞ本当に!!
冴羽獠が6年かかったんなら、6年かかるだけの理由があったんです。
私は獠を信じますよ。どんなに信じたって蟹ほどはファンを裏切るまい。
同じ雑誌に冴羽獠のような男がいたっていうのに、なんで蟹は・・・・!
それで気付いたことは。
「愛してる」だけならもっと早くにいくらでも言えただろう。
だが。
「死なせやしないよ」
これを言えるまでにはどうしても6年かかんだよ!冴羽獠でも!
むしろわずか6年でこれ言える方が凄くね!?
ジャンプの非情さが無ければもっとかかってても全然おかしくないわ!
「何が何でも愛する者を守り抜く」んだから、これが言えなきゃ愛してるってことにできないだろ!冴羽獠的には!
獠一人の努力じゃ限界がありますよ。赤外線スコープにきづけない時代の香じゃ、死なせないとはとても言えない。獠だって完璧じゃなかった、実際、目の前の女性死なせたこともありますからね、初期の冴羽獠は。
二人が一緒に成長して、呼吸がぴったり合って、完全に二人で一つというふうになれて、それでようやく獠も、自分の体を守るように、香を守ると言い切る事ができたんじゃないでしょうか。
獠は結果から見るとそりゃもうずるい男ですよ。
しかしですね、ただずるいだけだったらこんな格好良くなりはしないと思うんですよ。
20代を蟹で棒に振ったせいで30過ぎてからの私の男を見る目は確かだよ。信じていただきたい。
あと、微妙に誤解を招いている気がするので言っておく、私が好きなのは浦上回であって浦上氏そのものではない。どうやって好きになれと!?あの人何っっっもしてないぞ本当に!!
冴羽獠が6年かかったんなら、6年かかるだけの理由があったんです。
私は獠を信じますよ。どんなに信じたって蟹ほどはファンを裏切るまい。
同じ雑誌に冴羽獠のような男がいたっていうのに、なんで蟹は・・・・!