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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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建業にて呉を下し、許昌の内患も除いた今、曹操に残された憂いはただ一つ、劉備の存在のみ。
彼が益州に向かって逃げたという情報を得た曹操は、最後の外患を討つべく、建業の軍をそのまま追撃に振り向けます。

というわけで、IF第十三章 南郡追撃戦。
郭嘉でGO。

陣内には「もうすぐ曹操様の天下だね!」とうウキウキワクワクな兵士たちの気持ちが漂っていました。
話を聞いてまわる郭嘉の足取りも軽いです。わーい、ようやくあのハラタツ劉備にお仕置きできるんだー。
さて、全員聞いたしそろそろまいりましょうか曹操殿。
うむ、行くぞ。敵の策に警戒しつつ、速やかに追撃する。

開門!の直後!

曹操「狙うは劉備の首ただ一つ!邪魔する者は全て斬り伏せい!!」


すさまじい怒気で殺しの命令を発する曹操。

郭嘉「ここで劉備を逃せば面倒なことになる・・・」


かつてないほど冷たい表情で独白する郭嘉。

どっちが悪だこれ。

待って待って待って。落ち着いてよく考えようお前ら。
確かに劉備はハラタツ奴だった。色々してきた。しかしこのIFルートにおいて、奴は別に一国の主でもなんでもなく、ちょっと大きな民に過ぎない。
それをお前、郭嘉だけならまだしも、典韋に龐徳に合肥のバケモノ二匹動員して潰しにかかるのはいかがなものか。少し大人気なさすぎやしないか。
曹操「劉備め、長い流浪で逃げに長けたか」
って長けてなくても逃げるわこんなん。

劉備の逃亡を仲間も助けます。まず趙雲が、そして張飛が、ここは自分に任せて早く逃げろと彼のために立ち塞がります。
趙雲を撃破し、張飛は典韋に任せ、迂回路を選択して進む郭嘉。
・・・まあ任せろって言い出したのは典韋だけどさ。即座に「ここは典韋殿に任せて先へ進むべきかと」って曹操に助言し、典韋一人残してみんな先に進ませる郭嘉、お前・・・
あ、李典と楽進は典韋と一緒に残ってた!えらいぞ合肥組!

迂回路は諸葛亮に読まれていました。待ち構えていた敵が火を放ちます。

曹操「ええい、火計とは煩わしい真似を!早く消火にあたれえい!!!」

曹操激おこ。
伝令がひっきりなしに劉備の位置を報告しにくるし、曹操は怒るしBGMはせかせるしで、プレイヤーも焦ります。早くしないと!早くしないと!
・・・どんなに急いでも終点までは追いつけない仕様になっている、ということを知るのは後の事です。
早く火を消さないと!

郭嘉「・・・彼がこの火計を指揮しているようだね。悪いけれど、見逃すわけにはいかないな

微笑みながら思いっきり声を低める郭嘉。
この人いつからこんなに黒くなったの?蔡ボウ殴った時から?あの時何かに目覚めたの?
郭嘉で魏のイメージ変わったとか錯覚だったよ、結局この人も骨の髄からどっぷり魏だった。
火計の人逃げてー!ステージレベル「普通」だけど、郭嘉のレベルは150カンストしてます!!

伝令から、劉備がどんどん逃走しているとまた報告が。
逃げることにかけては天下に並ぶものが無いな、と変なところで感心する曹操。
唸ってる場合じゃない、あんた炎に巻かれて若干ピンチですよ今。

火計の将を仕留めて、門をこじ開け曹操を救援します。
曹操殿!ご無事ですか!

曹操「わしのために無理はするな郭嘉よ。おぬしの才を失いたくはないのだ」

ほんと郭嘉に甘いよなこの人。
陣に戻ったら即行で宴開いてくれそう。
郭嘉も、曹操と一緒だといつもの顔で笑ってそうですが。
しかし。
ここから郭嘉の・・・というか、軍師の性格の悪さが炸裂します。

郭嘉「敵の軍師はあの諸葛亮だ。きっとまた何か仕掛けてくるだろうね。たとえばあの崖」

敵の兵器を看破し、案の定の弩砲に「ああやはりそうきた」にっこり。
劉備が道を塞いで逃げ、迂回路が見当たらないと報告が入れば、

郭嘉「・・・関羽が残っているね。彼なら劉備に合流する道を知っているかな」

即座に敵の駒の利用を目論み、相手が口を割らないと見るや「おや・・・でも、あきらめるわけにはいかないかな」と冷たく言ってこれを撃破。
関羽は口をつぐんだまま一時撤退しましたが、劉備を慕う付近の民が「おらたちも劉備様のところへいくだ」と迂回路へ上るための梯子を持ってきてしまいます。
それを見た郭嘉の嬉しそうなことといったら。

郭嘉「やはり合流の手立てを残していたか。この梯子を使えば劉備に追いつけそうだね

そして民を撃破。


鬼畜がいる。ここに。


完全に悪役こっちいいいいいいい!!!!
なにこの人、生きてたらこんなにドス黒い性格になるの!!?40越えたら人間変わるの!?とんだIFがあったもんだよ!
劉備は最終地点に着いても敢えてとどまり関羽たちを待つスタイル。それを仁と取るか愚と取るかは人それぞれでしょうが、魏の仲間達は完全に後者だと解釈して容赦なく迫っています。

何一つ変わってねえ・・・なんという魏・・・

梯子を登れば劉備まではもうすぐ。月英も虎戦車も、そして諸葛亮も、レベル150郭嘉のジャンプ無双の前では敵ではありません。ほんと気持ちがいい技だよこれ。

劉備「くっ・・・曹操達が追いついてきたか。まだ雲長たちが来ていないと言うのに・・・!」

痛恨の言葉を漏らし、せめてもの迎撃に出てくる劉備を叩き伏せます。
が、撃破結果は「倒した」ではなく「撤退」バージョン。

関羽「兄者!ここは私に任せて早くお逃げを!」
趙雲「我らは劉備殿の志のために集ったのだ!曹魏などに屈しはせん!」
張飛「早く逃げろ兄者!」

三傑が復活し、劉備を逃がすために再び襲いかかってきます。うーん、色々あった関羽と張飛はともかく、趙雲はいつ会っても爽やかで一途で敵ながら気持ちいい男だなあ。
そして劉備は。

劉備「お前達!必ずや白帝城で落ち合おう!!」


だからそれをバラすなよお前。


どうしてこいつはこういうキャラなの!敵が目の前にいるのになんで全部さらけ出したの!
見ろよ、三人蹴散らして戦闘終わった曹操と郭嘉が、白帝城か・・・って呟いてんだろが!

郭嘉「・・・実に楽しい戦いになりそうだね

笑ってるよ。恐いよ。

・・・郭嘉の新しい一面を堪能できる、大変楽しいステージでした。
魏はどこまでも魏だということがよくわかったところで、次はとうとう最終章。
いざ、白帝城へ赴かん。
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