忍者ブログ
2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
[1358]  [1357]  [1356]  [1355]  [1354]  [1353]  [1352]  [1351]  [1350]  [1349]  [1348


兄弟の話が出たので。
あるn人の家庭の冷蔵庫にn-1個のプリンが存在する場合兄弟はどうなるのかを考えてみたいと思います。

まず、一輝と瞬のケース。
先に冷蔵庫を開けプリンに気づいたのは一輝です。1個しか無い。彼はどうするか。
おそらく、黙ってドアを閉め、プリンに手を出す事は無いでしょう。彼とてプリンを食いたいのは山々だが、弟を差し置いて自分だけ食べるなどということはとてもできない。といって、「瞬、プリンがあるから食え」などとわざわざ言う事は逆に己のプリンへの執着を晒すようでこれもできない。瞬が既に1個食った後で自分の為にとっておいたのかもしれないという考えは浮かばない。
次にこのドアを開ける時には瞬が片付けてしまっているといい、そんな思いで冷蔵庫を後にします。
プリン1個で大変だな兄さんよ。

さて、瞬が来ました。彼はそんな無駄な逡巡はしません。冷蔵庫を開ける。あ、プリンだと思う。
「兄さん!プリンがあるよ、一緒に食べましょう!」
自分も食べたいけど兄さんにも食べさせたい。だったら半分ずつ分ければ良い。どっちか一人が我慢するという選択肢は彼にはありませんでした。
たぶん、瞬が先に冷蔵庫を開けても、ためらいなく一輝を呼びに行ったと思います。

一輝「いや、俺はいい。お前が食べろ、瞬」
瞬「ううん、はんぶんこしましょう、兄さん。その方がきっとおいしいよ。ね?」

理想的なプリンの有り方ですよ。
良い兄貴に良い弟だ。プリンはこうでありたい。

しかし、こういう兄弟はたぶん稀なのだろうと思います・・・
PR
[1358]  [1357]  [1356]  [1355]  [1354]  [1353]  [1352]  [1351]  [1350]  [1349]  [1348

Copyright © 『日記』 All Rights Reserved

Template by ゆうじ

忍者ブログ [PR]