忍者ブログ
2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
[1949]  [1948]  [1947]  [1946]  [1945]  [1944]  [1941]  [1940]  [1939]  [1938]  [1936


蟹、体温計を破壊。

デス「体調良すぎて手が滑ったわ。シュラ、お前は?」
シュラ「奇遇だな。俺も外出禁止で体がなまり過ぎたのか手元が狂った。お前と濃厚接触判定など絶対に出さんから安心しろ」
デス「・・・アフロ来たら追い返せよ。あいつ毒薔薇喫煙者だから重症化するぞ」
紫龍「デスマスク!シュラ!大丈夫か、お前達の小宇宙に異常を感じて来てみればまさか!」
二人『異常は無い』
紫龍「すまない、すまない、お前達までこんな目に遭わせてしまって、俺は何と詫びれば良いのだ」
デス「アァ?流行り病なんざ誰のせいでもねえよ」
紫龍「し、しかしこの病はもともとうちで・・・」
デス「自分のガキが最初に風邪引いたからって近所中に謝る親がいるか?人類が他所の神に迷惑かけたからってアテナ一言でも謝ったか?お前も聖闘士ならあのアマの図太さを見習え
シュラ「紫龍、世間には色々な声があるが、こんなことで頭を下げてはお前の国の犠牲者が哀れだ。お前達は何も悪くない。胸を張っていろ」
紫龍「シュラ・・・ありがとう」
デス「俺には?
紫龍「いやお前にはどうしても感謝よりも懺悔が先立つ。俺が言うのもなんだが、お前のところは一体なぜ・・・俺達がもっと早く情報を開示していればこんなことにはならなかったのか」
デス「関係ねえよ。機密情報じゃねんだぞ。庶民にヤバそうな肺炎流行ってますとか、正式な情報開示待つまで何もわからなかったんなら大使館は何のためにあんだよケホ」
シュラ「先進国があの国にスパイを送りこんでいないはずが無いしなコホ
紫龍「そう・・・か?」
デス「そうだよ。情報なんざハナからあったのにケホどこでも無視した結果がこのザマだろケホっ
シュラ「結局我が身に降りかかるまでは誰も何もせんのだコホいつ開示しようと結果は変わらなかったそう思うコホっ」
紫龍「・・・ありがとう二人とも。この紫龍、日々恐ろしい勢いで増加していくこの世の感染者の数に自責の念が積もる一方だったが、おかげで少し心を軽くしてもらえた気がする。ときに、お前達もしかしてさっきから咳を我慢・・・

二人『黙れ。帰れ。ゲホッ』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どの国も必死の努力をしている。何とか早く惨禍が過ぎ去りますように。


PR
[1949]  [1948]  [1947]  [1946]  [1945]  [1944]  [1941]  [1940]  [1939]  [1938]  [1936

Copyright © 『日記』 All Rights Reserved

Template by ゆうじ

忍者ブログ [PR]