表現の貴公女・hiro様からいただいた「異世界トリップバトン」をくるくるしつつ、行きます!
前の人の指定した世界にトリップして下さい
お題・・・巨蟹宮の死面に噛まれていた
ひいいいいいい!!;
●目が覚めるとそこは?
巨蟹宮・・・・なんだけど、あれ、ここ本当に巨蟹宮か?
え、本当に巨蟹宮!?まじで!?うそ!
なんかすごいセンス良いんですけど!!
今まで巨蟹宮っつったら、十二宮きっての3K職場(臭い・暗い・小汚い)だと思ってたんだけど、いやいやいやものすごくちゃんとしてる!オール電化の匂いがする!
しかもなんていうの?確かに死顔だらけなんだけど、それが全然違和感無いっていうか、むしろ良い意味で部屋の雰囲気に合ってる!
いや、この部屋なら普通に子供連れの家族とかでも住めるんじゃね?彼女とか連れてきても全然ひかれないと思うよ。お年寄りにもやさしい細かな配慮が随所に見られるから、二世帯住宅もいけるしさ。
しかも死顔が適度に噛んでくれるのがツボ押しマッサージっぽくて超気持ちいい。あーそこそこ・・・
いやー、かなりびっくりした。まさか巨蟹宮がこんなにアットホームでくつろげる空間だなんて思わなかった。
自分が字書きなのが残念だなー。
絵が描けたら皆に見てもらえるのになー。ほんと残念。
■貴方には不思議な力が備わっていました。その能力は?
おおおお!!!!チャーハンが上手く作れた!!!ご飯がちゃんとパラパラに!!
ちょっ、そこの死顔、食べてみてこれ、味見味見!
・・・・・
な!?うまいだろ!?うまいよね!?
1年前にギネス級にまずい物体を作って以来米を炒めた事は無いんだが、すげええええミラクル!!!オール電化の神が降りた!!っていうか何で1年前のあれはあんなにまずかったの!?塩辛入れたから!?
■何処からどう見ても不振人物な貴方は、その世界の最高責任者と面会
気がついたら背後に沙織お嬢さんがいました。
・・・えーと・・・
・・・すみません、ひとりでテンション上がって調子づいて人んちの台所勝手に使ったりして申し訳ありませんでした。ほんとごめんなさい。
・・・え?所詮蟹の家だから好きに汚して構わない?
じゃああれですかね、使った鍋とか皿とかこの辺置きっぱでもいいですかね。わーい!
ん?しかも冷蔵庫に入ってるケーキも食べていい?ええええさすがにそんな、家の主人いないところでそれはちょっとダメなんじゃないかなぁでも最高責任者のご厚意を断るのもなんだしありがとうございます。いただきます。
・・・・。
あ、うまーいv
ところでこのケーキ、一個だけちっさい箱に入って入れてあったんですけど、蟹の中の人が自分ひとりで食う用に買って来てたんでしょうか。一人暮らしの男の肖像がすごい寂しく想像されるんですが。
え?そこは聞いてやるな?
・・・・すみません。
■何とか受け入れて貰えましたが宿がありません。誰の家に泊まりますか?
蟹が帰って来ないならここで泊まっちゃいたいなー。帰ってきたらケーキ食った罪で殺されそうだからあくまで帰って来ないこと前提で泊まりたいなー。
そういや寝室ってどうなってんだろう。ちょっと見てきますー・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
無理無理無理、泊まれない。
カオスだよ、腐界だよ、人の通るとこしか掃除してなかったよこの宮、死顔よりひどいよ。っていうかあの部屋の死顔はとても可哀想でした。
蟹・・・早く嫁さんもらえよ・・・・
■貴方がこの世界で必ずやりたい事は?
沙織お嬢さん、財団の力に物を言わせて、最先端の風邪薬下さい。この世界に送ってくれた方に持って帰ります。
え?代金!?金取るの!?;
じゃあ・・・・・あ、財布忘れてきた・・・・えーとどうしよ・・・・私が持ってる物っつったら・・・・
あ!このバトン!このバトンと引き換えで!
ほら、よく見たらプラチナ製ですよこのバトン!しかも無意味にアルマーニ!
ブランド品だったよ!すごいよね!?この展開の強引さが特に!
これで買えますか?買えますか。ありがとう!
■貴方は元の世界に戻れる事になりました。どうしますか?
お土産できたし帰ります。
お嬢さん、蟹の人に、
「ケーキは勝手に食ったけど、私はあなたが好きでした」
って伝えといて下さい。
ええ、言っても伝わらないだろう、ってのはこっちもわかってるんですが、一応美しい思い出ってことでしめさせてください。
それじゃさよなら。お世話になりました。
■おかえりなさい。次の人をどの世界にトリップさせますか?
ただいまー。
すみません、バトンは向こうの責任者に引き渡してしまったのでここで終了です。
アンカーという手段を教えて下さった貴方に幸あれ・・・!
あと、グラード財団印の風邪薬は財団から直送されるそうです。黒スーツにサングラスの男がお届けにあがるそうなので、受け取りの際に警察に見つかって職質されないようご注意下さい。
ふー、たまには旅もいいもんですね。肩こりも治ったし。
死顔マッサージの威力は絶大だなあ・・・・
は、初めてバトンという物をもらってしまった。
しかも大好きなサイト様からいただいてしまった。
て、手元に永久保存しておきたい。周りの人が不幸になっても右手に宿してしまいたい・・・!
ちょ、ちょっとお待ちくださいね。今すぐトリップしたいんですが、次のバトンパスが・・・このブログ、誰が見てくれているのだろう・・・;
とりあえず、幻想水滸伝レポいきます!
クリンの手引きでレパント屋敷に忍び込む坊ちゃん一行。
屋敷の屋根によじのぼり、そこに空いた穴から入ります。ジョバンニは玄関守るより先にこっちを修理するべきではないでしょうか。そしてクリンは手引きするだけでついては来ないときたもんだ。大丈夫か。罠だったりしないだろうなこれ。
暗い天井裏で落ちないように梁を伝い、宝箱を漁り、部屋に降ります。
さて・・・見た感じ、結構部屋数が多そうだが、キリンジはどこにあるかなー・・・
抜き足差し足忍び足、で廊下に出た坊ちゃん。
と、部屋の一つに人の気配がします。見れば、とても地味な感じの男が一人。
まさか奴がレパント・・・・?
いや、それにしては地味じゃね?
じゃあ警備員か何かか?
いや、それにしても地味じゃね?
男のあまりの地味さに敵か味方かもはかりかねる坊ちゃん。
ええと・・・まああの部屋には宝箱あるみたいし、試しにそれだけ漁ってみようか。
・・・・・。
何も言ってこないね。警備員じゃなさそうだね。こんな近くで泥棒しても大丈夫だもんね。
ロックランドで悪代官の屋敷に放火して忍び込んだときは、立ってた鎧に話しかけたら速攻で襲い掛かってきたんだよなあ・・・この人も話しかけたら襲い掛かってくるタイプかなあ・・・
でもそんなに強くなさそうだよ。襲ってきたらきたでぶち倒してお金ふんだくれば良いんじゃね?あはは、グレミオ、僕らもう強盗だね。
若干壊れ気味で腹を決めた坊ちゃんは、とうとう男に話しかけてみることにしました。
すると。
「あっし?あっしは見ての通り、ただの倉庫番です」
番になってねえよ。
見てたよね?今僕が宝箱から中身盗むの横で見てたよね?見ててスルーしたよね?
「解放軍の金庫って大きいんですか?え!?まだ無い!?・・・そうですか、無いんですか・・・作るつもりは?ある!?なるほど・・・・そうですか」
恐いよー。何かすごい食いついてきてるよー。
「セオどの、実はこのロック、かねてから解放軍の仲間に入りたいと思っていたのです。ぜひ私めも仲間に入れてください」
いや嘘だよねそれ。
確実に今思いついたよね。全然かねてから思ってなかったよね。解放軍っていうか金庫だよね入りたいの。
どうすんだよこの人。何気に名前覚えられてるんですけど。ここで断ったらレパントにチクられそう。
もぉぉぉぉ・・・しょうがねえなぁぁぁ・・・・・
「あ、ありがとうございます!さ、さっそく大きい金庫をつ、つ、つくりにいきましょう!!」
行かねえよ。
行くなら一人で勝手に・・・・いやごめん行かないで。お前が今玄関から出たら不法侵入がジョバンニにばれるから行かないで。わかってる、お前がこんなところでも夢を失わない少年の目をした男だってのはよくわかってる、だから今はもうちょっとそのアスファルトに咲く花のような感じを失わないで欲しい、お願い、待って、待てって、ちょっ・・・・・!!
・・・行っちまいました。
マッシュのところにまた変な人を送ってしまった・・・・。
もうあれだね、軍師完全にキレてるね。戻ったとき石版から僕の名前削られてるかもしれない。油性マジックで上から×書かれたりしてるんだきっと。
重い心をひきずりつつ、坊ちゃんは先へ進むのでした。
とくにうちは東京の片隅なんで、都心がアレでも結構無事なことが多いです。
でも今日は来たね。台風20号がかなりのとこまで迫ってるね。家から3mのところにゴミ出しに行っただけで輪郭がスーパーサイヤ人になったよ。
よりによって人が横浜行かなければならん日を狙って来るか・・・受けて立つ。
あ、でもこんな日だから電車空いてるかも。座れるかも!
ちょっと行ってきます。
と、冷ややかな顔をした男が言った。
彼の手にあるのは露をおびた紙パック。コップ一杯で成人の一日のカルシウム摂取量の3分の1を補えるという奇跡の液体で満たされたそれは、しかし縁の部分に過ぎた日の日付を載せていた。
男は弟子の前にそのパックを示す。
「破壊の根本は原子を砕くことにある。だが氷の闘技を身につけるためには砕くのではなく、原子の動きを止めろ。この液体は純粋な溶液ではない故、水分とそれ以外の成分で凝固点に差がある・・・仮に冷凍庫に入れて凍らせた場合は水と白い何かに分離する。だが、このように!」
ピキィィィィィン!
「・・・と一瞬にして絶対零度まで叩き落せば、タンパク質に変調をきたすこともなく永遠にその動きが封じられるのだ。わかったか氷河よ」
「・・・はい」
「ならば」
と、その石のように固まったパックを弟子の手に渡しながら、
「もはや液体ですらなくなり、凍りついたまま死を待つのみのこのブツをどこへなりとも葬って来るがよい。手に入れた時はどんなに健康に良かったとしても、今や人の体を蝕む悪の物質。・・・ただ、一時は他でもないお前の成長を助けたものだ。粉砕処分はせず、せめてこの静かなシベリアの大地で朽ちることなく永久に眠らせてやろう。・・・とはいえポイ捨ては許されないので燃えないゴミに出すように」
「・・・・・・はい」
氷河は神妙に頷いた。もう朽ちているのでは、などといらぬことを言わないのがこの少年の長所であった。
しかし、さすがにこれだけは口にせずにいられなかった。
「カミュ」
「・・・なんだ」
「その・・・次からはぜひ賞味期げ・・・・いえ、何でもありません」
「・・・・・・・・・・・・」
氷の聖闘士も敢えて聞き返そうとはしなかった。
ただ黙って目をそらし、広がるシベリアの大地の白さに思いを馳せるのみであった。
***************
癒しの方向は無理でしたが・・・
何卒お大事に。。。。
会社を18時にあがれたとして、家にたどり着くのが20時ちょい前ぐらいになるでしょう。それからご飯食べてまあ20時半として。ここから好きなことをどれだけできるかって話ですよ。
・まずPC立ち上げてネットを徘徊する。
・テンションあげるためにCDかける。
・楽しくなってきて踊る。
・そして何か書く。
これだけやったら24時なんかぶっちぎって3時くらいになってるじゃないですか。
家を出るのが毎朝7時半で、ギリギリの7時10分まで寝ても4時間しか寝られないのは問題あると思う。そりゃMtgで舟も漕ぐと思う。顔?洗ってる。大丈夫。
1日があと5時間くらいあればなあ。。。
さて、幻想水滸伝ですが。
このゲームの基本パーティーは最大6人で、城持ちになって仲間が増えてからはマッシュに申告して旅の連れをとっかえひっかえできます。
コウアンに向かう前に、現在の編成を一応書いておきます。
まず坊ちゃん。それからグレミオ。クレオ。ヴィクトール。ここはおなじみのメンバーです。
それからカミーユ。
借金も未だ返してない状態で何ですが、ドラゴンゾンビを倒すのにレベル上げたキャラなので、引き続き連れまわします。
そして残り一枠はカクの漁師、海の男、ヤム・クーさん。
・・・だって、だって城にいたんだもの・・・かっこいいパツキンの着流しがぐだぐだしてたんだもの・・・思わず念願の「タイ・ホーとチェンジ」をやってしまったって、誰も私を責められまい。
ルックを仲間に入れたいとも思ったのですが、試しに入れてみたところHPがやたら低く、ドSなだけに打たれ弱かったため、しばしお引取り願いました。
そんなわけで、坊ちゃん&グレミオ&クレオ&ヴィクトール&カミーユ&ヤム・クーの6人でレパントのもとへ赴きます。まとまりねえええええ。絶対これ旅の途中で
「えっと・・・・ヤムさんって、普段やっぱり魚食べるんですかね?」
「・・・いや、肉も食うけど」
「あ、そうですか・・・てっきり漁師さんって魚メインなのかなって・・・はは・・・・」
みたいな沈黙よりはマシだと思って話しかけたら黙ってた方がまだ良かったぐらいの雰囲気になってるよ。
願わくばこんな解放軍でも来たいと思ってくれるレパントであって欲しい。
勝手な要求を携えてコウアンへやってきた一行。
この街は新任の軍政官が来たばかりで、その人が毛虫のごとく人々に嫌われており、大変雰囲気の悪いことになっています。
つか来たばっかりでどうしてこんなに嫌われてんのかねその人。おそらくは「おーれは帝国!ガーキ大将!♪」みたいなリサイタルでも開かんばかりの態度でやってきたんだろうが、仮にも社会人なら異動には細心の注意を払えと言いたい。
まあそんな軍政官の屋敷は兵士にガチガチに固められているので、とりあえずスルーします。別に会いたくもないしね。
しかしレパントの屋敷もジョバンニにガチガチに固められています。
ジョバンニはレパントの家の執事です。雰囲気としては官房長官時代の福田さんです。見た感じやる気なさそうなのに退かねぇ。そんなおじさんです。
100戦練磨のドンを相手にするには坊ちゃんはまだまだ未熟でした。美しい国を作ろうとしていると主張したところで到底取り次いではもらえません。
だからマッシュに来いっつったのに。
軍師!レパントとかいうあんたの知り合いは会ってすらくれません!街の名士らしいですけどむしろ名士なだけに会いづらい!執事とかいて邪魔してきます!せめて一筆紹介状でも書いてくれれば良かったと思います!
・・・それともあれかな。「城ぐらい自力で手に入れて来いよ」に続くマッシュの地獄の黙示録第二弾・「レパントぐらい自力で手に入れて来いよ」なのかなこれ。自分が解放軍リーダーに任命した少年相手にどんだけ放置プレイだよ。ドSだ。間違いなくあの人ドSだ。
そんなドSの仕切ってる城にあらゆる角度から見てドMに間違いないと思われるセルゲイさんを置いてきてしまったんだが、彼は果たして無事に・・・・
・・・
いやそんなことよりレパントだった。
ごめん、皆。坊ちゃんは旅と大人の世界に疲れて若干おかしくなってる。もうレパントレパント言い過ぎてそもそもレパントが何だったかもわからなくなってきた。ぶっちゃけパンタロンと混ざってきた。
宿に行って休みたいです。グレミオ、休みたいです。
・・・ところがその宿にキーマンがいたのでした。
名前はクリン。年齢不詳。性別男。髪型マッシュルーム。笑い声は「ウキキキ」。
どっからどう見ても怪しすぎる人間でしたが、レパントと会いたがっているこちらの意図を察し、彼に会わせてくれると言うのです。藁にもすがりたい気分のこちらとしては当然すがってしまいます。
いくら怪しくても藁よりは人間の方がマシだろう。
クリンの話では、レパントが人と会わないようにしているのは、大事な奥さんを守るために帝国に歯向かわないようにしているからなのだそうです。
そうか・・・どうしようもない軍政官も来てるし、変に睨まれたら家族に危険が及ぶんだ。
マッシュとかセルゲイさんとかマリーさんとかオニールさんとか、婚期逸して超フリーダムっぽい人ばっかり仲間にしてたから今まで考えたことなかったけど、普通の人には家族がいるんだ。
そんな人に解放軍なんて論外だ。無理やり巻き込むなんて僕にはできな・・・
「そして彼の大切にしているもう一つの物が、銘刀キリンジ。これを盗めばレパントは必ずあんたらを追ってくる。追ってきたところで話を聞いてもらえばいいのさ」
藁以下だよこの猿。
お前は鬼かああああああ!猿の顔をした鬼かああああああああ!乗り気になってるヴィクトール!!貴様はどこまで犯罪すりゃあ気がすむんだあああああああああ!!!
「・・・今度は泥棒の真似事ですか」
マネじゃねえよ!!泥棒だよ!!
なにさりげなく泥棒してませんみたいな方向にそらそうとしてんだグレミオ!!
現実から目をそらすな!オデッサだって言ってただろうが!
マッシュ!!あんたの知人にこいつらとんでもないことしようとしてるよ!!いいの!!?本当にこんなやり方しかないの!?
・・・・こんなやり方しかなかったので、とうとう坊ちゃんはレパントの屋敷に忍び込むことになりました。
自分の知り合いに上等こかれたことをマッシュが知ったらシバかれるのではないだろうか・・・
別にこれまで一度も坊ちゃんを怒ったこともシバいたこともないのに、なぜか切れキャラとして認識されてしまっている軍師の影におびえつつ、少年は夜の闇へと繰り出すのでした。