無双７レビュー 蜀２

すみません、次は徐州じゃなくて虎牢関でした。
そうだよ、この世界まずは董卓を倒さなきゃ話が始まらないんだった。

選択キャラは第一話に引き続き関羽・張飛と、そして趙雲。
趙雲！

この時点ではまだ趙雲は公孫瓚の配下です。劉備達とは陣内で初めて出会います。
関羽に対しても張飛に対しても、きちんと最敬礼で挨拶してから会話を始める趙雲。
偉い。あまりの爽やかさに張飛も照れとる。

陣入り口では曹操と劉備が話しています。
おぬしは乱世の先に何を望む、と問う曹操。
劉備はただ民の平安と、自身の出自から漢室の復興を答えとします。
曹操は「漢室の先をどう見る」とさらに問いますが、劉備の答えは出ないまま戦闘開始。

戦の流れは魏の時と基本的に変わりません。
まず兵站を確保し、敵の伏兵を破り、虎牢関へ向かう。途中で敵の投石機を奪取して利用するところが魏と違う点でしょうか。
敵兵器の利用というと魏では郭嘉の得意戦法でしたが、蜀(仮)には未だ軍師などおらず、関羽や張飛は戦うことしか考えていないので、「伏兵を何とかしなければ」や「あの投石機を利用できないだろうか？」等の細かい思いつきは全部劉備の担当になっています。

なんか･･･関羽と張飛が奮闘して、趙雲のアクションがまた格好良いので･･･そんな猛者たちの端っこから思いつきを言ってくる劉備が、まるで劇場版のび太のよう･･･

ていうか劉備どこ。自分で操作しないステージだとあの人モブにまぎれてどこにいるかわかんないよ！
それに引き換えこの趙雲の華々しさはどうだ。槍アクション最高。範囲は広いわ動きは美しいわ見ていて飽きない。もう完全に主人公ですよ。非の打ちどころがないですよこの人。

中盤の見せ場は呂布とのイベントムービーです。
魏では典韋が登場して切り結んだ場面。蜀(仮)では、義兄弟三人が挑むことになります。
まず張飛が攻撃。これを呂布は左腕一本で止め、さらに空いた右手で関羽の一撃も止めます。
よし、これで呂布の両手はふさがれた！今だ劉備！

劉備「うおおおおおおおお！」

ガラ空きの正面に突っ込んで！

呂布「甘いわ」

蹴りの一撃ですっとぶ！

弱い。(確信)

関羽「兄者！」
張飛「兄者！」
呂布「フン」

この呂布のドアップがすごいカッコイイ。
そして、「助力いたす！」と馬で飛びこんでくる趙雲もものすごいカッコイイ。

趙雲「劉備どの。あなたという光はここで消えてはならない」

･･･ねえちょっともうこれ、ダメなの劉備だけみたいな感じにになってんですけど。
呂布の「雑魚が」っていう台詞は、カメラワークで誤魔化されてるけど確実に劉備単体に向けて言ったよね。だってその後さりげなく劉備外して、関羽・張飛・趙雲と仕切りなおした時には「俺を楽しませてみろ」って言ったしね。

劉備お前、奴らの兄者となったからには乱世に立つ気概を見せろよおおおおお。
いや、気概だけはあるのか。単純に弱いだけか。一番どうしょうもないパターンだなそれ。

さて、イベントの締めで関羽・張飛・趙雲VS呂布！という感じを煽るだけ煽って戦闘は再開しますが、呂布が馬鹿強いのとこっちのレベルが未だ低いのとで、ぶっちゃけ勝ち目はありません。
袁紹が言ってくれます。「我らの目的は董卓を討つこと。余計な戦はせんでよろしい」。
ミッション：呂布を避けて先へ進め！

あんなに格好良く対峙したのに･･･

いや、いいや。ごめんなさい。試しにちょっと攻撃してみたけどラッシュくらっただけでやっぱり死にそうになった。ごめんなさいごめんなさい。もう余計な事しません。

腹いせに途中の貂蝉を倒し、激怒して追ってくる呂布から必死に逃げて、洛陽市街地へ。

董卓「ぶはははは！お前らには灰しか残してやらんわ！」

外道董卓、街に火を放ちます。炎上効果で画面が処理落ちします。早く、早く消さなければ！このままでは通常攻撃もままならない！

悲鳴を上げて逃げ惑う民たちを見た劉備は心を痛めて激おこ。
そんな劉備に感銘を受ける趙雲。

趙雲「劉備殿はどんな時も民の事を思っておられるのか。いつかはあのような人の下に仕えたいものだ」

民を救出して炎を鎮め、最後は董卓を倒して終了。
趙雲が戦っている最中に激おこの劉備が怒鳴りこんできましたが、気持ちはわかったからお前はひっこんでいろ。弱いんだから。ほらいきなり爆弾食らってすっ飛んだあああもおおおお。


ほんともう、こんな状態でちゃんと蜀は出来上がるのでしょうか。
大変心配です。