野球の好きな要素

巨人もついに優勝。おめでとうございます。
連敗しながら優勝という、個人的には物凄く好きなネタ展開でした。
中日も、何も昨日に限って17点も取られる事ないだろうと。

なんでしょうね、色々なスポーツがありますが、シーズンをずっと見るかどうかは私の場合、もしかしたら発生するネタが好みかどうかにかかってる気がしてきました。

その証拠の一つに、私が野球の要素のうちトップクラスに好きなものが、エラーなんです。
正直野球の華だと思っている。

ベストピッチングとかホームランは言ってみれば期待通りなわけで、つまり予想の範囲内と言えるでしょう。しかしエラーは違う。
1ミリも期待していないところから突如として発生し、必ず見る者に驚きを与えてくれ、たぶんやってる方も驚いてると思いますが、一番面白い事って結局「予想外」が起きることですからね。
すごく面白いんですよ。味方がやってすら面白いです。
嬉しい！というんじゃなくて、そうきたかヒャッホウ！という感じで、今日の試合見てて良かったってなります。
嬉しいなんてのは喜怒哀楽の一つに過ぎない。喜怒哀楽全部を動かして真の面白みに至る。

このエラーというものは、たぶん野球独特のものですよね。
他の競技は「ミス」はあっても「エラー」は無い気がします。
ミスとはちょっと違うんですよ。

例えばサッカーで言うとオウンゴールぐらいがエラーに相当する気がします。意外性の点で。
テニスやゴルフだと、絶対打てる球を思いっきり空振るくらいがエラー相当でしょうか。
どれもそんな頻繁にあることでは無いと思います。

野球はそれが毎日のようにありますからね。
毎日あってもなぜか心構えができないのがエラーなので、希有な要素だと思います。
結構、人から人にうつるのか？みたいなウイルス的なところを見せたり、もうこれ呪われてるんじゃないかという神学的な側面を覗かせたりするのも面白い。

野球のエラーはなぜ起きるのか。各分野の権威に説を募集したらかなり楽しい読み物が一冊できる気がします。
誰か作ってくれないかなー。