2007年1月8日設置
サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
*三国無双普及に貢献するため、途中にCMを挟みます。ご了承ください*
赤壁の戦いに勝利した劉備達。その後、孫呉から荊州を借りるという形で、中国大陸のど真ん中にようやく自分の立つ地を持つ事ができました。よく貸したな孫権。
さらに孫呉との関係を深めるべく、孫権の妹・孫尚香と結婚。
その結婚パレードの様子がムービーで流れます。
馬車の上からにこやかに手を振る劉備と孫尚香。
沿道には祝福する民たちの姿。その最前列には新しい仲間、魏延、黄忠、ホウ統がいます。
・・・3人中2人が被り物キャラと言う怪しさ爆発の組み合わせを、なぜよりによって結婚式の最前列に・・・
案の定、乱世の花嫁なんて大変だろうねえ、といきなり縁起悪いことをぬかすホウ統。
しかし黄忠が一笑に付します。
「おぬしは見る目がないのう。あれは好き合ってる者同士の顔じゃ!」
爺GJ。
彼らから道を挟んだ反対側には、諸葛亮の姿もありました。
劉備が彼に気づいて会釈すると、諸葛亮も深々と頭を下げ、にやりと笑った口元を羽扇子で隠しながら、
諸葛亮「・・・ここまでは順調ですね」
怖いよ。せっかくの結婚式が真黒だよ。
「リュウビ、ケッコン、メデタイ」って喜んでる魏延の裏表のなさが可愛いよ。
諸葛亮「劉備殿、これからがあなたの最大の試練なのです・・・」
諸葛亮は待っていました。劉備が天下に一躍飛翔する機会を。
そして2年後、それはついに訪れます。
張魯から攻撃を受けて困っていた益州の劉璋が、劉備に救援を要請してきたのです。
これを機会に益州に進軍し、劉璋の土地を奪ってしまおう。
それが諸葛亮の唱える「天下三分の計」の実手段でした。
強盗だ完全に。
法正だけがインテリヤクザなわけじゃないじゃん!蜀(仮)がまるまるヤクザの事務所じゃん!
さすがに劉備も引きます。同族の劉璋を陥れなければいけないのか、と。同族じゃなければ何でもありか劉備。仁はどこ行った。
苦悩する彼の背を押したのはホウ統でした。全ては民の為、天下のため。
説得され、劉備もついに覚悟を決めます。
かくして男たちは新たな戦いに向かうのでした。
第七章 成都の戦い。開始です。
~CM~
「そろそろ・・・いけない無双に誘っても?
歴史の感動を、早く深めてもらいたいんだ」
*元の台詞は真・三国無双7にてお楽しみください。
郭嘉の腰砕けボイスを聴ける!真・三国無双7with猛将伝、絶賛発売中!
さて。
陣内では兵士達も、「今回の戦は今までと違うな・・・」と感じていました。
ある者は劉備の行動に疑問を持ち、ある者は劉備の為ならどこまでもついていくと奮い立つ。
そんな中で、「こことここを攻撃すれば敵の目を引き付けられますよ。まずはその辺りから落とす・・・おすすめです」と具体案を持ち出してきた新顔、それが法正でした。
台詞だけ聞くとね。ただの献策なんだけどね。
仕えていた劉璋を見限って裏切って劉備に益州ぶん取れと提案してきたそもそもの男が彼だと知っていると、この「おすすめです」が心底怖いですね。
ああ、でもポリゴン法正格好いい・・・オートの身振りが男らしくて素敵・・・
法正の衣装好きだなー。立ち姿がすごく格好良く見える。格好良いんだけど。
ステージの選択キャラは先ほどの結婚式の最前列三人。おすすめです、と言わんばかりに前に出て来たホウ統を選択します。
出陣前の黄忠との会話は大変ビジネスライクでした。
黄忠「劉璋の当地で益州の民は疲弊しておる。劉備殿が立てば喜ぶじゃろう」
ホウ統「そうさぁ。さすが黄忠殿は話が早いよ」
お・・・おお。そうあっさり言われると、それもそうかもしれないと思えてくる。
よし。行くか。
戦闘開始して最初に思った事。
ホウ統クソ可愛い。
見た目もキノコみたいで可愛いんですが、それで巨大な団扇振り回して戦うのがめっちゃ可愛い!いつのまにこんな武器になったんだー。4の時は普通の杖で、トリッキーな動きが楽しいキャラだったけど、巨大団扇もいいなあ。
第二武器にした昆も思いがけず似合っている。可愛い。ていうか何装備させても可愛いんじゃないかもしかして。
ほれ!ほれ!よいっとぉ!敵将、討ち取ったよぉう?
劉備「同族の劉璋殿を攻める・・・私の選んだ道は、正しいのだろうか」
いや、正しくは無いわ。正しくは無いけどここまで来てやめてくんないかな悩むの。
劉備がいまひとつ頼りにならないので、ホウ統はその分頑張ります。
東から回って奇襲をかけて、皆の士気をあげなきゃね。やれやれ・・・。ああ東の道は気持ちの良い竹藪だ。・・・
伏兵「今だ!弓を射かけよ!!」
ホウ統「!」
イベント・ホウ統の脇腹に思いっきり矢が刺さる。
ホウ統はよろめいて、崩れかけて・・・そして持ち直して・・・戦闘続行!
いやいやいやいや!続行していいのか!?何事もなかったかのように戦闘画面に戻ったけど、思いっきり刺さったよ!?服が分厚くて貫通しなかったとか、そういうことか!?
『ホウ統、負傷!』
貫通してたわ。
ホウ統「やれやれ・・・あっしも、ヤキがまわったかねぇ。けど、こんな傷で止まっちゃいられないよ・・・劉備殿の国まで、あと少しだからねぇ・・・」
うああああ!まだ開始3分なのに雨後のタケノコのように死亡フラグ生えまくっとる!!こんな竹藪通るから!
声が辛そうすぎる、やめてやめて、そのブレイクダンスみたいな腹に負担のかかるアクションをやめて!
ホウ統「さっきの矢傷で体が重いねぇ・・・この戦が終わるまではもってくれよ・・・」
だからやめろっつってんだろうが!大体お前軍師だろ、なんで一人で突出してんだ!陣に戻って休んでろ!
と思ったら、法正が敵将撃破した報告入って来た。
あの軍師も何やってんですか!以前の同僚相手に容赦なさすぎじゃないですか!
マップ確認したら位置が軍師の位置じゃねえよ!最前線だよ!
そしてそれよりさらに前に劉備がいる。
なんで大将がそこにいんだあああああ!あいつ馬鹿じゃねえの!?
ああ、こころなしかホウ統の移動速度が遅い。ホウ統ー!;
それでもなんとか奇襲は成功。敵砦の門をこじ開けます。中の将も一掃します。ようやく本体と合流します。すると。
法正「やりますねぇ。これでも感心しているのですよ」
法正に褒められた・・・!!(嬉)
がんばる!くっついてきた敵将も倒してあげる!
法正「恩は必ず返します。俺を助けておいて損はありませんよ」
幸せだ・・・死にそうだけど。
このねっとりした口調がたまらない。
がんばる!跳ね橋も下ろしに行って来る!
しかし、こちらが単騎、東の峠に向かったその時です。
敵将1「劉備様。私どもは降伏します。どうぞこちらへ」
敵将2「さあどうぞどうぞ。この砦はあなた様がお使い下さい」
このクソ怪しい真正面詐欺に劉備が引っ掛かりましてね。
中央砦に一人で閉じ込められたらしいんですよ。あの馬鹿・・・
「なにっ!?これはどういうことだ!?」じゃねえよ!
ああこりゃあ助けにいかないとまずいねえ・・・まずいけど・・・
『法正、ナントカを撃破!!』
ヤクザが怒っとる・・・
劉備のアホさに切れたか法正。関係ないところで関係ない敵将をボコボコにしたようだ。
すみません、すみませんうちの大将ほんとこんなんで。
劉備、お前も法正に威厳を見せるため、しばらくは一人で頑張れ。こっちはまず跳ね橋を下してくるわ。
跳ね橋前の伏兵を倒している間にも、法正は誰かを殺ってました。二、三人ほど。
強ぇ。そして怖ぇ。
「劉備出せコラァ!!」と敵を殴りつけている様が目に浮かぶ。
よし、跳ね橋下した!援軍こいや!
諸葛亮「お待たせしました。さすがはホウ統、ここまで順調のようですね」
いや。最悪。
主に大将のせいで。
孔明の投石機を守りつつ、敵城の正門前に到着。別動していた法正達と合流し、門前の敵将を討ち取ります。
が、既にゲージゼロの相手を法正の連結布が延々とお手玉し続ける事態が発生。
やめろぉー!!;もうそいつは死んでる!もう殴らなくていいから!!モブでも一応将だから!もう少し敬意を払って扱ったげてお願い!!
これ以上法正を切れさせておくのもアレなので、門が開くのを待つ間に劉備も助け出しました。
「すまない、迷惑をかけてしまったな」。本当にな。
正門が開いて、城内に進軍。
すると、馬超と馬岱の参戦イベント発生。劉備が来るまでこの地は戦乱と無縁だった、みたいな内容が心に突き刺さります。
いやあの・・・黄忠は民が喜ぶだろうって言って・・・・・・ごめんなさい。
怒り狂う馬超と内心怒ってるであろう馬岱に、「正義とは人それぞれなもんだ」などと言い返すホウ統。いやいやいやいや。それはそうかもしれないけれどこの場合はどうだろうな。疑問ですよとても。
しかし撃破すると「お前たちにも正義はあるのか・・・」となぜか納得してくれてしまう馬超。仲間になります。いいのかそれで。馬岱も巻き込まれたけど大丈夫か。
『馬岱、ナンチャラを撃破!』
・・・大丈夫だった。順応早すぎだろ馬の人たち・・・
その後、城を守る敵将に「侵略者め!」「同族を攻めるとは!」「何が仁だ!」などと罵られながらも討ちとって進み、劉璋を撃破。戦いに勝利します。
ああ・・・酷い戦いだった・・・
と、思って迎えたイベントムービー、そこで。
「劉備様は、おらたちを乱世から守るために来てくれただ!」
どこからともなく、民の声が。
この時の劉備のはっと驚いたような顔が素晴らしい。
それまで自分を責めるように沈んでいた表情が、しっかりとした物に変わって、ひたと敗者・劉璋を見つめます。
劉備「劉璋殿、私は・・・」
ホウ統「変な同情なんてするもんじゃないよ」
厳しくいさめるホウ統。
みんな劉備の民になるのを喜んでいる。それに答えるのも仁だ。
その言葉を劉備に飲み込ませて。
彼は足元から崩れ落ちます。
劉備「ホウ統!?その矢傷は・・・!」
ホウ統「・・・劉備殿。ちょうどいいから言っとくよ。世の中には顔を隠していた方が良い事もあるのさ。お前さんは、この先何があっても、仁の顔を崩すんじゃないよ」
・・・・・・う・・・・・・
うわああああああ(涙)
くっそコーエーお前!!やってくれるなオイ!!
このシーン、深い。
ここまでかなり長い間、ただ漠然と「理想の世の中」を求めてありのまま曝け出しつつ好き勝手やってきた劉備。関羽や張飛や趙雲と目の前の困難を切り抜けていけばいい、そんな時ならそれでもよかった。
でも新たに仲間が増え、諸葛亮という天下の才も迎えてしまった今は、もう劉備は個人の理想を夢見るだけでいてはいけない。人々の理想を実現させるために、ありのままの姿を隠すことも覚えなければならない。
ホウ統は自分の命を賭けてそれを教えたんですね・・・
ここで劉備は大きく変わって行くはずなのだけれど。
でも、ホウ統の視界に映る劉備の顔は、いつもの人の良いそれで!表情の変化もあどけなくて!
なんか、こいつが急に愛おしくなってくる・・・!お前本当にこの先大丈夫か!やっていけるのか劉備!!
腹が立つし問題もあるし何か怖い奴ばっかり集まってるけど。
蜀(仮)が愛しいです。
赤壁の戦いに勝利した劉備達。その後、孫呉から荊州を借りるという形で、中国大陸のど真ん中にようやく自分の立つ地を持つ事ができました。よく貸したな孫権。
さらに孫呉との関係を深めるべく、孫権の妹・孫尚香と結婚。
その結婚パレードの様子がムービーで流れます。
馬車の上からにこやかに手を振る劉備と孫尚香。
沿道には祝福する民たちの姿。その最前列には新しい仲間、魏延、黄忠、ホウ統がいます。
・・・3人中2人が被り物キャラと言う怪しさ爆発の組み合わせを、なぜよりによって結婚式の最前列に・・・
案の定、乱世の花嫁なんて大変だろうねえ、といきなり縁起悪いことをぬかすホウ統。
しかし黄忠が一笑に付します。
「おぬしは見る目がないのう。あれは好き合ってる者同士の顔じゃ!」
爺GJ。
彼らから道を挟んだ反対側には、諸葛亮の姿もありました。
劉備が彼に気づいて会釈すると、諸葛亮も深々と頭を下げ、にやりと笑った口元を羽扇子で隠しながら、
諸葛亮「・・・ここまでは順調ですね」
怖いよ。せっかくの結婚式が真黒だよ。
「リュウビ、ケッコン、メデタイ」って喜んでる魏延の裏表のなさが可愛いよ。
諸葛亮「劉備殿、これからがあなたの最大の試練なのです・・・」
諸葛亮は待っていました。劉備が天下に一躍飛翔する機会を。
そして2年後、それはついに訪れます。
張魯から攻撃を受けて困っていた益州の劉璋が、劉備に救援を要請してきたのです。
これを機会に益州に進軍し、劉璋の土地を奪ってしまおう。
それが諸葛亮の唱える「天下三分の計」の実手段でした。
強盗だ完全に。
法正だけがインテリヤクザなわけじゃないじゃん!蜀(仮)がまるまるヤクザの事務所じゃん!
さすがに劉備も引きます。同族の劉璋を陥れなければいけないのか、と。同族じゃなければ何でもありか劉備。仁はどこ行った。
苦悩する彼の背を押したのはホウ統でした。全ては民の為、天下のため。
説得され、劉備もついに覚悟を決めます。
かくして男たちは新たな戦いに向かうのでした。
第七章 成都の戦い。開始です。
~CM~
「そろそろ・・・いけない無双に誘っても?
歴史の感動を、早く深めてもらいたいんだ」
*元の台詞は真・三国無双7にてお楽しみください。
郭嘉の腰砕けボイスを聴ける!真・三国無双7with猛将伝、絶賛発売中!
さて。
陣内では兵士達も、「今回の戦は今までと違うな・・・」と感じていました。
ある者は劉備の行動に疑問を持ち、ある者は劉備の為ならどこまでもついていくと奮い立つ。
そんな中で、「こことここを攻撃すれば敵の目を引き付けられますよ。まずはその辺りから落とす・・・おすすめです」と具体案を持ち出してきた新顔、それが法正でした。
台詞だけ聞くとね。ただの献策なんだけどね。
仕えていた劉璋を見限って裏切って劉備に益州ぶん取れと提案してきたそもそもの男が彼だと知っていると、この「おすすめです」が心底怖いですね。
ああ、でもポリゴン法正格好いい・・・オートの身振りが男らしくて素敵・・・
法正の衣装好きだなー。立ち姿がすごく格好良く見える。格好良いんだけど。
ステージの選択キャラは先ほどの結婚式の最前列三人。おすすめです、と言わんばかりに前に出て来たホウ統を選択します。
出陣前の黄忠との会話は大変ビジネスライクでした。
黄忠「劉璋の当地で益州の民は疲弊しておる。劉備殿が立てば喜ぶじゃろう」
ホウ統「そうさぁ。さすが黄忠殿は話が早いよ」
お・・・おお。そうあっさり言われると、それもそうかもしれないと思えてくる。
よし。行くか。
戦闘開始して最初に思った事。
ホウ統クソ可愛い。
見た目もキノコみたいで可愛いんですが、それで巨大な団扇振り回して戦うのがめっちゃ可愛い!いつのまにこんな武器になったんだー。4の時は普通の杖で、トリッキーな動きが楽しいキャラだったけど、巨大団扇もいいなあ。
第二武器にした昆も思いがけず似合っている。可愛い。ていうか何装備させても可愛いんじゃないかもしかして。
ほれ!ほれ!よいっとぉ!敵将、討ち取ったよぉう?
劉備「同族の劉璋殿を攻める・・・私の選んだ道は、正しいのだろうか」
いや、正しくは無いわ。正しくは無いけどここまで来てやめてくんないかな悩むの。
劉備がいまひとつ頼りにならないので、ホウ統はその分頑張ります。
東から回って奇襲をかけて、皆の士気をあげなきゃね。やれやれ・・・。ああ東の道は気持ちの良い竹藪だ。・・・
伏兵「今だ!弓を射かけよ!!」
ホウ統「!」
イベント・ホウ統の脇腹に思いっきり矢が刺さる。
ホウ統はよろめいて、崩れかけて・・・そして持ち直して・・・戦闘続行!
いやいやいやいや!続行していいのか!?何事もなかったかのように戦闘画面に戻ったけど、思いっきり刺さったよ!?服が分厚くて貫通しなかったとか、そういうことか!?
『ホウ統、負傷!』
貫通してたわ。
ホウ統「やれやれ・・・あっしも、ヤキがまわったかねぇ。けど、こんな傷で止まっちゃいられないよ・・・劉備殿の国まで、あと少しだからねぇ・・・」
うああああ!まだ開始3分なのに雨後のタケノコのように死亡フラグ生えまくっとる!!こんな竹藪通るから!
声が辛そうすぎる、やめてやめて、そのブレイクダンスみたいな腹に負担のかかるアクションをやめて!
ホウ統「さっきの矢傷で体が重いねぇ・・・この戦が終わるまではもってくれよ・・・」
だからやめろっつってんだろうが!大体お前軍師だろ、なんで一人で突出してんだ!陣に戻って休んでろ!
と思ったら、法正が敵将撃破した報告入って来た。
あの軍師も何やってんですか!以前の同僚相手に容赦なさすぎじゃないですか!
マップ確認したら位置が軍師の位置じゃねえよ!最前線だよ!
そしてそれよりさらに前に劉備がいる。
なんで大将がそこにいんだあああああ!あいつ馬鹿じゃねえの!?
ああ、こころなしかホウ統の移動速度が遅い。ホウ統ー!;
それでもなんとか奇襲は成功。敵砦の門をこじ開けます。中の将も一掃します。ようやく本体と合流します。すると。
法正「やりますねぇ。これでも感心しているのですよ」
法正に褒められた・・・!!(嬉)
がんばる!くっついてきた敵将も倒してあげる!
法正「恩は必ず返します。俺を助けておいて損はありませんよ」
幸せだ・・・死にそうだけど。
このねっとりした口調がたまらない。
がんばる!跳ね橋も下ろしに行って来る!
しかし、こちらが単騎、東の峠に向かったその時です。
敵将1「劉備様。私どもは降伏します。どうぞこちらへ」
敵将2「さあどうぞどうぞ。この砦はあなた様がお使い下さい」
このクソ怪しい真正面詐欺に劉備が引っ掛かりましてね。
中央砦に一人で閉じ込められたらしいんですよ。あの馬鹿・・・
「なにっ!?これはどういうことだ!?」じゃねえよ!
ああこりゃあ助けにいかないとまずいねえ・・・まずいけど・・・
『法正、ナントカを撃破!!』
ヤクザが怒っとる・・・
劉備のアホさに切れたか法正。関係ないところで関係ない敵将をボコボコにしたようだ。
すみません、すみませんうちの大将ほんとこんなんで。
劉備、お前も法正に威厳を見せるため、しばらくは一人で頑張れ。こっちはまず跳ね橋を下してくるわ。
跳ね橋前の伏兵を倒している間にも、法正は誰かを殺ってました。二、三人ほど。
強ぇ。そして怖ぇ。
「劉備出せコラァ!!」と敵を殴りつけている様が目に浮かぶ。
よし、跳ね橋下した!援軍こいや!
諸葛亮「お待たせしました。さすがはホウ統、ここまで順調のようですね」
いや。最悪。
主に大将のせいで。
孔明の投石機を守りつつ、敵城の正門前に到着。別動していた法正達と合流し、門前の敵将を討ち取ります。
が、既にゲージゼロの相手を法正の連結布が延々とお手玉し続ける事態が発生。
やめろぉー!!;もうそいつは死んでる!もう殴らなくていいから!!モブでも一応将だから!もう少し敬意を払って扱ったげてお願い!!
これ以上法正を切れさせておくのもアレなので、門が開くのを待つ間に劉備も助け出しました。
「すまない、迷惑をかけてしまったな」。本当にな。
正門が開いて、城内に進軍。
すると、馬超と馬岱の参戦イベント発生。劉備が来るまでこの地は戦乱と無縁だった、みたいな内容が心に突き刺さります。
いやあの・・・黄忠は民が喜ぶだろうって言って・・・・・・ごめんなさい。
怒り狂う馬超と内心怒ってるであろう馬岱に、「正義とは人それぞれなもんだ」などと言い返すホウ統。いやいやいやいや。それはそうかもしれないけれどこの場合はどうだろうな。疑問ですよとても。
しかし撃破すると「お前たちにも正義はあるのか・・・」となぜか納得してくれてしまう馬超。仲間になります。いいのかそれで。馬岱も巻き込まれたけど大丈夫か。
『馬岱、ナンチャラを撃破!』
・・・大丈夫だった。順応早すぎだろ馬の人たち・・・
その後、城を守る敵将に「侵略者め!」「同族を攻めるとは!」「何が仁だ!」などと罵られながらも討ちとって進み、劉璋を撃破。戦いに勝利します。
ああ・・・酷い戦いだった・・・
と、思って迎えたイベントムービー、そこで。
「劉備様は、おらたちを乱世から守るために来てくれただ!」
どこからともなく、民の声が。
この時の劉備のはっと驚いたような顔が素晴らしい。
それまで自分を責めるように沈んでいた表情が、しっかりとした物に変わって、ひたと敗者・劉璋を見つめます。
劉備「劉璋殿、私は・・・」
ホウ統「変な同情なんてするもんじゃないよ」
厳しくいさめるホウ統。
みんな劉備の民になるのを喜んでいる。それに答えるのも仁だ。
その言葉を劉備に飲み込ませて。
彼は足元から崩れ落ちます。
劉備「ホウ統!?その矢傷は・・・!」
ホウ統「・・・劉備殿。ちょうどいいから言っとくよ。世の中には顔を隠していた方が良い事もあるのさ。お前さんは、この先何があっても、仁の顔を崩すんじゃないよ」
・・・・・・う・・・・・・
うわああああああ(涙)
くっそコーエーお前!!やってくれるなオイ!!
このシーン、深い。
ここまでかなり長い間、ただ漠然と「理想の世の中」を求めてありのまま曝け出しつつ好き勝手やってきた劉備。関羽や張飛や趙雲と目の前の困難を切り抜けていけばいい、そんな時ならそれでもよかった。
でも新たに仲間が増え、諸葛亮という天下の才も迎えてしまった今は、もう劉備は個人の理想を夢見るだけでいてはいけない。人々の理想を実現させるために、ありのままの姿を隠すことも覚えなければならない。
ホウ統は自分の命を賭けてそれを教えたんですね・・・
ここで劉備は大きく変わって行くはずなのだけれど。
でも、ホウ統の視界に映る劉備の顔は、いつもの人の良いそれで!表情の変化もあどけなくて!
なんか、こいつが急に愛おしくなってくる・・・!お前本当にこの先大丈夫か!やっていけるのか劉備!!
腹が立つし問題もあるし何か怖い奴ばっかり集まってるけど。
蜀(仮)が愛しいです。
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