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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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パラリンピックを振り返るとして、感動して泣いたり喜んだり悔しがったり色々あったのですが、その辺りの感情を今更熱く語るのは無粋というか、時期を逸した感があります
スポーツってナマモノですよね・・・うん・・・

しかし中には、時が経つと逆により強く鮮明になってくるものもあります。
あの時は勢いで流されましたが、あの時のあれよく考えたらおかしくね?

そんな違和感を覚えたものを振り返ってみたいと思います。


第一弾は水泳です。

水泳は、パラリンピックの中でも初見でかなり衝撃を受ける競技ではないかと思います。
男女混合合わせて146種目あり、これは陸上の167種目に次いで最多。種目が多いのはクラス分けの多さによるもので、つまりそれだけ幅広い障害者の方が参加できるスポーツだということです。

ちなみに水泳内で見ると、最もクラス分けが多いのが100m背泳ぎ(男子11・女子10種目)で、次が100m平泳ぎ(男女とも10種目)となっています。
私は昨日この辺りのデータをエクセルに入力して集計して頑張りました。

まず衝撃を受けるのは、手も足も無くてもめちゃくちゃ速く泳げるという事、レースによっては手が揃っている人より速い選手がいるという事ではないでしょうか。
泳ぐのって手足が推進力ではなかったのか・・・・
・・・しかし考えてみると、最も水に適した生物である魚には手足が無く、水中で手足がある生物というととかになってしまうわけで、自然の摂理的には手足で泳ぐ方がどっちかというと不自然なのかもしれません。
ちなみに私は息継ぎができないため25m泳げないのですが、それもこれも全て水泳に関する考え方が根本から間違ってて体の使い方がめちゃくちゃなせいではないのかと考えさせられました。

一体、体をどう使えばあんなに達者に泳げるようになれたのか?

考える私の目の前で、一人で金銀銅合わせて5個のメダルを獲得された鈴木孝幸選手のレースのどれかが再放送されていました。
そして解説の方がこのように仰っていたのです。

解説「鈴木選手は左腕左足の方が右腕右足よりも長いんですね。この状態で泳ぐと、普通はひっくり返ってしまうんです。ですが彼はこのように素晴らしい泳ぎができる。それはなぜかというと、つまり体幹なんです」

・・・・・・

実況「体幹ですか?」
解説「体幹です!!


え、本当に?

その先の深い説明全然無くて全ては体幹ということになってしまってたけど、本当にそういう・・・そういうものなのか?スポーツ関係者って隙あらば体幹万能説唱えてくるのはなんでなんだ。体幹の意味が年々広くなってってる気がする。

いや私もね、脚なり腕なり背中なりどこかしらを床や壁につけてるというなら体幹説も信じられますよ。こう、踏ん張ってガッチリ動かないでいられそうな感じがします。
でも水泳って水に浮いてるじゃないですか。
その状態で体幹ってそこまで物を言うんだろうか。それだと丸太を川に流して運ぶとかって体幹に反してない?
そもそも片側スクリューで直線に進むことだけでもだいぶ不思議で、そんな船あったら絶対曲がると思うし・・・

しかしここでふと思い出されるのが飛行機です。
奴は水どころか宙に浮いており、両翼に均等に配備されたエンジンが万が一トラブって一機つまり片側しか動かなくなってもちゃんと普通に飛び続けるという!
それと同じという事か!


・・・なんで普通に飛び続けるのかが聞いた当時から今に至るまで理解できず謎のままなので謎に謎ぶつけて解決した気になるのもどうかと思い、調べなおしました。
まさか飛行機が船より体幹強いということでもあるまい。

調べた結果訳「例えば左翼のエンジンだけが残った場合はやはり左の推進力が強くなってしまうので進路は右に曲がってしまうが、そこは舵を左に切ることで相殺されて真っ直ぐ飛ぶ」

私の脳内シミュレーションだとどうしても舵がぶっ壊れるエンドになるんですが、そういうものなのだなあ・・・

鈴木選手の場合は体幹がつまり舵として上下左右のコントロールをしているということなのでしょうね。
普通だとぶっ壊れるところ、鍛え上げていればそれが可能となる・・・のだろうな、やっぱり。
うーむ、そう言われても不思議だ。

まあでもこっちも「要は小宇宙です」それなりに信憑性あると思って生きてきた身分なのだからここで疑いを挟むのは違う気がする。色んな意味で。

聖闘士が小宇宙ならアスリートは体幹。
そういうことです。多分。
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