2007年1月8日設置
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兄弟の話が出たので。
あるn人の家庭の冷蔵庫にn-1個のプリンが存在する場合、兄弟はどうなるのかを考えてみたいと思います。
まず、一輝と瞬のケース。
先に冷蔵庫を開けプリンに気づいたのは一輝です。1個しか無い。彼はどうするか。
おそらく、黙ってドアを閉め、プリンに手を出す事は無いでしょう。彼とてプリンを食いたいのは山々だが、弟を差し置いて自分だけ食べるなどということはとてもできない。といって、「瞬、プリンがあるから食え」などとわざわざ言う事は逆に己のプリンへの執着を晒すようでこれもできない。瞬が既に1個食った後で自分の為にとっておいたのかもしれないという考えは浮かばない。
次にこのドアを開ける時には瞬が片付けてしまっているといい、そんな思いで冷蔵庫を後にします。
プリン1個で大変だな兄さんよ。
さて、瞬が来ました。彼はそんな無駄な逡巡はしません。冷蔵庫を開ける。あ、プリンだと思う。
「兄さん!プリンがあるよ、一緒に食べましょう!」
自分も食べたいけど兄さんにも食べさせたい。だったら半分ずつ分ければ良い。どっちか一人が我慢するという選択肢は彼にはありませんでした。
たぶん、瞬が先に冷蔵庫を開けても、ためらいなく一輝を呼びに行ったと思います。
一輝「いや、俺はいい。お前が食べろ、瞬」
瞬「ううん、はんぶんこしましょう、兄さん。その方がきっとおいしいよ。ね?」
理想的なプリンの有り方ですよ。
良い兄貴に良い弟だ。プリンはこうでありたい。
しかし、こういう兄弟はたぶん稀なのだろうと思います・・・
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アテナとカノン。
カノンがスニオン岬に幽閉された時、アテナの愛が彼を守っていたという。それによってカノンは救われたのだという。
何でサガも救ってやらなかったんだアテナよというのは長年の私の疑問でしたが、今なら分かる気がします。
アテナはたぶん平等に愛を注いでいた。問題は、それを受け入れる側にあったんじゃないかと。
カノンは、なんだかんだいっても素直ですよ。不良が妙に感動しやすかったりするのと同じで。
そういうところやっぱり「弟」なんじゃないでしょうか。上からの愛に慣れてるというか、素直に受け入れる素地がある。だからこの人はアテナの愛に気づく事ができたのかなと。
妙に目上に好かれるのもなんかわかります。他人におごってもらったらわーいわーいと喜んで、ああおごって良かったなと相手を満足させるタイプ。
一方サガは、「兄」なんですよ。他人におごってもらったら1.5倍で返さなきゃ気が済まない。おごられるくらいなら自分がおごった方がはるかに落ち着く。他人に甘えられない。かっこいいけど可愛げはない。目上に若干引かれ、しかし目下からは著しく頼りにされる、そういう性質なのかなあと。
だから、アテナの愛に気づく事ができなかったのではないかなと思いました。
そんなことを考えつつ、替え歌。
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『某聖闘士』(元ネタ:RADWIMPS「棒人間」)
ええ 俺はサガじゃないんです ほんとうにごめんなさい
そっくりにできてるもんで よく間違われるんです
俺は聖闘士じゃないんです じゃあ何かと聞かれましても
それはそれで皆目 見当もつかないんです
見た目が美形なもんで みんなそれなりについて来てくれます
俺も野望を叶えたくて 日々努力を惜しまないんです
イオとバイアンとソレントとアイザック クリシュナにカーサと
優に世界を手に入れられそうな 精鋭を集めたんです
しかしまったくもってその甲斐もなく 結局ニセモノはニセモノでしかなく
一人、また一人と去ってゆき 海底が崩れ落ちたんです
大切な人を思い出したり ガラにもなく身代りになったり
そのうち今どんな顔の自分か わからなくなる始末です
いえ 俺は聖闘士じゃないんです ほんとうにごめんなさい
そっくりな奴がいるせいで よく間違われるんです
俺は海闘士でもないんです じゃあ何かと聞かれましても
それはそれで皆目 見当もつかないんです
俺もいつの日にかホントの 聖闘士になれるんじゃないかなんて
そんな夢を見ていました 夢を見てました
ほどよくテキトーに生きながら ほどよく悪事を働きながら
存在しないようなフリしながら たまに血を流しながら
そこにある幸せは見逃すわ 悪い事を兄にけしかけるわ
怒らせ、苛つかせ、悲しませ 俺は一体何ですか?
どうせこんなことになるのなら はじめから俺の生まれ育ちを
聖闘士とは遥かほど遠いものに してくれりゃ良かったのに
女神のために生きてみたいと 生まれた意味を遺してみたいと
この期に及んで 今 聖闘士みたいなことをぬかしているんです
聖闘士として 正しい事を 何一つとしてできないままに
よくもまあ そんな気になれたもんだ 怒るのもごもっともです
俺は 善人じゃないんです 本当にごめんなさい
とっくに死んでいたはずの ただの馬鹿な奴なんです
俺がここにいていいですか 言えた義理じゃないですが
悪に悪を重ねた 俺を赦してくれますか
俺は聖闘士じゃないんです 本当にごめんなさい
そっくりにできてはいるので バッタもんのわりにですが
何度も救われたこの命で あなたを守りたいのです
ガキんちょ時代。
蟹と喧嘩して積尸気に飛ばされて迷子になったシャカを迎えにきたムウ。
言う事聞きそうで聞かないシャカに、手を焼く。
ムウ「シャカ、こっちですよ。こっち。シャカ!」
シャカ「・・・あっちに何かある」
ムウ「あっちにあるのは黄泉比良坂です」
シャカ「黄泉比良坂」
ムウ「そう」
シャカ「行ってみたい」
ムウ「ダメです!」
シャカ「なぜ?」
ムウ「なぜって・・・」
シャカ「せっかく積尸気に来れたのに。黄泉比良坂に落ちないで帰るのかね?」
ムウ「落ちたら帰れなくなるんですよ!みんな心配してるんですから、早く帰りましょう」
シャカ「ムウ。一回だけ」
ムウ「一回でもダメです!というかその一回で死にます!ほら、こっち!」
シャカ「・・・・」
手を引っ張られてしぶしぶ連れられて行くシャカ。
ちびシャカって可愛いですよね、凄く。
二人がいた時代。
エピZEROでサガが私服を着ているのが新鮮でした。ロス兄さんは安定の半裸だが。
なんとなく、仕事を按分するなら内政はロスで外交はサガな気がします。
ガキどもの修行を監督するロスと、教皇に付き添って村々を回るサガ。
サガ「すまないなアイオロス。お前にばかり任せてしまって」
ロス「その台詞、そっくりそのまま返すぞ。お前は凄いな。俺には外回りは無理だ。服を着たくないし。疲れていないか?サガ」
サガ「問題ない。・・・まあ、たまには私も聖域にいたいと思うのだが・・・どうもそういうわけにはいかないようだ」
ロス「だろうな。この間、お前が体調不良で寝込んだ日だったか、俺が代わりに行ってみたが、村の女達に殺されかけたぞ。『何でサガ様が来ないのよォォォォ!!!』って、そりゃあもうお前」
サガ「・・・どうしてだろうな。私はただ、教皇の横に立っているだけの男なのだが」
ロス「本当にそれだけか?」
サガ「いや、もちろん、目があったら微笑むぐらいはする。無視すれば私だけでなく、教皇の印象まで悪くなってしまいかねないだろう?」
ロス「まあ、それはそうだな」
サガ「積極的に話をしたりはしていない。ただ、物をもらったら礼は言う。跪いて。相手の目線に合わせた方が良いだろうと思ってな」
ロス「・・・ま、まあな。まあそうかもしれん。それぐらいか?」
サガ「そうだな。あとは、好きだと言われたらキスで返すぐらいか」
ロス「それはなぜだお前」
サガ「まさか信者相手に拒絶もできんし、私もだなどと嘘もつけない。ありがとうと返すだけでは間が持たん。頬にキスしてやれば大体それで何かのカタがついた感じになる。言っておくが、素人相手にそれ以上のことはしていないからな?」
ロス「当たり前だ馬鹿」
服は着てるが別の何かを脱いでる男サガ15歳。
ロス兄さんもハンサムなはずなんですけどね。おかしいですね。