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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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読みなおせば読み直すほど、月岡津南が不憫でならない・・・

まず何はさておき、こんな変なペイズリー柄のバンダナ頭に巻いてるところがもう大変に友達いなさそう。友達一人でもいたらそれやめたほうがいいよってきっと言ってもらえてた。
友達いないまま十年、美人画でも春画でもなく美男子画を絶賛されながら絵師として働き、その裏で黙々と炸裂弾作っては押し入れに溜め続けていたというのも深すぎる闇を感じる。
誰も信用せず誰からも発見されず完全孤独のテロリスト(未完)な彼だったが、左之に見つけてもらった時は嬉しさのあまり十年ぶりに微笑んで酒出してもてなした上、その場でテロ計画まで打ち明けてしまう。多分テロリスト向いてない。

それに対して左之は彼を道場に招いて今の仲間たちと一緒にパァ―っと宴会をするわけだが・・・
友達作らせてテロ計画をやめさせる腹かと私は一瞬思ったが・・・
そこに並べられたフグ刺しも寿司も酒も全部費用月岡持ちという事実で、現場がただのリア充によるオタク苛めにしか見えない。
妙と燕にねだられるまま似顔絵まで描いてあげてるよ月岡・・・たかられてる感ハンパない。
そんな彼に楽しかったか?と聞く左之助はサイコパスか何かか。と答える月岡。当たり前だろう。なんでたかられた上にそんなこと聞かれるのか意味がわからなかったと思う。

それでも左之が一緒にテロってくれるのが嬉しい月岡、その左之に腹を殴られて昏倒させられてテロも失敗に終わる月岡目覚めたら十年かけて溜めた炸裂弾すべて没収されていた月岡、それでも怒りの矛先は剣心のみに向かい左之のことは一切疑いもしない月岡あんた十年人を信じずやってきたのになんで左之だけそんな信じるんだ月岡!

左之が京都に行く時は路銀の無心に応じてやるし、その時の「これだけあれば足りるだろう」という言葉から単に金出すだけでなく必要経費の計算までしてやったっぽいし、左之が斎藤に殴られた時は真っ先に出て来て慰めて傷の手当てしてやろうとするし、真面目に月岡津南は左之助の何なの。嫁?

ぎゃあぎゃあわめいたり叫んだりせず、静かに書き物をして生計を立て、酒の用意を切らさず、大切な人が旅に出るときはそっと金を包んでやり、道中無事を祈って護身用に炸裂弾を手渡す。
作中のどの女より女子力高ぇよ。これは良い嫁になる。間違いない。

・・・それともやっぱりテロのとん挫を恨んでて、左之助死ね!ぐらいのつもりで新型炸裂弾渡したのだろうか。
テロリストから足を洗ってブン屋に転身したはずが何のつもりで炸裂弾を作り続けていたのか、ぜひ聞きたい。
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