2007年1月8日設置
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新コロに関する保障への国民の反応にシオンの一撃。
シオン「うろたえるな愚民ども!!日本の消費税と年収1000万未満世帯の所得税実効税率は欧州の半分以下だぞ!個人への手厚い保障など出せるわけが無いだろうが!!医療と義務教育と警察の加護が全員受けられ毎日風呂に入れるだけでもありがたいと思え!保障は『新コロの中で頑張ったで賞』ではない!頑張れる職場がまだある奴は黙ってマスク2枚でも拝んでいろ!!頑張りたいのに頑張れなくなる奴をどれだけ救えるかが直近の問題だ!法人税率が高めの国なのだから法人を通して個人に還元するしかないのだ、そして財源になる法人が痩せるほどの還元を強制できるわけがないのだ、リーマンショック以上の世界恐慌だぞ給料減ったぐらいでガタガタぬかすなーッ!!」
童虎「・・・シオン。あまりそう興奮しては体温が上がって自宅(冥界)隔離されてしまうぞ。せっかく生き返ったのだからもう少しおれ」
シオン「サイ●リヤはなぜ非難されているのだ・・・手続きが簡易で上限額がある助成金、明らかに自前で手当てを出せるような余裕ある大手チェーンがたかって良い物では無いだろうに」
童虎「人は手に入りそうな金と地位は欲しがるものよ。サガだってお主を殺したろう」
シオン「だが分不相応にそういう物を手に入れると苦労するぞ。いずれしがみつくようになるからな。今それを受けるありがたさと辛さを、噛みしめられる者のみ与えられるべきだろう」
・・・まだ雇用してもらえている人が金をくれと騒ぐのは何か違う気がします。
星矢にマスクを捧げたい女・第二弾。
シャイナ「フッ・・・星矢、あたしなんかのマスクで、ごめん・・・ね・・・」
星矢「だから誰ぇ!?こ、この小宇宙はシャイナさん!?なんで!?いらないって!」
シャイナ「星矢にとっては迷惑だよね、あたしなんか・・・イタリアだし」
星矢「うっ・・・い、いや、そういう差別は俺しないけど。でも明らかにシャイナさんの方が大変じゃん!マスクなんかもらえないよ!」
シャイナ「馬鹿言ってんじゃないよ星矢。あんたたち日本の今の状況、イタリアの一月前と同じじゃないか」
星矢「やめてそういうこと言うのやめて」
シャイナ「ああ、星矢の小宇宙はとてもあたたかくてやさしい・・・おまえもしかして37.5℃以上あるんじゃ!?」
星矢「無いよ。大丈夫だよシャイナさん、心配してくれるのは嬉しいけど、本当に必要ならマスク(普通の)ぐらい自分でなんとかできるよ俺」
シャイナ「もしかして一世帯に2枚配るっていうアレかい?何の役に立つんだい?余った一枚は誰がつけるんだい星矢?」
星矢「誰って・・・さあ・・・」
シャイナ「星矢、あたしはお前にだけは・・・お前にだけは死んで欲しくなくて」
星矢「いやそんな縁起でも無い事言われても困るんだけど、俺は新コロなんかで死んだりしない。手だってちゃんと洗ってるし、うがいだってしてるし、ジムとかライブハウスとかバーとかキャバクラとか行かないしさ。大丈夫だよ。マスクはシャイナさんがつけててよ。俺だって、シャイナさんに何かあったら嫌だよ」
シャイナ「星矢・・・」
星矢「だって新コロって歳とった人の方が危ないんだろ?俺よりシャイナさんの方がずっと危ないじゃん。気をつけなきゃ」
シャイナ「・・・・・・・」
うちの星矢はいつからこんな奴になったのか。
魔鈴がマスクを取るとしたら、それは彼のためであったろう。
夜中に異常なほどの息苦しさで目覚めた星矢。一瞬新コロかと思ったが、そうではなかった。
誰かが顔に鉄仮面を押しつけていた。
星矢「誰ぇ!!?」
魔鈴「騒ぐんじゃないよ星矢」
星矢「!?その声は魔鈴さん!?ちょっ・・・なんで!」
魔鈴「いいから大人しくしてな!これがあればお前は新コロに感染しないで済むんだよ」
星矢「こ、これって、え?これもしかして魔鈴さんの仮面!?駄目だよ魔鈴さん!これは魔鈴さんがつけてないと!魔鈴さんは女の人だし、今一番やばいのヨーロッパじゃん!」
魔鈴「ギリシアはそうでもないのさ・・・なんでか知らないけどね。あんなに経済破綻したのにね。まあ、イタリアやスペインはドイツの言いなりになって医療費削減してたけど、ギリシアはドイツをボロクソ嫌うだけで特に何もしてなかったかもしれないさ」
星矢「いやそんな事無いだろ・・・ギリシアだってちゃんと何かやってたと思うよ俺・・・」
魔鈴「それに私は日本人だろ。聖域の奴らは新コロをアジアの病気だと思ってるのさ、怖がって誰も近づいて来ない」
星矢「それ本当に新コロのせいかな。もともと魔鈴さんに近づく人俺あんまり見た事無いけど」
魔鈴「何より、聞いた話じゃ日本はまともな検査もしてないらしいじゃないか。どこで感染されるかわかったもんじゃない。お前が死ぬのは勝手だけど、私がお前につきあった数年間が無駄になるのはシャクだからね」
星矢「魔鈴さんが今まで俺の事助けてくれた理由ってもしかして全部それ?俺は大丈夫だって!たとえ何かあったって、魔鈴さんのマスクとってまで助かりたくなんかないよ!」
魔鈴「星矢・・・」
星矢「ギリシアだってこの先どうなるかわからないじゃん!アイオリアなんか感染してても気づいてなさそうじゃん!」
魔鈴「・・・言われてみればたしかにそうだね。あいつには近づかないようにするよ」
星矢「ごめん俺の言いたいのそうじゃなかった」
魔鈴「?」
星矢「と、とにかくさ、マスクがあればそんなこと気にしなくていいだろ?アイオリアにだって近づけるし普通に話もでき・・・」
魔鈴「用が無いよ」
星矢「何か考えてやってよ。いや、俺が言う事じゃないから良いんだけど。とにかくマスクは受け取れない!魔鈴さん、心配してくれてありがとう。俺は大丈夫、気持ちだけで十分だぜ!」
魔鈴「・・・フッ、仕方ないね」
師弟の濃厚接触な一夜。アイオリアの印象が悪くなっただけで終わる。
女聖闘士にとってのマスクの重要性を考えると、十二宮でのあのシーン、魔鈴は本当に星矢が大切だったんだろうなと思いますね。