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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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明日ママがいない、見ました。

児童養護施設から、施設の人間はこんなひどい人じゃない!こんな虐待ありえない!という反発があるそうですが、あのあからさまにヒールな施設長を全国の標準規格だと思う人がいたら完全にどうかしてます。
でもたぶん、あの人実はいい人オチだよ。間違いない。蟹魂を感じる。
 虐待はありえないってのもどうかと思いますが・・・老人養護施設であれだけ虐待問題出ているのに、子供に起こり得ないなんてどうして言えますかね・・・まともな施設なら起こらないんでしょうが、「まともでない施設」が絶対無いなんて言えますか???

それはともかく、あの施設長は、本当のテーマを打ち出す役として配置した、ドラマらしい嘘キャラクターでした。
で、少なくとも第一話のテーマは、どこを切っても「身勝手な親」だったと思います。
施設批判では絶対に無い。

自分の都合で子供を捨てる親。
安易な動機で「可愛い」子供を入手しようとする里親。
施設の子に対する偏見に満ちた世間の親。
そういう「親」に対する批判がガンガン詰め込まれていました。
施設長が子供に「お前らはペットショップのペットと同じだ」と暴言を吐くシーンが問題なようですが、あれは子供への虐待じゃないです。
世間の浅はかな親に対するストレートな皮肉です。
現実では隠れてしまう事を、虚構を通すことによってえぐり出す。ドラマの価値ってそういう物ですよ。

「現実と違う!」って、なんでわざわざドラマで現実を忠実に再現しなきゃならんのですか。そんなので拾える欠点なんて、「私の欠点は人を信じやすいところ~」みたいな、自己アピールのための「これが欠点だとみんなに思ってほしい欠点」ですよ。意味無い。

施設からは、「里親はこんなに酷く無い!」という反発は出ていないのでしょうか。
それこそ一番反感買わなきゃいけない部分だと思うのですが、この部分は、現実と違わないのでしょうか。
だとしたら、怖いなあ・・・

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