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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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聖闘士の謝罪と言えば、皆様まず真っ先に双子兄弟のアレを思い浮かべられるようです。

しかし、私が思うに聖闘士星矢のベスト謝罪はこれです。


アイオリアからアテナへの謝罪。
星矢を葬りに来てアテナに諭されて真実を知った時のアレですね。


謝罪の成功度はいかに早くいかに罰を最小限に抑えて赦してもらえるかにかかっているので、たぶん死ぬことになったらそれは失敗です。
その点、アイオリアはほとんど処罰無しで赦してもらってますので、謝罪としては最高の結果を得たと言えるでしょう。

彼の謝罪の良かった点を見てみましょう。


1、騒動のごく初期の段階ですみやかに非を認め、謝っている。
2、跪き、身を低くして相手を立てている。
3、「この罪は一命にかえてお詫びいたします」と相手の想定以上の罰を自ら速やかに提示し誠意を示している。
4、真実を知らなかったという酌量すべき事情を被害者が受け入れている。
5、正装で見た目の信用度を上げている。
6、被害者側には謝罪を受け入れざるをえない特殊な事情がある。(女神のイメージの保持等)

こうしたところの要素があり、彼の謝罪は高次元の成功を見たと思われます。
また、彼はこの直前にも、シャイナへの過失傷害により星矢を激怒させていますが、

1、被害関係者の怒り(拳)を全面(顔面)的に受け入れる。
2、自らの落ち度を認め、釈明をしない。
3、被害者の回復に向けて全責任を負う事を、求められる前に自ら明言する。

といった対応により、死んでも赦さないというところまできていた相手の感情を鎮火させています。「これで少しは気が済んだか」「ゆるせ」といった独断的な台詞はリスクが高いので普通の人は真似しない方が懸命ですが、ともあれ結果は見事な物です。
謝罪後には、被害者の方を向く時は眼を閉じて顔を見ないようにする、シリウス達が来た時にも彼女の顔を見せないよう配慮した体勢を取る、といった行動で誠意を示しており、これらの細かい配慮も信用回復への手助けとなったのでしょう。

要するに、素直な奴は謝罪も上手い。ということだと思います。
脳筋でもいいんですよ。まず大事なのは心ですよ。それが謝罪の初速を決める。

日頃から心のありかをどこに置いて生きているかというのが、いざというとき非常に重要なんだと思いました。
聖闘士星矢はやっぱり深い。
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聖闘士はまともに謝罪できるのだろうか。
そしてまともに司会はできるのだろうか。

・・・

謝罪はともかく司会はやばい。そんな気がする。


ちなみに聖闘士星矢において初めて謝罪が発生したのは1巻148ページ(文庫版)。
発言者は学園の天使・美穂ちゃん。

星矢「ほんとうにオレのねえさんがどこにいったか知らないか(中略)おしえてくれ美穂ちゃん!!」
美穂「ご…ごめんなさいなんの手助けにもならなくて…わたし…」


涙の謝罪。何も悪くないのに。
それに対し星矢が「オレのほうこそゴメン…」と言ったのが聖闘士初の謝罪でした。


・・・やっぱ謝罪もやばそうですね・・・


修行場で思いっきりサボ・・・もとい、休憩していたアステリオン。
音楽聞きながらある人の写真を見ていて背後から先輩に取り上げられるの巻。

リア「こんなところで何をしてる」
アス「休憩です。すみません、人の声が聞こえると俺、うっかり読んだりするんで

嘘です。スマホを取り上げられたく無かったのです。
しかしアイオリアが聞きたいのはそっちではありませんでした。

リア「・・・これは?」
アス元カノの写真です」
リア「・・・元カノ・・・」
アス「はい」
リア「別れたのか?」
アス「ええまあ、本気じゃなかったんで」
リア「・・・・その割にこんなものをいつまでも持ってるんだな?」
アス「今なら本気になれそうだと思って」
リア「・・・・・」
アス「聖闘士に恋愛は御法度、ですか?」
リア「・・・別に俺は風紀係ではないからな。好きにしろ。だが、お前も男なら、あまりいい加減な付き合いはするなよ」

・・・

『魔鈴。没収されたかったか?
『何の話』

アイオリアが去った後で、意味不明のLINEを送って軽く切れられるアステリオンです。
写真はわざわざ出力したんでしょうね。先輩からかうために。

白銀が禁止されてるスマホとか漫画とかこっそり持ちこんでたら可愛い。
魔鈴はLINEの返事、常に3文字くらいしかくれなさそうだと思った。


嫉妬にも格と言う物がある。
誰に嫉妬するか・誰に嫉妬されるかでなんとなくそれが決まる気がする。

・・・そう考えた時にですね、キャラも多い聖闘士星矢のこと、掘り下げればきっと多くの嫉妬もありましょうが、その中でもサガに全力で嫉妬できる奴は彼だけだろうなと思ったので、やっぱりカノンはアホの子に見えても格が高いのだと思いました。

他の聖闘士はサガに嫉妬とかできないと思う。レベルが違い過ぎて。
カノンは他の聖闘士以上サガ未満みたいな、階段の踊り場みたいな存在なんでしょうよ。嫉妬することで自らそれを証明していくスタイルよ。


カノン「俺が海底神殿で上司の機嫌とったり新卒採用したり職場環境整えたりせっせせっせと働いている間、あいつは風呂入って女侍らせて酒飲んでたと・・・死にさらせサガ!!!」


気持ちはわかる。手製のサガ人形を絞殺したくもなるだろう。

だが、サガの方はカノンなど眼中に無い。
あの人の嫉妬対象はアイオロスでしょうからね。カノンの人好きのする性質が多少羨ましかったりはしても、その他全て自分が勝っていると重々承知してそうなので、格下相手には嫉妬まで行かなそうだと思いました。
そういう兄貴の態度がまたカノンを逆上させるのだろうな。

カノン良いですよね・・・これがサガ絵だったら鼻水垂らしたり絶対できませんよ私は。


いいですよ別に。
・・・と言ったものの、実はちっとも良く無かったムウ。
もやもやしすぎて仕事も手につかず、ひたすら道具をペン回ししていますと、下界からの煩悩を嗅ぎつけたのかシャカが降臨しました。

シャカ「どうしたのかね。君の小宇宙が悪霊になりかけているので様子を見に来てやったが、退散させて欲しいのか?」
ムウ「いえ。帰って欲しいです」
シャカ「話したまえよ」

その場で座禅を組み、文字通り居座るシャカ。
仕方ないのでムウは話しました。半殺しにした仲間の顔を忘れるアイオリアって何なんでしょうか。

シャカ「!まさか!アイオリアはもう星矢の顔を忘れたのか!」
ムウ「違いますよ。そっちじゃありません。シャイナですよ」
シャカ「シャイナ?」
ムウ「そう。女聖闘士の」
シャカ「女聖闘士?アイオリアはそいつの顔を見たのかね?」
ムウ「おそらく」
シャカ「なのに忘れたのかね?」
ムウ「それもおそらく」
シャカ「そんなに印象の悪い顔だったのか?」
ムウ「せめて薄いと言って下さい。知りませんよ、私は見て無いんですから」

シャカはしばし考えて・・・

シャカ「で、君も見たいのかね?」
ムウ「まさか」
シャカ「本当は?」
ムウ「別に見たくなどありませ」
シャカ「本当は?」
ムウ「・・・・・。まあ、私も一応、男なので」
シャカ「フッ。なるほどな」

そして去っていくシャカ。
一体何しに来たんだと思いつつ、愚痴って少し気が晴れたムウは、蛇遣い座の聖衣の仕上げに取り掛かるのでした。


・・・ムウが愚痴を言うとしたら相手はシャカだろうという気がします。
そして妬くなら相手はアイオリアであってほしいと思います。他の奴相手には妬く前に覚めるか譲るかガチで心配するかで済ませて欲しい。例えば蟹相手にヤキモチ妬くムウは見たくない。

誰に妬くかっていうのにも格があると思いますね・・・


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