2007年1月8日設置
サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
私の中で膨れ上がっていく日大広報部真のラスボス説。
我々は何かとてつもないミスリードをされていたのではないだろうか・・・
内田理事が大学のNo2?その発言には誰も逆らえない?
しかしあの司会者は平気でそのNo2の発言を無視していたぞ。
どういうことなんだ。
考えてみればどんなまともな法人でも広報部がヤバかったら全体ヤバく見えるわな。
そもそも大学の広報など注目される部署でもなさそうだし、持て余した人材を突っ込んでおいただけなのかもしれん。それがいきなり注目浴びてはっちゃけてしまったとか。
もう日大の誰も広報を止める事ができない。そんな事態になってたんじゃないだろうか。恐ろしい・・・
週刊文春が内田監督の録音テープを公開すると発表してますが。
アメフトという格闘技ばりに激しいスポーツの試合直後の発言だと、その点をしっかり頭に入れて聞いた方が良いのだと思います。興奮冷めやらぬ状態での発言を、そのまま人格だとするのは酷かと。
内田監督の言では、この時点では問題を認識していなかったということです。
「プレー(タックルしたところ)を見ていなかった」というのは、私は別に矛盾してないと思います。
日大はそれまでそんなプレーをするチームでは無かったという話から、「選手がまさかそんな事をするとは思わなかった」という監督・コーチの言い分は本心だと思います。
かつ、あそこまで悪質なタックルは誰も見た事が無かったのですから、「思ってもいなかった見た事も無いプレー」がたとえ視界に入ったとしても、咄嗟に認識することは難しい。
さらに審判も良く見ておらず甘い処罰になったことで、その程度のプレーだったと誤認してしまった可能性は十分あります。
別に監督やコーチを庇う気は無いのですが、彼らの話と宮川選手の話、どちらも完全に事実だと考えると「なぜ今までまともだったチームのまともだった選手が突然こんな反則をすることになったのか」という一番不可解な点が説明つくので、私はやはりどっちも事実だったのだと思います。
そうすると確かに広報の出した「乖離」というあれは正しかったんですが、いや、でも、しかし。
この問題、振り返ると広報部の存在が強烈過ぎませんかね・・・
我々は何かとてつもないミスリードをされていたのではないだろうか・・・
内田理事が大学のNo2?その発言には誰も逆らえない?
しかしあの司会者は平気でそのNo2の発言を無視していたぞ。
どういうことなんだ。
考えてみればどんなまともな法人でも広報部がヤバかったら全体ヤバく見えるわな。
そもそも大学の広報など注目される部署でもなさそうだし、持て余した人材を突っ込んでおいただけなのかもしれん。それがいきなり注目浴びてはっちゃけてしまったとか。
もう日大の誰も広報を止める事ができない。そんな事態になってたんじゃないだろうか。恐ろしい・・・
週刊文春が内田監督の録音テープを公開すると発表してますが。
アメフトという格闘技ばりに激しいスポーツの試合直後の発言だと、その点をしっかり頭に入れて聞いた方が良いのだと思います。興奮冷めやらぬ状態での発言を、そのまま人格だとするのは酷かと。
内田監督の言では、この時点では問題を認識していなかったということです。
「プレー(タックルしたところ)を見ていなかった」というのは、私は別に矛盾してないと思います。
日大はそれまでそんなプレーをするチームでは無かったという話から、「選手がまさかそんな事をするとは思わなかった」という監督・コーチの言い分は本心だと思います。
かつ、あそこまで悪質なタックルは誰も見た事が無かったのですから、「思ってもいなかった見た事も無いプレー」がたとえ視界に入ったとしても、咄嗟に認識することは難しい。
さらに審判も良く見ておらず甘い処罰になったことで、その程度のプレーだったと誤認してしまった可能性は十分あります。
別に監督やコーチを庇う気は無いのですが、彼らの話と宮川選手の話、どちらも完全に事実だと考えると「なぜ今までまともだったチームのまともだった選手が突然こんな反則をすることになったのか」という一番不可解な点が説明つくので、私はやはりどっちも事実だったのだと思います。
そうすると確かに広報の出した「乖離」というあれは正しかったんですが、いや、でも、しかし。
この問題、振り返ると広報部の存在が強烈過ぎませんかね・・・
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監督・広報・コーチときて、新たに司会者という薪を背負った新キャラ登場。
どんだけ薪キャラ増やす気なんだよ。日大はカチカチ山か何か?
内田監督と井上コーチの記者会見をずっと見ていました。
私個人の意見です。
彼らは、彼らの目から見た事実をちゃんと話している。
と、感じました。
彼らなりに最大限の努力はしていたと思います。本当に。
当事者でない第三者である私達は、できる限り公平に見聞きしなければいけないです。自分が期待していた答えと違ったとしても、だからと言って嘘だと判断してはいけないし、その為に怒ったりもしてはいけない。
宮川選手の言い分を事実だと思ったのなら、内田監督と井上コーチの言い分もまずは事実として聞く努力をしなきゃいけないと思います。
例えば、私が昼に書いた憶測は、事実よりもずっと意地の悪い考え方をしていたのだろうと思って、自分の考えを改めねばならないと思ってます。申し訳ありません。
まず1つ重要な事は、記者会見を拝見する限り、監督もコーチも圧倒的に語彙力が足りない人間である。これは認めなければならない事実だと思います。
出だしからこの人たちは「申し訳ありません」しか言えなくなったんじゃないかと思いました。
その後は「思いっきり」何回言うねんと思いました。
宮川選手の証言と乖離する「言った言わない問題」は、これで大体説明がつくと私は思ってます。
語彙が少ない人間は、1つの言葉に多くの意味を持たせます。
「やばいオススメの店で一番やばいメニュー頼んだら超やばくって超食べ過ぎてお会計超やばかった」みたいな。
彼らは相手に伝わってると思っても、実はあんまり伝わっておらず、聞いた何人かで「あの人があのタイミングで言ったのだからおそらくこの意味だろう」みたいな読解をすることもよくあることです。
このせいで彼らの意図した事が宮川選手に正しく伝わらなかった、井上コーチはまさにこれを説明してましたが、私は事実だったと思います。
タックル問題では「潰せ」という言葉がそれでした。
私は、井上コーチがはっぱをかける意味で言ったのだと信じられますし、しかしそういう意味に取らなかった宮川選手ももちろん信じられるわけで、要するに両者の心の深刻度に差がある場合は両者の「妥当な捉え方」にも差があるということです。
このすれ違いはどっちが悪いとは言えません。
ただ、宮川選手をちゃんと理解してあげていなかったという点で、指導者側により非はあるかと思います。特に、重大な結果につながってしまった場合は、少なくともいったんは指導者が全責任を引き受けるべきだとは思います。
次に、宮川選手が聞いたはずの言葉について監督・コーチが「言わなかった」と言っている件。
これもですね、語彙力の不足によるものだったと思えます。私には。
例えばですね、昼になっても「おはよう」と挨拶する語彙力の無いAさんがいたとします。Aさんはある日真昼間にBさんに「おはよう」といいました。
するとその後、BさんはCさんに、「さっきAさんにこんにちはって言われたわ~」と話しました。Bさんは「Aさんに挨拶された」と言う事を伝えたかったので、自分が昼に言う挨拶の言葉に置き換えて話したわけです。
さて翌日、CさんはAさんにあったので、「昨日Bさんにこんにちはって言ったんですって?」と聞きました。
Aさんはびっくりしました。自分は「こんにちは」なんて言ってない!
なので「言ってない!」と否定しました。
語彙力の無い人と言うのは、同義語を見分けられません。自分が普段言わない言い回しに置き換えられると、それが全体としてどういう意味かはっきりわからず、自分の言葉につなげる事ができないため、「言ってない」と言います。
宮川選手が聞いた以上、言葉はあったのだと思います。
ただ、宮川選手も別に録音してたわけではないので、一言一句完璧に再現しているわけではないと思います。
今回の事件は「言葉」が重要な意味を持つ為、質問をする記者が「○○と言ったんですか?」と強調して尋ねます。しかしそれが自分たちの言い方と違う台詞だった場合、語彙力の低い監督とコーチは自分たちの言葉に置き換えられず、「言ってない」と回答してしまいます。かつ、置き換えられないので「でも△△という言葉で言いました」という補足ができません。
彼らの「言ってない」は、決して宮川選手を否定したいわけではなく、そういう意味で「言ってない」しか言いようがなかったのだと思います。
何かは言っているんですよ。でも、前述したとおり彼らの意図した事と宮川選手の受け取り方は違っていた可能性がありますから、宮川選手が自分の言葉に置き換えた場合、彼らの意図とかけ離れた言葉になっていた可能性も当然ありえます。
なので、私は彼らは気の毒なほど語彙力が無いだけで、抵抗したいとかそういう気持ちは無いのだと感じました。
それから、内田監督が責任を井上コーチに押し付けている説が出てますが、私は懐疑的です。
なぜかというと、宮川選手は「そもそも内田監督とはほとんど話した事がない」と言っていました。ほとんど話したことの無い選手について監督が細かい指示を出すとは、確かにちょっと思えないです。
また、「ほとんど話した事がない」というのはつまり内田監督が「忙しくて現場にあまりいない」という報道を裏付ける言葉でもあり、そんな多忙な監督にコーチが逐一報告に行って指示を仰ぐかというと、それも疑問です。
どちらかというと、「監督に聞いてやる!」「監督がOKって言ったぞ!」と先に選手に伝えて、後から監督にOKでいいですよね?と事後報告兼承認を得る、こうした運用の方がありうると思います。
また、この勇み足的な運用は、会見に見る井上コーチのキャラに矛盾しない気もしました。
勢いだけで言っちゃう人なんだろうなと思ったので。
なので、彼らは本当に彼らとしての事実を話している。
そして、事があまりに大きくなりすぎて先の事考える余裕が無い為、自分たちがそれを主張すると宮川選手がどうなるかにはまだ考えが及んでいない。のだと思います。
彼らには時間を与えなければいけないと思います。
ただ、現時点でもまだ、監督とコーチは認識の浅いところがあるとも思いました。
それは、「宮川選手に会ったら何と声をかけたいか?」という質問に対し、「アメフトに戻って来て欲しい」と答えた事です。
アメフトよりなによりまず、謝ることが先だろうと思うのですが、それが咄嗟に出てこない。まだまだ選手の事を思いやれていない。自分の価値観だけを押しつけに行ってます。
問題の根本的な原因は、監督とコーチの自己本位な考え方の押しつけだと思いました。
彼らはよかれと思ってやっていたのかもしれませんが、目上の人間から言われた時にそれがどういう影響を与えるか、もっと良く考えるべきです。
まず謝罪をして、身を低くして、宮川選手とできる限り同じ目線に立ってあげた上で、話し合った方がいい。話せばわかるというのは甘い。話し方によるんです。今回は特に。
内田監督と井上コーチは決して、邪悪な指導者とかそういうのでは無かったと、会見を見ていて私は思いました。むしろ熱心な一生懸命な人だったんでしょう。
ただ、長期にわたって指導をする人は、長期にわたって成長しなければならない。
「今の子」を理解しなければならないし、「今の社会」も知らなければいけない。
それが後手に回って対応できなかったということは、指導者から退く潮時なのだと思います。
なんか、私は、宮川選手よりもこっちの方が悲しい気がしましたね。
彼らのことを慕っていた選手もきっといたと思いますし、そういう子達が恩師の弁護もできず、縮こまっているのかもしれない。100人いて100人全員から嫌われる人っていうのはいませんからね。
母校や恩師が炎上するのは辛い事です。私の母校は本件以上の大炎上した大学なので、実感持って言えます。
私はこの会見で、監督とコーチに対しては悪印象を覚えませんでした。
だから、私が勝手に思い込んでいたように、日大が何から何までおかしい大学というのではきっとないのだとも思いました。
ただ、司会は。何しに来たのあの人。
この問題をここまで大きくしたのは広報部の失態も相当あると思うんですよ。あの司会はたぶん広報部ですよね。あの場にいるんだから。
広報部は内田理事の言いなり説出てましたけど、なんか違うと思いました。少なくとも広報は勝手にクソ迷惑な形で誰も何も言ってないのに言いなりになってんじゃないだろうか。
内田理事関係無く内部にへいこらして外部に傲慢と言う、そういう体質の部署なんじゃないのか。
違ったらほんと申し訳ない、でもちょっと試しに、内田理事より井上コーチより、まず広報部を更迭してみて欲しい。そうしたら全てがまともに見えてくるのかもしれない。いや真面目に。
どんだけ薪キャラ増やす気なんだよ。日大はカチカチ山か何か?
内田監督と井上コーチの記者会見をずっと見ていました。
私個人の意見です。
彼らは、彼らの目から見た事実をちゃんと話している。
と、感じました。
彼らなりに最大限の努力はしていたと思います。本当に。
当事者でない第三者である私達は、できる限り公平に見聞きしなければいけないです。自分が期待していた答えと違ったとしても、だからと言って嘘だと判断してはいけないし、その為に怒ったりもしてはいけない。
宮川選手の言い分を事実だと思ったのなら、内田監督と井上コーチの言い分もまずは事実として聞く努力をしなきゃいけないと思います。
例えば、私が昼に書いた憶測は、事実よりもずっと意地の悪い考え方をしていたのだろうと思って、自分の考えを改めねばならないと思ってます。申し訳ありません。
まず1つ重要な事は、記者会見を拝見する限り、監督もコーチも圧倒的に語彙力が足りない人間である。これは認めなければならない事実だと思います。
出だしからこの人たちは「申し訳ありません」しか言えなくなったんじゃないかと思いました。
その後は「思いっきり」何回言うねんと思いました。
宮川選手の証言と乖離する「言った言わない問題」は、これで大体説明がつくと私は思ってます。
語彙が少ない人間は、1つの言葉に多くの意味を持たせます。
「やばいオススメの店で一番やばいメニュー頼んだら超やばくって超食べ過ぎてお会計超やばかった」みたいな。
彼らは相手に伝わってると思っても、実はあんまり伝わっておらず、聞いた何人かで「あの人があのタイミングで言ったのだからおそらくこの意味だろう」みたいな読解をすることもよくあることです。
このせいで彼らの意図した事が宮川選手に正しく伝わらなかった、井上コーチはまさにこれを説明してましたが、私は事実だったと思います。
タックル問題では「潰せ」という言葉がそれでした。
私は、井上コーチがはっぱをかける意味で言ったのだと信じられますし、しかしそういう意味に取らなかった宮川選手ももちろん信じられるわけで、要するに両者の心の深刻度に差がある場合は両者の「妥当な捉え方」にも差があるということです。
このすれ違いはどっちが悪いとは言えません。
ただ、宮川選手をちゃんと理解してあげていなかったという点で、指導者側により非はあるかと思います。特に、重大な結果につながってしまった場合は、少なくともいったんは指導者が全責任を引き受けるべきだとは思います。
次に、宮川選手が聞いたはずの言葉について監督・コーチが「言わなかった」と言っている件。
これもですね、語彙力の不足によるものだったと思えます。私には。
例えばですね、昼になっても「おはよう」と挨拶する語彙力の無いAさんがいたとします。Aさんはある日真昼間にBさんに「おはよう」といいました。
するとその後、BさんはCさんに、「さっきAさんにこんにちはって言われたわ~」と話しました。Bさんは「Aさんに挨拶された」と言う事を伝えたかったので、自分が昼に言う挨拶の言葉に置き換えて話したわけです。
さて翌日、CさんはAさんにあったので、「昨日Bさんにこんにちはって言ったんですって?」と聞きました。
Aさんはびっくりしました。自分は「こんにちは」なんて言ってない!
なので「言ってない!」と否定しました。
語彙力の無い人と言うのは、同義語を見分けられません。自分が普段言わない言い回しに置き換えられると、それが全体としてどういう意味かはっきりわからず、自分の言葉につなげる事ができないため、「言ってない」と言います。
宮川選手が聞いた以上、言葉はあったのだと思います。
ただ、宮川選手も別に録音してたわけではないので、一言一句完璧に再現しているわけではないと思います。
今回の事件は「言葉」が重要な意味を持つ為、質問をする記者が「○○と言ったんですか?」と強調して尋ねます。しかしそれが自分たちの言い方と違う台詞だった場合、語彙力の低い監督とコーチは自分たちの言葉に置き換えられず、「言ってない」と回答してしまいます。かつ、置き換えられないので「でも△△という言葉で言いました」という補足ができません。
彼らの「言ってない」は、決して宮川選手を否定したいわけではなく、そういう意味で「言ってない」しか言いようがなかったのだと思います。
何かは言っているんですよ。でも、前述したとおり彼らの意図した事と宮川選手の受け取り方は違っていた可能性がありますから、宮川選手が自分の言葉に置き換えた場合、彼らの意図とかけ離れた言葉になっていた可能性も当然ありえます。
なので、私は彼らは気の毒なほど語彙力が無いだけで、抵抗したいとかそういう気持ちは無いのだと感じました。
それから、内田監督が責任を井上コーチに押し付けている説が出てますが、私は懐疑的です。
なぜかというと、宮川選手は「そもそも内田監督とはほとんど話した事がない」と言っていました。ほとんど話したことの無い選手について監督が細かい指示を出すとは、確かにちょっと思えないです。
また、「ほとんど話した事がない」というのはつまり内田監督が「忙しくて現場にあまりいない」という報道を裏付ける言葉でもあり、そんな多忙な監督にコーチが逐一報告に行って指示を仰ぐかというと、それも疑問です。
どちらかというと、「監督に聞いてやる!」「監督がOKって言ったぞ!」と先に選手に伝えて、後から監督にOKでいいですよね?と事後報告兼承認を得る、こうした運用の方がありうると思います。
また、この勇み足的な運用は、会見に見る井上コーチのキャラに矛盾しない気もしました。
勢いだけで言っちゃう人なんだろうなと思ったので。
なので、彼らは本当に彼らとしての事実を話している。
そして、事があまりに大きくなりすぎて先の事考える余裕が無い為、自分たちがそれを主張すると宮川選手がどうなるかにはまだ考えが及んでいない。のだと思います。
彼らには時間を与えなければいけないと思います。
ただ、現時点でもまだ、監督とコーチは認識の浅いところがあるとも思いました。
それは、「宮川選手に会ったら何と声をかけたいか?」という質問に対し、「アメフトに戻って来て欲しい」と答えた事です。
アメフトよりなによりまず、謝ることが先だろうと思うのですが、それが咄嗟に出てこない。まだまだ選手の事を思いやれていない。自分の価値観だけを押しつけに行ってます。
問題の根本的な原因は、監督とコーチの自己本位な考え方の押しつけだと思いました。
彼らはよかれと思ってやっていたのかもしれませんが、目上の人間から言われた時にそれがどういう影響を与えるか、もっと良く考えるべきです。
まず謝罪をして、身を低くして、宮川選手とできる限り同じ目線に立ってあげた上で、話し合った方がいい。話せばわかるというのは甘い。話し方によるんです。今回は特に。
内田監督と井上コーチは決して、邪悪な指導者とかそういうのでは無かったと、会見を見ていて私は思いました。むしろ熱心な一生懸命な人だったんでしょう。
ただ、長期にわたって指導をする人は、長期にわたって成長しなければならない。
「今の子」を理解しなければならないし、「今の社会」も知らなければいけない。
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なんか、私は、宮川選手よりもこっちの方が悲しい気がしましたね。
彼らのことを慕っていた選手もきっといたと思いますし、そういう子達が恩師の弁護もできず、縮こまっているのかもしれない。100人いて100人全員から嫌われる人っていうのはいませんからね。
母校や恩師が炎上するのは辛い事です。私の母校は本件以上の大炎上した大学なので、実感持って言えます。
私はこの会見で、監督とコーチに対しては悪印象を覚えませんでした。
だから、私が勝手に思い込んでいたように、日大が何から何までおかしい大学というのではきっとないのだとも思いました。
ただ、司会は。何しに来たのあの人。
この問題をここまで大きくしたのは広報部の失態も相当あると思うんですよ。あの司会はたぶん広報部ですよね。あの場にいるんだから。
広報部は内田理事の言いなり説出てましたけど、なんか違うと思いました。少なくとも広報は勝手にクソ迷惑な形で誰も何も言ってないのに言いなりになってんじゃないだろうか。
内田理事関係無く内部にへいこらして外部に傲慢と言う、そういう体質の部署なんじゃないのか。
違ったらほんと申し訳ない、でもちょっと試しに、内田理事より井上コーチより、まず広報部を更迭してみて欲しい。そうしたら全てがまともに見えてくるのかもしれない。いや真面目に。
一つの考え方なんですが。
日大選手の会見を見ていて私が思ったのは、監督とコーチは「相手の選手を負傷させたい」ためにタックルをさせたわけではなかったのかなと。
彼らがやりたかったのは、「宮川選手に悪質な反則をさせる」こと自体だったのではと思ったのです。
宮川選手は日本代表に選出されるような優秀な選手でしたが、アメフトに対するモチベーションが落ちていました。これは会見での言葉の端から、内田監督の指導についていけなかった事が原因だと推察されます。
日大アメフト部は、2016年~2017年の間に19名の退部者を出しています。
内田監督が再任したのは2017年なので、全てが監督のせいかどうかはわかりません。ただ、当時はチームの成績も悪かった(だからこそ内田監督が再任した)ようなので、少なくとも部の雰囲気が良いとは言えない状況だったと、これも推察します。
再任後の内田監督はスパルタ指導で短期間のうちに部を甲子園ボウル優勝に導きます。
この「短期間のうちに」というのが問題で、おそらく彼の指導は部にとってカンフル剤的な役目は果たしたのでしょうが、長期的に培われた滋養のあるやり方ではありませんでした。
しかし、それで最高の結果が出てしまった。
内田監督はこれが正しいやり方だと思いこみ、自分が優れた指導者であると錯覚した可能性があります。
一方、宮川選手のモチベーションは上がりません。
内田監督にとってそれが困る理由は3つあります。
まず、自分の指導方法が間違っているとは思いたくない。
次に、これ以上退部者を出してアメフト部の評判を落としたくない。
そして、主力選手の退部による戦力ダウンもさせたくない。
19人の退部が監督にとってどれくらいのショックだったかはわからないのですが、仮にこれが仮にプライドを著しく傷つけていた場合、甲子園ボウルでの優勝は自尊心を持ち直し、自己改革しないですむ口実になっていたと考えられます。
王座からの陥落や試合に負けると言う事は、彼にとっては結果以上に痛いことだったと思います。
井上コーチには、また別の事情が考えられます。
内田監督は日大アメフト部の成績低迷を受けて再任しています。チームは監督を変えるという手段は打ったのですから、それでも成績が振るわなければ次はコーチ人事に影響します。大量退部が2016年から起こったのであれば、その責任は2017年に再任した監督よりコーチにあったとも考えられます。
さらに、彼にとって宮川選手は高校時代から導いてきた自慢の教え子であり、「ほとんど話したことのない」内田監督よりもに宮川選手に対する執着は強かったろうと思います。
彼らは宮川選手のモチベーションをあげるため、まずは罰を与えます。試合から外しました。
そんなことされたら普通はモチベーション下がるんだということを彼らはわかっていない。宮川選手がなにくそ!と奮起する事を期待したのでしょう。しかしそうはならなかった。
自分達の指導が悪いはずがないと考える監督とコーチは、原因を他に求めます。
彼らが至った結論は、あくまで推測ですが、「宮川はU-19等の代表に参加したから他の大学の選手と仲良くなって、闘志がなくなった」というものだったのではないでしょうか。
あるいは、選手が代表チームの指導者をリスペクトしており、自分達の影響力が及ばなくなっていると感じたのかもしれません。
代表に参加させるとあいつは弱くなる。自分たちの言う事もきかない。
だから日本代表を辞退させます。
さらにそれだけでは足りず、他校の選手は敵だと刷り込もうとします。
その結果が「QBを潰せ」という指示につながります。
彼らは宮川選手に対する自分たちの影響力を実証し満足したかった。だから、普通ではないレベルの指示をし、それをやらせようとしたのではないでしょうか。
宮川選手がいかに自分たちの指示通りに反則するか、そのことに目がくらんでいるので、タックルの悪質さや外からどう見えるかは一切気がつきません。ただ、必死にそれをやらせようとし、実行した後は喜んで褒めるだけです。
試合後は罪悪感にさいなまれる宮川選手に対し、「関学大との試合がなくなっても構わない」「相手のQBが怪我をしていたら秋の試合で得だろう」など、お前も俺達と同じように考えればいいんだよと促します。
ついでに、「何か聞かれたら俺に言われたと言えばいい」と口先だけ格好をつけて見せる事で、自分こそが頼りがいのある味方なのだと思いこませようとしました。
彼らが当初問題を軽く扱っていたのは、彼らにとってはこの件はあくまで「宮川選手と自分たちの問題」であり、他人がどう思うかなど想像もしてなかった為です。
もし監督やコーチが本当に「相手の選手の破壊」を目的としていたら、他人の目をもう少し気にしていたと思います。
また、トップクラスの選手を使う事も無く、もっと未熟な選手を使い、なんとでも言い訳が立つようにしたと思います。
彼らは「宮川選手に」やらせたかったんです。
その結果、関学大に「あの宮川君がこんなことをするわけない」と異常を悟られたのは、皮肉というかマヌケと言うか。
本当に、周りが見えなくなるほど支配すること自体に酔っていたんだろうなあと思います。
彼らが「誤解だ」と言うのは理解します。彼らは「相手選手に危害を加える」意図でなく、あくまで指導として行った。それはそうです。
しかし、その指導の目的は、相手選手に危害を加えることよりもさらに悪い。
支配すること自体が目的になった人間が上にいる。これは何の益も無いどころか、時として箍の外れたような陰惨な事件を起こす構図です。
私は、昨日の会見を見て以上のように感じました。
大学は真剣に問題と向き合うべきだと思います。
また、自分の愚かさをいい加減自覚した方がいい。
「指導と選手の受け取り方に乖離があったというのが本質だと認識している」「聞き取りがまだ終わっていない」この二文を一つの回答の中で発表しておかしいと思わない人間は、物事の対処に当たれるレベルに達していません。
本件の初期に出された中間回答ですが、「聞き取りが終わって無いのに本質を認識している異常性」は、まともな人間なら読んだ瞬間気づきます。
あの時は何言ってんだろうと思いましたが、まさかそのスタンスのまま変わらず今に至るとは。
昨日の記者会見後に広報が発表した文も、目を覆いたくなるほど酷いです。
何が「気持ちを察するに、心痛む思い」ですか。馬鹿もいい加減にしろといいたい。
彼らがすべきは学生に代わって頭を下げることです。なのになぜ彼らは学生の会見の感想なんか言ってるんですか。他人事みたいに「申し訳ない」って、その言葉に何の意味がありますか。
挙句のはて、学生の言葉から都合の良い部分だけピックアップして「自分の主張は間違っていませんでした」ということの証明に使おうとする。愚劣にもほどがあります。
いつになったら物事の本質を理解するのか。
どうしようもないですね。こんなに馬鹿な組織、見たこと無いです。
少しは恥を知って欲しいです。本当に。
日大選手の会見を見ていて私が思ったのは、監督とコーチは「相手の選手を負傷させたい」ためにタックルをさせたわけではなかったのかなと。
彼らがやりたかったのは、「宮川選手に悪質な反則をさせる」こと自体だったのではと思ったのです。
宮川選手は日本代表に選出されるような優秀な選手でしたが、アメフトに対するモチベーションが落ちていました。これは会見での言葉の端から、内田監督の指導についていけなかった事が原因だと推察されます。
日大アメフト部は、2016年~2017年の間に19名の退部者を出しています。
内田監督が再任したのは2017年なので、全てが監督のせいかどうかはわかりません。ただ、当時はチームの成績も悪かった(だからこそ内田監督が再任した)ようなので、少なくとも部の雰囲気が良いとは言えない状況だったと、これも推察します。
再任後の内田監督はスパルタ指導で短期間のうちに部を甲子園ボウル優勝に導きます。
この「短期間のうちに」というのが問題で、おそらく彼の指導は部にとってカンフル剤的な役目は果たしたのでしょうが、長期的に培われた滋養のあるやり方ではありませんでした。
しかし、それで最高の結果が出てしまった。
内田監督はこれが正しいやり方だと思いこみ、自分が優れた指導者であると錯覚した可能性があります。
一方、宮川選手のモチベーションは上がりません。
内田監督にとってそれが困る理由は3つあります。
まず、自分の指導方法が間違っているとは思いたくない。
次に、これ以上退部者を出してアメフト部の評判を落としたくない。
そして、主力選手の退部による戦力ダウンもさせたくない。
19人の退部が監督にとってどれくらいのショックだったかはわからないのですが、仮にこれが仮にプライドを著しく傷つけていた場合、甲子園ボウルでの優勝は自尊心を持ち直し、自己改革しないですむ口実になっていたと考えられます。
王座からの陥落や試合に負けると言う事は、彼にとっては結果以上に痛いことだったと思います。
井上コーチには、また別の事情が考えられます。
内田監督は日大アメフト部の成績低迷を受けて再任しています。チームは監督を変えるという手段は打ったのですから、それでも成績が振るわなければ次はコーチ人事に影響します。大量退部が2016年から起こったのであれば、その責任は2017年に再任した監督よりコーチにあったとも考えられます。
さらに、彼にとって宮川選手は高校時代から導いてきた自慢の教え子であり、「ほとんど話したことのない」内田監督よりもに宮川選手に対する執着は強かったろうと思います。
彼らは宮川選手のモチベーションをあげるため、まずは罰を与えます。試合から外しました。
そんなことされたら普通はモチベーション下がるんだということを彼らはわかっていない。宮川選手がなにくそ!と奮起する事を期待したのでしょう。しかしそうはならなかった。
自分達の指導が悪いはずがないと考える監督とコーチは、原因を他に求めます。
彼らが至った結論は、あくまで推測ですが、「宮川はU-19等の代表に参加したから他の大学の選手と仲良くなって、闘志がなくなった」というものだったのではないでしょうか。
あるいは、選手が代表チームの指導者をリスペクトしており、自分達の影響力が及ばなくなっていると感じたのかもしれません。
代表に参加させるとあいつは弱くなる。自分たちの言う事もきかない。
だから日本代表を辞退させます。
さらにそれだけでは足りず、他校の選手は敵だと刷り込もうとします。
その結果が「QBを潰せ」という指示につながります。
彼らは宮川選手に対する自分たちの影響力を実証し満足したかった。だから、普通ではないレベルの指示をし、それをやらせようとしたのではないでしょうか。
宮川選手がいかに自分たちの指示通りに反則するか、そのことに目がくらんでいるので、タックルの悪質さや外からどう見えるかは一切気がつきません。ただ、必死にそれをやらせようとし、実行した後は喜んで褒めるだけです。
試合後は罪悪感にさいなまれる宮川選手に対し、「関学大との試合がなくなっても構わない」「相手のQBが怪我をしていたら秋の試合で得だろう」など、お前も俺達と同じように考えればいいんだよと促します。
ついでに、「何か聞かれたら俺に言われたと言えばいい」と口先だけ格好をつけて見せる事で、自分こそが頼りがいのある味方なのだと思いこませようとしました。
彼らが当初問題を軽く扱っていたのは、彼らにとってはこの件はあくまで「宮川選手と自分たちの問題」であり、他人がどう思うかなど想像もしてなかった為です。
もし監督やコーチが本当に「相手の選手の破壊」を目的としていたら、他人の目をもう少し気にしていたと思います。
また、トップクラスの選手を使う事も無く、もっと未熟な選手を使い、なんとでも言い訳が立つようにしたと思います。
彼らは「宮川選手に」やらせたかったんです。
その結果、関学大に「あの宮川君がこんなことをするわけない」と異常を悟られたのは、皮肉というかマヌケと言うか。
本当に、周りが見えなくなるほど支配すること自体に酔っていたんだろうなあと思います。
彼らが「誤解だ」と言うのは理解します。彼らは「相手選手に危害を加える」意図でなく、あくまで指導として行った。それはそうです。
しかし、その指導の目的は、相手選手に危害を加えることよりもさらに悪い。
支配すること自体が目的になった人間が上にいる。これは何の益も無いどころか、時として箍の外れたような陰惨な事件を起こす構図です。
私は、昨日の会見を見て以上のように感じました。
大学は真剣に問題と向き合うべきだと思います。
また、自分の愚かさをいい加減自覚した方がいい。
「指導と選手の受け取り方に乖離があったというのが本質だと認識している」「聞き取りがまだ終わっていない」この二文を一つの回答の中で発表しておかしいと思わない人間は、物事の対処に当たれるレベルに達していません。
本件の初期に出された中間回答ですが、「聞き取りが終わって無いのに本質を認識している異常性」は、まともな人間なら読んだ瞬間気づきます。
あの時は何言ってんだろうと思いましたが、まさかそのスタンスのまま変わらず今に至るとは。
昨日の記者会見後に広報が発表した文も、目を覆いたくなるほど酷いです。
何が「気持ちを察するに、心痛む思い」ですか。馬鹿もいい加減にしろといいたい。
彼らがすべきは学生に代わって頭を下げることです。なのになぜ彼らは学生の会見の感想なんか言ってるんですか。他人事みたいに「申し訳ない」って、その言葉に何の意味がありますか。
挙句のはて、学生の言葉から都合の良い部分だけピックアップして「自分の主張は間違っていませんでした」ということの証明に使おうとする。愚劣にもほどがあります。
いつになったら物事の本質を理解するのか。
どうしようもないですね。こんなに馬鹿な組織、見たこと無いです。
少しは恥を知って欲しいです。本当に。
日大選手の会見を見ました。
その会見については、何も言うべき事が無い。彼が話した事は事実だろうと思います。
怒りとかは感じ無いです。ただ、こういう組織、こういう手口、地下鉄サリンの時のオウム真理教とよく似てると思いました。
監督側の告白を聞いていないのでどうしてそんなことしたのかわかりませんけどね。
選手から見えた景色がこういうことだとしたら、こんな景色を見せる指導者は即更迭すべきじゃないですか。箍の外れた馬鹿は悪より最悪ですよ。危ないですよ。本当に。
関学大監督や何人かのコメンテーターの仰る「選手がやった事は許される事では無い」という言葉について、許されないのは「事」であって「人」では無いと私は思いたいです。
そして今は何より、会見を受けて日大広報が発表したコメントに、あきれ果てるばかりです。
なんなんですかこの大学。変すぎませんかこの広報。
ここまで来るとホラーの域だとすら思う。
一言で言うとこれも馬鹿なんでしょうけども・・・
しかし大学運営全員が「手のつけようのない馬鹿」ってあり得るんですか?
何をどうすればこんなコメントを出そうと思うのだろう。法人でこの広報はあり得ない。何がしたいんだ一体。
いや、酷い。信じがたい。
その会見については、何も言うべき事が無い。彼が話した事は事実だろうと思います。
怒りとかは感じ無いです。ただ、こういう組織、こういう手口、地下鉄サリンの時のオウム真理教とよく似てると思いました。
監督側の告白を聞いていないのでどうしてそんなことしたのかわかりませんけどね。
選手から見えた景色がこういうことだとしたら、こんな景色を見せる指導者は即更迭すべきじゃないですか。箍の外れた馬鹿は悪より最悪ですよ。危ないですよ。本当に。
関学大監督や何人かのコメンテーターの仰る「選手がやった事は許される事では無い」という言葉について、許されないのは「事」であって「人」では無いと私は思いたいです。
そして今は何より、会見を受けて日大広報が発表したコメントに、あきれ果てるばかりです。
なんなんですかこの大学。変すぎませんかこの広報。
ここまで来るとホラーの域だとすら思う。
一言で言うとこれも馬鹿なんでしょうけども・・・
しかし大学運営全員が「手のつけようのない馬鹿」ってあり得るんですか?
何をどうすればこんなコメントを出そうと思うのだろう。法人でこの広報はあり得ない。何がしたいんだ一体。
いや、酷い。信じがたい。
内田監督が関西学院大学へ謝罪に行かれ、辞任を表明されました。
ネクタイの色とか校名を言い間違えたとかでさらなる炎上を招きつつあるようですが、しかし私は、この方はこの方なりにできる限り謝ったのだと思いますよ。
ピンクは日大のスクールカラーなのでしょう。正式な場に使うのだと考えて、いささか独りよがりとしても誠意の表れと取る事もできると思います。
そしてもう一つ、
もしかして監督、アメフトのことよく知らんのではないか。
とも思いました。いや、割と真面目に。
そうでなければライバル校の正式名称を知らない理由がわかりませんよ。
この人は自分が何を知らないのかも知らないんですよ。たぶん。
学生時代はオフェンスの選手だったそうで、だとしたら篠竹幹夫監督の下でもオフェンスのコーチだったのでしょうし、アメリカンフットボールはオフェンスとディフェンスがはっきり分かれるスポーツのようです。ディフェンスのことはコーチ任せでよく知らないというのはありえるんじゃないでしょうか。
さらに、各大学のアメフト関係者が「あんな悪質なタックルは見た事が無い」と口を揃えている事から、「レイトタックル」は言葉自体は有名だけれども、今回はあまりにもレイトタックル過ぎてレイトタックルだと思わなかった可能性はあります。
「あれ絶対何かの反則だろ!」「レイトタックルじゃね?」「あそうか!レイトタックルだ!確かに!」みたいな感じで、アメフトをよく知らない監督は普段見たことない反則だから反則だと思ってなかった。
また単純に、反則したところを見ていなかった可能性も考えられます。審判だって見逃してますから。
内田監督はアメフトのことよく知らないからあのタックルがどのくらい悪かったのかもわからなかった。これは結構あり得ると思います。
選手が反則をした。そしてベンチに戻ってきた。
この時、先にディフェンスのコーチが彼をねぎらったら、内田監督は選手の行為はプレーの延長上のものであろうと判断し、自分もねぎらう方に行ってしまう。
先に内田監督が選手をねぎらったら、コーチは彼に楯突けないので自分もねぎらう方に行ってしまう。
内田監督は何が悪いか本当にわかっていなかったので、「あれぐらいやらないと勝てない」と虚勢を張ってしまう。こうした悪循環が起きた可能性があります。
マスコミが苛烈に報道している「独裁者」のイメージにも、私は内田監督を知らないので断言はできませんが、せめて推察可能な別の見方を提示したいです。
前監督の篠竹幹夫氏は、「独自の指導法」を持ち、日大アメフト部の黄金期を築いた名将だったとのことです。また、非常なスパルタ指導であったとのこと。相当個性の強い方だったと思われます。
内田監督はもともとその指導を受けた生徒であり、彼がコーチに就任し篠竹氏の右腕になったとしても、決して対等な関係とはいえなかったと推察します。さらに、内田監督が篠竹氏の下でナンバー2になったのも、彼が個性の強い監督とぶつかることなく実直に指示を遂行する責任感の強い人間だったからではないかとも思います。
これは企業でもよくある形です。トップが傑出した人物である場合は、おそらくベストの形に近いでしょう。
ただ、極端にこの形をとる企業のトップは、自分亡きあとに組織をナンバー2のものにしてはいけない事も大体わかっているものです。ナンバー2は無色透明で改革力の足りない人間であり、それに企業を託すならば自分が生きてるうちにナンバー2向けの組織に改革しておかなければならない。
ソフトバンクやユニクロが後継者探しに頭を悩ましているのはこの理由かと思います。
内田監督の場合は、ナンバー2の位置からそのままトップに就任してしまいました。
指示に従ってきた彼には独自の指導理念がありません。少なくとも、偉大な前任者の色を塗り替えられるほどの吸引力は無い。
そのため、成功した前任者とできるだけ同じ事をしようとします。
これはある程度までは上手く行くものの、そのうち行き詰ります。スポーツであれば、滅茶苦茶練習して強くなっていたけれどライバルも何かしらの方法で追いついてきたので勝てなくなった、等。
こうした場合、理念を持つ指導者であればその理念を改革して、例えばスパルタに加えて情報戦略を組み込むとかそういう風に発展させることができます。
が、他者の理念を借りているだけの自我の無い指導者は、その理念を変える事ができず、スパルタを加速させるといった手段に出てしまいます。そしてスパルタ教育が体罰になっていく。
ここには「偉大なあの方の理念が悪かったなんて誰にも言わせない」といった責任感の強さゆえの思いこみがあったりもするのです。その偉大な人が「気にするな。もう俺の時代じゃない。お前の好きにやれ」と言ってあげるだけで大分楽になるものですが、それが故人である場合は呪縛が解かれる機会は失われます。
そしてもう一方で環境がいびつに育ってしまっています。
特にスパルタ論を引き継いだタイプの場合、一生懸命前任者の真似をしてスパルタしますが、それは熱意から来るものではなく虚勢から来るものになってしまう。
虚勢であっても、今まで影の存在であったぶん畏敬されるのは気持ちが良い。次第に自分でも虚勢ではなく本当にそういう人間だった気になってくる。
しかし、虚実の差は周りの人間が対立した意見を言った時に出ます。
理念を持って熱意から行動している人間は、対立意見にちゃんとぶつかることができます。ぶつかった上で解決策を導き出します。
しかし虚勢で行動している人間は、ぶつかる事ができません。風船と同じなのでぶつかったら自分が割れてしまう。非常に揺るがされてどうしていいかわからなくなってしまいます。
なので、対立する人間を極端に遠ざけようとするのです。その結果、イエスマンしか周りにいなくなる。
コーチ陣が内田監督の教え子で固められている場合はイエスマン度が非常に強くなりましょうし、かつ監督も愛弟子を守ろうとするので問題の隠ぺいにつながる。
自分と違う観点を持って意見を言える人間を必ず側に置いて尊重する事は仕事の上でとても大事です。怠ると組織は大事故を起こす。粉飾決算で飛ぶ企業が大体これですよ。
逆境の時ほどこういう人は大事にしなければならない。だって、逆境に陥ったのは自分がやってきた事が何か間違っていたせいですからね。辛くても自分以外の視点を積極的に求めなければ打開できません。
イエスマンしかいない状態でハリボテのトップがいる。
その上で、東大アメフト部のヘッドコーチが仰った「日大はむしろ反則が少ないチームだった。なぜこんな反則をしたのかわからない」という言葉を思いだすと、今回の問題は本当に、色んな事が重なった上で起きたケースなんじゃないかとも思うのです。
つまり、日大はむしろ反則を受ける側であった。その不満が選手やコーチにつもって行った。
「向こうがそうくるならうちだってもっとやっていいはずだ!」みたいな意見が出始める。
監督は周囲の歓心を買いたいのと虚勢を張る為に、より過激な表現でそれを言う。「相手のQBを潰せばいい」。周りのイエスマンがそうだそうだと言いだす。監督は反則の危険性を知らないのでどこで止めればいいかわからない。監督が止めないので周りも止まってはいけないと考える。
そうだそうだ言われてるうちに「相手のQBを潰す」という事が画期的な戦法のように思えてくる。理念なき監督には守るべき一線も把握できない。「なんとしても絶対潰せ」と言う指示になる。
こうした結果があのタックルにつながり、その後の全ての対応のまずさにつながった。
一つの見方ですが、こうした事は起こりえます。
私は内田監督が巨悪であるというよりも、こういう微妙な問題の蓄積の方が現実的にあるんじゃないかと思うのです。
日大が内田監督を過剰に庇うのも、彼が権力者だからというより、彼が悪人じゃ無い事を内部の人は知ってるからじゃないでしょうか。個人間では義理難く真面目な人なのでは。
当初非難の対象となった「8月まで指導を自粛」というのも、真面目なマニュアル人間ゆえにシーズンが始まる9月からはちゃんと指導をしなければと考えられたのではないかと思えます。
個性的な指導者に気に入られ、ナンバー2になりやすく、かつその後も皆に都合がいいので祭り上げられやすい、そういう人なんじゃないでしょうか。
そういう人間がトップにいるのは確かに問題があるのかもしれませんが、ちょっと何かが違っただけで、良い組織として機能したのかもしれないとも思うのです。
ルイ16世も、マリーアントワネットと結婚してなきゃ庶民的でいけてる王様だったかもしれません。
東電の清水正孝元社長も、震災が起きて無ければ無難な社長だったでしょう。内田監督の対応があの時の清水社長に丸かぶりしてる気がしてならない。
逆に、不祥事にクソ強い社長と言えば孫正義氏などがそれですけれども、じゃあ彼が日大の理事に入って平穏無事に済むかと言ったらまた全然別の話ですよこれは。
以上はあくまで私見ですが、一つの見方として提示したいです。
こういう問題を一人の「極悪人」のせいにしてしまうと、自分達は悪人じゃないから大丈夫だと思った別の組織が同じ失敗を繰り返します。事件の大半は、普通の人が馬鹿な事して起こしてるもんですよ。
この問題で一番良かった結末は、加害者が反省し謝罪し善後策を講じ、被害者が治って赦し、誰一人欠ける事無くアメフトのために協力していく、ということだったと思ってます。
信頼関係がぶち壊れ過ぎてこの結末には至れなくなりましたが、しかしせめてできるだけ近い着地はすべきだと思うのです。
特に、被害者が赦しづらい空気は徒に作るべきではないと思います。
長くなりましたが。
全ての関係者にとって、できる限り建設的な決着になられることを祈ってます。
ネクタイの色とか校名を言い間違えたとかでさらなる炎上を招きつつあるようですが、しかし私は、この方はこの方なりにできる限り謝ったのだと思いますよ。
ピンクは日大のスクールカラーなのでしょう。正式な場に使うのだと考えて、いささか独りよがりとしても誠意の表れと取る事もできると思います。
そしてもう一つ、
もしかして監督、アメフトのことよく知らんのではないか。
とも思いました。いや、割と真面目に。
そうでなければライバル校の正式名称を知らない理由がわかりませんよ。
この人は自分が何を知らないのかも知らないんですよ。たぶん。
学生時代はオフェンスの選手だったそうで、だとしたら篠竹幹夫監督の下でもオフェンスのコーチだったのでしょうし、アメリカンフットボールはオフェンスとディフェンスがはっきり分かれるスポーツのようです。ディフェンスのことはコーチ任せでよく知らないというのはありえるんじゃないでしょうか。
さらに、各大学のアメフト関係者が「あんな悪質なタックルは見た事が無い」と口を揃えている事から、「レイトタックル」は言葉自体は有名だけれども、今回はあまりにもレイトタックル過ぎてレイトタックルだと思わなかった可能性はあります。
「あれ絶対何かの反則だろ!」「レイトタックルじゃね?」「あそうか!レイトタックルだ!確かに!」みたいな感じで、アメフトをよく知らない監督は普段見たことない反則だから反則だと思ってなかった。
また単純に、反則したところを見ていなかった可能性も考えられます。審判だって見逃してますから。
内田監督はアメフトのことよく知らないからあのタックルがどのくらい悪かったのかもわからなかった。これは結構あり得ると思います。
選手が反則をした。そしてベンチに戻ってきた。
この時、先にディフェンスのコーチが彼をねぎらったら、内田監督は選手の行為はプレーの延長上のものであろうと判断し、自分もねぎらう方に行ってしまう。
先に内田監督が選手をねぎらったら、コーチは彼に楯突けないので自分もねぎらう方に行ってしまう。
内田監督は何が悪いか本当にわかっていなかったので、「あれぐらいやらないと勝てない」と虚勢を張ってしまう。こうした悪循環が起きた可能性があります。
マスコミが苛烈に報道している「独裁者」のイメージにも、私は内田監督を知らないので断言はできませんが、せめて推察可能な別の見方を提示したいです。
前監督の篠竹幹夫氏は、「独自の指導法」を持ち、日大アメフト部の黄金期を築いた名将だったとのことです。また、非常なスパルタ指導であったとのこと。相当個性の強い方だったと思われます。
内田監督はもともとその指導を受けた生徒であり、彼がコーチに就任し篠竹氏の右腕になったとしても、決して対等な関係とはいえなかったと推察します。さらに、内田監督が篠竹氏の下でナンバー2になったのも、彼が個性の強い監督とぶつかることなく実直に指示を遂行する責任感の強い人間だったからではないかとも思います。
これは企業でもよくある形です。トップが傑出した人物である場合は、おそらくベストの形に近いでしょう。
ただ、極端にこの形をとる企業のトップは、自分亡きあとに組織をナンバー2のものにしてはいけない事も大体わかっているものです。ナンバー2は無色透明で改革力の足りない人間であり、それに企業を託すならば自分が生きてるうちにナンバー2向けの組織に改革しておかなければならない。
ソフトバンクやユニクロが後継者探しに頭を悩ましているのはこの理由かと思います。
内田監督の場合は、ナンバー2の位置からそのままトップに就任してしまいました。
指示に従ってきた彼には独自の指導理念がありません。少なくとも、偉大な前任者の色を塗り替えられるほどの吸引力は無い。
そのため、成功した前任者とできるだけ同じ事をしようとします。
これはある程度までは上手く行くものの、そのうち行き詰ります。スポーツであれば、滅茶苦茶練習して強くなっていたけれどライバルも何かしらの方法で追いついてきたので勝てなくなった、等。
こうした場合、理念を持つ指導者であればその理念を改革して、例えばスパルタに加えて情報戦略を組み込むとかそういう風に発展させることができます。
が、他者の理念を借りているだけの自我の無い指導者は、その理念を変える事ができず、スパルタを加速させるといった手段に出てしまいます。そしてスパルタ教育が体罰になっていく。
ここには「偉大なあの方の理念が悪かったなんて誰にも言わせない」といった責任感の強さゆえの思いこみがあったりもするのです。その偉大な人が「気にするな。もう俺の時代じゃない。お前の好きにやれ」と言ってあげるだけで大分楽になるものですが、それが故人である場合は呪縛が解かれる機会は失われます。
そしてもう一方で環境がいびつに育ってしまっています。
特にスパルタ論を引き継いだタイプの場合、一生懸命前任者の真似をしてスパルタしますが、それは熱意から来るものではなく虚勢から来るものになってしまう。
虚勢であっても、今まで影の存在であったぶん畏敬されるのは気持ちが良い。次第に自分でも虚勢ではなく本当にそういう人間だった気になってくる。
しかし、虚実の差は周りの人間が対立した意見を言った時に出ます。
理念を持って熱意から行動している人間は、対立意見にちゃんとぶつかることができます。ぶつかった上で解決策を導き出します。
しかし虚勢で行動している人間は、ぶつかる事ができません。風船と同じなのでぶつかったら自分が割れてしまう。非常に揺るがされてどうしていいかわからなくなってしまいます。
なので、対立する人間を極端に遠ざけようとするのです。その結果、イエスマンしか周りにいなくなる。
コーチ陣が内田監督の教え子で固められている場合はイエスマン度が非常に強くなりましょうし、かつ監督も愛弟子を守ろうとするので問題の隠ぺいにつながる。
自分と違う観点を持って意見を言える人間を必ず側に置いて尊重する事は仕事の上でとても大事です。怠ると組織は大事故を起こす。粉飾決算で飛ぶ企業が大体これですよ。
逆境の時ほどこういう人は大事にしなければならない。だって、逆境に陥ったのは自分がやってきた事が何か間違っていたせいですからね。辛くても自分以外の視点を積極的に求めなければ打開できません。
イエスマンしかいない状態でハリボテのトップがいる。
その上で、東大アメフト部のヘッドコーチが仰った「日大はむしろ反則が少ないチームだった。なぜこんな反則をしたのかわからない」という言葉を思いだすと、今回の問題は本当に、色んな事が重なった上で起きたケースなんじゃないかとも思うのです。
つまり、日大はむしろ反則を受ける側であった。その不満が選手やコーチにつもって行った。
「向こうがそうくるならうちだってもっとやっていいはずだ!」みたいな意見が出始める。
監督は周囲の歓心を買いたいのと虚勢を張る為に、より過激な表現でそれを言う。「相手のQBを潰せばいい」。周りのイエスマンがそうだそうだと言いだす。監督は反則の危険性を知らないのでどこで止めればいいかわからない。監督が止めないので周りも止まってはいけないと考える。
そうだそうだ言われてるうちに「相手のQBを潰す」という事が画期的な戦法のように思えてくる。理念なき監督には守るべき一線も把握できない。「なんとしても絶対潰せ」と言う指示になる。
こうした結果があのタックルにつながり、その後の全ての対応のまずさにつながった。
一つの見方ですが、こうした事は起こりえます。
私は内田監督が巨悪であるというよりも、こういう微妙な問題の蓄積の方が現実的にあるんじゃないかと思うのです。
日大が内田監督を過剰に庇うのも、彼が権力者だからというより、彼が悪人じゃ無い事を内部の人は知ってるからじゃないでしょうか。個人間では義理難く真面目な人なのでは。
当初非難の対象となった「8月まで指導を自粛」というのも、真面目なマニュアル人間ゆえにシーズンが始まる9月からはちゃんと指導をしなければと考えられたのではないかと思えます。
個性的な指導者に気に入られ、ナンバー2になりやすく、かつその後も皆に都合がいいので祭り上げられやすい、そういう人なんじゃないでしょうか。
そういう人間がトップにいるのは確かに問題があるのかもしれませんが、ちょっと何かが違っただけで、良い組織として機能したのかもしれないとも思うのです。
ルイ16世も、マリーアントワネットと結婚してなきゃ庶民的でいけてる王様だったかもしれません。
東電の清水正孝元社長も、震災が起きて無ければ無難な社長だったでしょう。内田監督の対応があの時の清水社長に丸かぶりしてる気がしてならない。
逆に、不祥事にクソ強い社長と言えば孫正義氏などがそれですけれども、じゃあ彼が日大の理事に入って平穏無事に済むかと言ったらまた全然別の話ですよこれは。
以上はあくまで私見ですが、一つの見方として提示したいです。
こういう問題を一人の「極悪人」のせいにしてしまうと、自分達は悪人じゃないから大丈夫だと思った別の組織が同じ失敗を繰り返します。事件の大半は、普通の人が馬鹿な事して起こしてるもんですよ。
この問題で一番良かった結末は、加害者が反省し謝罪し善後策を講じ、被害者が治って赦し、誰一人欠ける事無くアメフトのために協力していく、ということだったと思ってます。
信頼関係がぶち壊れ過ぎてこの結末には至れなくなりましたが、しかしせめてできるだけ近い着地はすべきだと思うのです。
特に、被害者が赦しづらい空気は徒に作るべきではないと思います。
長くなりましたが。
全ての関係者にとって、できる限り建設的な決着になられることを祈ってます。