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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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徐庶とのお出かけから帰宅した銀屏。この有様です。

関羽「・・・な、何があったのだ関平よ」
関平「そ、某にはわかりかねます・・・」
関羽「聞いて参れ。兄であろう
関平「ええ!?・・・で、では・・・。・・・銀屏。お、お帰り」
銀屏「・・・」
関平「はは、元気がないな。どうだった?徐庶殿とはうまぐは!!
銀屏「知らない!大兄上なんか大っきらい!!ほっといて!」

またしても理不尽に双頭錘を受ける関平。
いや、でもちょっとはお前も悪いよ。聞いちゃいけない雰囲気で聞いちゃいけないこと聞いたよ。そりゃ怒るよ。

関羽「一体、どうしたというのだ・・・」

銀屏に何があったのか。
おそらく、こんなことがありました。

~~~~~~~~

徐庶と、そしてなぜか月英と一緒に素材探しへ出かけることになってしまった銀屏。

この「素材探し」というのは、敵将を倒したり、放置してある箱や甕を割ることによって、「施設素材」または「武器素材」を入手するイベントです。
基地の施設が既に完成している現在、施設素材は役に立ちませんが、交易所に持って行くと武器素材に交換してもらえます。
武器素材は名前の通り、武器の材料になる素材で、これがあると武器屋で武器を組み合わせたりなんだりできるのです。

で。
この「武器素材」はプレイヤーにはただ「武器素材」としか表示されませんが、きっと実際は色々な種類があるんだろうなと。鉄だったり青銅だったり。水を出す何かだったり。するんでしょう、たぶん。
だとしたら、その手のことに詳しい人間は、絶対に月英だと思うんです。
普段から趣味で発明品を作りまくる彼女。武器に限らず、「素材」なるものの種類には精通していることでしょう。
徐庶はあくまで戦術家ですから、こうした素材なんかにはそれほどマニアではないと思われますが、根が勉強家なので知識を得ることには興味があります。
なので、良い機会だとばかりに月英に聞きまくる。

徐庶「月英殿。これは何だろう。鉛、かな」
月英「いいえ、おそらく鉛と鈴の合金でしょう。少し重さが違うように思いますから」
徐庶「凄いな。持っただけでわかるのか。素材としては使えるかい?」
月英「もちろんです。金属を接合するのに大変重宝なのですよ。火で加熱して溶かして使うのです。私の作りました虎戦車にも、これが活躍しております」
徐庶「あの虎戦車かい?いざという時に熱で駄目になってしまいそうだけど」
月英「良いところにお気づきです。それは金属の配合の割合を変えることと、接合部に熱が伝わりにくい構造にすることで解決できるのです。つまり・・・」

めっちゃ盛り上がる二人。

銀屏、完全に置いてけぼりです。話についていけません。

銀屏「・・・・・・」
徐庶「!ああ、銀屏、すまない。月英殿は君の為に来てくれたのに、俺の相手をしてもらってちゃいけないな。二人とも、この拠点を守っていてくれ。俺は敵将を倒して新しい素材を手に入れてくるよ」

まただよ。

なんなのこの人。護衛武将をなんだと思ってるの。

銀屏「あ、あの、私も一緒に・・・!」
徐庶「いや、月英殿の話は俺と一緒に来るよりずっと君のためになるよ。せっかくだから色々聞いておくと良い。じゃあ、またあとで」

・・・・

月英「銀屏殿。あなたの双頭錘も、金属の配合を変えれば大きさはそのままで重さを増やすことができますよ」

金属なんてどうでもいい。

とは、やはり言えない銀屏。

月英「拝見してもよろしいでしょうか」
銀屏「・・・どうぞ」
月英「ありがとうございます。・・・ああ、やはりこの部分に改良の余地が!」

月英の説明を涙目で聞きながら、お出かけ時間は過ぎて行ったのでした。・・・

~~~~~~~~~~~

帰宅してうずくまった銀屏は思います。
徐庶殿はやっぱり頭のいい人が好きなんだ・・・月英殿と話すときはあんなに楽しそうで・・・私なんか・・・
ちなみに銀屏の学習意欲がどれほどのものかと言いますと、学問所担当時に「座ってるだけでも眠くなるんですけど・・・」と申告するほどのものです。相当です。
仮に今から彼女が奮起して勉強しまくるとしても、徐庶や月英レベルに到達するのは何十年後の話でしょう。そして到達した時には二人はさらにその先にいる。

関平「・・・銀屏。夕飯はぐはぁ!!
銀屏「ほっといてって言ってるでしょー!!」

絶望と悲しみのあまり、ますます銀屏は大兄上を遠ざけるのでした。


・・・一方その頃。
少女をこんなにも絶望させる引き金となった月英はどうしていたかと言いますと。
もちろんすぐに帰宅して、おそらくは旦那様に本日の報告をしたことでしょう。

月英「・・・というわけで、銀屏殿には双頭錘に合った属性の付け方を教えて差しあげたのです」

いいなそれ。むしろ私が聞きたいわ。

諸葛亮「そうでしたか。それは良い事をしました」

穏やかに微笑む諸葛亮。なんだかんだでこの人も愛妻家ですよね。

月英「私思うのですけれど、銀屏殿は徐庶殿に恋心を抱いておられる様子」
諸葛亮「徐庶に?」
月英「ええ。女の直感でございます。ですから私はこれからも、銀屏殿が徐庶殿のために力を振るえるよう、色々教えて差しあげたいと思うのです」
諸葛亮「フ、あなたらしいですね、月英」
月英「孔明様。私、次も彼らに同行してよろしいでしょうか?」
諸葛亮「もちろんですよ。徐庶と銀屏殿をよろしくお願いします」

違う。違うよ間違ってるよ。

そうじゃない!応援してるのすごいわかるけどそうじゃないんだ!!
くそ、こいつら二人とも、恋愛の駆け引き何にもしないで結婚したからな!
自分にできる事っていうと相手の為に何かをすることしか浮かばない!相手の為に何もしないという選択肢が無い!
つうか孔明もあれだよね、月英に対する信頼凄いよね!月英のすることなら間違いないと思ってるフシがあるよ!お前も所詮は夫だったか孔明!

迷走は続きそうです。
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