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2007年1月8日設置 サイト→http://warakosu.syarasoujyu.com/
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私が完全に深夜ドラマ枠でアップしてしまっているからでしょうか
「キノコドラマにエロ要素はないんですか?キノコってエロいじゃないですか」
というコメントを先日いただきました。

そりゃキノコがエロいのは当然です。
私達が一般にキノコと呼んでるあの部分は、本来はキノコの生殖器部分に過ぎません。植物で言えば花にあたる部分です。
キノコの本体は菌糸で、それは大部分地下にあるので、キノコを植物で例えるとこうなります。










さらに人間で例えるとこうです。








変態的にエロいのも当然ですね。おわかりいただけたと思います。

ではキノコドラマでエロをやるかっていうと、やりませんよね。できませんよね。エロとか言える状態じゃないよね今現在。どいつもこいつもつきあってすらいないからね。

カエンタケなんかはキャラとしても実際の生態としても相当数食ってておかしくないですが、ベニがいるのに昔の事を蒸し返すのも野暮ってもんです。うん。
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キノコにはなぜ、洋物のラブソングが似合うんでしょうね。
カエンタケとベニナギナタタケ描いてた時も思ったんですが、ああ・・・この茸にもあの茸にも似合う。

英語でキノコは mushroom ですが、go mushrooming(キノコ狩りに行く) という言葉があることを知り、欧米人とキノコの距離の近さに若干の嫉妬を覚えました。
mushroomにingつけるかああああ!!貴様らそんなにキノコと親しいかああああ!!
日本語は「キノコ狩り」ですよ!キノコの敵みたいじゃない!?キノコと共に楽しむ感じが負けてない!?

自分もうキノコと聖闘士星矢あったら一生楽しく暮らしていける気がします。

キノコは恐ろしい。色んなキノコを調べつつ徒然にストーリーを想像していると、本気で惚れてしまいそうな奴が出てくる。

今さっきはあるキノコのために号泣してしまった。

お前・・・お前ちょっと切なすぎるよ生き様が。キノコドラマ対象外キノコだけど、時代遅れと言われても男の強がりって美しいと思った。ありがとう。

キノコは恐ろしい。
十年前にカエンタケとベニナギナタタケの馴れ初めは書いてなかったつもりが、今読み直したらしっかり書いてあったことに衝撃を受けました。マジか十年前の私よ。意外とぬかりないな。

そして、「ベニナギナタの切れた鼻緒を継いでやる」という今回最初に考えてボツにしたまさにそのネタを十年前にやってた事にさらに衝撃を受けたんです。うおおお思考回路変わってない!!十年進歩してないってことか!!駄目だな私!!

なぜ今回鼻緒案をボツったかと言いますと、初めての土地に迷い出てヤバそうな男に声をかけたりかけられたりしてそのままついて行く女性、というのに違和感を覚えたからです。
こうして見ると、十年前とはちょっとその辺りの常識がだいぶ変わったんだなあと思います。
もちろん十年前も十分気をつけなければならない事ではあったはずですが、初対面の人に助けを求めることが今ほど危険視されていなかったかなと。
「知らない人についていくな」というのは昔から言われてきたことですが、「知らない人についていった奴が『悪い』」という風潮は、現代ほどは無かった気がします。

それでも今でも私は思うんですが、悪い、というのは違いますよね。
迂闊であり浅はかであるかもしれませんが、悪ではないですよ。「気をつけない方が『悪い』」という言い方は、気持ちの悪い言葉の使い方だと思います。

とはいえ、自衛はしなければいけない。ベニちゃんも、良いとこのお嬢さんだとしても、そこはしっかり締めて行こう。

そんな感じで、二菌の馴れ初めは変わりました。
素敵な出逢いばかりなら、良いのですけれどね。







カエンタケとベニナギナタタケの馴れ初め。
迷子のベニと通りすがりのカエンタケの目が合ったところから始まった。
目ってどこだ。

「!・・・っう」
「・・・怪我してんのか」
「わ、わたくしに構わないで下さいまし」
「菌糸か。見せてみろ」
「い、いやですっ」
「お前さん、この辺のキノコじゃねえな。どっから来た」
「・・・」
「聞いてんだ。答えろ」
「・・・・・・八神原」
「八神原?また随分西じゃねえか。なんだってこんなところに・・・まあそりゃどうでもいい。掴まれ。知り合いに医者がいるから連れてってやる」
「え・・・?」
「こんなところにいたら変形菌に食われるぜ。イタモジホコリより俺が怖いってんなら余計な世話ぁ焼かねえが。歩けるか」
「は、はい。・・・あ、痛っ!」
「・・・。抱くぜ」
「!?きゃっ!」
「お前さん、名は」
「!ベニ、ベニナギナタタケと、申します」
「俺ぁカエンタケだ。・・・まあ、忘れていい」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


十年前から待っていて下さった方は、この二菌の結末どうなったんだという方々ではないでしょうか。
私もそれが十年気になっていた。ならさっさと書けよ。

イタモジホコリというのは変形菌(粘菌)の一種です。
変形菌はキノコのようでキノコとは違う生き物で、子実体を作って胞子を飛ばすというのはキノコと類似していますが、その前に本当に自分で移動します移動能力を駆使してイグノーベル賞を二度も獲っているほど。
一体彼らは植物なのか動物なのか、長年議論になっていたそうですが、ついに近年「変形菌は、変形菌である!」という衝撃的な発見で決着し、変形菌は変形菌として分類されることになりました。これは直感ですが、菌類の学界って絶対どっかおかしい。

ただ、ハマる魅力はわかります。
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